北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-祇園四条,八坂神社前でいにしえの珈琲を静かに豊かに

2024-11-19 07:01:51 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 真夏と秋が熱すぎる京都でも冬は当たり前ですが底冷えに冷え込み寒いのが現実というもの。

 寒い一日、冬時などはそれでも休息の為にゆったりと時間を過ごす際にアイスコーヒーで冷たさをたっぷりとした暖房の豊かな余裕の中で愉しむといいますか嗜むところがあるのですけれども、それ以上に寒くなる際には、熱いコーヒーを啜りたくなる時もあります。

 八坂神社前のカトレアさん、ここは、本格的な引き立ての馥郁たる香りの珈琲と、なぜかしかし焼うどんが軽食にしれと加わっていて、まあしかし四条通の街行く人をさりげなく眺めながら、ここは異空間なのだ珈琲を愉しむだけの、という時間を過ごせるお店でして。

 いにしえブレンド、という。このお店は写真を撮る事をマスターさんが歓迎してくれない、それこそ珈琲に集中する為のお店なのですけれども、ほぼ誰もいない時間帯に基本的に店内を映せない窓際の角度に限ってお願いして撮る事が出来たのですが、こんなかんじで。

 珈琲の湯気立つ通り、それは外の寒さが暖房でも覆い隠せぬほどの寒波を物語るところなのですけれども、確かに、こういう雰囲気ではカメラよりも文庫本でも取り出して、ちょっと気分転換したいところで、そう、ここは基本的に防犯カメラさえ無い情報の静けさ。

 酸味が強いなあ、と思いつつも、お店の中に鎮座する様に井戸がありまして、いや別に注文の都度に釣瓶を落として清冽な井戸水をくみ上げている訳ではないのですけれど、水の違いといいますか、地下水なのか琵琶湖経由の水道水なのか、という趣の違いを嗜む。

 軽食を挟まない珈琲って、まじめな飲み物なのですよね。ふとそんな事を想う、いやチョコレートのひとかけらやビスケットの類を友としたい印象がなにはないのですが、それでも珈琲単体という嗜み方は、苦味の酸味のお店の個性と真摯に向き合えるような錯覚に。

 カトレアさん。多分このお店の前を通ったは多いと思うけれども、祇園や先斗町のほうに通過する方が圧倒的な中で、しかし混雑していない喫茶店で、ちょっと、ふっと、ほっと、というような一時を珈琲と共に愉しむのは、日常の中に確かな香りの一時を感じられます。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【防衛情報】26型フリゲイトとアドミラルゴルシコフ級フリゲイト,218SG型潜水艦とフレガット級フリゲイト

2024-11-18 20:11:40 | インポート
■防衛フォーラム
 アメリカ国内では何故か護衛艦もがみ型と比較される事が多くなった沿海域戦闘艦のわだいから。

 アメリカ海軍は沿海域戦闘艦ナンタケットを受領しました。フリーダム級沿海域戦闘艦14番艦であるナンタケットはロッキードマーティン社が主契約企業となり、ウィスコンシン州マリネットのフィンカンティエリマリネットマリン造船所で建造が進められてきました。ナンタケットはフロリダ州のメイポート海軍基地へ配備される予定です。

 フリーダム級沿海域戦闘艦14番艦、しかし設計時の計画は現在のような大規模海上戦闘の抑止と対応というものではなく海洋安全保障全般を念頭に軽武装と高速という設計思想に基づき画定されたため、運用が現状に合わず、フリーダム級は2008年より竣工が始まった新しい水上戦闘艦であるものの、既に5隻が除籍されています。
■防衛フォーラム
 哨戒ヘリの在り方を変え得る話題だ。

 アメリカのジェネラルアトミックスエアロノーティカルシステムズ社がMQ-9Bをリムパックに初参加させています。MQ-9Bシーガーディアン無人航空機はISR情報監視偵察任務や動画のリアルタイム伝送により偵察任務に当たったほか、新型のSDSソノブイ ディスペンシングシステム を搭載し、対潜訓練に無人航空機を参加させています。

 SDSソノブイ ディスペンシングシステムは最大10基のソノブイを搭載し、シーガーディアンには最大4基のSDSソノブイ ディスペンシングシステムを搭載できるため、40基のソノブイにより継続的な大戦飛行任務が可能、またレイセオン社製SeaVue多目的レーダーを搭載し、自己完結型の対潜戦闘システムを無人機として運用できる性能を誇示した。

 MQ-9Bシーガーディアン無人航空機の任務飛行は100時間を超えることもあり、海上戦闘における無人機の有用性をしめすとともに、また訓練へ参加した後に、ハワイ州からカリフォルニア州エルミラージュのジェネラルアトミックスエアロノーティカルシステムズ社拠点基地であるデザートホライズン飛行運用施設へ自力で帰還したとのことです。
■防衛フォーラム
 経済制裁が効いているのかそうではないのか。

 ロシア海軍アドミラルゴルシコフ級フリゲイト四番艦建造状況について。ロシア海軍はソ連時代の駆逐艦などの老朽化を受け予算不足からコルベットを代替に当てていましたが、外洋航行能力であまりに無理がある選択でした。このため漸くまともな規模の艦を建造できているのがアドミラルゴルコフ級フリゲイト、満載排水量は5400tとなっています。

 アドミラルフロータソヴィエツカヴァソユーザイサコフ、4番艦はかなり長い艦名となっていますがセヴェルナヤ北方造船所において建造中で、これが9月までに船台をはなれ浮きドックに移動していることが確認されました。これは進水式が近い可能性を示しています。なお、4番艦の起工式は2013年で建造開始から既に十年以上を経ています。

 4番艦建造遅延の背景にはもともとエンジンを輸入部品に頼っていたところを2014年のクリミア併合により経済制裁の対象となった背景があり、実質11年間建造が停止した状況でした。今回の浮きドック移動はロシア製部品によりエンジンの目処が立った可能性があります。ゴルシコフ級は8隻が建造されますが、5番艦以降の建造目処は立っていません。
■防衛フォーラム
 23型フリゲイトよりもかなり大型となり横須賀に来訪した場合はアーレイバーク級と並んで遜色が無くなる規模だ。

 イギリス海軍の新型フリゲイトカーディフが進水式を迎えました。進水式はBAE システムズのゴバン造船所から浮きドックに載せられ出航しスコットランド沖にて数時間をかけ進水式を実施したとのこと。カーディフはイギリス海軍がGCSグローバルコンバットシップ計画として8隻の建造が計画される26型フリゲイト2番艦となっています。

 26型フリゲイトは老朽化が進む23型フリゲイトの後継として建造されているもので、しかし23型フリゲイトは満載排水量4200tという規模であったのに対し、世界規模でのパワープロジェクションを想定した26型フリゲイトは当初計画5400tの高僧が必要な装備を盛り込むとともに徐々に大型化し、満載排水量は8000tと大型化しています。
■防衛フォーラム
 哨戒艦というと本邦のものもきになるところ。

 オーストラリア海軍はアラフラ級外洋哨戒艦の公試を開始しました。8月26日に初の公試に臨んだアラフラは2021年12月16日に進水式を迎え、COVID-19新型コロナウィルス感染症の最中艤装工事を継続していましたが、この時点では12隻が建造有れる計画であったものが、2024年に入り国防計画の変更から6隻へ建造が半減しています。

 アラフラ級外洋哨戒艦は満載排水量1640tで全長80m、ディーゼルエンジン2基により最高速力22ノットを発揮します。乗員は40名で当初計画では40mm機関砲1門と25mm機関砲を備える計画でしたが、40mm機関砲については搭載が取りやめられています。中国海軍の脅威が増大する中、中途半端な性能とされ建造計画が削減されました。
■防衛フォーラム
 これも横須賀に前方展開する事が中々出会わない。

 アメリカ海軍の新沿海域戦闘艦キングスビルが竣工しました。キングスビルはインディペンデンス級沿海域戦闘艦、竣工式典は8 月 24 日にソロモン P.オルティス センターにおいて挙行されました。キングスビルは市町村名であり、式典にはキングスビル市サムフゲイト市長、コーパスクリスティ市のポーレットグアジャルド市長が参加した。

 インディペンデンス級沿海域戦闘艦は軽金属製船体の三胴構造を採用した高速航行能力を重視した水上戦闘艦です。初期の艦艇はウォータージェットエンジンを採用したためによる想像以上の海水腐食とアルミニウム合金の熱伝導性による艦内温度上昇や膨張による船体負荷による不具合に悩まされ、また武装の少なさも任務遂行を妨げました。

 キングスビルの地名は海軍航空基地の置かれているテキサス州キングスビルに由来し、アメリカ海軍艦艇にこの名前が冠せられるのは史上初めてとなります。また海軍航空基地の所在という所縁から就役式典には海軍航空隊のT-45Cゴスホーク艦上練習機が祝賀飛行を実施しています。キングスビルは新しい母港、サンディエゴへと出航しました。
■防衛フォーラム
 哨戒艦に何を求めるか。

 デンマーク海軍は次期哨戒艦の武装強化を模索しています。デンマーク海軍向け哨戒艦を建造するダンスケパトルジェスキベ社は8月21日のバラールップ産業記念展において哨戒艦に言及、デンマーク海軍から任務環境の変化を理由に哨戒艦の当初計画の76mm艦砲と機関砲のみの武装に加えて、VLS垂直発射装置の要望があったと語った。

 次期哨戒艦は6隻の建造が計画され、当初は海洋汚染防止と漁業資源保護や密輸防止という任務が想定されていましたが、此処に船団護衛や対水上戦闘という水上戦闘艦としての任務が加えられた構図です。VLSは8セル程度が前甲板の76㎜艦砲の後方に設置され、それはバラールップ産業記念展に出展された哨戒艦の模型にも反映されていました。
■防衛フォーラム
 陸上自衛隊の輸送船と重なるところが。

 アメリカ海軍の新高速輸送船ポイントロマが進水式を迎えました。2024年9月3日、アラバマ州モービルのオースタルUSA社造船所において行われた進水式ではSPMT自走モジュールトランスポータにより海上に展開したポイントロマが大型クレーンにより約1メートル持ち上げられ、そのまま海上に降ろされる独特の進水式を行いました。

 ポイントロマはスピアヘッド級遠征高速輸送船の15番船、重装備を積載し35ノットから最大で45ノットという高速を発揮し輸送します。乗員居住性は高く、船内には1900平方メートルもの車両甲板があり、最大100tまでの車両を乗降させるランプとともに600tまでの車両を車両甲板に搭載、最大312名の兵員を4日間収容することも可能です。
■防衛フォーラム
 戦艦や空母と同じ凄い名前だ。

 シンガポール海軍は新潜水艦インヴィンシブルを受領しました。8月27日、シンガポールのチャンギ海軍基地においてドイツのキール造船所において建造されていた潜水艦インヴィンシブルが貨物船ロールドックスターからシンガポール海軍へ引き渡されました。インヴィンシブルは218SG型潜水艦として建造されていたものです。

 インヴィンシブルはインヴィンシブル級潜水艦一番艦と位置付けられており、2019年にドイツのティッセンクルップマリン社キール造船所にて進水式を迎えたのち、若干時間を要しましたが艤装工事を実施していました。シンガポール海軍は2番艦イラストリアス、3番艦イニミダブルを2025年に受領する計画、なにかイギリス軽空母の艦名のよう。

 218SG型潜水艦はドイツが既に各国へ供給している212型潜水艦と214型潜水艦の技術、更に216型潜水艦の設計思想を応用、シンガポール海軍は2013年に潜水艦2隻と教育訓練に関する13億6000万ドルの契約を成立、その後2017年に入り、2隻の追加が決定し4番艦インペッカブルの建造を含め、18億ドルの追加契約を結んでいます。
■防衛フォーラム
 大型化の流れは此処でも。

 オランダ海軍はベルギー海軍とともに対潜フリゲイトを導入します。オランダ海軍はこれまでカレルドールマン級フリゲイトを対潜用にあててきました、このカレルドールマン級は満載排水量3200tとぎりぎり外洋航行能力を付与していますが、ヘリコプターの運用能力をもつとともに対潜対空対水上戦闘能力を有するバランスのよい艦ですが。

 カレルドールマン級フリゲイトは1991年より8隻が建造されています、しかし情勢変化におり2004年から2隻がチリ海軍に、2006年に2隻がベルギー海軍に、2008年から2隻がポルトガル海軍に売却されていて、ファンスペイクなど2隻がオランダ海軍に残るだけであるとともに、竣工から29年を経ており、そろそろ後継艦が必要とされていました。

 フレガット級フリゲイト、新しい水上戦闘艦はオランダ海軍向けの一番艦がフレガットとなる見通しで、建造はオランダのダーメン社が担当する見通し。計画ではフレガット級にあわせて、USV-ASM無人駆潜艇が開発されており、フリゲイトの対潜任務を無人艇が支援する計画、また艦載機としてNH-90ヘリコプターの搭載も計画されています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【榛名備防録】AH再評価論:戦闘ヘリコプターの価値を根本から変える三要素,ARKWS・AHEAD弾薬・スパイクNOLS

2024-11-18 07:00:51 | 先端軍事テクノロジー
■AH再評価論
 航空祭予行の特集ばかり続いていましたので北大路機関らしい話題をひとつ。

 ARKWSと30mm機関砲、攻撃ヘリコプターに関する装備はこの二つにより大きく転換するのかもしれません。現在、世界中ではアパッチガーディアンの採用の流れがある、インドとインドネシアにポーランド、ただ本邦では戦闘ヘリコプター廃止の流れが政治決定され、後継機の調達は2013年のAH-64D調達終了後、行われていません。

 陳腐化により戦闘ヘリコプターを廃止するという政治決定ですが、しかしこれは単純に財務省の予算を出せないという政治決定を、陳腐化という、いわば廃止ありきの結論のもとでこじつけただけともみてとれます。こうしたなかで、いまARKWSと30mm機関砲により戦闘ヘリコプターを巡る状況が大きく変容を迎えているのでは、と。

 30mm機関砲についてはラインメタル社が開発したスカイレンジャー機関砲弾、30×173mm機関砲弾の存在です。アパッチに搭載されているM-230機関砲とは30mmで口径こそおなじですが別物で、M-230の砲弾は30×113mm弾ですのでスカイレンジャーの方が遙かに大型です、そしてこれはAHEAD調整散弾を投射可能、空中で炸裂して散弾を撒く。

 AHEAD調整散弾、これを使用できる機関砲をもし将来的に戦闘ヘリコプターが搭載するならば、ロケット弾、ハイドラ70のような無誘導のロケット弾を使わずとも、暴露した陣地や非装甲車両に対して致命的な破壊力を発揮できるのではないか、これは最近、クラスター弾に代わるAW代替弾頭の砲弾がウクライナで猛威を振るっている事で気づかされて。

 AW代替弾頭は、クラスター弾薬の国際法による規制気運を背景に、極小のタングステン球を大量撒布することでクラスター弾と同様の、しかし爆発物では無いために不発弾を残さないという弾薬で、この威力は懐疑的ではあったのですが、ウクライナ軍のクルスク逆攻撃により使用され、これがかなりの威力を発揮し、有用性を実績で示しました。

 30mm砲弾にAHEADを使用することでAW代替弾頭のような破壊力を発揮し、従来の焼夷徹甲弾よりも高い面制圧能力を発揮できるようになれば、もうロケット弾を大量に投射する必要もありません。ロケット弾の任務に目標指示というものもありましたが、あれはもうデータリンクの時代には目視の指示というのは、それほど必要ないものなのですから。

 ARKWS,もう一つはハイドラ70に誘導キットを搭載した小型ミサイルです。戦車に対してはなにしろもとが70mmロケット弾ですから威力はかなり制限されるのですが、装甲車両にたいしては、また戦車も上部から狙うものですので行動不能に陥れることは可能です。AHEAD弾薬によりロケット弾が不要となれば、そのぶんARKWSを搭載すればよい。

 ヘルファイアミサイル、現在、戦闘ヘリコプターに搭載するミサイルの主流は射程が8km程度であることから威力が限定的であるという非難があります、これが戦闘ヘリコプター陳腐化論の首座というところなのですが、現在これはアメリカも問題視しており、イスラエルとともにスパイクNOLSという光ファイバー/TV誘導型ミサイルの試験が進む。

 スパイクNOLSをアパッチガーディアンに搭載した場合、射程は24kmから50km程度まで伸びますので、防空システムを無力化するとか、高付加価値目標の制圧には、アパッチガーディアンのデータリンク能力と連接させた超長距離ミサイルによる精密攻撃というものは有用です。しかし、その分、スパイクNLOSは大きく重い、ヘルファイアの半分しか積めない。

 ARKWS,射程は高高度から撃った場合で8kmというものですが、この軽いミサイルは逆にスパイクNOLSとARKWSを並行搭載するという、なにかサイドワインダーとスパローを戦闘機が搭載して使い分けているような印象ですが、こうした運用が可能になります。ロケット弾をAHEAD弾薬で置き換えた故に積める余裕が生まれる、ということ。

 AHEAD弾薬は、もともと無人機を一撃で撃墜する欧州スカイシールド構想の産物ですので、これをヘリコプターに搭載するならば同時に無人機狩りを効率的に行えることも意味しますし、特にアパッチガーディアンはロングボウレーダーを搭載しているために、自爆用無人機を狩るにはかなり有用な選択肢であることもまたわすれてはなりません。

 スカイレンジャー30、しかし第一に忘れてはならないのはM-230よりもかなり大型のものですので現在はM-230用のAHEAD弾も存在しませんので現時点では絵空事です。しかし、ARKWSという選択肢も開発されているのです、もう一歩進んだ改良を行うことで、戦闘ヘリコプターは再び、かなりの怪物に化けるのでは、とおもうのですね。

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【M-5撮影特報】岐阜基地航空祭2024総合予行.快晴一転の曇天と雨雲迫る鉛色の各務原上空(2024-11-14)

2024-11-17 20:23:02 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■異機種大編隊
 順光も逆光もこの天候だと関係が無いという事を痛感しつつただただ雨が降り始めないかだけが心配という中で。しかし一歩間違えれば本番がこうなっていたのだ。

 岐阜基地航空祭名物の異機種大編隊が頭上を、というには若干離れていますか、大空を往く。ちょっと前まではF-4ファントムもこの大編隊に加わっていましたが規模が小さくなった、とおもう。それでも昨今自衛隊行事全般から大編隊の規模縮小が相次ぐ。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、F-35戦闘機もいずれはここに加わることを期待したいのですが、何しろF-35は秘密保持の資格保有者以外は近づけず、先日護衛艦かが艦上でF-35B発着試験を行った際は航空自衛官一部は機体に近寄れても海上自衛官は禁止とか。

 GCAP次期戦闘機、開発がどうなるのかが非常に不安で、これを逃せば欧州もまともな次世代戦闘機開発計画は、というよりも第五世代戦闘機も独自開発している事例は欧州単独ではないため困ることになるのですが、GCAPはここに加わるのかなあ。

 輸送機同士の編隊飛行、C-1FTBとC-2輸送機が編隊を組んでこちらに戻ってきました、一応滑走路に沿って基地の周りを旋回するので、本番でも機体の下面だけを見上げる、という状況にはならないのかなあ、とこの飛行を眺めつつ考えるのですけれど。

 航空祭本番でどのような軌道を撮るのかが予行で見極めるのだけれども、航空祭は全国で幾つもあって、予行をしっかり撮影できる航空祭というのは限られている、北大路機関ではほぼほぼ予行を撮影できるのは岐阜基地航空祭だけ、というかんじ。

 総合予行、ということになるのか、通常航空祭というのは総合予行を土曜日に、地元住民を招待して特別開放日というものを兼ねて総合予行を行うのですが、岐阜基地航空祭の場合は土曜日は基地にない機種の予行と、あとは外来機の着陸があるのみ。

 70周年の異機種大編隊、今度は18mm広角に固定して撮影、背景の峰々も構図に含めて、そしてもちろん今にも降り出しそうな雲と共に。降り出しそうを振り出しそうとばかり変換するこのPCだが、振り出しそう、というのはどんな日本語なのだろう。

 異機種大編隊、東海自然遊歩道という基地の機体側にある、かなり標高が高い遊歩道の展望台から撮影するとこの大編隊の背景に名古屋駅の高層ビル群を収められるという、興味ある構図なのですが、登山に一時間以上かかると聞いてちょっと断念する。

 三井山、朝一番に三井山に登ってそこから撮影するという方も多いそうだけれども、かなり考えた末、三井山は快適に撮影する収容力は15名程度、目一杯つめて35名、それ以上すると殺伐とした撮影環境、カメラレンズが振り回せない状況になるのだ。

 C-1FTB着陸へ。三井山から撮影するという選択肢、考えてみたけれども混雑しそうだし無理だなあ、と。近くの佛眼山という三町に寺院のある山は基地から東方が高い木々に囲まれているので撮影環境としては厳しく、結果、木曽川堤防に上ることに。

 C-2輸送機着陸へ。事前訓練と予行に総合予行、と一通り撮影したのだけれども、曇天だと機動飛行も慎重になっているようで、安全第一なのは当然だけれど、ここまで自衛隊が航空祭を準備しているのに、いよいよ風も湿っぽく、天候がこれでは、本番の天気予報はこの時点でこれよりきびしかった。

 滑走路へと大きく旋回して高度を下ろしてゆくC-2輸送機を眺めつつ、遂に小雨降り始める。予行と事前訓練の青空を思い出し、これが、空の青さを知る人よ、というなにかアニメーション映画のタイトルのような感じで青空で撮影できた写真を思い返すのでした。

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【M-5撮影特報】岐阜基地航空祭2024総合予行,快晴一転の曇天と雨雲迫る鉛色の各務原上空(2024-11-14)

2024-11-17 20:00:52 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■曇天と雨雲迫る
 まったく天候というものは読めないものですよ一日で本当に一変するほどに。もっともその真逆が一日で好転した日曜日なのだが。

 C-1FTBの離陸、総合予行の様子は非常に残念なことにここまで事前訓練やよこうの段階では快晴、多少雲が出ていて撮影した日にちの違いが判る程度の秋晴れや冬晴れという気象条件であったのが、この日ばかりはどうなったのかなあ、という状況に。

 C-2輸送機の離陸がC-1FTBと編隊離陸のようにローパスするC-1FTBとともにC-2輸送機が離陸してゆきます、天気も悪いのですがこの話題を掲載するPCの調子も悪くなり、東芝時代のDynabookなのですけれども、変なところで変換が止まったり。

 F-15戦闘機の機動飛行、撮影はどうしても18-150mmSTMレンズを装着したEOS-M5,望遠に限界がある。もっといいレンズを買いなよ、と言われるかもしれないがCANON自身がEF-Mレンズを55-200mmまでしか出していないために、ほぼほぼ限界に。

 東芝のDynabookもCANONのEF-Mレンズも、日本の技術者軽視といいますか、ものづくりに適当なことをやっていますと、これから凋落が凄いことになるのだろうなあ、と。目が出なくとも防衛装備庁のように技術を絶やさないよう継続する必要が。

 異機種大編隊、そう、どうがんばってもこの曇天ではこれ以上映らないのですね、またレンズもEOS-7Dのほうに集中していますからどうしても11のようにしかみえないのですが、70という文字、航空自衛隊70周年を編隊で描いているものですが。

 撮影は失敗、というのが現実的なところか、EOS-7Dのほうは多少まともに映っていますが、まあ、これだけ曇天ですと撮影に失敗してもそれほど惜しくない、というところもあるのかもしれない、フレームをはみ出してしまっている感じで。

 F-2戦闘機機動飛行、この撮影位置は木曽川堤防で岐阜基地からは南に3㎞程の位置にあります、ですから背後から陽光が差して順光の撮影環境となるはずなのだけれども、曇天では逆光とさほど変わらない、この時点で本番はもっと悪天候だという。

 飛行開発実験団特別編隊、山頂の寺院と共に進入する航空機の編隊を撮影した構図ですが、これ、先週まではC-1FTBが担っていた編隊を今しゅうのよこうからC-2輸送機が担うようになりまして、此処でおぼろげながら当日の編隊の順番が見えてきました。

 航空自衛隊70周年の記念マーキングが、C-2輸送機とF-15戦闘機とF-2初号機にも描かれている、この距離ではT-7練習機の尾翼にも描かれているのかは見えないのですが、なによりもF-15なんかが目一杯速度を落としている様子が、凄い編隊なのだ。

 T-7練習機は目一杯速度を上げているのですが、フライバイワイヤで飛行しているF-2戦闘機や空挺降下の際に速度を落とすとともにSTOL性能を重視して設計されたC-2輸送機は兎も角として、このF-15がT-7の速度まで落とすのは大変だろうなあ。

 異機種大編隊その二が飛来しました、通常の航空祭では大編隊というのは一かい航過飛行をしたらそれまで、なのですが岐阜基地航空祭の異機種大編隊は幾度か編隊を組みなおして実施してくれますので、撮影に失敗した場合でも編隊は別の画が撮影できる。

 C-1FTBとC-2輸送機の編隊飛行、同じ編隊が入間基地航空祭でも見れるという事で期待していましたらば、C-1とC-2とU-4の3機編隊、非常に規模が小さくがっかりしたのを思い出す、しかしこちらの大編隊は大編隊の名そのものの規模となっています。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-京都駅近鉄名店街,お好み焼きはビールから始まりハイボールへ

2024-11-17 18:11:15 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 東京は勿論のこと舞鶴へも呉へも新幹線や特急で結ぶ京都駅にて。

 京都駅、いよいよ帰路につくときの重要な経由地なのだけれども、同時にちょっと一杯やってゆこうというときに便利なところであったりします、いやちょっと歩けばもっと面白いところはあるのですが、駅構内でささっと頂くのも、手軽で愉しいのだ。

 ビール、こういうときはまつ季節に関係なく、つめたーい一杯をジョッキでぐぐいと、飲み干すとちょっともったいないけれども、でも最初の一口目はぎゅんと半分くらい呑んで、一日の疲れ、成果の多寡にかかわらず、オツカレサマー、とビールで冷やす。

 お好み焼きがビールの無くなり具合に合わせるように熱々のまま鉄板スキレットごと目の前に。京とんちん亭、というここは京都駅の近鉄名店街、いまは別の呼び名があるのだけれども、近鉄京都駅真下の昔の近鉄名店街、その一角にあるお店でして。

 ハイボールで、乾杯。お好み焼きに合わせるのはビール、というと連チャンになってしまうから、趣向を変えてハイボールでお好み焼きを頂こう、店内目の前には巨大な鉄板、となりにはカウンター、はやい時間帯ならカウンターは混雑とは無縁という。

 ソースの香ばしさとともに 濃厚を思わせるスキレット上はカツオブシが踊っていて、が、熱々を急いで頬張ればやけどがまっているので、まず、まずはハイボールで、そしてコテを器用に小さく切って少し冷まし、が、我慢をハイボールでおさえつつ。

 マヨネーズを、少し削るように端っこを頂いた後で掛けてみる、疲れてきたカツオブシに一喝、みよこの撮影技術、手前を食べた後とは思うまい、ハイボールがさっぱりしているので、マヨネーズで味変というか、こってり感を追加してみたくなるのですよね。

 京とんちん亭、近鉄名店街は、京都駅でも新幹線口付近はもの凄い混雑、世界のお客様で大賑わい過ぎて行列がもう大変なことになっていることが多いけれども、近鉄名店街の方は、まだ、混み始めたが、混雑はそれほどでは無く、なにか、落ち着くのだ。

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【京都幕間旅情】阪急電鉄1300系,京都本線の万一を支えるJR京都線と代替なき北海道函館本線貨物列車脱線

2024-11-17 07:00:39 | コラム
■その時の代行輸送を考える
 貨物列車は編成重量が非常に重いものですから線路への負担が物凄いという話は聞くのですが北海道でいろいろありましたのはご承知の通り。

 阪急京都線が先日人身事故により運転見合わせとなり、JR京都線による代替運転がおこなわれました、丁度金曜日の夜ということでJR京都線はかなり混雑、というよりも大阪駅が大変な事になっていましたが、代替運転ではないが京都と大阪の間には京阪線もある。

 長万部と森町、北海道にて16日未明に貨物列車が脱線する事故がありまして、その場所が森町という函館本線の北海道新幹線新函館北斗から在来線を少し北に行った場所で事故が発生、JR北海道は16日土曜日一杯、札幌と函館を結ぶ特急の運休を発表しました。

 長岡京あたりで阪急では人身事故であったということで、金曜日の夜、ウィークエンドナイトにいきなりウヤということですので大混乱ではあったのですが、京都と大阪の間にはこう、振り替え輸送ができて、そのほかにも京阪線、あとまあ、近鉄線でも行けない事は。

 万一の際の振り替え輸送、一応首都圏と京阪神、名古屋周辺とあとは大手私鉄が充分な輸送力を持っているとなると西鉄あたりだろうか、考えてみると機能する地域というのは日本全国でも限られている、ということがわかります、北海道の事故を見るととくに、ね。

 東海道新幹線、これも今年何度も台風により計画運休が有りましたけれども本来はこれ、東海道本線が特急かせめてクロスシート車で快速電車を急行運用していればある程度代替路線として機能するはずなのだが、東海道線の優等列車は寝台特急しか残っていない。

 北海道については、そういえば何年も前、千歳基地航空祭前日に豪雨で函館本線が全面運休となり、新幹線で函館まで移動した友人が札幌に行く際、高速バスを乗り継ぐなど結構苦労した話を思い出す、するとやはり代替路線、重要なのだなあ、と思うのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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【M-5撮影速報】岐阜基地航空祭2024予行.C-1FTB&C-2輸送機とF-15特別塗装機(2024-11-13)

2024-11-16 20:01:21 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■70周年大編隊
 明日の天気はどうなるのだろうか若干好転の予報もでているようだけれどもさてさて。

 C-1FTBとC-2輸送機、今年の岐阜基地航空祭は、こう、しっかりとC-2輸送機とC-1輸送機、まあC-1輸送機というよりはC-1FTBフライトテストベットという名のだけれども、この編隊飛行というのが、貴重な、変化を前にした情景といえるのかもしれない。

 C-2輸送機は、この試験機塗装は初号機、思い出せば例えばUS-2救難飛行艇は試作機も迷彩塗装となりまして第一線任務につき、先日退役しましたけれども、C-2輸送機の試験機と層のまま現役となって半世紀は飛び続けるのだろうか、迷彩となるのか。

 F-2戦闘機の試験機塗装のまま、エシュロン編隊で異機種大編隊に参加した戦闘機と練習機が岐阜基地上空へ展開して参りまして、エシュロン隊形を崩して大きく旋回してゆく、こう、滑走路へと着陸する機動をとってゆきました。

 機動飛行も好いけれども、編隊飛行というのは、数が多いだけあって、数の迫力というものがある、その編隊が一気に躍動する感じ、そんな情景を撮影できるのがこの瞬間なのだけれども、言い換えればこの後着陸してしまう寂しさもあるのだよなあ。

 エシュロン隊形で、まずどの機体が参加しているのか、特に今年しか見られないのはイーグルの試作機塗装、これは航空自衛隊創設70周年記念塗装という、是非撮影しておきたい塗装のイーグルがどこに来ているのか、という注目するてんが変わってきて。

 70周年の記念マーキングは、実はF-2初号機の垂直尾翼にも描かれているのだけれども、この機動では確認しているところはそんな暇はないよ、となってしまう。もう考えるよりもシャッターを押して撮影しておく、写真の出来は後で確認しよう。

 スペマ機、スペシャルマーキングのF-15戦闘機も、滑走路に進入するときはこの撮影位置よりも南側の、つまり逆光の位置を飛行してしまうので、ちょっと見分けがつかなくなってしまうけれども、イーグルだ、というシルエットは鮮明にわかるのだ。

 異機種大編隊。異機種大編隊。あれ、エシュロンは、と思われるかもしれないけれども、実はこの日木曽川堤防でも、あれ、タッチアンドゴーでまた離陸したぞ、と困惑だった、70の文字を描いて再度飛来してきました、やり直し、なのかな。

 航空自衛隊70周年記念の70を大空に描くこの異機種大編隊、基地から3km近くはなれた木曽川堤防でこの大きさだから、当日は魚眼レンズ、とまではいかずとも、しかしかなりの広角レンズが無いと画角からはみ出してしまうのでは、と思うもの。

 EOS-M5に18-150mmSTMレンズという新装備で撮影しているのだけれども、メインカメラではないので適当にカメラ任せで撮影していましたならば、もうこの70の数字を構成する航空機が何機かフレームを出てしまった、大空に描かれたこの数字が。

 18-150mmSTMレンズから出てしまった、と思ってよくよく数えてみるとこれ、70の”0”という数字を3機編隊で描いているので、はみでてしまったのではなく機数が足りていないのか、まあ、そうだこれが予行なのだよね、と妙に納得してしまう。

 異機種大編隊を完了して、しかし予定として岐阜基地が発表していた機動飛行の時間を超過していたのでエシュロン隊形は組まずにそのまま順次着陸してゆきました。けれども二度も70の大編隊をみることができましたので、ちょっと好い大団円でしたね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-岐阜,名鉄岐阜駅前-ホームラン成るか岐阜基地航空祭

2024-11-16 14:44:10 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 お天気は曇天だがなんとかなりそうなのかと明日を考えつつ岐阜の駅前酒場の話題などをひとつ。

 明日だぞ、岐阜基地航空祭、ということでもう航空祭予行とか難しいことは完了して、お天気とか考えず準備するのみ、もう気が早い人は正門まえで行列しているはず、というのは一寸言い過ぎだろうか。でももう予行という時節ではなく明日の準備だ。

 ハイボールから始める晩酌の薦め。航空祭というのは、おなかが減るのはわたしだけでしょうか、いや間違いではない、飛行展示を撮影するには第一に重要なのが撮影位置、すると昼餉に動くことは難しいですし、朝一で動くから朝食もなかなかキビシイ。

 水分だけはしっかりと、といってもお手洗いが凄いことになりますのでおいそれとがぶがぶ飲料水を飲みますと発汗で揮発しない分はあとあとお手洗いします、すると目のハエには行列ギョウレツDAIGYOURETU,するとやはりこれも控えめに。

 名鉄岐阜駅前、今回お勧めしたいのは、航空祭本番後でみなさん気の合った仲間同士で祝賀会を開くのにちょうどいいお店を、名鉄岐阜駅とJR東海道本線岐阜駅のちょうと間、名鉄岐阜駅の目の前にあります、焼き鳥屋さんというか、酒場というべきかな。

 航空祭はおまつり、おまつりが終わった後はがっとぐっとぐぐいと、呑んでしまおうよ、という話題です。ああ、自動車運転される方はウーロン茶かサイダーでね。完全自動運転車を早く実現してくれ、すると呑んでも乗れる時代がやって来るのに。

 焼き鳥と揚げ物と飲み物一通りそろっているホームラン酒場、ストライク男とかは居ない、もちろんホームラン女もだ、たぶん。いや古すぎというかなんというかそう、このネタが通じる相手ならば、日曜日一緒にどうです一杯、と言いたくなるお店です。

 岐阜市神田町9-18 新岐阜駅前第一ビル1F、そうだよ岐阜にも神田町あるんだよ古本屋もちょっと離れたところにあったぞ、榛名さんの本おいてあったぞ、という立地で。昔は路面電車、岐阜市内線の電停前だったのですが、なにかその雰囲気がのこって。

 ホームラン酒場さん、定休日無で営業開始は1130時から、つまり昼のみができる場所なのですね。店内は、古めかしく見えますが、今年が開業10周年ということでして、そうそのころには岐阜市内線廃線10年なのに、なにか駅前のいい意味で昔らしさ。

 旧市街というわけではないのだけれども、岐阜といえば川重の航空産業、そうおもっているのは岐阜市民にはほとんどいないのではないか、各務原市だしねえ、という感じで元々の岐阜市は繊維産業の町だったそうだ、この裏手が繊維問屋街でもあった。

 繊維問屋街はいまでも一部がスーツとかを安価に供してくれるのだけれども、買い付けの方がその昔、大垣夜行とか寝台特急まで駆使して買いに来て、旅館にも、冷暖房完備、と今の時代一種滑稽に見える看板を維持して暖簾を出しているところも多い。

 競輪場が岐阜市内にあって、名鉄で急行五分先の笠松駅前には、名馬オグリキャップのコスプレをした女の子や男の娘たちが走る笠松競馬場があったりで、いわば夢と野望の台地、大地というには狭いので平野部のやや高い台地、という印象のまちで。

 焼き鳥も若鮎の天麩羅も、何でもおいしかった。不思議なものでうまい肴があると、ちょいと一杯のつもりで云々、と植木等氏が歌ったように、ずいずいとお酒が進んで行く、いや、お酒を進ませる雰囲気を美味くかもせるというのが、良い酒場なのかな。

 岐阜基地航空祭は明日、雨具はじめカメラ関連の忘れ物があった場合は家電量販店よりも三星カメラというお店が良いが、一番のおすすめは名鉄に飛び乗って名古屋駅前のビッグカメラまで出てしまう事、航空祭の後には、こういうお楽しみもあって、いい。

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【京都幕間旅情】京福電鉄モボ101形,藤永田造船で製造されたこの電車は隣に駆逐艦曙建造中に製造されていた

2024-11-16 07:00:33 | コラム
■曙と同じ藤永田生まれ
 京都というのは不思議な縁が頻繁に佇んでいる街なのですがまさか駆逐艦が来るとはなあ。

 京福電鉄モボ101形、そろそろ新型車両に置き換わる為に撮影しておかなければ、と思うものの、旧塗装の内にもう少し撮影しておくべきだったかもしれないものですが、この丸っこい電車がそろそろ嵐電から新型車両に切り替わってしまうというのは、やはり。

 モボ101形は古い、と表現するのは簡単ですが古さは半端ではなく、なんと戦前、1929年から運用されつづけている、車体を更新して運用が継続されています。そして製造したのが、そんな事もやっていたのか、というメーカーによって製造されているのですね。

 藤永田造船所、陽炎型駆逐艦の黒潮や浦風や谷風とか、白露型駆逐艦の村雨とか江風とか、朝潮型駆逐艦の満潮とか山雲とか峯雲とか、吹雪型駆逐艦の曙とか電とか。101系電車の製造開始された1929年というのは、駆逐艦曙が起工式を行った1929年とおなじ。

 曙と同じ藤永田造船所、というのも藤永田造船所が海軍艦艇の建造を開始したのは1919年からなのですが、海軍指定工場に列記されるとともに経営多角化を進めるべく1921年に鉄道車両の製造を開始、鋼管や工業製造機器まで製造する様になっているのですね。

 昭和初期の鉄道車両、外見も古都にふさわしいといいますか、いつから走っているのだろう、というくらいに最早京都の風景に一体化しているところなのですが、工業製品としては、確かに昭和初期の車両というものは寿命を迎えているといえるのかもしれない。

 北野白梅町駅とかに休憩所としてモボ101形をホームの片隅に維持する事は出来ないものかなあ、と想ったり、鞍馬駅のデナ21のような中途半端な保存はしてくれないようにおもったりするのですが、一番あり得るのはそのまま解体なのだろうなあ、と思うのだ。

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