パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」コンサートで感じたことなど

2009年05月04日 20時03分53秒 | 音楽
「さまざまのことおもひ出す桜かな」
と詠んだのは芭蕉
それにならって、さまざまのこと思いついたのは
「熱狂の日」のコンサートでのこと

自分のとってもゴールデンウィークの恒例のイベントとなったのが
「熱狂の日」音楽祭
今年のテーマ作曲家はバッハ
ただ今年はチケットの入手が「熱狂の日」友の会に所属しているものの
困難をきわめて、結局手にしたのは大きな会場での4公演
そのコンサートでの印象を

3日 
ホールA 115
2台のピアノのための協奏曲第1番ハ短調 BWV1060

まず自分にとって最初の曲
「あれ、これ聞いたことがある、確かヴァイオリンとオーボエの曲だったのでは、、、
 やっぱり原曲の組み合わせの方がいいかな
 ピアノ2台はなんだか音がこもるみたい、、、」

3台のピアノのための協奏曲第1番ニ短調 BWV1063
「メンバーが代わった、あれは小菅優 あとは知らない人だ
 若々しい一気呵成の演奏」

3台のピアノのための協奏曲第2番ハ長調 BWV1064
「またメンバーが代わった
 さっきの曲の方が曲自体のできはいいかな?
 しかし1つのテーマで終始するのは、こうして並べて聞くと
 少しパターン化して飽きるかな?
 ソナタ形式で第2主題が生まれたのもわかる気がするぞ、、、」

4台のピアノのための協奏曲イ短調 BWV1065(原曲 ヴィヴァルディ)
「バッハの真面目な音楽、中身がしっかり詰まっているのを
 聞いたあとでは、ヴィヴァルディの直感的な感覚を喜ばせる音楽も
 結構いけるもんだ、、、」

ホールA 116
本来はメサイアが演奏される予定だった
しかしこの不景気下 予算が折り合わず別のプログラムに
払い戻しも受け入れるとのことだったが面倒なのでそのまま、、、

ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
「あらら、さっきよりはずっと演奏に細かなニュアンスを
 オーケストラに要求しているみたい
 バロックというよりは、少し後のような、、、
  この2楽章は確かにロマン派を先取りするような感じがしないでもない、、」

2台のピアノのための協奏曲第1番ハ短調 BWV1060
「さっき聞いたのと同じ曲、同じメンバー
 ただし聞いている場所が違う、さっきは2階、今回は1階
 今度の方が音がこもっていない
 場所によって印象が変わるのは困ったものだ」

ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
「協奏曲で楽器間で掛け合っているけれど、バッハは
 しっかり書き込み過ぎて、ちょっとしんどい気がしないでも、、
 やっぱり自分はモーツァルトの楽器間の対話が好きだな、、、」

バッバの作品をもとに即興演奏
小曽根真(ピアノ)中川英二郎(トロンボーン)
「これは、儲けもんだ!よかった!
 ピアノの奏でる和音もバロックでは聴けないもの
 それにリズムも横に流れて、それが現代の気分にマッチしているし
 生の演奏のいいところが一気に出た感じ
 それにしてもピアノの音、弾く人によって随分違うものだ
 トロンボーンも柔らかい音で 青い影(エア)のところは
 シンプルだけどよかった!
 ほんと儲けもんだった」

3日最後となったのが
独唱カンタータの2曲
最初のはバッハのおじさんの曲
次がセバスチャンの曲
「随分丁寧なチューニングするところだなあ
 でもとても繊細な感じがする
 やっぱり最初に思った通り繊細な音楽性豊かな団体のようだ
(リチュルカール・コンソート)

と、まあこんな感じで脈絡のない思いが頭をよぎった

素人の単に音楽好きだけの独りよがりの印象
どれだけ一般的かはわからないが
記憶が飛んでしまわないうちに残しておくことにする

4日の分は明日に


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする