パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

最近読んでいる本

2023年04月04日 09時31分57秒 | 

最近は植物の不思議にハマっている
脳もなく動けずただ耐えているように見える植物も
実は彼らなりの独自のコミュニケーションをとったっり
他の生き物(微生物)などと共生して
自分たちの寿命を伸ばしたり、子孫を残そうとしているなど
ついつい人間中心(動物中心)の考え方を
考え直すきっかけとなっている

そのきっかけとなったのがNHKスペシャル「超・進化論」で
堺雅人、西田敏行がドラマ仕立ての進行役となって
とても驚きに満ちた世界を紹介していた

この番組を書籍化したのがこの本「超・進化論」

植物、昆虫、微生物の3つの章に分かれて
それぞれが番組で登場したエピソードが紹介されている
流石に番組を見たあとは読みやすい
これが本だけだったらどのくらい頭に残ったのか
と思うと、見ることを中心とした情報の受け取りというのは
大きな力を持つことがわかる

世の中は、知らない不思議に満ちている!が実感だが
最近は小説などのフィクションはマイブームとなっておらず
この手の驚きに満ちた世界を覗くほうが満足感を覚えている

この本を読み終えて、現在読書中なのが「植物はそこまで知っている」
この本は実験で、カリウムイオンの移動、電気信号の変化、
匂い物質の変化等を科学者らしく厳密にチェックしている

すると、その植物とか生き物は意思を持って(道徳的に)共生しよう
としているのではなくて
いろんな選択肢があるなかで確率的に効率の良い方法が
共生する生き方として残ったに過ぎなくて
(マザーツリーにあったように)共生こそが良しとするのは
少しばかり人間の希望も入っているのかもしれない!
と思えるようになった

このように本を読んでいくうちに人の気持ち心は変化する
まずは驚き、人間中心主義の反省、あるべき(道徳的)姿への憧れ
しかし、あるべき姿に見えるのは単に確率的な結論に
過ぎないかもしれない、、という思いと、それに対する不安

つまりは、それこそ(確率)が進化論の本質なのではないか
とも思えてしまう
結局進歩という概念は「生き延びる」という事実だけを
取り出し扱うと単に確率の問題となってしまうので
そこに良し悪しといった極めて人間的な要素を入れないと
どこ貧しいものになってしまいそうということ

ということで、相変わらずまとまりのない話

人がボケないようにするためには
「人と話す、本を読む、旅に出る」のが良いそうだ
今のところ、本を読むはできているが
人と話すのは固定した人としかできていないし
旅はちょっと理由があって行けていない

とにかく何らかで頭を使うことが良さそうだ
でも自己完結ばかりでは、ちょいとまずいかも!



コメント
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