パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

変えられるのは当事者!

2022年10月01日 09時22分54秒 | あれこれ考えること

新城に疎開してきて、豊川海軍工廠の空爆を受け、友達の死を目の当たりにし
貧しい食を経験せざるを得なかった我が家の長老は
テレビでロシアによるウクライナ侵攻の映像を見る度に
「嫌だなあー」と口にする

「現実を見なければいけない」などという一見まともそうな意見よりは
嫌悪感が先立って、チャンネルを変えたがる

ウクライナ4州の住民投票が行われ、ロシア編入に対する賛成票が
圧倒的に多かったとのニュースがあるが、そもそもこの住民投票が
どのように行われたのかが疑わしく、ロシアは表面上の既成事実化を
内外に示しただけだ

ロシアでは部分的動員が行われ、今まで他人事のように思っていた市民も
急に我がことのような切羽詰まった状況になってきた
勘のいい行動力のある人はあっという間に国外に移動した
いきなり赤紙をもらった家族は途方に暮れ、涙を流しながら別れの挨拶をしている

この理不尽な戦争をストップできるのは当事者であるロシア人だけという事実が重い
外からの声ではなくて、中からの反対の声
それが怖いゆえに過度な取締を行っている

物事を変えるのは外からではなくて、当事者たちの声とか行動だと改めて思う

我が市ではいろんなドタバタが起きている
そのドタバタを解決できるのは(解決まで行かなくても良い方向に進められるのは)
当事者である市民だけだ
ただ市民は正確な情報を得にくい
どうしても感情的に偏った情報を手にしやすい
そして豊富な情報を持っている行政は、自分たちに好都合な情報しか公表しない
そもそもそれが間違いだと、、冷静に討論しあえる環境にないのが現実だ

それは、ロシア国内のロシア人の現況のようだ
にっちもさっちもいかない状態になってから騒ぐのはどうも遅すぎる
想像力を持って危機を感じ取り、警鐘を鳴らし、それが信頼に値する説得力をもつ
こうした状態になるには、受け手の感性も必要だ

ということで、一般市民の民度をどうやって上げていくか、、
が問題となるのだが、どうやったら良いのだろう

それにしても、ロシア、、
どうも反対の声をあげるのは女性が多いような気がする
グルーシェンカ、カテリーナ、ナスターシャ・フリッポヴナのような個性の強い
歳をとったら仕切り屋に回りそうな女性(いるなら)に頑張ってほしい

 

コメント
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