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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ブルーベリーを召し上がれ!マーケティング理論とパースナリティ理論。(差異を考える4/10)

2010-08-30 | 第一章「意識と知覚」
 先日、一度ブルーベリー狩りに行きたいと思い、インターネットで検索をした。はじめは山梨や長野方面かなと思っていたが、東京にも沢山ブルーベリー狩りができるところがあった。まあ、価格とか場所の利便性とかを考えているうちに、意外や住まいのすぐそばにブルーベリー狩りができるところを見つけた。

 普段、毎日のように通りがかる場所からちょっとの所であった。猛暑の中で、今年は早く熟してしまったとのことで、もう少し早く来ればと思ったが、のんびりと始めてのブルーベリーを狩り、充実した時間を過ごし帰宅することができた。住まいの近くにも知られざる場所があることにビックリした。

 本当に感謝なのであるが、発端はインターネットであり、その中で情報を選別し、経済性を考えて訪問したことを考えると、ちょっと不思議な気持ちになる。その農園も、価格等の他の農園との差異化を考え抜き、また、私も消費者としての行動をしている。20年前は、こんな感じではなかった。そもそもインターネットがそれほど普及してなかったが。

 しかし、敏感に差異を認識し反応する。これは人間の基本的な原理(パースナリティ理論として)だと思うが、農園経営などマーケティング理論にもそのまま当てはまるのだろう。カールロジャースのパースナリティ理論は、U先生の≪生き甲斐の心理学≫にもあるが、現象学を基盤としており心理療法だけでなく、政治、経済、哲学にも応用できるとあるが。当然ながらマーケティング理論としても応用できると思った(昔企業でマーケティングの仕事を随分やっていたこともある)。

 例えば命題5は次のようである。私と農園経営者の不思議な接点を用意した命題かもしれない。

 行動とは、基本的には、知覚された場において、有機体が経験されたままの要求を満足させようとする、目標指向的な企てである。(ロジャーズ全集 パースナリティ理論8 伊藤博訳 岩崎学術出版社)

 蛇足だが、このところずっと日本の古代史を勉強している。古代の陰惨な政争を考えるとき、同じようにこうした命題が充分活用できるのだなぁと実感した。人間とは何か。自分とは何か。神仏とは何か。そんなことをいろいろ考えさせられる。

差異を考える 4/10(信じて見える世界 14/30)

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