パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「遊ぼう!」と声がかかってきた

2019年01月21日 09時14分03秒 | 子どもたちのこと

昨日の午後三時半ごろ、家のチャイムがなった
扉を開けると子供の姿が3.4人(小学4年と一年生)
「遊ぶ時間ある?遊ぼう!」と声をかけてきた
昨年の9月から月曜と木曜はあいさつ推進運動で小学校まで近所の子供たちと歩くことにしているが
最初は怪訝そうな表情をしていたが約半年してだいぶ慣れてきたので屈託なく声をかけてきたのだ
特にしなければならないこともなかったので
「よーし、行くか!」とダウンを着込んで家を出た

「何する?」
「〇〇、、」
「えっ」
「缶けりみたいなもの。だったら、だるまさんがころんだ」
「鬼を決めよう、、じゃんけんね。〇〇の方法で、じゃんけんぽん」
じゃんけんのルールが分からないが、どうやら自分が負けたらしい
それで柱に顔を伏せて「だるまさんがころんだ」と数えると後ろの方で足音がアチラコチラに聞こえる
振り向くと
「ダメだよ、30まで数えて」
「???」
仕方ない、30まで声を出して数える
どうやら隠れんぼみたいに探せば良いらしい
だが隠れるところは、クルマのうしろ、塀のうしろ、大きなコンテナのうしろくらいで
そんなにあるわけじゃない
2.3箇所回ればすぐに見つけることができる
「見つけた!」
「ダメだよ、ちゃんと名前言ってタッチしなきゃ」

小学4年が3人、1年が1人と自分
全員が鬼の役をするまでこれを繰り返す
大人の自分はすぐに飽きてしまったが、子どもたちは一回一回を真剣に取り組んでとても面白いらしい

「今度何をする?」
「あのね、こういうの知ってる?」
昔、子供時代にやった遊びを教えようとした  
遊びの名前は「はじめの一歩」だったかな?
確か「出て入って」の掛け声で始める
大きな縦長の四角形を地面に書いて、手前と向こう側に幅1メートルくらいで線を引いて陣地をつくる
手前の陣地から片足飛びで何歩でたどり着くかを確認して、この遊びの基本となる回数を決める
出て入って、、と声をかけた後、手にもった石を手前に投げる
まずは一歩で届く位置に
それを手前の陣地からピョンとケンケン(片足飛び)で踏むようにして、踏んだらケンケンのままその石を拾う
次に拾った石を向こうの陣地に入るように投げる
入ったら規定の回数で相手の陣地に入る
帰りは規定の数でケンケンで返る(入らなかったら失敗で最初から)
次は2歩目で届くような位置に石を投げる
そして向こう側の陣地に投げる
これを繰り返して行く
片道が済んだら返り道も同じようにする、、、

こんなことを説明したが、残念、地面が固くて印もつかないので目標となる陣地が全然わからない
それで諦めて、ボール遊びに、、
2つのチームに別れてパスを続けて取られないようにするというもの
どこまでも動いて良いものだから、これが案外疲れる
自分のパートナーは一年生
予想に反してボールを受けるのがうまい
登校時のおとなしい感じとは違ってとても元気だ

子どもたちは元気だな、、
つくづく思う
同じことをしてても少しも飽きない
そのうち身体に汗を感じる

「ちょっとこれでおしまい!」
つい音を上げると、
今度は丸くなって、名前を言ってからパスをする、受けるのが失敗した人はその場で片足になって
次に成功するまでいるというお遊びに移った
近所のこの名前は知っているが、昨日は知らない子が一人いた
それを聞いたのは良いが今度は自分の名前
「〇〇だよ」
「??」
「おじさんでいい、おじさんね!」
ということで「おじさんになった」(良かった、おじいさんではなかった)

そのうちに近所の元気な2年生の僕が遊びに参加
予想に反してみんなボールを受けるのがそれなりに上手い

そんなこんなで、日曜の夕方は無邪気なお遊びにお付き合い
何だか楽しかった
いつもの登校時とは違った面が見られて
それに、おじさんを友達みたいな感覚で捉えているんだろうと想像できて、、
何事も近視眼的に夢中になる子どもたち、、
大人の時間経過とは全く違う時間経過をしている子どもたち
近所に甘えていいと思える大人がいるという安心感を少しでも感じてもらえただろうか
でも、救われるような気持ちになれたのはこちらの方だったけれど

 

 

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