イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

恋人たちの季節!(純粋と一致⑥)

2010-08-12 | 第十章「今ここでの恩寵」
 夏の夜に電車に乗っていると、前に座っている若い男女が、なにやら口論している。しばらくして、次の駅につくと、女性が突然降車し階段方面に一直線に駆け去っていく。

 こうしたことは、この夏何回か見かけた。健全な男女の愛は、素晴らしいものだと思うが、寂しい結末はこころが痛む。初恋は、一つの愛の原型となるようであるが、その経験が人生の凶器にもなることもあると思う。時には、じっくり愛の原型を思索する必要があると思う。

 人が、身体とこころ(生育史)と魂からなると考えると、青春時代の愛の孤独感はいったい何なんだろう。

 身体の孤独感も強烈だと思うが、決してそれだけでない。生育史からくる愛の原型を満たそうとする、孤独感も強烈なのだと思う。そして、魂(霊性でも生命体でもよいかと思うが)からくる孤独感もあるだろう。

 全てが一致し、互いに惹かれあうのは理想だが、そうもいかない(現実は違うのがあたりまえ、そして、それを受容すると人生は豊かさをます)。ただ、魂どうしは、一説によるとどんな時もお互いに引き合い、慈しみ合っているという(私はこの説が好きだ)。

 若い人に、刹那的な恋ではなく地に着いた純粋と一致の恋をしてほしいと願いつつ(若いころの自分を棚にあげているが、生き甲斐の心理学の理論は役立つはず)・・・

純粋と一致⑥(暮らしの中のカウンセラーの基本の基本 26/30)

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