やっぱり良いなあ、、
発売当時は酷評が多かったポール・マッカートニーのアルバム「ラム」
自分は絶対良い!と少数派の一人だった
今では、評価は変わって良いアルバムとなっているが、久しぶりに聴いてみた
良いアルバムは曲順そのままカバーする人たちがいる
有名なキャロル・キングの「タペストリー」も数人のミュージシャンが
オリジナル・アルバムそのままに演奏している
この「ラム」もデンマークのミュージシャンがまるっきりカバーしている
そしてそれがとても楽しい
曲は以下の通り
Side 1
トゥ・メニー・ピープル - "Too Many People" (Paul McCartney)
3本足 - " 3 Legs" (Paul McCartney)
ラム・オン - "Ram on" (Paul McCartney)
ディア・ボーイ - "Dear Boy" (Paul & Linda McCartney)
アンクル・アルバート〜ハルセイ提督 - "Uncle Albert/Admiral Halsey" (Paul & Linda McCartney)
スマイル・アウェイ - "Smile Away" (Paul McCartney)
Side 2
故郷のこころ - "Heart of the Country" (Paul & Linda McCartney)
モンクベリー・ムーン・デライト - "Monkberry Moon Delight" (Paul & Linda McCartney)
出ておいでよ、お嬢さん - "Eat at Home" (Paul & Linda McCartney)
ロング・ヘアード・レディ - "Long Haired Lady" (Paul & Linda McCartney)
ラム・オン - "Ram on" (Paul McCartney)
バック・シート - "The Back Seat of My Car" (Paul McCartney)
久しぶりに聴くと、ホワイト・アルバムみたいだな!と頭に浮かんだ
同じようにいろんなアイデアの曲が入り混じっている
アルバムとしてのまとまりが有る無しよりも、びっくり箱のようにいろいろある
そしてほとんどポール・マッカートニー一人でこなしているのに驚く
また、「アビーロード」に似ているかもしれない
(アビーロードのキャリー・ザット・ウェイトとハルセイ提督の
ハンズ アクロス ザ ウォーターと大声で歌うところが似ている気がする)
いや「サージェント・ペパーズ」に似ているかもしれない
(ラム オンの繰り返しが登場するところとか)
つまりはビートルズの影響がモロにあると感じると同時に
ビートルズのアルバムはポールの影響下で作られたに違いない、、と思うほどだ
ところで完全カバーのデンマークのミュージシャンの演奏でちょいと不満なのが
B面に2曲目のモンクベリー・ムーン・デライト
この曲はヘイ・ジュードみたいに曲の後半は長い繰り返しがあって
声によるアドリブが活躍する
その声のアドリブはオリジナルのポール・マッカートニーのはとても凄いが
カバーの方は、、ちょいとつまらない
それにしても、このアルバムは本当に凄いな、、と再確認した