サントリーカップの教育活動



大会1日目の熱戦を終えて選手村に帰ってきた子ども達を待っていたのは癒しの音楽だ。


女子選手村の教育活動として19時~20時の1時間、「さかいり姉妹・同様の玉手箱」というイベントを開催。子ども達は心休まる歌や楽器の演奏を聴いて楽しんだ。



盛り上がったのが「音楽クイズ」
三択クイズなのだが、これがけっこう難しい。例えば「『キラキラ星』という歌はどの国で生まれたのでしょう?・・・・・正解はフランスです。」「紅葉という曲は何県で生まれたでしょう?・・・・・正解は長野県!」「アルプス一万尺のアルプスは何メートルあるでしょう?・・・・・3030m」といった問題。「汽車ぽっぽ」「蝶々」など誰でも知っている歌のクイズなのだが、正解は大人でも知らないような難問。
しかも優秀なチームには賞品があるが、「ばつゲームもやってもらいますよ~♪」という坂入姉妹の言葉に、どのチームも俄然必死になる。
正解が発表されるたびに、会場は「イェ~!!!」という大歓声と、「あ~~~~」という声が入り交じり、みんな笑顔で満開になった。クイズが進むにつれて最高潮に盛り上がる子ども達。

そんな子ども達の姿にクイズが始まったときには明日の試合のことで頭がいっぱいで渋い顔をしていた監督さんたちも、しだいにニコニコしはじめたことが、見ていてなんだか微笑ましかった。そんな監督さんたちに・・・何と・・・悲劇が待っていた!!!
正解数が少なかったチームの監督さんに「ばつゲーム」が下ったのだ!!!




総勢20名ほどの監督さんが舞台に出され、キッチンママさんに変装させられ、おたまやフライパンなどを持ってドレミの歌を演奏させられたのである。
会場は大爆笑。監督さんがばつゲームで舞台に立っているチームの子ども達は思わず舞台前まで出てきて大笑いしていた。



その後は会場全員でボディパーカッションを楽しんだ。
700名のボディパーカッションは圧巻で、この選手村を全員で作り上げていこうという気持ちがひとつにまとまった感があった。


次にマリンバの演奏で「ジュピター」を聴く。その素晴らしい音色に会場はシーンとなって聴き入っていた。きっと子ども達は今日、この音色で心静かに眠りにつくことにちがいない。



最後に坂入姉妹が「翼をください」を歌って子ども達を励ました。

「この大空に翼を広げ、飛んでいきたいよ♪」

子ども達はみんな、今日もらったエネルギーで、まるで翼を広げて大空を飛ぶかのように、コートの中を飛びまわってくれるだろう。
そんな気がする女子選手村の教育活動であった。


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