人は知らず知らず同じような行動をする
それは成功体験に基づくものか、
それとも自由な発想と言いながら実はごく狭い凝り固まった
思考方法に束縛されているせいなのかもしれない
2つの安倍さん周辺の仕掛けは、どうやら上手くいかなかった
まず第一は森友学園の籠池さんの証人喚問
籠池さんは詐欺もいとわない、いい加減なちゃらんぽらんな人で、
その人の証言などは信じられないとする人格否定の戦術だ
ところがどっこい、思いの外、彼はしぶとかった
中小企業の経営者にありがちな押しの強い、どこか勘のいい、
そして要点を自分勝手ながらきっちりつかむ能力、
粘り強い性格は、多分、想定外だった
だから、すんなり片付くと思われた問題も、新たな情報が出てきて
却って火に油を注ぐことになった
2番めのワンパターンの人格攻撃は、文科省のトップという立場でありながら
「出会い系バー」に出没して怪しい行動を起こしたのではないか
と匂わせることを読売新聞に書かせたことで
菅さんもなんとなく、それを暗示させたが、
どっこいここでも予想とは外れた事になりつつある
仕返しのためにリークしたとされる前文部科学省事務次官の前川さんの評判(性格)が
期待したような弱い人間ぽい一面だけではなかったということ
出会い系バーについての前川氏の言い訳、貧困等の調査に行っていた、、という話が
あながち嘘ばかりではなさそう、、という報道が週刊誌にされたばかりではなく
退官後の彼のボランティアにかける行動や、退官の際にみんなに送ったとされるメールの
内容の素晴らしさは、、彼の人格(ひとには色んな面があるが)は信ずるに値する
ということになりそうなことだ
多分、2つの安易な手段を試みた人物は、その人の周辺には
この方法で充分処理できるような人ばかりが集まっていたに違いない
(人間なんてこんなものだ、、という判断がそこからなされる)
しかし、世の中はいろんな人がいる
みんながみんな権力とか力にひれ伏してしまうだけでなく
多少勘違いはあるにしても、自分のプライドを汚されることは許せない
という人がいるのだ
また単純に、正しいことを求める人もいるのだ、、
あの人たちの周辺には、きっとそんなそんな人物がいなかったのだろう
いや、いたかもしれないが、いることを想像することができなかったのかもしれない
想像力の劣化、、、
政治上の想像力は必要、しかしそれは一種の専門的な能力
人に対する洞察力とか想像力は全人格的なもので、最後の判断を間違えないためには
この分野の基礎が必要なのではないか
いまの政権中枢にいる人たちの 人間性は、、果たして
それらはきっと表情に出てくる
とすると、子どもたちに見せたら一目瞭然で誰が悪い人か
わかったしまうかもしれないぞ ご注意を!