「私ってすごいよね!」

「私ってすごいよね!」

教師をやっていて、これほど嬉しい言葉はないのではなかろうかと思える言葉が聞こえてきました。ある女の子が、休み時間中に自分の描いたマインドマップを見ながら大きな声で話していた言葉です。

「私ってすごいよね!だってさ、こんなに一生懸命描いたんだよ、このマインドマップ。それでね、今でもしっかり覚えているよ。この勉強したこと。全部しゃべれるんだから!」

顔をピンク色に輝かせながら嬉しそうに話しているので、私も話の輪に参加しました。確かに学習した内容を何も見ないで全部話してくれました。

「うん、確かに最近の○○さんが描いてくるマインドマップはすごく進化していると思っていたよ。」

「そうでしょ!ほら見て見て、このマインドマップと今日できたこのマインドマップじゃあ、全然ちがうんだよ! 私ってすごいよね!」

「そうそう!実はね、今○○さんが言ったことって、すごく大事なことなんだよ。ほら半年前にはさ、“私はダメだ、ダメだ”って口癖のように言っていたでしょ。」

「そうなのよ、いつもダメとか、できないとか言っていました。」

「でしょ~!それが今はさ、『私ってすごい!』なんて自分を褒めたんだからさ、これは成長した証だよね! こうして自分を褒められるようになってくるとね、なんとみるみるうちに頭が良くなってくるんだぞ~!」

「やった~!」


あまりにも嬉しいおしゃべりをすることができました。
私は嬉しくて嬉しくて今日の記事にしました。


彼女が自分で比べたマインドマップがこの2枚です。
     
どうですか?  すごい成長でしょ!!!

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

大人が変わる生活指導
原田 隆史
日経BP社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

生き物のくらしと自然かんきょう 【マインドマップ活用理科まとめ】

「極めた!!!」という感じである。
また一歩、子ども達は進化を遂げた感じがする。

ふつうのノート術では感じられなかった感覚が今の私の子どもへの評価にあります。
なんの実績もない井上なので、これまでの教員経験の中で、提出された子ども達のノートを見て、「この子は進化した。」などと思った経験がありません。どちらかというと、ノート指導は苦手な方なのです。この私の中の苦手意識はマインドマップで指導してきて完全に変わりました。

さて、その「極めた!」「進化した!」と感じたマインドマップを4枚紹介します。これは理科の最後の単元である「生き物のくらしとかんきょう」という学習をまとめ、テストに向けての予習勉強をしたマインドマップです。

 
 


こうやってマインドマップを描いてくれば、テストで問われる内容をはるかに凌駕する学習を積み上げているわけで、当然平均点は90点台になります。

それよりも、テストで測れない学びがあると思うんですよね。

子ども達は確かにテストで100点を取りたいからマインドマップに力を入れて描いてきたわけです。そのことがマインドマップにも洗われています。「絶対100点」とか書いてあるわけですから。

しかしここまで描けるようになってくると、マインドマップにまとめることじたいが楽しいわけです。楽しいから学ぶことが楽になって、マップをもっともっと工夫したくなってくる。そのために必要な知的情報を集め、集めた情報を書き加えながらさらに工夫をすると、とどんどんきれいに描けるようになる。そうなってくると、すごく満足感があるし、すごく充実感があるし、ものすごい自信につながる。
こういう学習、これまでの日本の教育にはなかったことだと私は思います。

おそらく小学生の段階で、ここまでマインドマップを描き、活用できる子ども集団は世界中にないでしょう。
たった1年で本当によく育ってくれました。
私は子ども達に深く感謝しています。


下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

新装版 合本 公害原論
宇井 純
亜紀書房

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 7 ) | Trackback (  )

中学校との連携

24日、お隣の中学校で教務主任の打ち合わせがあったので、マインドマップについての情報を持っていった。

ここまで圧倒的な実践を積み上げてきただけに、その子ども達が進学を境にしてマインドマップから離れてしまうことがあると、あまりにも惜しすぎると思う。そこで、中学校の先生方にも理解していただきたかった。

「できる子はノートがちがう」の私のページをコピーして、校長先生の分もお渡ししてきた。さらに、私がフェローという資格を持っていて、ご希望があればいつでも研修を行いますし、私の授業をぜひ見に来てほしいとお願いをしてきた。

中学校の先生方は、小学校との連携に熱い思いを持っていらっしゃるそうで、どうやら良い交流を続けていけそうな手応えを得た。何よりも中学校の教務主任の先生としっかり仲良くなってきた。
「先生と私はどうも考えが合いそうですから、どんどん連絡を取り合って良いものを作っていきましょう。」
そう伝えて中学校を後にした。
ぜひ学校同士の「WIN-WIN」の関係を築きたい。


校門を出ようとしたところで、
「井上せんせ~い!」
と呼ぶ声が聞こえて振り向く。

教務主任の先生が、わざわざバレーボール部の先生を連れてきて紹介してくれた。
とても嬉しく感じた。良きネットワークをどんどんはることで、地域の子ども達により良き教育を施していけるはずだと思う。

来年度に向けて、また新しいムーブメントが起きるように「種」を植えてきたつもりである。春になったら芽を出し、夏頃には花を咲かせるだろう。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック) (アスキームック) (アスキームック)
遠竹 智寿子,月刊アスキー編集部
アスキー・メディアワークス

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

国語の先生がマインドマップの効果を証明してくれました

国語の授業で少人数制を取り入れている私の勤務校です。
時にはその効果をねらって、TT形式にする場合もあります。

今回、「これまでに自分の心に残った言葉の本」を作る学習にあたっては、私ではなく国語少人数担当の先生がメインになって授業を進め、私はサブとしてフォローをしました。

この国語の先生が案として出してきたのが、マインドマップで自分の心に残っている言葉を掘り起こすという作業でした。その指導をするにあたり、ご自分でも初めてマインドマップを描いてみたところ、
「マインドマップで描いていると、ずーっと昔に覚えた言葉や詩がどんどん蘇ってきて、そのうちに好きな詩を読んだり口ずさんだりしていた時の、畳の色だとか、風の匂いまでが思い浮かんできて驚きました。」
と感想を述べられていました。

国語、しかも読書指導の大家である超ベテランの先輩先生が語るマインドマップ効果です。その証言に重みと深みがあります。話を聞いていて、たった1回、ご自分で描かれただけで、そんなところまで感じてしまわれる感性の美しさに脱帽する思いがしました。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ZARD あの微笑みを忘れないで

ZARD あの微笑みを忘れないで


泉水さんの「あの微笑みを忘れないで」

苦しくなったとき、追い込まれたときに口ずさむ歌です。


あきらめを手にしないで

心の冬にさよならして 走りだそう新しい明日へ


この歌詞が勇気をくれます。

「負けないで」も好きですが、「あの微笑みを忘れないで」は力まない自然さが感じられて聴いたり歌ったりすると気持ちが洗われるような思いがします。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

ZARD―思い出の坂井泉水
アートブック
シーエイチシー

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

午前はバレーボール練習、午後は第2回マインドマップ東京体験会

なかなかハードな1日でした。
(というか、まだこの後の夜も、ある会議の司会をする予定が入っています!)



ところで昨夜、区の教職員バドミントン決勝大会があって、私の勤務校の女子教職員チームが準優勝に輝きました。
準決勝も決勝も白熱した試合が続き、最後の1試合などはフルセットの18-18まで行くという心がしびれる試合内容。本当に惜しいところで敗れましたが、準優勝という偉業を讃えるために私の行きつけのお店にご招待し、にぎやかに祝勝会をしました。
先生が元気になれば、学校が元気になるはず!



さて、今日の午前中は辰巳ジャンプの練習日。
午後にマインドマップ体験会があったので、予定を午前中に変更したため、2年生の参加が少なくなってしまいましたが、その分、普段よりも厳しめに練習。もしかしたら上級生の子ども達は「2年生がいないと厳しくなるなんて・・・ずるい!」と不満に思ったかな???
3月には2つの大会があるので、そろそろ試合用の練習にも入らないとならないですから、上級生は練習モードのギアチェンジをしてくださいね。



午後、地下鉄有楽町線1本で行ける「砂防会館」へ移動。東京で2回目となる「マインドマップ体験会&事例報告会」で自分の事例を話すためです。

今回は40名の先生方が参加してくださいました。
1月の体験会に定員オーバーで参加できなかった先生方のために追加した講演でした。参加された先生方の空気は「待ちに待った」という感じがし、とても熱心にワークもされていました。


質疑応答の中で、3ヶ月前に私の授業をわざわざ見に来てくださった先生から頂いた質問が、これまでの体験会ではなかった内容でしたので記録しておきます。


「マインドマップをかいている時に、マイナスのイメージでも書き進むことができると思いますが、それについてはどう考えますか? またどう指導しますか?」

これは大切な質問なのです。確かにマインドマップはプラスにもマイナスにも思考を伸ばすことができます。マイナスの方向に進みすぎることには十分に注意をしないといけません。例えば、「この課題を解決するぞ!」という積極的な問題解決のために、悩んでいることをプラス思考でかくのなら良いのですが、プラスのゴールイメージを持たないまま、悩みの思いにまかせてかいていったら、行き着く先に何が出てくるか不安があります。

大人であれば、こうした危険を回避する判断力があるでしょう。しかし子どもがマイナスの方向へかき始めたら、気づいて止まる子と、止められない子がいるのではないかと思います。私たち教員は、子どもの健全な成長を願って指導をしているわけですから、すべての子どもがプラス方向の学習方法を習慣付けられるように、個別指導で修正してあげたい問題です。

H先生の高いレベルのご質問に感謝致します。



マインドマップ体験会を通して、今日までに全国の400名近くの先生方との交流を持つことができました。
実はずっと忘れていて、最近になって気づいたのですが、私が今年度の自己申告書に4月時点で書いた目標の中に、こういう文章がありました。

「楽しくてやめられない学習リズムを構築していきたい。その1年目となる今年は、まずは担任する学級で「マインドマップ」を中心にした学習方法を試行錯誤していく。さらに日本全国にその活動を紹介していく。」

この文を書いた4月時点では、「マインドマップ体験会」という話題すらありませんでしたから、まさに『紙に書けば夢が叶う』を自らの姿で子ども達に示すことができたんだなぁと、自分を褒めてあげたい気持ちです。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

経験と教育 (講談社学術文庫)
ジョン デューイ
講談社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

スーパーフェローのブログを紹介します

いよいよ「スーパーフェロー」と秘かに私が恐れる(笑)先生がブログを立ち上げました。
それがこちらです。

鹿江宏明 @ マインドマップ で考え中♪

お付き合いを深めれば深めるほど、「う~ん、自分はこの方にはかなわないぞ・・・」と感じています。それほどすごい頭脳の持ち主です。そして熱いハートの持ち主です。さらにお茶目でかわいい趣味をお持ちの方です。

私のブログ共々、鹿江先生のブログもよろしくお願い致します。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
湊 かなえ
早川書房

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

日本国憲法をマインドマップ化

教室の後ろ壁面に大きく貼りだしたマップです。
大きく貼っておくことで、復習効果をねらっています。


児童が描いたマインドマップ。イメージ画像でかなり楽しんでいます。
絵を描いて楽しめるということは、学習内容を理解しているからこそです。


授業の進度としてはずいぶん遅れています。今ごろ日本国憲法を学ばせている井上です。ちょっと反省しています。

日本国憲法をマインドマップ化すれば、けっこう面白く勉強できるし、全貌把握ができて理解が深まるだろうと判断しました。

教科書と資料集から憲法に関する内容を調べだして、ブランチごとに1時間の授業で確認をしていっただけのつまらない授業でしたが、こうしてマインドマップに描いているだけで、これまでのノートのようにまとめるよりも、楽しみながら法律の勉強をできるように思います。

このマインドマップを描いた子に感想を聞いてみました。
「難しい勉強だと思っていたけど、なんだか面白かった。それは絵を描き込んでいくことで憲法のことを楽しく理解していけたからです。」

他の子にも聞いてみると、
「こんなにいろんなことを国がやっていることがよく分かった。」
「憲法のことはだいたい理解できたと思う。」
など、けっこう前向きな発言が多くありました。


私個人的な課題として、一度、日本国憲法のすべてをマインドマップに描くことをやってみようと思います。教材研究というわけですね。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 (シリーズ 子どもたちの未来のために)
井上 ひさし
講談社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

マインドマップと普通のノートの使い分け

全国各地のマインドマップ体験会で受けるご質問の中に、
「ノートは全部マインドマップなんですか?これまでのようなノートの書き方はしていないのですか?」
という件があります。

結論から言うと、「状況に合わせて本人が選べるように指導していく」ということになります。

なので、通常の箇条書き的なノート方法も指導しています。
基本は「見やすく書くことで、復習するときの効果は10倍は違ってくる。」ということを理解させたいと思っています。読んでも分からない、どこに何を書いてあるか探さなくてはならないようなノートの書き方は、学習効果を急落させてしまいます。見やすいノートの書き方をするかどうかで頭の良さが決まると言っても言い過ぎではないと感じています。

授業をしていて、学びが深まっている子は、自分のノートのどこに何が書いてあるのかすぐに説明できますが、学びの浅い子は、こちらが「君の考えたことはどこに書いてあるの?」「この問題はどこに答えが書かれているの?」と聞くと、いちいち探さないとならない。この探す時間がはっきり言って無駄です。

それから、ノートはチビチビ使わないで、思い切って改行をし、空白がたくさんあった方が良い。1年間に何冊もノートを買い換えるくらいでちょうど良いとも思っています。1冊のノートを大切に使うということも教えるべきだという考え方もあるでしょうが、ノートはだいたい1冊100円です。その子が将来生み出す人生の価値を考えたら、100円くらいケチらないでどんどん投資してあげるべきだと思います。この辺のノート指導に関して、私は「TOSSノート」を活用することもあります。よく考えられたノートです。算数や理科のノートとしては最もおすすめします。大量に一括購入すると1冊100円で子ども達に渡せます。


さて、マインドマップの活用ですが、主要四教科を大ざっぱに書いておきます。

【国語】
・読書のまとめ。最近はこどもたちが自ら学ぶようになっている。
・読解指導の時、教師のペースでいきなり発問しないで、5~10分間、自分の考えをまとめる時間をあげ、マインドマップに書かせてから意見交換をすることが多い。
・作文の構想はマインドマップで書かせるのが一番良いと感じている。
・何かのスピーチをさせる時もマインドマップ。
・漢字を覚えるためのマインドマップをこどもたちが開発しつつある。

【算数】
・算数は教科的な特徴として、直線的に整然とノートを書かせることが大事だと感じているので、きちんと罫線の間に書けるように、「=」を縦にそろえて書くようにと、常識的な指導をしている。

【社会】
・学んだことを「新聞形式」でまとめさせることが多い。そこに持っていくまでは、マインドマップでも良いし、箇条書きでも良いし、メモ的にあっちこっちに書いていても良いし、その状況に応じてノートを書くように選択させている。
・歴史上の人物調べはすべてマインドマップ。
・時代の流れをまとめさせるのもマインドマップ。
・マインドマップで鍛えた子たちなので、新聞の書き方もとても美しく読み手が楽しくなるような書き方をするようになった。

【理科】
・「仮説」「実験方法」「準備」「実験結果」「考察」という一連の流れでノートに書く習慣を中学年時代の担任がきちんと身につけさせていたので、これを引き継ぐ必要があると思い、そう書かせている。
・NHKの学校放送オンラインを視聴した時には、必ずマインドマップに描かせるようにしている。マインドマップ指導をしていなかった5年生の時には、新聞形式でまとめさせた。

****************

さて、井上学級というとマインドマップばっかりがクローズアップされますが、実は大きな下積みがあった上でマインドマップが輝きを放っていることも理解していただかないとなりません。

その記事をリンクしておきましたので、ぜひお読み下さい。


『マイ新聞・・・書きに書きたり!クラスで年間10000号!』


5年生の1年間、まったく妥協することなく文章を書いて書いて書かせ続けました。こうして子ども達と共に猛然と進んでいた時に、マインドマップをはじめとする「脳科学を授業で活用していく情報」が私に飛び込んできたわけです。まさに「セレンディピティ」でした。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

東大合格生のノートはかならず美しい
太田 あや
文藝春秋

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 3 ) | Trackback (  )

ZARD 18th Anniversary


13日の金曜日に、銀座の山野楽器で3日間だけ行われるZARDメモリアルイベント『18th Anniversary ZARD~beautiful memory~』に足を運びました。

7回のイベントスペースで開催。泉水さんの誕生日が2月6日ですから、それに合わせたイベントと考えて良いのでしょうか?

展示品は簡素なもので、25分間放送された映像は、テレビ東京で放送されたものを再放映しただけでしたが、このスペースに集まるZARDファンにとっては、泉水さんの思い出を記憶に刻むための貴重な時間になったのではないかと思います。

ZARDの集いに参加すると必ず感じることがあります。
それは、参加者のマナーが非常に良いということです。

いつも整然と行動する。泉水さんの秘蔵ビデオが流されれば、シーンと静まりかえった空気を作り出し、一人ひとりの思い出を心に刻むように真剣に見つめる。集まっている人すべてが、ZARDデビュー以来の泉水さんとの16年間を強く心にしみこませたいという気持ちになるような雰囲気に包まれる。それがZARD=坂井泉水ファンです。

5月27日には日本武道館で3回忌ライブが行われます。

あなたを思うだけで心は強くなれた ずっと見つめてるから 走り続けて♪

この『マイフレンド』の歌詞をいつも口ずさんで、日本を回っている今の井上です。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

ZARD BEST―The Single Collection 軌跡

ジェイロックマガジン社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

『自分の心に残っている言葉の本』を作ろう

国語の「言葉っておもしろい」という単元では、TTで教えている先生にT1をやっていただき、私がT2となって授業をしている最中です。T1の先生は授業の詳細な計画も考えてくださり、その中に「言葉の本」を作る計画のために、マインドマップを使おうと思います。という提案をいただきました。

私ではなく、共に授業をしてくださっている先生が、「マインドマップを使えば子ども達のアイデアがたくさん出てくる」と感じてくださっているからこその提案だと嬉しくなりました。

この授業のねらいは、「小学校6年間で学んだり接してきた『言葉』を振り返り、言葉の学習のまとめとして自分の心に残った『言葉の本』を作ることで、言葉の大切さを感じる」というところにおきました。

今日の1時間は、自分の心の中にある言葉にはどんなものがあるのかを探り出すための授業です。

私はT2なので、T1を補助するために、黒板にBOIのアイデアを思いつく限り黒板に書いてみました。それが画像のマインドマップ板書です。授業をねらい達成の方向に誘導することと、余計な時間を短縮するためには、こうした「参考ブランチ」「指定ブランチ」を書く必要があります。

このような授業では、自分の頭の中にある、混沌としたものを引き出してきて整理するためのマインドマップになりますから、なかなかできない子もいます。それは何が原因かというと、やはり知識量ということになります。わずかのガソリンでは車は少ししか走らないのと同様に、知識が少ないと言葉は出てくるものではありませんね。こればかりは6年間の積み重ねですから、即効性のある指導ができるものでもありません。

「たくさんの言葉を使いこなせる自由」「自分の心を豊かに表現していける開放感」を多くの子どもに味わってもらいたいのですが、私自身がまだまだ力不足です。子どもたち全員が100%以上の考えられないような能力を発揮するくらいの、本格的なスーパー小学生クラスを育てる教師にはほど遠い感じです。

しかし、「自分は担任した子はすべてスーパー小学生に育てる教師である」とアファメーションしてあるので、どんどん良くなっていくはずです。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

現代が受けている挑戦 (新潮文庫)
A.J. トインビー
新潮社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 6 ) | Trackback (  )

福岡 マインドマップ体験会

今日は福岡の「天神クリスタルビル」で開催したマインドマップ体験会で実践報告をさせていただきました。


参加してくださった先生方は25名と少なめでしたが、このくらいの人数だと中身がすごく濃くなります。プレッシャーが和らぐので「Guess」が多くなるのですね。そして、話が遠くなく、気づきのシェアも広がりやすく、部屋の中にいる方々の脳にとても刺激的な空気が育まれていきます。
前半のインストラクター・小林さんの基礎講座は、先生方のうなずきや言葉の反応がとても多い雰囲気で進んでいきました。

実は私、この「人と人とを結びつける力」が九州の方々は非常に高いということを昨夜体験しました。

せっかく福岡まで来たのだから、有名な屋台のひとつである「小金ちゃん」に「焼きラーメン」を食べに行きました。なんと屋台の前に行列ができているではありませんか。40分ほど並ぶことになってしまいました。ところがその並んでる間に、隣にいた青年が気軽に声をかけてくれたのです。
「寒いっすね。けっこう並んでいるんですか?」
「うん、30分くらいになるかな。」
「ここ有名ですからね。」
「そうだよね。でも東京からさっき来たばかりだから、頑張って並んでいるんだ。」
こんな会話がずっと続きました。何とも自然に。九州って、あったかいなぁと感じるエピソードでした。
 



私の実践報告ですが、実は今週もまた、クラスの子が大きな成果を出してくれたので、生々しい話をすることができました。
“今週もまた”と書きましたが、子どもたちがそれほど次々とエピソードを生んでくれるものですから、私の実践報告は子どもたちの努力に支えられていると言えましょう。
はたして九州の先生方の心に響くような話ができていたでしょうか?


さて、今日出会った先生の中に「食育」のスペシャリストの方がいらっしました。福岡のマインドマップインストラクターである坂本路子さんのご紹介で、すでに授業の中でマインドマップを活用されていらっしゃる先生です。私の話にも全面的に賛同して下さいましたし、
「結局は教師の指導スキルがどれだけあるのか、子ども達を伸ばしていくためのリソースが大きければ大きいほど、子ども達も伸びていくんだということを確認できた。」
とおっしゃっていました。
個人サイトをお持ちですのでご紹介させていただきます。

「地球にかける虹」

それから、大阪で出会った言葉指導のスペシャリストの先生が開設しているサイトも紹介しておきます。(遅くなってしまって、ごめんなさい

さくまけんじ.com

素晴らしい実践をされている先生方と今日も出会うことができました。
ふと思ったのですが、これまでの学校教育の研究会では、その専門家同士の結びつきはどんどん生まれますが、教科を超えたり幼稚園、小中学校、高校、大学という
校種を超えるような交流は生まれにくい面があります。
しかし、マインドマップを中心に添えた教育研究活動は、そのすべてを超え、さらにはビジネス界やスポーツ界、芸能界、政界etc・・・すべての世界の人材がつながりを持てるようになります。実際にそうなっています。
もうこのことじたいが教育革命的な動きなのではないでしょうか。

この運動が進めば、庶民(民間人)が本当の意味で力を持つ時代になっていきますね!

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

夢のカルテ
ジリアン・ホロウェイ
ディスカヴァー・トゥエンティワン

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 6 ) | Trackback (  )

こうして子どもを褒めているのです 【マインドマップ習得技】

各地をマインドマップ教育実践報告の旅をさせていただいていて受けた質問の中に、「どんなふうに評価をしてあげるのですか?」という素晴らしい問いかけがありました。すごく大事なことなので、その一端をご紹介します。


そもそも評価というのは何のためにするのでしょうか?
成績をつけなくてはいけないから?

いえいえ、違います。

自分の指導がその子にどのように受け止められ、消化され、血肉になっているかを判断し、次の指導に役立てるためです。どんなに学問的に優れた評価知識を持っていたとしても、教育実践の中で使えなければ意味がありません。瞬時に適切な評価をし、次の瞬間にはその子の心の中に目標ができている。そのくり返しが前向きな子どもを育むコツだと思っています。

私がNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀 脳活性法スペシャル』を観覧させていただいた時、脳科学者の茂木健一郎先生から教えていただいた指導法に『褒めのアスリート』になることがありました。私も強く同意しました。その子が何らかの行動を起こし、どんなに小さな事でも良さを見せた瞬間にジャンジャン褒める。おかした喩えをしますが、まるでパチンコのスリーセブンが出た時のようにジャンジャンバリバリ褒める。これができるかどうかは知識ではなく智慧の問題になってくると思います。


それでは今日、私が褒めた二つの例を紹介します。


理科の電磁石の学習についてマインドマップにまとめてきた子がいました。かなりていねいに描いてありました。その中でもセントラルイメージに描かれた「コイル」の描き方に注目しました。画像をよく見ていただくと分かると思いますが、水性サインペンで描いているにしてはとてもリアルに「巻いてある感」が表現されています。
これをキャッチしました。

すぐに本人の所へ行って対話で評価。
「このコイルがすごくよく描けているんだけど、どうやって描いたの?」
ご本人笑顔で、
「はい、ていねいに描いてみたいと思って、集中して描いていたら自然に描けてしまいました。」
ここで次のステージに上げてあげる言葉かけ。
「そういうことがあるんだよ。僕もある日突然に絵が描けるようになったんだよ。これが1回描けると、また次にもっとすごいものが描けるようになっていくんだよね。」
本人は満面の笑み。(よし!また描いてみよう!)という心の声が輝く瞳から伝わってきました。


もう一人、同じ話題です。

私のクラスでは、社会の歴史上の人物を宿題でマインドマップにしているのですが、セントラルイメージにかける労力を少なくするために、社会科資料集の中に付録で入っている人物シールを貼らせています。しかしその中で、ある子がシールではなく自力で描いてきたものが今日提出されてきました。上の画像「蘇我入鹿のマインドマップ」です。
これまた私のアンテナがピッと反応しました。

「ねえねえ、この蘇我さんの顔なんだけどさ、描き終わった時に『描けた~!って思ったでしょ!」
「はい、シールばかりじゃダメなんじゃないかと思って、挑戦してみたら描けました。」
「そうなんだよね、やらされて描くとダメなんだけど、自分でやってみようと思って描くと、描けちゃうんだよね!」

こうして生対話で評価していくと、それをダンボの耳で聞いている教室内の他の子も、(ふ~ん、そうなのか・・・・私もやってみようかな・・・)と心を動かしていくものですよね。

見えない良さを見える化し、大きく評価してあげる。
さりげなく、何気なく評価する。
その方が子ども達の心深く、私の声が届くと思っています。


皆さんはどのような評価をして子ども達を育んでいますか?

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

脳を活かす勉強法
茂木 健一郎
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

マインドマップを描き始めて変わったこと

今日は短い記事ですよ(笑)

2007年10月末からマインドマップを本格的に描き始めて以来、メモマップを含めて700枚を超える数を描いています。ここまで描いてくると実感として自分の脳細胞、脳神経が変わった手応えを感じるのです。

どんなことがあったかを列挙します。

(1)ダイエットに成功した。
(2)危険領域に行きそうだった血圧が安定してきた。
(3)健康診断の数値が劇的に良くなった。
(4)花粉症が治った。
(5)自分の体力が20代の頃にもどった。
(6)本を読むスピードが異様に速くなった。
(7)会議や講演を聞きながら“寝る”ことは0になった。
(8)ポジティブシンキングのリズムに乗った。
(9)情報をキャッチする自分のアンテナ感度が研ぎ澄まされた。
(10)明確なビジョンを持った。

これだけではありませんが、パッと思いついた自己改革10を載せてみました。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る


トニー・ブザン頭の自己変革―未来を築く7つのツール
トニー ブザン
東京図書

このアイテムの詳細を見る

この本、私がマインドマップを学ぶ上で一番参考になった一書です。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

見違える成長! 2年生

いつもは朝5時前には行動を開始している私ですが、今朝はさすがに寝坊してしまいました。
体内時計がセットされているので、5時前に目は覚めたのですが、二度寝の誘惑に勝てませんでした。


さてさてそれでも、私を待ってくれている辰巳ジャンプの子どもたちがいますから、9時からの練習には気持ち良く参加しました。
ちゃーんと北海道のお土産「白い恋人」も持って!


先週の練習で2年生に宿題を出してありました。
「直上アンダーを20回はできるようにしてくること」
低学年ですから、できなくても私は気にしません。やってくる子がいたら万々歳です。

少しだけ期待をしていましたが、一人の子がいっぺんに技術をあげてきました。そして今日の練習では、なんと連続70回を越える数を達成!
よく頑張ってくれました。

明確な目標を意識し、それに向かって頑張る過程を十分楽しみ始めた子は、一気に才能を開花させます。

きっと辰巳ジャンプ新チームも加速度的にうまくなるでしょう。

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

このアイテムの詳細を見る

スポーツスピード養成SAQトレーニング

大修館書店

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ