イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

貴殿はうどん派、そば派?(差異を考える2/10)

2010-08-28 | 第一章「意識と知覚」
 小学校のころは、たまに店屋物(てんやもの)でタヌキそばを食べたり、キツネうどんを食べたりするのが関心の的であった。そばが良いかうどんが良いか。タヌキかキツネか。近くの幼馴染との激論?の中で、私の結論はタヌキそばが一番だと確信した。お腹がいっぱいになり贅沢なきもちになれるという単純な理由だった。

 そんな、私はずっと東京で育ったが、就職して一年経った頃、突如関西に転勤となった。

 転勤が決まってから、大阪では、タヌキキツネは東京と大阪で違うから気をつけるようにと先輩から忠告された。あまりの違いに驚いたものだ。

 そして、転勤してから、そばが食べたくなり店に入り注文することになった。タヌキとキツネの違いは頭の中でゴチャゴチャになっていたので、カレーそばを頼んだ。しばらくすると全く想像していないものが出されたので、これが大阪ではカレーそばかと諦め、箸をつけようとした時、店の方が間違いに気づき止められた。そんな恥ずかしい思い出がある。

 関西では、美味しいうどんを沢山食べたが、そばはどうも口に合わなかった。関西の転勤を終えて、東京に戻ったときは、昼は毎日のように日本そばを食べたものだ。

 純粋に味を考えたり、体感を考えて、私はタヌキそばを愛好するようになったわけではない。生育史の影響、自分のそばやうどんに対する考え、タヌキやキツネにたいする考えが知覚に影響をし、タヌキそばが私の分身のようになっていたのだろう。(これは、カールロジャースのパースナリティ理論の命題8の事例なのかな?)

 さて、妻は、関西育ちでうどんを好む。やはり生育史の影響なのであろう。そのため、うどんを食べる機会が増えたので、最近は私はそば派とも言えなくなってきたようである。美味しいものは美味しいのだ!

差異を考える 2/10(信じて見える世界 12/30)

人気blogランキングへ・・1クリックで燃えます!感謝しています!!!