STAP細胞騒動のきっかけはインターネットでの指摘からだった
理研の発表から時間をおかず不正が指摘され一気に広がり
それを発見した人がいたという事実と広がりのスピードに
すごい世の中になったものだと感心した
ところで現在、小保方晴子さんの「あの日」と須賀桃子さんの「捏造の科学者」の
インターネット上の評価を比べてみるとなかなか興味深い
まずはネットには関係ないが売れ行き
正確には分からないが「あの日」のほうが売れているらしい
でもこれはスキャンダラスな面があるから、一概に良し悪しはどうとは言えない
ネット上の書評 これがなかなか面白い
Amazonで調べてみると「あの日」はこんなにあるのか
と思われるほど、とにかく多い
そしてそのレビューに対してのコメントもハイテンションでバトルがかわされたり
それが異常なほど多い
そして当たり前といえば当たり前だが、本を読んだ人は五つ星の評価を与えている
もちろん低評価の人もいる
ただこの低評価の人は本当に読んだのか?と思われる部分が多かったり
人格的な批判をしている
「捏造の科学者」
これは読まずにレビューしている人はいないようだ
でも読んだ人はどちらかと言えば、大宅賞を得たにもかかわらず
低評価の人が多い
そしてその理由も、人格批判のようなことはなく
リークの出処、若山さんを一方的に信じ取材が公平になされなかったのではないか
といった指摘が多い
Amazonのレビューだけでなく読んだ人のブログ等を見ても
インターネット上ではSTAP細胞騒動は小保方さん寄りが多いような印象
これはテレビ上での扱いの印象とは異なる
テレビでは小保方さんは悪人
インターネットでは被害者
最近はこんな住み分けになっているのではないか
(なぜか小保方さん応援側は理論的、反対派は感情的な印象)
もっともネット上でも最初の頃は小保方さんに対する批判のほうが多かったようだが
今は状況が少し変化しているように見える
やっと小保方さん応援側も市民権を得てきたのかもしれない
ところで素人やプロの人が行う小保方さんの応援が
単なる感情的でないところが すごい(皮肉だが須田桃子並)
表に出ているデータ・情報からキチンと説明しようとしている
これらを読むと、テレビで流されたことは一体何だったのか
と疑問に思わざるをえない(本当に客観的で科学的で公平だったか)
確かにインターネットの力は大きい
しかし、グーグル八分という言葉があって、グーグルの検索にヒットしないものは
世の中に存在しないと思われるのと同じように 、現実の世界では(年寄りも多いので)
テレビで放送されないものは(事件が)存在しない と言っていいかもしれない
この意味ではテレビで名誉回復していない小保方さんの復権はまだまだの感じ
NHKのあの番組のBPOの結果も出てないようだし
自分がSTAP細胞騒動に関心があるのは
まずはメディアの伝え方が正しかったのかという点
次に本質的な科学の分野への興味
分化した細胞が外因性のストレスを与えることにより
初期化する現象の存在 の有無
何故か直感ではそういう現象はあってもいいのでは
(あって欲しい?〉と思ったりする
それにしてもあの騒動は本当に不思議な事件だった
なぜかいつまでも骨が喉に引っかかった感じが抜けない
(多くの人は忘れてしまってるような事かもしれないが
どうも気になって仕方ない)