おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

読書50「中流社会を捨てた国」(ポリー・トインビー他)東洋経済新報社

2009-11-12 19:44:24 | つぶやき
 民主党の「政権交代。」というスローガン・キャンペーン選挙が功を奏して、鳩山内閣が成立しました。そこには、小泉政権以来の「格差」拡大と、自民党・公明党による政権たらい回しに対する国民の閉塞感打破、怒りとがあったことは、事実でしょう。国民誰もが、ここまで大転換をするとは思っていなかったでしょうが。
 特に、「郵政民営化」をそのシンボルにした官から民への転換、新自由主義経済(政治)体制によって、国民生活のゆがみが我慢できないほどに広がっていった、こうしたあり方に、国民がNO!という答えを投票によって実現したこと。
 ある意味で、ここ二回の衆議院選は、国民一人一人の投票行為によって、その意思を政治に反映させることができるという、まさに画期的な選挙でした。
 しかし、小泉選挙。郵政民営化以外には国民が賛意を示したわけでもないのに、その後、圧倒的多数を背景にして、勝手気ままな政治を行ってきた、そのやり方には、多くの国民は納得がいかなかったはずです。
 今度の鳩山政権も、民意を的確につかみ政治を行っていくことが大事であって、マニフェスト至上主義では、いつかは国民からNO!をつきつけられるでしょう。
まさに「君子は豹変」してもらいたいと思います。今のところ、マスコミも、一部のマスコミを除いては、あれこれ注文は多いようですが、何とか見守っていこうという姿勢があるようです。もちろん、これに甘えてはいけませんが。
 いずれにしてもこれからが正念場。当面する新年度予算を含め、焦眉の課題である雇用問題、年金問題、米軍基地問題など、次々とふりかかる(その大半は、自公政権の後始末ばかりですが)難問・課題を着実に解決し、国民に希望と勇気を与えることです。
 特に、税金の問題は、増税を中心に議論が必要でしょう。何のための増税か、消費税や環境税を含めて、国民が税金を納めることで経済や教育が明るい方向に踏み出していける。そのための無駄を徹底的に排除し、既得権をとことん検証し、ただしていく・・・。
 こうした取り組みの中で、国民の「格差是正」要求、未来(老後)への不安を安心に変えていく、そういう政策が求められています。
 そういう意味で、サッチャーによって進められた徹底した新自由主義、市場原理主義に基づく政治・経済体制への批判・是正から誕生した労働党政権の取り組みと現状、今後など多面的にとりあげたものが、今回の本。
 特に初等教育への金の使い方、富裕層への大幅課税、などの指針が重要な示唆を与えてくれています。日本でも小泉改革以来、多数の国民が給与所得の減少の中で唯一大幅に所得配分を増やてきた企業経営者のあり方(募金や慈善事業でお茶を濁している)などリアルに描いています。
 かつて、日本でも、多くの国民が自分たちの生活意識を「中流」と捉えていました。ところが、バブル崩壊以後、20年以上にわたって低所得者、非正規労働者が増え続け、今や、ごく一部の国民しかそのように考えることができなくなった現状です。
 何とかならないか、という国民の声に耳を傾ける政治を、こうした書から教訓化していくことが大事だと思います。
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読書49「BA―BAHその他」(橋本治)筑摩書房

2009-11-11 06:38:54 | つぶやき
 橋本治のちょっと前の小説集。風俗あり、ホラーありでごった煮が彼らしい。一貫しているのは、人生の悲哀。今の作者自身のたそがれた雰囲気がよく似合っている。どれも、足早に人生の一コマ一コマを大胆に切っていきながら描く手法。一人語り文体が、軽妙。作者が随所に登場して、コメントを加えるやり方は、パターン化しすぎだが。
 「ばばあ」をあえてローマ字書きにして「茶化して」?いるのは、ご愛敬。ばばあの怨念みたいな「物」をステレオタイプ化したものか。
 以前、現役時代に、よく「老婆は一日してならず」とか「すべての道は老婆に通ず」とか「触らぬばばあにたたりなし」とか言って、周りから顰蹙を買ったことがあった。そこに何となく一脈通じるところがあって、面白かった。
 今時、こういうことを露骨に言ったら、セクハラで懲戒処分になってしまうご時世だが。
 「ガンダム」にはまった「組長」の話は、続編まで書いている!
 家に火をつける話とか、捨て犬の話とかまさに「ありふれた(娘)」話に仕立てながら、ちょっとスパイス(毒)をきかせている。
 作者の橋本さん。還暦を迎え、残りの人生をどうイメージしていくのか、ここでちょっと背中を振り向いてみたくなったのではないか。かつての駒場祭のポスターは、小生も大学生としてそのユニークさに驚いたものでした。
 その描かれた背中のイチョウ、けっして自らの眼では見ることが出来ない、そのイチョウを40年経った今、想い出しつつあるのではないか。
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148 葛飾区立中央図書館

2009-11-10 20:28:31 | つぶやき
 この間、最近完成したばかりの葛飾区中央図書館に行ってきました。JR金町駅の南側、京成電車の線路沿いの道と水戸街道にはさまれた一画。それまでは、駅前の商店街の裏手に当たっていて、せいぜい二、三階建ての家屋が並んでいた土地が区画整理で大変貌。
 大きな高層マンションを中心に、大きなテナントが入るビル。その3階に「図書館」が出来ました。今までは、水戸街道沿いの、ちょっと街並みからはずれた「葛飾図書館」が葛飾区の中では大きくて、中心的な存在の図書館でした。
 それが再開発を機に、駅前の一等地に図書館を創設するなどという、あえて「大胆」な施策を実行したわけです。駅から数分。とても賑やかな商店街の中の図書館。他の商業施設を誘致した方がどれほど儲かるか、下々の考えはそんなものですが・・・。
 この金町地域。JR金町駅の西北、かつての三菱製紙の跡地には、東京理科大学が来ることになっています。また、その向かい側には高層マンションが建設されなど、金町駅周辺再開発の巨大なプロジェクトが進んでいます。この図書館建設も、その一貫としてのものでしょう。「文教地域」「住宅地域」として完成度の高い街づくりを行っているようです。
 実際、初めて行ってみてびっくりしました。今までの図書館のイメージが一新。高い書棚がずらっと並んで、手に取ってみるのも容易ではなく、閲覧室も離れた場所に、コピーをするにも一苦労だった、そんな苦労など全くない。
 書棚も低く、すぐ手に取れ、閲覧用の椅子も随所に置かれ、・・・。何しろ蔵書の数が半端でない!大型の歴史資料集や専門書も、自由に閲覧できます。まるで大型の本屋さんのような雰囲気。
 貸し出しも自動貸出機なども完備され、借りるのも簡単、また検索機も多くて、目当ての書籍・資料を探すのも簡単。けっこう人もたくさんいましたが、思い思いに本を読んだり、探したりしていました。子ども連れや障害者への配慮もなされているようです。ちょっとしたテラスで本が読めるというのも面白い!
 駐輪場が地下であったり(商業施設との共用のため、3時間以内は無料ですが、
つい周りに駐めてしまう人も多いようです。「駐輪禁止」の張り紙がどこまで効果があるやら)車で来たときはどうするのか(たくさん本を借りたりする場合もあるので)ちょっと心配な点もありましたが。
 写真は、テラス付近から西側を撮ったもの。3階からですが、見ての通り、ほとんど高い建物はありません。
 こうした下町の低層の家々の並ぶ土地柄、これからは、こうした地域性に配慮した運営(企画物など)にも気を遣いながら、地に足のついた、新たな文化を発信する意気込みが求められているようです。 
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147 11月3日のスカイツリー(補)

2009-11-09 21:08:01 | つぶやき
 
 これは、吾妻橋のたもとにある墨田区役所から。テラスの緑も輝いています。西南側には、アサヒビールの本社屋があります。金色の輝く建物です。隅田川をはさんで、吾妻橋の向かいが浅草。

 水戸街道から見たスカイツリー。およそ500㍍離れたところ。この辺りの道沿いには、かつての商家が一部残っています。屋根が通りに並行しています。裏手が隅田公園。
 ツリーが完成すると、この辺りから、墨田区役所を過ぎ、金色の「ウ○コ」ビルを横目に見ながら、橋を渡って浅草へ、というような観光コースになりそうです。
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現場と理念の違いは明白

2009-11-08 10:06:55 | つぶやき
希望降格が最多の179人 教頭ら、文科省の08年度調査(共同通信) - goo ニュース
 知人の息子さん。4年制大学を出て晴れて中学校の教員になりました。新任の学校は、品川区。二年目から担任として頑張っていたそうです。ところが、保護者の一人が何かと学校に苦情を申し出てくる。自分の子ども扱いについて特に配慮をして欲しい、との申し出がきっかけで、その子についてクラスでも授業でも出来る限り対応していました。
 ところが、しばらくすると、ますます要求がエスカレートして、差別的だとかもっと配慮して欲しい、とか言ってきたそうです。管理職とも相談しながらやってきたが、そのうち、直接教育委員会にあの担任は・・・というクレームをするようになった。
 区教委からは、そのたびに校長を通して指導助言が行われた、その教員に対して。なにしろ、保護者は即区民の声だから、何よりも優先するらしい。
 それでも、何とか卒業させたら4年目が終わり。新採は、4年で転勤しなければならない制度。そこで次の勤務地は島にした。(高校などの場合は、必ず島か定時制に行かなければならないらしいが)
 でも行ってはみたものの、都会とは違った島の風習や人間関係で悩んでしまったのだろう、心身の調子を崩して、休職になってしまった。現在は自宅療養、通院治療をしながら復帰に備えているとのこと。
 若さあふれる青年が、大きな希望と使命感を持って教員になったものの、こういう不本意なかたちになってしまう。
 もっと管理職や職場で支えていくことはできなかったのでしょうか。
 また、10年次研修制度は問題点も多く(自公政権では、不適格者排除のための制度として設置。それなら定着しつつある現行の職務評価制度で十分だと思うが。今の国会で、野党の自民党議員がいきりたって質問、「研修」の目的はあくまでも不適格者排除なのだと。今年夏休みに受講した方の話では、ありきたりの研修でほとんど役に立たないとのこと。かなり学校現場の感覚とずれている!)、廃止の方向で民主党は考えているようですが、その代わりという訳じゃないでしょうが、教員は6年間の養成期間で、また実習は1年間で教員の質を高める、という施策を考えているようです。これこそ、ナンセンスの一言でしょう。
 なんでこんな魅力のない仕事に、6年もの学費を費やし、1年も実習しなければならないのでしょう。それほどの金と暇をかけて、元が取れる仕事でしょうか。ますますやり手がいなくなるのは目に見えています。結果、学校現場はますます退廃していく・・・。
 今働いていながら、辞めるか続けるかの瀬戸際に立っている現場教師を救えずして、どんなきれい事も許されない、危機的状況に学校は置かされています。ひいては、学校に通う児童・生徒も・・・。
 政治は、このことの解決を真剣に考えるところから、出発するべきではないでしょうか。
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146 11月3日のスカイツリー

2009-11-07 19:59:39 | つぶやき
 こんなにきれいな空になったのは久しぶりでした。まさに雲一つない快晴。冬にはたまにはこういう空もありますが、そのころはからからの乾燥した天気で、北風も冷たい。そんなわけで、ホントウにすばらしい天気でした。
 スカイツリーもまもなく200㍍の高さに。北十間川の川面に浮かぶ屋形船。その向こうにくっきりと見えます。
 下町情緒と現代建築の粋とのこれからの兼ね合いが下町再生につながるといいですね。
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145 旧隅田公園駅

2009-11-06 21:59:40 | 鉄道遺跡
 11月3日。東京地方は、前日の寒い雨空からうって変わって雲一つない快晴。この日は、以前から晴れの特異日として有名ですが、こんなに晴れるとは。明治天皇の威光が今も残っているのか、なんて古い人なら思うでしょうか。
 余談ですが、成人の日とか体育の日なんかは、連休にするために毎年変更しますが、新嘗祭・紀元節などと並んで、変更が許されない日の一つがこの日。
 ちょっと肌寒さは残っていましたが、散歩がてらの写真撮影。といっても、携帯写真ですが。隅田公園から業平橋辺り。スカイ・ツリー見物を兼ねてちょっと散策しました。
 この写真は、東武伊勢崎線にあった「旧隅田公園駅」の駅舎。前に、北十間川をはさんで撮った写真を掲載しましたが、これはよく旧駅舎のようすが分かる写真です。窓の格好やら壁面の模様など。
 この周りをぐるぐる回ってみましたが、もうこの窓くらいにしか、駅の痕跡はなさそうです。右上の高架にホームがありました。今でも少し高架橋からふくらんでいる部分が残っています。前日の雨に洗われた、隅田公園の緑の木々がまぶしく光っていました。
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読書48「巡礼」(橋本 治)新潮社

2009-11-05 19:48:14 | 読書無限
 よくTVで取り上げられる「ゴミ屋敷」騒動。もう家の中から庭先までゴミの山々、異臭を放ち、近所の苦情が殺到しても当人はどこ吹く風。
 こうした街中の騒動話が、そのうち、TV視聴率かせぎの商品になっていく。実況中継や近所の奥様方のインタビューが中心。そして、役所はどうして放っておくのか、何とかすべきだ、というところに落ち着いて、すてきな商品のCMにつながって・・・。
 我が愛する橋本さん。これを逆手にとって見事な一大・人生話に仕立て上げた。「ゴミの中には、捨てられないものがある。捨てられない人生が埋まっている」
 「ゴミ」屋敷の、年老いた主人公。日本の戦中から戦後、高度成長時代の中、時代に翻弄され転換していかざるを得ない人生、家庭生活・・・。それらを時代時代の風俗を織り交ぜて、足早に追っていく。まさに疾風怒濤の如き、市井の人の人生を描いている。
 そして、すっかり片付けられた屋敷で、かなり年の差がある弟とのしみじみとした会話。兄と同様に、弟も人生の悲哀をしっかり味わってきた。これからの「生きる意味」を探しに、仏様への祈りのため、二人で四国札所巡り・巡礼の旅に出た、その旅先で、主人公は静かに息を引き取る。
 「ただ意味もなく歩き回っていた」人生に、うっすらと笑いを浮かべながら別れを告げていった、と弟は実感する。
 通俗的でありふれた人生ばなしに、すてきな色香を添えた橋本語りであった。
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被害者は実名でプライバシーなし、被疑者はイニシャル

2009-11-04 23:27:11 | つぶやき
 千葉大女子学生。生前、風俗でバイトしていたことなど興味本位で暴かれています。結婚詐欺女性に関わって死んだ男性諸氏。この人達もさまざま暴露記事が。
 反面、「女」とか「中年男性」とか警察当局が隠しているのか、マスコミが自己規制しているのかはあいまいなまま、周辺記事(実名・匿名ごちゃまぜで)だけが週刊誌などを賑わしています。
 TVでも、詐欺「女」はぼかし入りの映像。女性アナウンサーが「女」「女」と連呼しているも何か耳になじまない言い方。また女性を殺した容疑で逮捕された「演歌歌手」も名前はおろか、顔はぼかし写真。関係者は顔入りでインタビューにこたえています。
 「女性」と言わないで「女」と言ったり「男」という言い方が、「被疑者扱い」なのでしょうか。「殺された」被害者が顔も生活も全面解禁となっていて、その家族も含めて、死んでもなお一番の被害者とも言えるような状況って、おかしな感じがします。
 話は別ですが、日本たばこ協会が未成年者の喫煙防止策の一環として導入した成人識別ICカード「タスポ」を巡り、同協会が警察や検察など捜査機関にたばこの購入場所や日時、氏名、住所、生年月日などの情報を提供していたことが今夏、発覚しました。これもまったくナンセンスな話ではないでしょうか。
 個人情報とはそもそも何なのか。個人情報保護法では「特定の個人を識別することができるもの」とし、「他の情報と容易に照合することができ、識別できるものを含む」と定義しています。
 IT(情報技術)の急速な発達は、個人情報を巡る環境を激変させ、高速道路料金のETCやIC乗車カードの普及、監視カメラの映像情報など、いたる所で個人情報が蓄積される社会になっています。
 自分の気がつかないうちに自分の情報がどこか、特に警察や検察など国家機関・行政機関に流されていく事態の危険性が指摘されても、ますます「タスポ」のような事態が起こっています。一方で、権力が情報を秘匿する・・・。
 「毎日新聞」によれば、個人情報保護法は、住民基本台帳ネットワークシステムの導入とセットで制定された経緯があり、行政の情報化に伴う権力チェックが念頭にあった、とのこと。
 ところが、その機関によって、「個人情報保護」を名目にした匿名発表・回答拒否が行われています。そのためでしょうか、事件が起こって「被害者」の実名が出たとたん、マスコミは身辺を取材し、興味本位で暴き立てていく・・・。
 それでいて、被疑者は警察によって個人情報は厚く「保護」されていく・・・。何かおかしな感じがします。被害者のプライバシーは、何よりも保護されなければならないと思うのですが。最近は、被疑者の人権とプライバシーが守られ、そうではない市民の方があからさまにされているような気がしますが・・・。
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「ゆ」党なら「み」党が名乗りを

2009-11-03 19:50:05 | つぶやき
「ゅ党」公明 与党ではない、野党でもない 民主冷淡、自民不信…存在薄れる(産経新聞) - goo ニュース
 たしかにその通りです。
 「みんなの党」。選挙の時に比べて国会論戦でも登場してこないし、焦っていると思います。ここで、小さくても自民党を飛び出した心意気を示さなくてはこの後が・・・。まさに「ゆ」党になっていこうとの意欲満々。
 それに比べて、かつては与党の一画を占めていた公明党。太田さんも参院選には再登場するのは、自民党への色目をまだ忘れていない、というかそこしか頼りにするところがない!
 自民党に秋波を送るしか、今は、存在価値がなさそう。その自民党に袖にされたらそれこそ行くところなし。一時は、俺たちが自民党議員を支えている、といばっていた学会員たち。
 民・公連立を唱える政治学者もいますが、その手に乗ったら民主党もお終いでしょう。小沢さんだって新進党での苦い経験が骨身にしみているはず。
 何しろ、ますます政治団体化している宗教団体・創価学会。
 組織の高齢化も進んでいるようで、活動層が減っている感じ(近所の学会員を見ている限り)。自分は何とか投票所に足を運ぶが、Fまでは連れていけそうもない。特に婦人部は深刻かも(共産党もビラまきなどしている方は、高齢者が多いが)。 
 「若者・NO1」などととぼけた宣伝ポスター。今でも壁に貼られているが、そろそろ吹き始めた北風にはがされそうで、ご愁傷様といった風情。
 さて、どこへ行く公明党・創価学会。おごり高ぶっていたものへの忠告に「いづくにゆくとして貧賤をえざらんや(どこに行ってもきっと貧賤になってしまう)」との言葉もある。
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ホントその通り

2009-11-02 20:55:30 | つぶやき
「霞が関」は大ばか=菅担当相(時事通信) - goo ニュース
 少しばかり官僚組織(といっても都庁なので、霞ヶ関の超エリートとは、かなり格落ちだが)に接したことがある小生。「大ばか」は、実感です(けっしてひがみではなく)。
 自分のお金を使って、自分の仕事をしてない連中ばかり。プラスもマイナスもまるで眼中にない! どうせ税金、使えるだけ使う、くらいにしか頭が働かない。
 新しい企画を作っては、上意下達で、次々と現場に下ろしてくる。まさに成果主義に踊らされた、可哀想な連中。その新施策、審議会なども都合のいい答申しか出させない。事務方がすべて取り仕切っている。
 どうも新宿辺りの飲み屋なんかで「課長、こういう新事業・施策はどうでしょうかね」「部長、これは我が部局の存在感を示すいいチャンスですよ」とか飲んだ勢いでくだまいて、「お、それじゃやってみな!どうせ予算は余ってるし、全部使わないとソンだから」とか上司が返事する・・・。
 自分の身銭を切る訳じゃない、全く痛みもなし。そして3年くらいすると交代。進めた事業の検証もないままに、今度は違う立場に立って施策担当に。金と人を使い、振り回したあげく・・・。
 そのたびに、右向け右、左向け左、と命令される、都民と接する出先機関、最先端。後をついだ人間は、知らぬ存ぜぬで逃げ切る。前任者への批判も自己批判もぜったいにしない。
 例えば、都立高校の廃校・再編成計画。新しい型の高校を作ってはうまくいかず、挙げ句の果てに廃校にまでなってしまう高校も出ている。それでいて、誰も政策の誤りを認めない!というと、こっちの素性がばれてしまう。
 特に霞ヶ関は、最初からエリートコースに乗った連中の質の悪さは、文科省でも経験済み。頭は偏差値的にはよいだろうが、可もなく不可もなく、ただ健康であれば、地位が上がっていく世界。
 ずいぶん昔、東大近くにある警察署長。30代前半の東大出の超エリートが、署長になったのには驚いたが・・・。
 天下り先ばかり考えていて、仕事を大過なくしていればいいというような連中は、金亡者のバカとしかいいようがない。東大出の連中もけっこう知っているが、ピンからキリまでたしかにいる。なるほど、たいした方だと頭が下がる人の方が多いが、えてして官僚は・・・。
 菅さん、ホントよくぞ言ってくれた。快哉。でも、さっそく産経(もしかしたら讀賣も)は、菅さん非難。官僚の反発があって大問題になる、などと書くに違いない。反発するような「バカ」官僚は、さっさと首を切ればいいのだ。
 
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こういうことを書くと

2009-11-01 20:48:27 | つぶやき
天皇陛下ご即位20年記念 臨時「国民の祝日」は“お流れ” (産経新聞) - goo ニュース
 またぞろ妖怪が登場してきそうですが。何で即位20年ごときで、臨時の祝日を作らなければならないのでしょうか。
 10年の時はどうしましたか、そしてこれから来る?30年目は・・・。あくまでも「とことん民主党政権憎し」の産経ならではの記事です。
 民主党政権がつぶれる(つぶす)まで、こんな類の記事・キャンペーンをするつもりなんでしょう。ついでに、諸悪の根源、かの日教組「憎し」の感情も、ちゃんと盛り込まれています!
 前例にあげたものだって(私はおかしいと思いましたが)、それなりの意義・根拠(結婚式、即位の礼)があったはず。何で20年でというのが、国民の普通の意識ではないでしょうか。
 昭和天皇の時はどうしましたか?とも。それとも、焦っているのですか? 何だか知りませんが。
 それにしても、産経新聞。これだけ党派的立場をはっきりさせている新聞社も、珍しい。政党機関誌以外では、某巨大宗教団体の新聞の他には見あたりません。
 八ッ場ダムの検証記事しかり(今朝のは、少し抑え気味で、無駄遣い批判でしたが)、鳩山さんの「鯨の肉は嫌い」発言など、大きなことから細かなことまで、民主党(員)のやることなすこと、ことごとくいちゃもんをつけることに躍起になっています。
 「論壇」のようなコーナーで評論家・学者(どうも?のつきそうな方々が目立ちますが)が保守的立場を鮮明にして、「ご」意見を開陳するだけでは間尺に合わなくなったのでしょう、政治面から社会面、国際面までたくさんの紙面を使っています。
 いわく、他の新聞がだらしないからだ、自分たちだけが「国益・公」の立場から厳しく失政を責めているのだ、と。実に、けなげな使命感に燃えています。
 こうして、ゆくゆくは来夏の参院選、さらに何年か後の衆院選で、民主党に鉄槌を下し、政権の座から引きずりおろす、こうした深謀遠慮からの、一大キャンペーン。野党・自民党、かつての権力の「ポチ」(ハチ公でも可)としての忠実な役割を果たしています。
 産経新聞という大新聞を愛読している、教養豊かにして、バランス感覚も充分おありに思える、実に立派な読者諸公も、さぞかし、やんややんやの大歓声を送っていることでありましょう、ますます新政権へのやっかみと不満を増幅させながら。
 
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