パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「ロング・アンド・ワインディング・ロード」の思い出

2021年11月10日 09時43分01秒 | ポール・マッカートニー

ビートルズの解散間近の寒々とした風景を過剰に演出した作品が
ルーフトップライブが最後にある有名なドキュメンタリー映画だが
(今は何故か再上映されない)
流石にあの映画の雰囲気は実態と違う!
とイメージチェンジを図るような映画が「ゲット・バック・セッション」
として年末に上映される

予告編を見れば彼らのあの年齢(アラサー)の調子に乗った仲間同士の悪ふざけや
ひょうきんさが見えて、感情の行き違いばかりではないことはわかる

ところで今日はこのテーマではなくて「ロング・アンド・ワインディング・ロード」の思い出
アルバム「Let it be」に収録されたこの曲は、印象に残ったもののオーケストラとコーラスが
あまりにも大げさな感じがして個人的には嫌気のほうが多かった

ところがこの曲をいい曲だな!と再確認したことがあった
それは若気の至りでドイツ周辺を放浪していたときのこと
偶然ポール・マッカートニーとウイングスのライブがウィーンであることを知って
彼を初めて生で見ることになった

その時はアルバム「ビーナス・アンド・マース」の楽曲を始めに演奏されて
続いて「バンド・オン・ザ・ラン」の中の曲が演奏された(と記憶している)
演奏曲にはお決まりのイエスタデイが出てきて、多分そのあたりだと思うが
ロング・アンド・ワインディング・ロードも演奏された
その時の印象が意外にも「いい曲だな!」だった
何で今までそうは思わなかったのに、その時は何故そう思ったのか、、
それがわからないまま時間が過ぎた

それはどうやら編曲の違いらしいと思うようになったのは
ポールがフィル・スペクターのオーケストラとコーラスのアレンジを
大げさで好ましくないと思っていたことを知ったときだ
(彼はシンプルな編成でやりたかったらしい)
そうだよな、ポールの意見に賛成!
あの曲の大げささに違和感を覚えていたので、すぐさま同意した

シンプルな編成での歌のほうが切々とした感じは残る
壮大な感じはしないが、自分はこちらのほうが好きだ

今はいい時代になったもので、ユーチューブで2つの編曲を聴き比べができる
最初がオーケストラとコーラスつき
その下がシンプルなかたち
今は、どちらもそれなりと思うようになりつつあるが
それでもやはり、、、かなと思うことが多い

The Long And Winding Road (Remastered 2009)

The Long And Winding Road (Naked Version / Remastered 2013)



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