イギリスのEU離脱の可否を問う国民党投票に続いて
アメリカの大統領選も事前の予想を裏切った結果となった
僅かの差だが勝利をおさめると思われていた残留やクリントン氏が敗れることになった
今のところマスコミは何故クリントン氏が負けたのか?
と分析をしているが、自分が興味をもつのは
何故今回も世論調査やマスコミの事前の予想が外れたのかという点だ
勝負事でやってみなければわからない
とは言うものの、幸か不幸か日本では今のところ事前の予想と
外れる結果は出ていないだけに不思議な思いが残る
世論調査の母集団の設定、それらの数字の解釈
それらは本当に通奏低音の様に流れる「気分」を把握しきれていたのか
遠い国から勝手に想像するだけではわからないが
定量分析では把握しきれない何かがあったんだろう
言葉に出せないが深く沈潜した怒りとか思い
そうしたものを数字としてカウントできなかったのは
マスコミや知識人の想像力の欠如なのかもしれない
出てきた数字がすべてを語る
というのではなくて、数字に現れない僅かな兆し
それらを捉えることをしていかないと
今後も同じようなことになりそう
今回の大統領選は多くの人がそれぞれ発言しているので
詳細な情報を持たない自分は、あえて採りあげることはしない
ただ、将来を左右する大きな事件を2回とも「外した」世論調査やマスコミは
これをもってどう考えるのだろう
日本人は「みんなと同じ」と思いたがるようだから
事前の世論調査やマスコミ報道で示された結果と異なる投票は
しないのかもしれない(単なる独断だが)
しかし、時代は変わりつつある
悪い方向に行かなければよいが