昨日の木曜日は、3年生以上の外国をルーツにもつ子どもの勉強の手伝い
風が強く冷たく、雲の色も何かを企んでいるかのように黒く
光は乏しく、つまりは典型的な冬の様相だった
3時少し前、彼女は家の前の大きな石の上に座っていた
「中に入ろう、寒いから」
ところが彼女は
「先生を待ってる」
と応じなかった
その時は小学校の先生と何か約束事があるのだろうか?
くらいにしか思わなかった
「家に入って先生が見えたら出ていったら」
普段から口数の少ない彼女は頑なに
「(ここで)いい!」
と、そこにずっと座って、来る人を待っていた
彼女がやっと腰を上げたのは木曜日の勉強の手伝いのスタッフが見えた時だった
彼女が待っていたのは小学校の先生ではなくて
勉強の手伝いをしているスタッフだったのだ
彼女はスタッフに近づき、迎え入れるようにいつもの勉強の家に入っていく
彼女にとってはスタッフが先生だったのだ
そんなことにハタと気づくと何かしら猛烈に感動した
「エライ!」
思わず声が出た
そうすることが正しいと彼女は考えて、寒い中スタッフを待っていた
それが実質的に意味があったかどうかはわからない
でも小学生の女の子が(必死に)考えて行ったことを思うと胸が熱くなる
「エライ」
また、それしか言えなかった
1日経った今でも、どこかほわーんとした良い気分は続いている
ほんと、その気持が嬉しかった
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