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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ふところに飛び込む休息!休息考 (純粋と一致⑧)

2010-08-14 | 第十章「今ここでの恩寵」
 日本人にとっては、と正月は昔からの特別な日である。調べてみると、どうも仏教伝来以前からの日本の古層の文化の可能性が高いようだ。

 100年とか200年の歴史ではなく、1000年、2000年の歴史、場合によっては数万年の歴史があるのかもしれない。祖先の霊と交流する特別な休息の期間なのであろう。昔は休暇が少なかっただろうが、その大切な休息の時が、盆とか正月で、単なるごろ寝ではなく、祖先の霊との交流が大切にされているのは深層心理学的にも納得できる。

 休息は、深層心理的には赤ちゃんがえり的に、誰かの懐(ふところ)に飛び込むのが大切なようだ。その懐が祖先の霊というなら、全ての人に共通となる。そして、家族や親戚等で集まり、のんびりとする(懐に飛び込まれる方は、大忙しで休息にならないかもしれないが)。何と豊かな智恵であろうか。

 さて、自分にとっての休息は、こうした盆と正月のような、スケジュールで決まるものもあるが、イレギュラーな休息もある。メンタル的に、ちょっと限界に近いかなと思う時(自分の限界をどう把握するかは、これまた大切なことであるが)、例えば2-3日のちょっとした特別な休息を取る必要があると思う。
 
 そして、自然の懐、神仏の懐(巡礼?)、家族の懐・・・いろいろあると思うがいつもとは違う何かの懐に飛び込む。

純粋と一致⑧(暮らしの中のカウンセラーの基本の基本 28/30)

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