パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

だったら、個人として何をしたら良いと思いますか?

2024年10月27日 08時42分05秒 | あれこれ考えること

昨日の投票に行かない人の国際比較に関連する話
例えば、投票に行かなさそうな人にこんな質問をしたらどうだろう
「今、困っていることがありますか?
 こうだったら良いのにと思うことはありますか?」
学生さんなら奨学金の返済が負担だからなんとかして欲しいとか
アルバイトの時給を上げてほしいとか
学生さん以外にもいろんなこうして欲しいことは見つかるとだろう

そこで次の質問が今日のテーマ
「それをするには、あなた自身は何をしたら良いですか?」
多分みんな世の中に不平や不満はある
それをクリアするには自分では何ができるか?
を聞いてみると面白いと思う

この質問をかつて能弁家に聞いたことがある
すると彼は持論を熱っぽく語った
それは長いものに巻かれろという日本人の特性
教育がなっていないから自ら考えることをしない、、とか
つまりは、ちょいと絶望的な結論だった

「でも、そうだったとしても、どうすれば良い?」
と聞いてみると、彼は少し困った表情を浮かべた
「諦めるしかない」
彼の話しぶりではそう結論づけられることになるが
それでも彼自身がそう認めるのには抵抗感がありそうだった

投票しても何も変わらないと思っている人とか、政治に無関心の人に
社会生活で感じる困りごとを(あるいは希望を)どうすれば解決できるか?
と問うことは、究極的には答えは
「このままで良いと諦めるか、良くないと思うか」に大別されると思う

良くないと思う人は、究極的には自らなにか行動を起こすしかない
給料を上げてほしいと思う人は、例えば会社に要求してみるとか
それが通じないなら一人では力がないから仲間を募るとか
あるいは、もっと別の人の力を借りるとか、、
つまりは、自分でできる何かを考え出して行動せざるを得ない
知ったかぶりで現状を黙認するだけでは何も変わらない

このように、政治的に大きなことでななくても個人の希望とか
こうあってほしいことを実現するには何かを行動するしかない
そしてその何かは多分政治的なことに繋がっている
投票に出かけるということは、こうしたことを考えるきっかけになる

自ら行動すると、行動する間に関連する知識や知恵が増えてくる
世の中に仕組みみたいなものがおぼろげに見えてくる
それが年齢を重ねるとか成熟するということだ

投票に行きなさい!
義務を果たすようにとか、あるいは正義感をもって諭しても個人には響かない可能性がある
でも自分の身の回りが少しでも良くなる社会を望むなら
まずは自らできることを行動してみるしかないと実感することは
実質的に投票に行きなさい!
と言っていることと同じ効果があるのではないだろうか

ちょっとわかりにくい理屈かな
これは寝ていて浮かんだこと



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