パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

広島駅にいる夢を見た(そこからいろいろ考えてみた)

2023年06月07日 09時35分02秒 | 徒然なるままに

夢は不思議だが、思い返すとその夢を見た理由がわかることがある
昨夜は広島に行った夢を見た
広島駅に立つ前は別の都市にいたが、何故か少し経つと広島駅にいた
そこで見かけた人に平和公園に行く道を聞こうとした

広島は修学旅行と、転勤していた妹夫婦を訪ねていったことがある
だが何も覚えていない
覚えているのは市電が走っていたことくらいだ

何故か不親切な人は話しかけに応じなかったが
ちょいと冗談を言ったら教えてくれた
その時、不意に頭に浮かんだのは
帰るのに間に合うだろうか?
ということで、広島駅にいる前にいた都市に戻らなければならなかった

何やらの交通機関に乗った
屋根のない変な乗り物だったが、夢はそこで消えた

起きてからこの夢を見た理由を考えてみた
その答えは容易に想像がついた
実は尊敬べき知人が8月5日に映画「ひろしま」を
市の文化会館で上映する計画をしていて
その観客動員等の手伝いをしていたからだった

映画「ひろしま」は原子爆弾の被害を受けた人々の書き残したものを元に
素人の広島市民の協力者を得て作り上げた白黒の映画で
最近デジタルリマスター化されて、それを多くの人に見てもらいたいと
知り合いは考えたのだった

大した協力はできないでいたが、どうやら心の中には引っかかっていたようだ
この映画「ひろしま」は各種団体の協賛を得るべく知り合いは行動した
新聞社、市の教育委員会、ライオンズクラブ、ロータリークラブ等などだが
一つ象徴的な出来事があった
それは新聞社にこの企画の後援を求めたのだが
地元東三河のローカル紙、中日新聞、朝日新聞、毎日新聞は了解を得たのだが
読売新聞は「今回は、、、」と協力を得られなかった

偏見を持つつもりはないが、やはり、、と感じたのは事実だ
読売新聞は数年前、安保関連法案に対する国会前の大きなデモが行われた時
(自分も参加してその規模とか熱気は実感している)
中日新聞、朝日新聞、毎日新聞は翌日の一面に
飛行機から撮影した写真を載せて大きく扱ったのだが
読売新聞は一面に扱わず、中の紙面で小さく扱われていたのだった
(これは市の図書館で各紙を比較するために確認した)

新聞の公平中立というのは、現実はそうではないと思われる
媒体の成り立ちとか立ち位置で、アメリカのCNNとFOXのような対立は
既に日本でも当たり前のように存在するようだ
もっとも、メディアが肝とする公平中立性は経済団体である組織としてのメディアが
保持し続けられるかが大いに疑問だと思うが

人々は日々接する情報で自らの考えを作ると思っているかもしれないが
実は情報に(感化されて)無意識にある考えや方向性を誘導されているかもしれない
まずはそのことを前提にしておかないと、人は間違った道をまたもや選んでしまうかもしれない

最近つくづく思うのは自分で考える、判断することの大切さで
将棋の藤井聡太さんの強さを感心するのは良いが
どこまでも考え抜く姿勢を見習ってほしいとも思う
(と言っても、自分も途中で面倒になっていい加減な判断をすることが多いが)

ということで、偶然見た夢からまとまりのない妄想が浮かんだということ



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