ここへ来て読書のペースがかなり落ち気味。風邪をひいたり、あれやこれや心身ともにゆとりがなくては、落ち着いて読書もできません。
それでも女性の作家の作品を読む機会が。小池昌代さん。詩人でもありエッセイもと活躍されている方。東京・下町の生まれ。この方の出た高校。石田衣良さんとはほとんど同じ頃の卒業生では?
他にも領家高子さんもいる。芥川以来の文学的な伝統があるのですかね。
この作品。母親を失って以来、拠り所を見失いがちだった女性が女性としての自立をはかる。芝居に出ることをきっかけに見えてきた女性としての母の生き様、父性へのあこがれ。
沖縄体験をきっかけに、これまでの男性経験を樹木との奇妙な性的な関わりの中で、赤裸々に語っていく。その中で、男性との関わりを生き方の転換点にしていく女性の姿。亡き母がやっていた芝居との関係、母を知っている男性達・・・。
そうした過去への執着が、かえって現実生活の希薄さを浮き彫りにしていく。そして、旅立ち転生へと人生を紡いでいく。
あるようで無さそうな奇妙な読後感を与える。芝居の中身など実は実感の伴う話(プロット)はこの小説のどこにもない。
それでも女性の作家の作品を読む機会が。小池昌代さん。詩人でもありエッセイもと活躍されている方。東京・下町の生まれ。この方の出た高校。石田衣良さんとはほとんど同じ頃の卒業生では?
他にも領家高子さんもいる。芥川以来の文学的な伝統があるのですかね。
この作品。母親を失って以来、拠り所を見失いがちだった女性が女性としての自立をはかる。芝居に出ることをきっかけに見えてきた女性としての母の生き様、父性へのあこがれ。
沖縄体験をきっかけに、これまでの男性経験を樹木との奇妙な性的な関わりの中で、赤裸々に語っていく。その中で、男性との関わりを生き方の転換点にしていく女性の姿。亡き母がやっていた芝居との関係、母を知っている男性達・・・。
そうした過去への執着が、かえって現実生活の希薄さを浮き彫りにしていく。そして、旅立ち転生へと人生を紡いでいく。
あるようで無さそうな奇妙な読後感を与える。芝居の中身など実は実感の伴う話(プロット)はこの小説のどこにもない。