パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

存在感あった本田

2009年05月27日 22時04分47秒 | サッカー
自信が人を大きく見せるのだろうか
今日のキリンカップ第1戦(日本4ー0チリ)
本田圭祐は得点したからではなくても
どこかしら迫力があった
(後半は少し消えていたけれど)

運動量はそれほど多くない
懸命にディフェンスするタイプでもない
しかし、どっしりと構え、来たボールはしっかりとキープしたり
ドリブルしたり、簡単にはたいたりする姿は堂々としていて
見ているものに何かしら期待感を持たせるには充分だった

前半の終了間近の左サイドでのシュート
入らなかったけれど思わず声を上げてしまった
そのシーンだけで彼の非凡なセンスが伺い見られた

今日の先発メンバーを見た時から
中村俊輔のいないチームだから
ゲームのスピード感はある程度予想できた
後はその確実性と言うか、いかに慌てずにできるかが
問題かな?等と思っていた
それと上手くいかなくなったときに打開策が見つけられるかが
見所と思っていたが
久々の先発組のテンションの高まりは
余計な心配を打ち砕いた
(後半は得点の所為もあって少し緩んだようだが)

ただチームとしては背後をちょっとばかりとられていたのが気になる

それにしても本田
グランパスの頃から注目していたけれど
正直なところその成長ぶりには目を見張った

ビッグマウスと言われていたが
オランダの地で、よい意味でエゴイスト、スペシャリストになって
たくましくなったいた

2部リーグとは言え16得点は伊達ではなく
今日のシュートを見てもそれが偶然の産物ではなく
当たり前だが、ゴールにねじ込む気概と技術は
明らかに以前とは比べ物にならないくらい高くなっていた

岡崎も調子のいい頃の高原くらいに期待感がある
マイペースな遠藤
センスある玉田
ひたむきな長谷部
牛若丸みたいな中村
怪我は絶対してほしくない中沢
外にも駒野、阿部(ナイスヘッド!)、今野
今日は総じて誰がよくないということはなかった
ただ駒野のサイド、フィジカルの面でやられたシーンが目についたが
ウズベキスタンはそれほどでないことを願う

さて岡田監督 中村俊輔が帰ってきたらどのように使うのだろう
ジーコのように彼は指定席なのだろうか?

自分としては確かに決定的な仕事をするけれど
テンポが遅くなる中村俊輔のチームより
今回のような全体的なスピードのあるチームの方が好ましいと思うが
(行き詰まった時の打開策として交代選手として中村俊輔の起用)
それではリスクが大きすぎかな

だが今後、進むべき方向は
明らかに中村俊輔のいないチーム作りに向かっていくだろう
こんなときマスコミには
安易にスター作りなどしてもらいたくないものだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする