パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

予想されること自体が情けなく、悲しい

2009年05月19日 20時44分01秒 | Weblog
各地で定額給付金の使い道として、プレミアム商品券を発行している
この地区でも例に漏れず
10000円で11000円分の商品券が先着~~まで買えることになっている
ところがこのプレミアム商品券、悲しい位に問題が多い

商品券のシステム自体は問題ないのだが
まずは商品券偽造の心配

わざわざこの程度の金額の偽造を行って、しかもリスクを背負って
はたして実行する人がいるのか?
と思いつつもその可能性は否定しきれず
結局偽造防止の印刷方法を用いているために
費用が通常の1.3倍くらいかかっているらしい
(儲かったのは偽造防止の技術を持った印刷会社だけ?)

そして購入制限の問題
一応一世帯あたりの上限が決まっているのだが
果たして守られるか?

購入場所が数カ所に分かれているので
その気になれば何セットでも手に入れられる
なんにもしないでも1割得なのだから利用しなきゃ損!
と考える人がいそうなことは予想がつく

だが、そういう人がいて
一気に制限数以上の商品券を使う機会に
実際に店の人が出くわしたら
はたして店の人は「ルール違反です」と断ることができるか

どうも残念ながら、そんなに簡単には
断らないような気がしてならない

こんな風に想像する自分も情けないが
人を疑った前提で物事を進めていく現実も情けない

確かに、前述のことは(偽造も買い占めも)
誰でも思いつくことかもしれない
しかし、人は思いついただけで
実際にはしないのが大半なのではないのだろうか?

逆にどんなに防止しようとしたって
「する奴はする」
だがこの確率が昔よりも増えているんじゃないか
と思ってしまうところが、怒りではなく悲しい

なんでこんな風になってしまったのだろう?

思いついたけれど、自分の欲を押さえてしない!
こんなことが当たり前だったはず(と思いたい)だったのに



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする