■防衛フォーラム
アメリカ国内では何故か護衛艦もがみ型と比較される事が多くなった沿海域戦闘艦のわだいから。
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アメリカ海軍は沿海域戦闘艦ナンタケットを受領しました。フリーダム級沿海域戦闘艦14番艦であるナンタケットはロッキードマーティン社が主契約企業となり、ウィスコンシン州マリネットのフィンカンティエリマリネットマリン造船所で建造が進められてきました。ナンタケットはフロリダ州のメイポート海軍基地へ配備される予定です。
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フリーダム級沿海域戦闘艦14番艦、しかし設計時の計画は現在のような大規模海上戦闘の抑止と対応というものではなく海洋安全保障全般を念頭に軽武装と高速という設計思想に基づき画定されたため、運用が現状に合わず、フリーダム級は2008年より竣工が始まった新しい水上戦闘艦であるものの、既に5隻が除籍されています。
■防衛フォーラム
哨戒ヘリの在り方を変え得る話題だ。
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アメリカのジェネラルアトミックスエアロノーティカルシステムズ社がMQ-9Bをリムパックに初参加させています。MQ-9Bシーガーディアン無人航空機はISR情報監視偵察任務や動画のリアルタイム伝送により偵察任務に当たったほか、新型のSDSソノブイ ディスペンシングシステム を搭載し、対潜訓練に無人航空機を参加させています。
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SDSソノブイ ディスペンシングシステムは最大10基のソノブイを搭載し、シーガーディアンには最大4基のSDSソノブイ ディスペンシングシステムを搭載できるため、40基のソノブイにより継続的な大戦飛行任務が可能、またレイセオン社製SeaVue多目的レーダーを搭載し、自己完結型の対潜戦闘システムを無人機として運用できる性能を誇示した。
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MQ-9Bシーガーディアン無人航空機の任務飛行は100時間を超えることもあり、海上戦闘における無人機の有用性をしめすとともに、また訓練へ参加した後に、ハワイ州からカリフォルニア州エルミラージュのジェネラルアトミックスエアロノーティカルシステムズ社拠点基地であるデザートホライズン飛行運用施設へ自力で帰還したとのことです。
■防衛フォーラム
経済制裁が効いているのかそうではないのか。
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ロシア海軍アドミラルゴルシコフ級フリゲイト四番艦建造状況について。ロシア海軍はソ連時代の駆逐艦などの老朽化を受け予算不足からコルベットを代替に当てていましたが、外洋航行能力であまりに無理がある選択でした。このため漸くまともな規模の艦を建造できているのがアドミラルゴルコフ級フリゲイト、満載排水量は5400tとなっています。
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アドミラルフロータソヴィエツカヴァソユーザイサコフ、4番艦はかなり長い艦名となっていますがセヴェルナヤ北方造船所において建造中で、これが9月までに船台をはなれ浮きドックに移動していることが確認されました。これは進水式が近い可能性を示しています。なお、4番艦の起工式は2013年で建造開始から既に十年以上を経ています。
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4番艦建造遅延の背景にはもともとエンジンを輸入部品に頼っていたところを2014年のクリミア併合により経済制裁の対象となった背景があり、実質11年間建造が停止した状況でした。今回の浮きドック移動はロシア製部品によりエンジンの目処が立った可能性があります。ゴルシコフ級は8隻が建造されますが、5番艦以降の建造目処は立っていません。
■防衛フォーラム
23型フリゲイトよりもかなり大型となり横須賀に来訪した場合はアーレイバーク級と並んで遜色が無くなる規模だ。
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イギリス海軍の新型フリゲイトカーディフが進水式を迎えました。進水式はBAE システムズのゴバン造船所から浮きドックに載せられ出航しスコットランド沖にて数時間をかけ進水式を実施したとのこと。カーディフはイギリス海軍がGCSグローバルコンバットシップ計画として8隻の建造が計画される26型フリゲイト2番艦となっています。
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26型フリゲイトは老朽化が進む23型フリゲイトの後継として建造されているもので、しかし23型フリゲイトは満載排水量4200tという規模であったのに対し、世界規模でのパワープロジェクションを想定した26型フリゲイトは当初計画5400tの高僧が必要な装備を盛り込むとともに徐々に大型化し、満載排水量は8000tと大型化しています。
■防衛フォーラム
哨戒艦というと本邦のものもきになるところ。
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オーストラリア海軍はアラフラ級外洋哨戒艦の公試を開始しました。8月26日に初の公試に臨んだアラフラは2021年12月16日に進水式を迎え、COVID-19新型コロナウィルス感染症の最中艤装工事を継続していましたが、この時点では12隻が建造有れる計画であったものが、2024年に入り国防計画の変更から6隻へ建造が半減しています。
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アラフラ級外洋哨戒艦は満載排水量1640tで全長80m、ディーゼルエンジン2基により最高速力22ノットを発揮します。乗員は40名で当初計画では40mm機関砲1門と25mm機関砲を備える計画でしたが、40mm機関砲については搭載が取りやめられています。中国海軍の脅威が増大する中、中途半端な性能とされ建造計画が削減されました。
■防衛フォーラム
これも横須賀に前方展開する事が中々出会わない。
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アメリカ海軍の新沿海域戦闘艦キングスビルが竣工しました。キングスビルはインディペンデンス級沿海域戦闘艦、竣工式典は8 月 24 日にソロモン P.オルティス センターにおいて挙行されました。キングスビルは市町村名であり、式典にはキングスビル市サムフゲイト市長、コーパスクリスティ市のポーレットグアジャルド市長が参加した。
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インディペンデンス級沿海域戦闘艦は軽金属製船体の三胴構造を採用した高速航行能力を重視した水上戦闘艦です。初期の艦艇はウォータージェットエンジンを採用したためによる想像以上の海水腐食とアルミニウム合金の熱伝導性による艦内温度上昇や膨張による船体負荷による不具合に悩まされ、また武装の少なさも任務遂行を妨げました。
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キングスビルの地名は海軍航空基地の置かれているテキサス州キングスビルに由来し、アメリカ海軍艦艇にこの名前が冠せられるのは史上初めてとなります。また海軍航空基地の所在という所縁から就役式典には海軍航空隊のT-45Cゴスホーク艦上練習機が祝賀飛行を実施しています。キングスビルは新しい母港、サンディエゴへと出航しました。
■防衛フォーラム
哨戒艦に何を求めるか。
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デンマーク海軍は次期哨戒艦の武装強化を模索しています。デンマーク海軍向け哨戒艦を建造するダンスケパトルジェスキベ社は8月21日のバラールップ産業記念展において哨戒艦に言及、デンマーク海軍から任務環境の変化を理由に哨戒艦の当初計画の76mm艦砲と機関砲のみの武装に加えて、VLS垂直発射装置の要望があったと語った。
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次期哨戒艦は6隻の建造が計画され、当初は海洋汚染防止と漁業資源保護や密輸防止という任務が想定されていましたが、此処に船団護衛や対水上戦闘という水上戦闘艦としての任務が加えられた構図です。VLSは8セル程度が前甲板の76㎜艦砲の後方に設置され、それはバラールップ産業記念展に出展された哨戒艦の模型にも反映されていました。
■防衛フォーラム
陸上自衛隊の輸送船と重なるところが。
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アメリカ海軍の新高速輸送船ポイントロマが進水式を迎えました。2024年9月3日、アラバマ州モービルのオースタルUSA社造船所において行われた進水式ではSPMT自走モジュールトランスポータにより海上に展開したポイントロマが大型クレーンにより約1メートル持ち上げられ、そのまま海上に降ろされる独特の進水式を行いました。
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ポイントロマはスピアヘッド級遠征高速輸送船の15番船、重装備を積載し35ノットから最大で45ノットという高速を発揮し輸送します。乗員居住性は高く、船内には1900平方メートルもの車両甲板があり、最大100tまでの車両を乗降させるランプとともに600tまでの車両を車両甲板に搭載、最大312名の兵員を4日間収容することも可能です。
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戦艦や空母と同じ凄い名前だ。
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シンガポール海軍は新潜水艦インヴィンシブルを受領しました。8月27日、シンガポールのチャンギ海軍基地においてドイツのキール造船所において建造されていた潜水艦インヴィンシブルが貨物船ロールドックスターからシンガポール海軍へ引き渡されました。インヴィンシブルは218SG型潜水艦として建造されていたものです。
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インヴィンシブルはインヴィンシブル級潜水艦一番艦と位置付けられており、2019年にドイツのティッセンクルップマリン社キール造船所にて進水式を迎えたのち、若干時間を要しましたが艤装工事を実施していました。シンガポール海軍は2番艦イラストリアス、3番艦イニミダブルを2025年に受領する計画、なにかイギリス軽空母の艦名のよう。
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218SG型潜水艦はドイツが既に各国へ供給している212型潜水艦と214型潜水艦の技術、更に216型潜水艦の設計思想を応用、シンガポール海軍は2013年に潜水艦2隻と教育訓練に関する13億6000万ドルの契約を成立、その後2017年に入り、2隻の追加が決定し4番艦インペッカブルの建造を含め、18億ドルの追加契約を結んでいます。
■防衛フォーラム
大型化の流れは此処でも。
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オランダ海軍はベルギー海軍とともに対潜フリゲイトを導入します。オランダ海軍はこれまでカレルドールマン級フリゲイトを対潜用にあててきました、このカレルドールマン級は満載排水量3200tとぎりぎり外洋航行能力を付与していますが、ヘリコプターの運用能力をもつとともに対潜対空対水上戦闘能力を有するバランスのよい艦ですが。
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カレルドールマン級フリゲイトは1991年より8隻が建造されています、しかし情勢変化におり2004年から2隻がチリ海軍に、2006年に2隻がベルギー海軍に、2008年から2隻がポルトガル海軍に売却されていて、ファンスペイクなど2隻がオランダ海軍に残るだけであるとともに、竣工から29年を経ており、そろそろ後継艦が必要とされていました。
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フレガット級フリゲイト、新しい水上戦闘艦はオランダ海軍向けの一番艦がフレガットとなる見通しで、建造はオランダのダーメン社が担当する見通し。計画ではフレガット級にあわせて、USV-ASM無人駆潜艇が開発されており、フリゲイトの対潜任務を無人艇が支援する計画、また艦載機としてNH-90ヘリコプターの搭載も計画されています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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