榛名さんの総監部グルメ日誌
はるなさん暑さに弱いのです。
終戦記念日ということでなにか終戦と云いますか戦時色ならぬ戦時食的な話題を考えたのですが暑さにやられそうになりまして、しかもお天気も急に蒸し暑い中の冷たい風がひゅうと吹くようになり、これは一雨来るなあと歩みを少し早めると、眩暈、熱中症も近い。
台風の最中、ではなく台風接近の最中にちょっと出歩いた際、余り物暑さにやられまして、こういう時は即物的な涼しさがほしいと思い立ちふと立ち寄ったのは千本今出川を少しのぼりましたところ。ちょっと雨の気配も近い事だし、うろ覚えの雨宿り記憶を辿ります。
ポンジーズテーブル。千本上立売の千本通東側にある古民家改装の静かなお店です。嗚呼美味しそうだ今から行ってみよう、と思われる方は東海道新幹線は勿論まもなく京都市営地下鉄さえも台風の為に運転打ち切りの予定ですので、台風が過ぎるまで待ってほしい。
実はこの日、暑かった、写真には曇天で涼しそうに見えるのですけれどもそうではなく、曇天の夏の京都はめちゃくちゃな蒸し暑さで、一度流れた汗はかったく乾くことなく、しかも汗は気温で生ぬるく次の汗を滝のように生むという変な夏独特の悪循環で苦しむ。
かき氷、そう実はこのお店の目的はかき氷でありまして、ミルクフラッペのようなヨーグルトフラッペのような、いうなれば南九州しろくま、という印象の、そこにナッツと黒糖とがじゃりじゃり入っていまして、要するに食べるかき氷、がおいしくと頂ける店です。
写真を撮っている間に溶けてしまいそうな、それでもミルクのそれだけで仄かにというよりもしっかりと甘いかき氷に、しっかりと小倉餡が載っているのですから、疲れている時の栄養補給にも効果があるのではとおもえるほど、がっしりと重みが有り、そして冷たい。
雨も続いている事だしこのままランチにしてしまおう、かき氷というデザートは本来食事の後なのかもしれませんが、体温が下がってランチする余裕も出た、というこの好機を逃さずに美味しいものを頂く事としました。なににするか、メニューを眺めるもういちど。。
小倉餡の載ったかき氷を最初に見た際には、こんな大きいの食べられるかなあ、と、夏バテも気分を貶めているのでしょうねえ、憂鬱にはなりましたが、食べると火照った身体が冷えてゆき、冷えた分だけ食欲を回復させる、不思議なもので夏を一日乗り越えられたか。
オムライスの上にハンバーグが載っている、ここはかき氷の上に小倉餡を載せたり、載せる達人のお店ですけれども、そんなオムライスがビーフシチューのようなデミグラスソースの上に浮かんでいまして、肉汁を湛えたハンバーグをきり分けると溢れておいしい。
一つに全部載せてしまうところが不思議な味の調和を生む。デミグラスソースがビーフシチューのような味わいを醸していまして、この感じこれは、もう十五年ほど前に閉店してしまった船岡山の反対側にありました洋食屋さんのビーフシチューを少し思い出します。
終戦記念日、思ったものとは違うものを頂いたわけですが、こういうものを自由に食べられる時代というものが、平和の定義というか戦後の定義といいますか、この日常が続くようにする事こそが、もちろん手段は色々ありますが大事なのだろうなあ、と思いましたね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
はるなさん暑さに弱いのです。
終戦記念日ということでなにか終戦と云いますか戦時色ならぬ戦時食的な話題を考えたのですが暑さにやられそうになりまして、しかもお天気も急に蒸し暑い中の冷たい風がひゅうと吹くようになり、これは一雨来るなあと歩みを少し早めると、眩暈、熱中症も近い。
台風の最中、ではなく台風接近の最中にちょっと出歩いた際、余り物暑さにやられまして、こういう時は即物的な涼しさがほしいと思い立ちふと立ち寄ったのは千本今出川を少しのぼりましたところ。ちょっと雨の気配も近い事だし、うろ覚えの雨宿り記憶を辿ります。
ポンジーズテーブル。千本上立売の千本通東側にある古民家改装の静かなお店です。嗚呼美味しそうだ今から行ってみよう、と思われる方は東海道新幹線は勿論まもなく京都市営地下鉄さえも台風の為に運転打ち切りの予定ですので、台風が過ぎるまで待ってほしい。
実はこの日、暑かった、写真には曇天で涼しそうに見えるのですけれどもそうではなく、曇天の夏の京都はめちゃくちゃな蒸し暑さで、一度流れた汗はかったく乾くことなく、しかも汗は気温で生ぬるく次の汗を滝のように生むという変な夏独特の悪循環で苦しむ。
かき氷、そう実はこのお店の目的はかき氷でありまして、ミルクフラッペのようなヨーグルトフラッペのような、いうなれば南九州しろくま、という印象の、そこにナッツと黒糖とがじゃりじゃり入っていまして、要するに食べるかき氷、がおいしくと頂ける店です。
写真を撮っている間に溶けてしまいそうな、それでもミルクのそれだけで仄かにというよりもしっかりと甘いかき氷に、しっかりと小倉餡が載っているのですから、疲れている時の栄養補給にも効果があるのではとおもえるほど、がっしりと重みが有り、そして冷たい。
雨も続いている事だしこのままランチにしてしまおう、かき氷というデザートは本来食事の後なのかもしれませんが、体温が下がってランチする余裕も出た、というこの好機を逃さずに美味しいものを頂く事としました。なににするか、メニューを眺めるもういちど。。
小倉餡の載ったかき氷を最初に見た際には、こんな大きいの食べられるかなあ、と、夏バテも気分を貶めているのでしょうねえ、憂鬱にはなりましたが、食べると火照った身体が冷えてゆき、冷えた分だけ食欲を回復させる、不思議なもので夏を一日乗り越えられたか。
オムライスの上にハンバーグが載っている、ここはかき氷の上に小倉餡を載せたり、載せる達人のお店ですけれども、そんなオムライスがビーフシチューのようなデミグラスソースの上に浮かんでいまして、肉汁を湛えたハンバーグをきり分けると溢れておいしい。
一つに全部載せてしまうところが不思議な味の調和を生む。デミグラスソースがビーフシチューのような味わいを醸していまして、この感じこれは、もう十五年ほど前に閉店してしまった船岡山の反対側にありました洋食屋さんのビーフシチューを少し思い出します。
終戦記念日、思ったものとは違うものを頂いたわけですが、こういうものを自由に食べられる時代というものが、平和の定義というか戦後の定義といいますか、この日常が続くようにする事こそが、もちろん手段は色々ありますが大事なのだろうなあ、と思いましたね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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