日本7-2ブルガリア
(得点 岡崎、香川2点、吉田2点、宇佐美、浅野)
おそらく誰もこれほどの点差になるとは予想しなかっただろう
予想したことといえば、地味な試合
シュートチャンスがあってもパスを選択、シュートは撃っても
ゴールの上、ボールを前線に運ぶ手段はパスばかり、
DFはプレスを掛けられると不正確なパスのせいでリズムが作れない
ところが、入り方が日本は良くてブルガリアが悪かったせいで
このような結果に
結果的には岡崎の試合早々の得点でこの試合の行方を決めたようなもの
そして長友からの素晴らしいクロスを香川が決めて
勝負に対する興味はほとんど失せてきた
サッカーはそんなに得点に入る競技ではない
それはプレイしている本人たちがよくわかっている
余程のモチベーションがないと逆転を狙う気にはなれない
ブルガリアにムキになって戦うモチベーションがあったか、、
日本の入り方はなかなか良かった
前線からプレスを掛けて、早めのクロス
これは数日間の練習の成果ともいわれるが
代表戦は久し振りで、こうした久し振りの場合最初の20分間位は
結構良いことが多い
問題は、一段落してからの時間なのだが
一旦落ち着くと思われた試合も早めの二点目で
それいけドンドンでいけてしまった
この試合は本田が負傷のため出場しなかった
上手いけど軽めの選手の多い中、どうやってシュートまで持っていくのか
興味はあったがどちらかと言えばブルガリアのプレスがあまりきつくないので
自由にやれたというところ
豊田スタジアムの代表戦は以前、ワールド・カップ予選のウズベキスタン戦を見た
試合終了間近のカウンターで0-1で負け
あの時本田はいなかったが、ストレスの多い試合だった
そんなこともあって豊田スタジアムの相性は良くないかもしれない
とも思ったりしたが、杞憂に終わった
で、昨日の試合、良かったのはやはり海外組
岡崎の得点能力
香川のシャドーストライカー(海外での10番の役割)
清武のパスセンス
長友の正確なクロスとごつい守り(一度酷いミスはしたが)
長谷部も 酒井も吉田も やっぱり経験で身につけたものの大きさを感じる
少し芸能ネタになるが、長友が頑張れたのはアモーレのおかげ
というのはまんざらウソでもない
誰かにいいところを見せようと頑張る
これは半ば本能〈?〉のようなもので、少年サッカーでコーチをしていた頃
いつもはそれほど活躍しない、動きまわらない子供が、その日はやけに動きまわって
活躍したのが不思議で、よく考えたら親が見に来ていたということがあった
人間の力の不思議で、誰かが応援していてくれたり、いいふうにテンションが上がると
疲れないし予想以上の力を発揮できる
ところでブルガリア戦
2失点は、あれだけの差になった後だから緊張感が途切れて
甘くなってミスして決められたが、ありそうな話
これがイタリアだったら、きっと失点はしないだろうと思ったりする
(最近はそうでもないか)
大差で勝利した試合は気分は良いが、あまり参考にならないのも事実
失敗は成功のもと、負けた試合は次の試合の勝利のもとだが
あの試合で無理やり問題点を探しても気分的に真剣に扱えないし
浮かれ気分もある意味しかたないか
適度に負ける それも真剣になった上で
そうしないと本当の進歩は望めないような気がする
キリンカップは親善試合 生き死にがかかっているわけではないので
少しばかり甘いイメージの試合
本当はワールド・カップ最終予選に向けては現実認識をするために
きつい相手とアウェイで戦うことが必要なのではないかと思ったりする
でも快勝の朝くらいは単純に喜ぶとするか