おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

自己主張の激しい学校現場!

2009-12-08 21:54:28 | つぶやき
 知人の息子さん。某高校の教師をしている。担任の仕事もたくさんあって、忙しい日々を送っている、とのこと。
 そんな方から聞いた、自己主張の激しい保護者と生徒との格闘談。

①(担任)「ちょっと社会が苦手のようですね」
 (母親)「1年の担任からは一年の時は英・数・国をしっかりやりなさいって言われた。今さら社会が弱いと言われても」
 (生徒)「・・・・」

②(担任)「国語をもう少し頑張った方が」
 (生徒)「先生から教科書が苦手で点が取れない人は、せめて漢字と文学史で頑張れと言われた。そのとおりやっても点が取れず、他の生徒はけっこう点が取れていた。」
 (母親)「この子は中学の時は1番か2番で、○○ちゃんは出来て当たり前と言われ続けて、本人も頑張っていた。高校に入ったら順位が下がってやる気がなくなったようだ。」
 (生徒)「夏目漱石なんてどうでもいい。わけが分からない」

③(担任)「もっと頑張らないとね」
 (父親)「そうだろ、お前がいけない。先生、英語なら家で教えられるんで、他を頼みます。今後はこうやって・・・、ああやって・・・」
(と担任そっちのけで、子どもに説教をし始めた)

④(担任)「何かおっしゃりたいことはありますか」
 (母親)「滑舌の悪い先生がいて、本人がついて行けない、どうにかしてくれませんか」
 (本人)「・・・・」
 後日、話題に上げられた先生にそれとなく聞くと、「授業中は、本人はいつも上の空で、黒板にも話にも、眼や耳を傾けるようすが全くないですね」

⑤(母親)「クラスの平均点が他のクラスよりも低いのは、不利だ。どうにかならないか」
 (生徒)「みんながそう言っている」
 (担任)「みんなって誰?」
 (生徒)「・・・・」

⑥(父親)「うちの子は早稲田か慶應に入れたい。国公立なんかどうでもいい。私立でも、この二つ以外はだめだ」
 (生徒)「・・・・」
 (担任)「今の成績ではかなり頑張らないと厳しいですね」
 (父親)「子どもにもやらせますので、学校でもやって下さい」

⑦(生徒)「姉が福岡の方の高校にいるんですが、大学の推薦入試を受けるんで、志望理由書の下書きを直してくれませんか、母に頼まれたので」 

 そのうち、「うちの子は東大に入れる学力があったのに、学校の指導のおかげでダメになった、どうしてくれる」「どこのクラスでも同じ先生の授業にし、その授業をビデオで見せれば、差がつかない」「学校の授業よりも、うちは予備校中心にしていますので」「先生がどこの大学か教えてくれ。難関大学出身の先生じゃなければダメだ」
 教師の間で、訴訟保険に加入する人が増えているそうだ。  
コメント
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