イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

無言の愛・・・(純粋と一致⑩)

2010-08-16 | 第十章「今ここでの恩寵」
 傾聴の<純粋と一致>。それは決して雄弁ではないと思う。共に不思議な沈黙を聴く瞬間かもしれない。

 カウンセラーは、決してクライアントを見下したり、逆に自己を卑下するのではなく、静かに愛でもって、≪一肌脱ごう≫という気持ちになり、それがクライアントに伝わる。

 自分がクライアントの立場で経験しないと、なかなかどういうものか判らないが、例えば私の場合は7歳の時のアラスカでの体験がある(こころの援助を考えるおよび)。優しいネイティブの女教師が、言葉を理解しない私にとって理想的なカウンセラーであったと言えよう。

 自分にとっての人生の転機。それは、アラスカだけでなく、それからも要所要所にあった。その瞬間は、人の話を聴いていたときでもなく、意外と静寂の時や沈黙の時だったようだ。ただ、共通していることは、何かの暖かい眼差しを感じていた時である。

 私も、暖かい眼差しで見つめられる、暮らしの中のカウンセラーになりたいものだが、その道は決して容易でない。

 私のブログもお陰さまで、4周目が今日で終了しました。皆さまに深く感謝いたします。

純粋と一致⑩(暮らしの中のカウンセラーの基本の基本 30/30)

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