パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

すぐやる課

2020年09月10日 08時32分19秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

地元の新城市のローカルな話題
先日市議会の一般質問の一部を傍聴した時に思い浮かんだことで
あちらのブログからのコピペ

「すぐやる課」
冗談のようなネーミングの自治体の組織が、一時期話題になった
いろいろ理由をつけてスピード感に欠ける行政に、熱気に燃える職員が
「これではいかん!」と立ち上げた文字通りすぐ行動に移すのを目的とした組織で
これが話題になると、他の地方自治体もこのネーミングの課を立ち上げたようだ
言い出しっぺの地方自治体は、今やこの課の存在自体が売りになっているようだ

「すぐやる」
そのほうが良い、、と思うことが、新城市の9月議会の一般質問の中にあった
一般質問は「質問」の文字があるが、聞いてばかりではなく、議員からの情報提供や提案がある
今回は、下江議員、小野田議員、浅尾議員の提案に、すぐやればいいのにな、、、
と傍聴していて感じた

小野田議員の提案は、小中学校の教職員トイレの洋式化
これは少し驚いたが、まだ和式トイレしかない教職員のトイレが市内の小中学校にいくつかあるとのこと
教師は「まずは子どのほうから、、」と自分たちの要求は控えめにしているようだが、
それは違うだろう、、と感じた
教職員の労働環境がどうの大げさに言う前に、そんなのは当たり前のことで
むしろ何故ほったらかしになっているのか、不思議で仕方ない
洋式化に必要な金額はべらぼうではない、、と思われるから、その気になれなすぐにでもできるのではないか

下江議員の提案は、今後増加が見込まれる認知症の人たちの間に起こると思われる問題
認知症の方が徘徊し、ある時踏切で電車を止めるようになってしまったとすると
鉄道会社は遅れに対する賠償を本人あるいは家族に請求することになる
(この例は実際にあったとのこと)
このようなときのために保険の加入が必要で、現在そのような保険を蒲郡市は利用している
その金額は一人あたり1620円/年で、蒲郡市が(希望者に)補助している金額はトータルでも
大したことのない金額なので、新城市も早急に考えてほしいというものだ
これは総額でもその金額の少ないことから「ウンもスンもなく」やればいいのに、、と彼の提案に賛同する

浅尾議員の提案は、最近個人的にも関心のある子どもの教育について
コロナ禍のせいだけでなく、教育は少人数教育へと移りつつある
少人数のほうが学習効果もあがり、感情も豊かになるとされるが、これはなんとなく想像がつく
なので少人数教育する方向に進むのだが、子どもたちの数が減り続けている新城市は
あえて少人数教育をしなくても今やそのような状況にあるので、皮肉にも教育の最先端を行っている
ところが市内には2つだけ人数の多い教室がある
2つだけなので、これを分けて少人数教室にしたほうが良いのではないか
そのための費用は臨時職員二人分の〇〇万円くらいだから、、、との提案だ

これもその通りとうなずく
以上の3つの例はものすごく慎重な検討を要するほど莫大な費用がかかる問題ではないのではないか
あるものについては専決処分とか補正予算でクリアできそうな気さえする
(市の予算提案・執行システムを理解していない者ゆえの無責任な考え方かもしれないが)

ここで肝心なのは、金額が小さいからすぐにやったほうが良い、、だけではないこと
そのことよりも「誰が言おうが良いものは良い」と取り上げる気持ちが必要ではないかということ
自民党だろうが、公明党だろうが、共産党だろうが、男だろうが、女だろうが
言い分に妥当性があればすぐにでも聞くべきなのではないか
(人間は感情を伴う生き物なのでこれが存外難しい)

あと一つ、議員からの提案が直ぐ様実行されるとなれば、提案した議員も達成感を感じることができる
その成功体験は「次も頑張ろう」とのモチベーションにもなる
こうした手応えを感じたいのは議員だけでなく、議員に声がけをする市民もそうだ
自分たちの起こした行動に何か反応がある、、
この実感はとても大事なことと思われる
市政を自分たちのこととして関心を持とう、、と大上段に構えるよりは、
こうしたちょっとした出来事が達成されることが結果的に市政の関心に繋がるように思われる
ただし、どこかで見られるように特別の人たちだけに達成感や利益が行くようになるのはまずいが

最初に戻って、今回の提案「すぐやる」ということになるかどうか、、、

 

コメント
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