ヘクソカズラ(屁糞蔓)の実
<アカネ科ヘクソカズラ属>
ヘクソカズラの実はまだ元気だ。
それにしても、漢字で(屁糞蔓)は、
何と言っても心外な名前だとは思う。
東京でも公園の柵に絡まったりして、
よく見られる。
全体に悪臭があるのでこの名がある。
花の中央が赤く
お灸(やいと)の跡に似ていることから
ヤイトバナとも言う。
秋に
黄色で光沢のある球状の実をつける。
ヘクソカズラ(屁糞蔓)の実
<アカネ科ヘクソカズラ属>
ヘクソカズラの実はまだ元気だ。
それにしても、漢字で(屁糞蔓)は、
何と言っても心外な名前だとは思う。
東京でも公園の柵に絡まったりして、
よく見られる。
全体に悪臭があるのでこの名がある。
花の中央が赤く
お灸(やいと)の跡に似ていることから
ヤイトバナとも言う。
秋に
黄色で光沢のある球状の実をつける。
スズラン(鈴蘭)の実
<ユリ科スズラン属>
山地や高原の草地に多い多年草。
我が家のスズランは実がなったことが無い。
お散歩途中のこの家の庭のスズランは、
毎年、赤い実がたくさんなる。
鈴のような下を向いた白い花は
香りもいい。
葉は卵状楕円形二枚が鞘状になってでる。
ここのスズランの実は、実に見事にたくさん
実をならせる。
液果は球形で赤く熟す。
ジャノヒゲ(蛇髭)の実
<ユリ科ジャノヒゲ属>
別名リュウノヒゲ
細長い葉をのけて、
この蒼い実を探すのが楽しい。
山地の林内に生える多年草。
細長い葉をロゼッタ状に茂らせて、
ふっくらした姿になる。
葉は濃緑でつやがありふちがざらざらする。
根は太めの多肉質。
花茎の先に
淡紫色または白色の小さな花を多数開く。
種子は濃い青色に熟し、
いくつかがまとまってつく。
和名のジャノヒゲ(蛇の髭)は、
葉を竜(蛇)の髭にたとえたもの。
草の中に蒼い玉を隠している。
ワルナスビ(悪茄子)の実
<ナス科ナス属>
北アメリカ原産の多年草の帰化植物。
花はよく見るが、
実がなかなか見られないのは、
花後に刈られてしまう事が多いこともあるようだ。
繁殖力が強く、
茎や葉に鋭い棘がはえているので、
悪ナスビ、鬼ナスビと呼ばれる。
葉の両面に星状毛が密に生え、
裏面の主脈上にまばらに棘がある。
花は節の間からでた枝に4~10個咲き、
淡紫色または白色で、
2,5センチ、ナスの花によく似ている。
果実は球形で1,5センチほどになり、
熟すと橙黄色になる。
アカネ(茜)の実
<アカネ科アカネ属>
山野の林の縁や藪に生える多年草のつる草。
根は太くひげ状で、
黄赤色を帯び、古くから赤の(茜)染料として
用いられた。
また、吐血剤としても使われる。
茎は四角で下向きの棘がある。
触るとざらつく。
葉は4枚が輪生し、
そのうちの二枚が杔葉の変化したもの。
下は花
秋に枝の先や葉のわきから花序を出し、
白色5弁花の小形花をつける。
後に球状黒色のしょう果を結ぶ。
ノササゲ(野大角豆)の実
<マメ科ノササゲ属>
何と言っても今の時期、
このノササゲの紫色の豆に
会いたかった。
つる性の多年草。
葉は3出複葉で互生する。
小葉は長卵形で質は薄く、
裏面は白っぽい。
頂小葉は長さ3~15センチ、幅2~6センチある。
豆果は倒卵形で長さ2~5センチある。
葉のわきからでる花序に、
15~20ミりの淡黄色の蝶形の花をつける。
豆果は倒卵形で長さ2~5センチ。
熟すと淡紫色になり、
中に3~5個の種子がある。
種子の中が目玉のようだ。
このくるくるがたまらない。
キカラスウリ(黄烏瓜)
<ウリ科カラスウリ属>
いつまでも青いキカラスウリだったが、
やっと黄色に色づいてきた。
いつもなら、萎びてから黄色になって
ぶら下がっているのを見つけるのだが・。
多年草のつる草で、
巻き髭で他のものに絡みつく。
雌雄異株。
葉は光沢がある。
果実ははじめ青いがやがて
黄色で10センチくらいの大きな実になる。
熟れた果肉はアカギレの薬に、根は天花粉を作るのに利用される。
ツルドクダミ(蔓毒痛)
<タデ科ツルドクダミ属>
あまり気にも留めなかったつる草だった。
初めに名前を知って、
どんな草だろうと思ったのがはじまりだった。
ドクダミの名があるが、
葉がドクダミに似ているからというが?
ドクダミ科ではない。
実は白い殻の中に種子を持つ。
葉は互生し、柄があって、長さは3~6センチの心形。
花は、長い白色の小花が多数つき、
花弁が無く、雄蕊が8個で花糸が太く、
直立しないで右か左に曲がる。
ツルドクダミの塊根(かいこん)を乾燥したものを、
生薬で何首烏(かしゅう)という。
別名カシュウ(何首鳥)。
中国名のカシュウは、
この根を煎じて飲んだ親子三代が長生きしたと言う
「何首鳥伝」による。
トキリマメ(吐切豆)
<マメ科トキリマメ属>
この時期、
里山にトキリマメのあの目玉おやじみたいな実を
探しに行くのが楽しみなのだ。
つる状の多年草。
茎は長く伸び植物に絡む。
葉は互生し、
長い葉柄を持った3出複葉。
小葉は卵形で、質は薄く裏面にややまばらな伏毛がある。
茎の脇から、
葉より短い総状花序をだし、
黄色の蝶形の花をつける。
これは、
我が家の庭に植えて咲いたトキリマメの花だ。
しかし・・豆は残念ながら見られなかった。
トキリマメ(吐切豆)によく似たものにタンキリマメ(痰切豆)があるが、
これがまた悩む。
<タンキリマメとトキリマメの違い>
☆トキリマメの小葉は卵型
(葉の基部の方で幅が広くなる)
タンキリマメの小葉は倒卵型(葉の先の方で幅が広くなる)~菱形であることで区別
☆トキリマメの葉は先端が伸びて尖るが、タンキリマメは先が丸みを持つ。
トキリマメの葉はまん中よりつけ根に近いところが最も幅広なのに対し、タンキリマメは先端に近いところが最も幅広。
☆タンキリマメの葉の方が肉厚で全体に毛深い。
それでも悩みますが・・。
タンキリマメ(痰切豆)
実はあまり自信が無いのだが、
葉の肉厚さと、毛深さでそうではないかと思うもの。
豆はトキリマメより小さかった。
ハダカホウズキ(裸酸漿)
<ナス科ハダカホウズキ属>
昨日、
野川の自然観察会があった。
前回、初めてハダカホウズキの花を見ていたので、
今回の目的はあの赤い実を見たいと思っていた。
しっかり、赤い実がついていて嬉しかったね♪
果実が袋に包まれず、
裸であることからこの名がある。
晩秋、
林のふちや谷沿いに真っ赤に熟した果実を多数ぶら下げる。
葉は広い楕円形で、先はとがる。
花は葉のわきから淡黄色で8ミリほどの
短い釣鐘形、先は5裂して反り返る。
下は花
葉が枯れると
一見、ヒヨドリジョウゴに見える。