パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「ディア・ボーイ」「ワンダーラスト」そして「エリナー・リグビー」

2016年06月14日 19時34分14秒 | ポール・マッカートニー

今回のポール・マッカートニーのベストアルバム(ピュア・マッカートニー)に
「ディア・ボーイ」「ワンダーラスト」が入っている
この曲が好きな自分は感性が認められたみたいで
少し嬉しい気分だ

この2曲、何がどんなふうに良いのかは
人それぞれと簡単に言い切ってしまうよりは
少しばかり説明できる特徴がある

この2つの曲は主だったメロディーに、同時に違ったメロディが
歌われている(対位法的?)
デイア・ボーイはポールのメロディアスな歌に
リンダのおおらかな旋律がかぶさる
この気持ち良さ

ワンダーラストはシンプルなメロディーに
今度は途中から小刻みにつぶやくような旋律が歌われる
これも同時に歌われるとものすごく効果的で
ゾクゾクする

実はこの手法、ポールは結構好きなようで
ビートルズ時代は「エリナー・リグビー」でもやっている
歌の最後に
All the lonely people
  Where do they all come from?
  All the lonely people
  Where do they all belong?」
というメロディーと「Ah, look at all the lonely people」
というメロディの
2つが同時に歌われる
ホント効果的で音楽的

ポールのこの手法は探せばもう少しあるかもしれない

で、ちょっと日本の歌について考えてみたら
この方法を使っている歌はどうもそんなに多くない
ずっと昔、河合奈保子のエスカレーションだったかな
それはこの手法が使われていた記憶がある(この曲はもともと洋曲か?)

そうだ、「ドレミの歌」もこの手法の気持よいところがある
「ドミミ、ミソソ、レファファ、ラシシ」と歌うところと
「ソードーラーファーミードレ、ソードラーシードーレード」
とかぶさるところだ(この部分大好き)

ポールが好きな自分だから何かと理由をつけて
その良さを人に伝えようとするが、これが説得力を持つかどうかは
残念ながら分からない 
でも、本当にこの手法効果的と思うのだが、、、
(あまりやり過ぎるとうざったく感じるかもしれないが) 


 

コメント
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