月曜日、あれこれ文句を言いたいのは現在の国政の進め方で
採決をすれば与野党の議員数の差、党議拘束がかかっているのだから、その結果は最初からわかっている
この採決の結果が民主主義だと当たり前のようにされるのなら最初から議論などは必要ないことになる
選挙が終わった時点で全ての法案は与党の提出したとおり通過することが明らかになっていると言える
議論の前提となるデータが如何に酷くても、詭弁を用いて、その場さえ逃れればあとは数の力でなんとでもする
こうしたやり方に対する違和感とか怒りとかが一部のツイッター等の投稿者を除いて一般の人、東京の人
若い世代に感じられないのが不思議で仕方ないが、この問題に関わると頭がカッカするので今朝は別の話題
と言っても、ネタが豊富にあるわけではないので別のブログからのコピペ
何年か前の自分ならおよそ知ることも行くこともなかったと思われる講演会の話
昨日(12月9日)、新城市役所で行われた地域づくり講演会「住民が創る持続可能な地域運営組織と人づくり」
を聞きに行ってきた
山形県川西町吉島地区の運営組織づくり(NPO法人きららよしじまネットワーク)と人づくりのポイントを
事務局長の高橋由和氏が講師役になって中身の濃い1時間半ほどが経過した(講演の後は質問タイム)
とても良い、参考になり勇気づけられるような内容だった
よく言われるように「講演会の部屋の外に出たら、もうすっかり内容を忘れてしまった」
とするには、あまりにももったいない直ぐに真似したほうがいいような
また参考にすべき考え方などがいくつもあった
こうした講演会を聞いた人はまず単純にそのまま真似てみるといった実行力が必要なのかしれない
かつてある地区では「すぐやる課」なる行政組織が作られ、とにかく目に見える形にすることが求められた
そうした行動力がどの地域にも必要なのだと実感するが、そこでついて回る問題は「誰がそれをするのか!」
この講演会では人づくりのコーナーで、求められる人材像やその育成テクニック的なものまで、
現在行われている実践的な方法が明らかにされ、それを聞けばやるべきことや方法はわかってきている
(でもそれを誰がするかの問題は、、当事者で解決するしか無いのだろうか)
ここでこの講演の内容をごく大雑把に説明すると
人口2443名、732戸、一つの小学校区の規模の地区で、公民館の無償譲渡(民営化)を契機に、地域課題を自ら解決する組織の設立を思い立った
その組織の必要性と役割を住民が共通認識を持てるように、また住民も自分が何ができて何をしなければならないかを考えるためにも、
数多くの住民説明と住民ワークショップを繰り返され、準備期間3年の後、全世帯加入のNPO法人が設立された
この組織の管理部門以外の実践部門は、自治部会、福祉部会、環境衛生部会、教育部会に分かれ
これらの活動が、その部会の当事者にアイデアよって実際の生活に根ざした活動という形になっている
そのひとつひとつは、新城の各行政区でやっているようなことも少なくないが、
それでも少しと違うなと思われたのは、その組織がお金のことを考えているということ(まるで自活できるように)
確かに組織なり活動の運営するお金は市からのお金が多いが、交付金や補助金だけでなく委託金が多い
行政が行う仕事の代わりをしてお金を得るたくましさと、自分たちで現実的にお金を儲けるシステム、
またそれに伴い雇用を生むシステムを独自に構築している
残念ながらこれは真似したくても直ぐに真似できないかも知れない
この講演会では、こうしたヒントとなるものがいくつも挙げられた
だが、もしかしたら一番肝心なのはこれら彼らが時間をかけて作り上げた、、ということではないか
いまある組織や活動が素晴らしいのはもちろんだし、彼らは現在の形が最終形ではなく今も変化しつつあるという
出来上がったよくまとまった方法をお手本にそれを真似してうまくいくか
真似しないより真似したほうがいいのは明らかだが、その組織なり、考え方が出来上がった過程を体験しないまま真似ただけでうまくいくのだろうか
(最初真似したほうがいいと言いっていたのに!と自分でツッコミを入れそうだが)
当初、住民説明会の参加者は少なかったという、そもそもそんな難しそうな話の会に参加しようとする人の存在も想像しにくい
それにたとえ参加したとしても、前から参加している人と新しく参加した人の知識の差がありすぎて、
使われている概念や言葉が新しく参加した人にはわかりにくく、自分はお呼びでない、、と感じてしまう可能性もある
この会の運営は、だらだらしゃべるだけ(何も決めない)とか真面目に決める会とかその他いろいろの会が設けられたようだ
そこで必要となったのはその会を仕切る人物の運営テクニック
この経験から、求められる人材のテクニックの必要性が明らかにされ、具体的にファシリテーターの育成というになっている
この人材の問題だけでなく、その他色々の場面で当事者として問題解決にあたってのいろんな知恵が組織の記憶となって、今に生かされている
つまりは、見るからに羨ましい組織とその活動だが、
それは自分たちで試行錯誤しながら作った、、という点を本当は一番羨ましいと思うべきなのかも知れない
それぞれが得意分野をもついろんな人の集合、答えのないような中で、あるときは譲らず、あるときは妥協しながら意見を交換して
自らのまた組織の知恵となっていく経験を積んでいく
実はこれが一番肝心なのではないか、、と思ってしまう
でもひとつ解決しない問題がある
「それを誰が先頭に立ってするか?」
これは難しすぎる問題かも知れない、、
とりあえず真似できるところから、真似して真似する過程で色々試行錯誤をする、、、というのが、昨日の講演の活かし方、、、かな