今になってイギリスのEU離脱に投票した人は
離脱を勧めるキャンペーン・スローガン・財政政策が
いい加減なものであって騙されたと不平を口にしているのだそうだ
週に何億円もの資金をEU本部に収めているが
その金額をそっくりそのまま自分たちの裁量で福祉などに
使ったほうが良い というのが離脱派の論旨
だが、EU本部からは相当の金額のバックがあって
離脱派の言うような資金は確保できないのが 現実で
残留派はそのことを説いていた
それぞれの陣営は戦いだから、言いっぱなしはある程度仕方ないとして
それらをメディアは一体どのように伝えたのだろう
と言っても、日本の田舎でそんなことは分かるはずがない
だから当てずっぽうに想像すると
メディアは離脱派のスローガンをそのまま伝えた
その根拠も確かめずに、こちらはこんな考えかただと
あるいは、キチンとその根拠のいい加減さを伝えた
しかし、結果的には多くの人が騙された印象を持つに至っている
それは、メディアがものごとを批判的に捉えることをしないで
安易に右から左へ情報を経由しただけなのか
それともキチンと表に出したにも関わらず、大衆が聞く耳を持たなかったのか
どちらなのか 少し気になる
正確な情報を出していても聞く耳を持たないために
情報は伝わっていないということはよくありそうなこと
「聞く耳を持つ」ということは前提として、自分たちに都合の良い話
という傾向がありそうだ
新城市の住民投票でもまたリコールでも、結局は完全に中立の立場
とか客観的な存在などはなかなか存在せずに
どちらかと言えば、自分に都合の良い理屈を信じたがる
こういう時、本当にメディアのできることは何か
両陣営の意見を並列に並べて知らせる
それだけで良いのか 、
本来ならば十分な熟慮が可能な
情報を(考え方も含めて)報道すべきではないのか
で、今度の参議院選 一体この国のメディアは
どんなふうに伝えようとしているのか
だいじょうぶかな
結果的に、こんなはずではなかった!
というような事態を招かねば良いのだが