IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2013.10.21放送 テレビ東京『未来世紀ジパング』「世界で存在感を示す 日本の美味しいパン!」に違和感

2013年10月22日 06時27分43秒 | その他
月曜夜10時のテレビ東京『未来世紀ジパング』は毎週見ているのですが、10月21日の放送「世界で存在感を示す 日本の美味しいパン!」については一部にちょっと違和感を感じました。

番組ではカナダのバンクーバーでお惣菜パン『JAPADOG』が人気になっていること、アメリカのクロワッサンが低価格で大量生産されるようになったのは日本の機械メーカーのおかげであること、日本の白い食パンがニューヨークで人気になりつつあること、の3つの例を挙げていました。

テレビ東京のサイト:日経スペシャル 未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~ バックナンバー 2013年10月21日

ワタシが違和感を感じたのは3つめの日本の白い食パンがニューヨークで人気になりつつあることについて。
ニューヨークのスーパーでは、食パンはほとんど全粒粉のものとか雑穀入りのものばかりで、日本の白い食パンは売られていないとのこと。日本の食パンの試食サービスを行なったところ、みんな口々に美味しいと言い、結論として今回の沸騰ナビゲーター/井上好文(日本パン技術研究所 所長)氏は「Jpan(日本のパン)が世界のパンの主流になる」と未来予測していました。

でも、ニューヨークの全粒粉や雑穀入りのパンを駆逐して白いパンを普及させることがいいことでしょうか?
全粒粉や雑穀入りのパンは食物繊維をはじめミネラルが多く含まれています。日本の白いパンのように糖質以外はスカスカの栄養素のものよりは食べる価値のあるものだと思います。パンは日常生活で主食となるため、これが白いパンになると、ただでさえ肥満率の高いアメリカ人がさらに肥満になりそうです。
つまり、「Jpanが世界のパンの主流になる」ことは本当に価値のあることか疑問に思うのです。

どうせなら、日本の技術で全粒粉や雑穀入りのパンをより美味しくする研究をするとか、それ以前に日本国内に全粒粉や雑穀入りのパンを普及させる努力をすべきではないかと思いました。
コメント
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