ジャズといえばマイルス
あまりジャズそのものを聞かずに
耳学問だけの頃の自分にとっては
それが代名詞だった
ところが、その音楽が理解できたかどうかは
(楽しめたかどうかは)
正直なところ疑問な時期があった
人並みに知ったかぶりをしてレコードを買って
聞き込んだものの、さほど感動しない
最初が「マイルス・ストーン」
マイルスよりもキャンンボールの方が
おいしいフレーズ、聞きやすい
なんでこの人の名が表に出るのだろう?
と思ったくらい
次に「カインド オブ ブルー」
きわめて有名なアルバムで、ライナーノーツに
あれこれ書いてあったが、それで納得して楽しめたか
と言えば答えはノーで、いつもA面だけで違うレコードに
移る事が度々あった
「スケッチ オブ スペイン」
「サムシングエルス」
これらも部分的には引き込まれたりしたが
特に深いところまで行ったかどうかは言いきれない
頭でっかちの情報過多で手にしたのが
「ビッチェズ・ブリュー」
いつものジャズとは違ってリズムが
ロックに慣れた耳には聞きやすかった
これは車のCDチェンジャーに入れて聞いていたのだが
ある時ビッチェズ・ブリューから別のアーティストの
音楽に移った瞬間 急に精神的にホッとした自分に気がついた
今までの緊張感はなんだったのだろう?
そんな事が2回ほど続いて不意に
この緊張感に満ちた音楽、息を詰めるような音楽が
マイルスの音楽かもしれない!と思ってみると
急にその事を確認したくなって、改めて今までのレコードを
聞き直してみた
なるほどやっぱり緊張感に満ちた音だ
無駄が無いような張りつめた感じの
思いっきり吹いているときでも緊張感はついて回っている
しかし依然として「カインド オブ ブルー」は
正直そんなにいいとは思わなかった
ところが、ある時「カインド オブ ブルー」の
B面をかけて、何かよそ事をしていた時
その音楽の心地よさ、ライブの良さ、充実した音楽が
抵抗感無く語りかけてきた
「あれっ!」
それでもう一度B面をかけ直し真剣に聞いてみると
成る程これは良かった
よかった!というより初めてマイルスの音に慣れて
感動できる耳になった気がした
確かにマイルスの音はこういう音!
と思う様になってから音楽はより説得力をもって語りかけてくる
「ネフェルティティ」や「E・ S・ P」
モンクとの俗に「喧嘩セッション」と呼ばれる演奏の入ったレコード
(マイルスもいいがモンクもいいぞ!)
それらを始めもう少し収集したくなってきた
(しかもレコードで)
最初は気取ってジャズを聴こうとした自分で
難しそうな事が価値あるような振りをしていたが
今レコード店に行ってマイルスを探すと
あまりにもメジャー過ぎて入門者用の
恥ずかしいくらいな扱いしかなされていないみたい
しかしそれでもあの緊張感に満ちた
マイルスの音は
確かに病み付きになりそうな魅力に満ちている
あまりジャズそのものを聞かずに
耳学問だけの頃の自分にとっては
それが代名詞だった
ところが、その音楽が理解できたかどうかは
(楽しめたかどうかは)
正直なところ疑問な時期があった
人並みに知ったかぶりをしてレコードを買って
聞き込んだものの、さほど感動しない
最初が「マイルス・ストーン」
マイルスよりもキャンンボールの方が
おいしいフレーズ、聞きやすい
なんでこの人の名が表に出るのだろう?
と思ったくらい
次に「カインド オブ ブルー」
きわめて有名なアルバムで、ライナーノーツに
あれこれ書いてあったが、それで納得して楽しめたか
と言えば答えはノーで、いつもA面だけで違うレコードに
移る事が度々あった
「スケッチ オブ スペイン」
「サムシングエルス」
これらも部分的には引き込まれたりしたが
特に深いところまで行ったかどうかは言いきれない
頭でっかちの情報過多で手にしたのが
「ビッチェズ・ブリュー」
いつものジャズとは違ってリズムが
ロックに慣れた耳には聞きやすかった
これは車のCDチェンジャーに入れて聞いていたのだが
ある時ビッチェズ・ブリューから別のアーティストの
音楽に移った瞬間 急に精神的にホッとした自分に気がついた
今までの緊張感はなんだったのだろう?
そんな事が2回ほど続いて不意に
この緊張感に満ちた音楽、息を詰めるような音楽が
マイルスの音楽かもしれない!と思ってみると
急にその事を確認したくなって、改めて今までのレコードを
聞き直してみた
なるほどやっぱり緊張感に満ちた音だ
無駄が無いような張りつめた感じの
思いっきり吹いているときでも緊張感はついて回っている
しかし依然として「カインド オブ ブルー」は
正直そんなにいいとは思わなかった
ところが、ある時「カインド オブ ブルー」の
B面をかけて、何かよそ事をしていた時
その音楽の心地よさ、ライブの良さ、充実した音楽が
抵抗感無く語りかけてきた
「あれっ!」
それでもう一度B面をかけ直し真剣に聞いてみると
成る程これは良かった
よかった!というより初めてマイルスの音に慣れて
感動できる耳になった気がした
確かにマイルスの音はこういう音!
と思う様になってから音楽はより説得力をもって語りかけてくる
「ネフェルティティ」や「E・ S・ P」
モンクとの俗に「喧嘩セッション」と呼ばれる演奏の入ったレコード
(マイルスもいいがモンクもいいぞ!)
それらを始めもう少し収集したくなってきた
(しかもレコードで)
最初は気取ってジャズを聴こうとした自分で
難しそうな事が価値あるような振りをしていたが
今レコード店に行ってマイルスを探すと
あまりにもメジャー過ぎて入門者用の
恥ずかしいくらいな扱いしかなされていないみたい
しかしそれでもあの緊張感に満ちた
マイルスの音は
確かに病み付きになりそうな魅力に満ちている