パンセ(みたいなものを目指して)

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開催されない住民説明会

2023年10月16日 09時41分30秒 | 新城・地元に関すること

長篠・設楽原の戦いの馬防柵付近のソーラー発電に関しては
先日事業者からの住民説明会が行われた
再生エネルギーの必要性を説き、住民の了解を得た上で実施したい!
と約2時間に渡って丁寧な対応が見られた

この事業者の姿勢と比べて(悪い方に)際立つのが
新城市の南部工業地帯にある産業廃棄物中間処理施設企業だ
(T興業)

計画発表時からこの企業の進出には反対意見が多かった
この事業者は他の地区の評判も好ましくなく
(悪臭とか不法投棄、一部行政指導などをうけたなど)
その上、製造業と物流業に限定された工業団地に
そのいずれかでもない産業廃棄物中間処理企業が
進出した事自体が違和感を持たれることになった

この県所有の工業団地への進出はとても不自然な流れがあった
この工業団地の土地は元々、一年と少しで倒産した企業のもので
県の競売にかけられたのだった
だが、製造業と物流業に限定された制限は有効なはずと思っていたところ
(条件に合わない場合は、県が購入価格と同じ金額で買い戻す契約が生きている)
この買戻特約は知らないうちに破棄されていた

買戻特約の破棄された経過は腑に落ちないとする人が多いが
話を聞けば確かに不思議だと思う

この中間処理施設は普通なら申請してから1年ほどで県は
操業許可を出すところだったが、地元住民の反対運動の声も大きく
そのせいで(?)長いこと操業の認可は下りなかった

ソーラー発電所と同じように事業申請書類が出されると
書類に不備がない限り申請は許可されるのが一般的なようだ

結局、県は操業許可を下し、地元住民が心配した悪臭は
いつもではないが時折実感する羽目になった
悪臭防止法における臭気指数は1号基準、2号基準を超える場合が
数回計測されることとなった
(悪臭の被害については市で対処できる事になっている)
これが確認された時、地元の住民は当該企業に住民説明会を開催するように求め
市も要請しているようだ

ところが、それは今まで一度も開催されていない
開催されない理由は漠然としたものだ

少なくとも企業として誠実なのはソーラー発電の方か
中間処理施設の方かを比べると、圧倒的にソーラー発電の方に軍配が上がる

こんなことは比べても意味はないが
如何に運の悪い成り行きになってしまったのか
と実感せざるをえない






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