パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

都会のバッハ、現代のバッハ

2009年05月06日 21時27分06秒 | Weblog
なじみの風景が見えるようにになると、
「帰ってきた」と、どこかホッとする列車の旅
先日の東京からの帰りも、やはりそうだった

そして草や土の見える田舎道を車窓から眺めて
やっぱり自分は田舎がいい!
さっきまでは(東京にいた時は)
なぜだかテンションがあがっていた!

必要以上に多くの人間、馬鹿でかい建築物
効率的にシステム化された生活
それらが知らず知らずのうちに自分の気持ちを
追い詰めているような気さえした

そんな中、不意に
先日のバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏のことが思い浮かんだ

先日のバッハは結局、現代の都会のバッハで
ヒューマンサイズの都市、生活テンポで生きた
バロック時代のバッハとは大きく異なるのだろう

それが本来のバッハとは少しかけ離れたモノにしているような
気がしてならない
勿論、時代時代のバッハの演奏はあるのだろうが
少なくとも現在のバッハ演奏は
今の気持ちにフィットするかもしれないが
それだけに、あまり幸せでない現代人の気分を
表しているような気もするのだが
これが単なる思い込みであってくれればいいのだが、、、
コメント
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