シリーズ・学校教育目標を考える授業③ 「じょうぶな子」 【マインドマップ活用授業】

このブログは、全国、全世界の問題意識のある先生方、各地教育委員会の方々、
井上学級の卒業生や現役生、保護者の皆様、思考法や教育に関して研究されている方々、出版新聞各社の皆様方、教育関連企業の皆様方、バレーボール関係の皆様方、私の友人や家族親族を始め、真面目に前向きに教育を考えて下さっている方々を読者対象と考え、情報発信させていただいております。

また、2007年問題にあえぐ教育現場にあって、若手の先生方には教育について学ぶ場として存在しているブログになりつつあります。私は職務上、職場の若手教師育成を全魂を込めて行っているつもりで、ベテランの先生方も皆、同じ意識を持ってくれています。ありがたいことに私の職場の若手教師は素直な心を持っていて、私たちのアドバイスを真っ直ぐに受け止め、素晴らしいスピードで授業力を伸ばしてくれています。

そうした環境にない若手の方々に、少しでも勇気を送ることができればとの思いも込めて、メッセージを送っているつもりです。

教育公務員という立場上、個人情報保護や勤務校にマイナスにならないように配慮をしながら文章を作成しておりますが、辰巳ジャンプバレーボールクラブに関しての情報のみ、“チーム関係者だけ”に分かるような個人を特定できる書き方をすることがたま~にあります。とはいえ、人間が発信している情報ですので、何か問題点に気づかれた方は、遠慮なく井上本人にお申し出下さい。(大会が近いので、あえてこのような話題を書きました。)


さて、


学校教育目標に関する授業の3回目です。授業方法は第2回目の「がんばる子」と同じですが、一歩一歩ステップアップしてもらうことをねらっているので、授業者としての子どもたちへのアプローチを変えました。

1回目は、「考え方」を徹底することをねらいました。そのため、個人で思考する時間を取らず、担任主導で時間をかけて全体指導を行いました。これによって、「みんなの意見を集めると良いことが起きる」と実感してくれれば良かったのです。

2回目は、「個人の思考作業」を深めることをねらいました。たった10分間ですが、「がんばる子」ということについて、自分の頭の中に何があるのかを紙の上に可視化する作業をしてもらったのです。自分の頭の中にあるものを外に出す、いわゆるアウトプットするのはけっこうエネルギーのいる作業であり、慣れている大人でも苦しさを伴うものだと思います。これを箇条書きでやれと言われると、ほとんどの人は30秒間でいったん発想が止まることが多いわけです。
ところが、マインドマップを活用すると多くの子たちが「止まらない発想」を体感することになります。そのため、前回の授業後に振り返った感想に、「自分の考えを出すのは大変だけど、マインドマップを使うとだんだん楽しくなってきた」という内容のものが多かったのです。

3回目。今回のステップアップは「こどもたちの発言に対して、一歩つっこんだ問いかけをする」ということをしました。たとえば、「じょうぶな子になるためには運動することが大事です。」と子どもが発言してくれた時には、「では、どんな運動をしたらいいと思うの?」と追加質問をし、「ランニングがいいと思います。」という次の発言促し、考えをつなげることに意識を向けさせます。
なぜ「つなげる」ということに意識を向けさせるのかというと、脳の最大の機能が「連想」であり「むすびつけ」だからです。この機能が授業中に強化され続けることにより、子どもたちの脳力は向上し、さらには「超プラス思考」の子どもたちに生まれ変わることになります。このことは、過去2年間の卒業生たちの取り組みから、体験的に証明された事実です。



文章が長くなりますが、3回目の「じょうぶな子」について、子どもたちが考えてくれたことを文章化しておきます。

井上学級が考える『じょうぶな子』とは?

1.体について
・いつも健康で風邪をひかないようにする。
・元気な体を作っていく。

2.約束について
・約束を守るとほめられてうれしい。時間を守る習慣をつけると良い。
・ほめられてうれしいと元気になって健康になる。

3.食べることについて
・たくさん食べると力がついてじょうぶになる。
・好き嫌いなく、おいしくご飯を食べていこう。
・栄養を意識して食べると良い。赤や黄色や緑の栄養をとるようにする。
・食べる時には最低30回はかんで食べると良い。
・三食しっかり食べる。特に朝ご飯は欠かさず食べる。
・楽しく食事をすれば胃にも優しいはず。
・魚を食べると頭が良くなる。
・野菜を食べると肌が美しくなる。

4.飲むことについて
・牛乳を飲めば、骨がじょうぶになる。
・水を飲めば体がうるおう。

5.歯について
・歯をしっかりみがけば、虫歯にならない。
・歯といえば「8020運動」を意識することが大事。

6.勉強について
・考えることをがんばれば、100点を取れるようになる。
・勉強をすれば頭がじょうぶになる。
・勉強すれば脳にも刺激を与えられる。

7.運動について
・体力をつければじょうぶな子になる。ランニングをすると良い。
・寒くても外遊びをすれば体はポカポカして、寒さもへっちゃらになる。
・運動をすればたくさん元気になる。

8.生活について
・早く寝れば病気にもならない。
・早寝早起きをすれば勉強をはじめ、何でもスッキリした気分でできる。
・寝不足をしたらダメだ。睡眠時間をしっかりとることがでじょうぶな子になる。
・毎日の生活の中で、手洗いやうがいに注意していれば、風邪になりにくい。
・生活リズムを良くしていくことでじょうぶな子になる。

9.心について
・面白いことを言えば、楽しくて元気になる。
・笑うことで健康になる。面白いことがあれば笑える。
・気合を入れてがんばることも大事だと思う。
・人に優しくしていく心を持てば、友達も増えて気持ちが元気になる。
・何ごとにも負けない情熱を持とう!


今回の授業も、子どもたちにとっては「まだまだ発言したいことがある!」という状態で時間切れになってしまいました。学校教育目標をこれほどまでに考えぬいた子どもたちは、非常にまれであると言わせていただきます。なぜなら、学校の「教師」でさえも、ここまで学校教育目標を考え抜いた人はそれほどいないのではないかと思うからです。現場の教師は忙しすぎて、すでに決まっている学校教育目標について論議するという余裕がなかなか取れませんから。

私の学級の子どもたち、本当によく頑張ってくれています。私のような、まだまだ試行錯誤の状態の未熟な一教師の投げかけに、全力で応えてくれようとしているのですから、私の心には「感謝」の思いがいっぱいなのです。
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リユース大賞を下さい!

春休みの半ばの話です。
事務主事さんと協力して、他校でいらなくなった児童用の下駄箱をもらってきました。理由は、これまで私の勤務校には靴での入室禁止となっているパソコン室のシューズ入れがなく、そのため、ある学級がパソコン室を使うと、廊下に上履きが雑然と並ぶ状態が続いていました。子どもたちも教員も裸足でパソコン室に入っていました。

私は、これは良くない、何とかしなくてはならないとずっと思っていましたので、下駄箱を買ってもらえるように予算化もしました。そこに「下駄箱が余っている」という情報が入ってきたのです。

「これ!いただきっ!」

ねらい通り獲得できた下駄箱・・・・・ところが学校に届いたものは、かなりボロボロ状態。想像以上に使えない状態でした。それはそうですよね、他校でいらなくなって、捨てようとしていたものなのですから。はっきり言うと「ゴミ」です。

それでも自分の判断でもらったものですから、使えるようにしなくてはなりません。汚い部分を一生懸命に修復し、画像のようなものに再生させました。ご立派なものになったでしょ!

区から「リユース大賞」をもらってもいいんじゃないかなぁ
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辰巳ジャンプ チーム連絡 「試合の予定」

大会の予定をお知らせします。

5月5日(水)江東区民大会(A・B 2チーム出場  会場:北砂のスポーツ会館)


5月9日(日)ファミリーマートカップ江東中央予選 1日目(相手:三大と大島中央  会場:三大小 第2、第6試合です。)

5月15日(土)ファミリーマートカップ江東中央順位決定戦(9日に予定が決まります。)

5月16日(日)第3支部大会 1日目

6月上旬に第3支部大会順位決定戦


7月中旬 アンダー10キッズ大会


辰巳ジャンプの皆さん、ご確認ください。
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体育がつぶれると学級はもっと楽しくなるような学級経営

昨日の夏のような気候から一転して、今日は10度以上も気温が下がり、さらに冷たい雨が降るという天候。さすがに体調を崩している子が増えています。


今日は体育の授業予定があったのですが、雨天ですから中止にするしかありませんでした。朝、職員室で同僚がため息まじりにつぶやいていました。

「う~ん、体育ができない不満をどう解消していこうかな?」

井上、耳にしてしまいました。ご本人も気づいていない“マイナスワード”を。
それでついついレクチャーをスタート。

「教師のその考え方が子どもたちの不満を増幅するんだなぁ(笑)。体育は楽しい、他の授業はそうじゃないという価値観を教師が持っているから、子どもたちもその影響を受けるんだよ。『雨で体育が中止になった。これでもっと楽しい勉強ができる!』と子どもたちに言わせられるような実力を持てるようにするんだよ。」

「だいたいさ、『体育をしていれば子どもたちの心が落ち着く』なんていうのは『私は学習指導力がありません』と自分から言っているようなものなんだよ。体育だって学習だし、他の教科だって同じ学習なのに、なぜ体育だけ特別視するの?おかしいと思うんだよね。」

「どの教科でも、子どもたちに『楽しい!』って言わせられるように授業力をつけるのがプロ教師でしょ。そこから逃げちゃだめだと思うよ。」



こういったからには自分のクラスで証明してみせないとホラ吹きになってしまいますよね。そこで、中止になった体育の時間を学活の時間に変更して、教室で「クラスレクリェーション」を思う存分行いました。

教えたレクは「王様と乞食」というゲーム。昔から子ども界では大人気のゲームです。昨年度担任した6年生もこのゲームが大好きで、時間制限をしなかったら2~3時間はぶっ続けで遊ぶ状態になります。

残念ながら、このゲームをくわしく文章化する気力が今日はないので、子どもたちの様子だけを記録しておきます。

何しろひと言でいうと「教室騒然」でした。
スタートから最後まで全員が楽しみ切っていました。
中には「今度も体育やらなくていいから、このゲームをしたい!」と言ってくる子までいました。みんな最高の笑顔でレクリェーションをしていました。この子どもらしい「笑顔」を引き出してあげることが、今の私のクラスには一番必要なことなのです。保護者の皆さんに見せてあげたかった~!



今、井上学級の子どもたちは、毎時間の授業で、「衝撃的な楽しさ」との出会いをしているはずです。きっと学校が面白くて面白くてたまらないはずです。でも、まだまだこんなものではありません。もっともっと面白くしてあげます。5月には運動会もあるので、今度は「強い達成感」のある楽しさを味わってもらいます。


保護者の皆さんは、いつでも授業を見に来てくださいませ。
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シリーズ・学校教育目標を考える授業② 「がんばる子」 【マインドマップ活用授業】

学校教育目標を考える授業の第2回目は「がんばる子」とは何かというテーマでした。

第1回目「考える子」の授業で、どんなふうに考えていったら良いかをいうことを全員討論で体験した4年生井上学級ですから、同じような学習をしても成長がないので、2回目の授業はレベルをワンステップ上げ、個人思考の10分間を入れました。

【授業展開】
(1)課題把握
・「がんばる子」とは何かということを考える授業を行うことを意識する。
・始めに個人で思考し、その後、全員で意見交流をすることを知る。

(2)個人思考
・10分間で「がんばる子」に関するメモマインドマップをかきながら、自分の考えを整理する。

(3)全体交流
・考えたことを発表し、学級マインドマップを作成していく。

(4)ふりかえり
・この学習で感じたことをふりかえり、短文で書く。


【学級マインドマップ(参照画像)の解説】
〈苦手ブランチ〉
がんばる子とは、苦手なことを克服していける子のことで、たとえばテストの問題をくりかえし学習し、100点を目指す。100点を取れば、もっとがんばる気持ちがおきるし、苦手が得意にかわっていくこともある。

(努力ブランチ)
あきらめずに努力し続けることが大事だ。そうすれば実力もつくし、天才になれる。

(算数ブランチ)
算数でがんばることは、かけ算、わり算、たし算など、よくたしかめて問題をやるべきであり、計算を早くできるようにがんばりたい。

(勉強ブランチ)
理科は植物や虫など、生き物を育てながら観察をすることをがんばる。
社会は歴史や時代をいろいろと知ることでをがんばる。
国語では漢字をたくさん書いて覚えることや音読、作文、読書をがんばる。
勉強はむずかしいこともあるけどがんばる。

(読書ブランチ)
読書をいっぱいがんばれば、学芸会でもよい演技をすることができる。

(守るブランチ)
チャイムの合図を守ることをがんばる。
学校のきまりやマナーを守る。
電車やバスで席をゆずったりする。

(生活ブランチ)
生活リズムを正しくしていく。
社会人になった時にそれが役に立つ。

(勉強力のブランチ)
勉強をがんばることで「調べる力」「読解力」「記憶力」「質問力」などがつき、理解力が深まる。


まだまだ意見は出る状況でしたが、残念ながら時間切れ。それにしてもマインドマップで考えてもらうと、その後の討論は100%「意見が止まらない状態」になります。


【学習のふりかえり】
「やってみるとおもしろかった。これからもっとマインドマップをかきたい。」

「おもしろい。マインドマップ楽しい。」

「自分ががんばる事がまとめられて良かった。そしてりっぱな社会人になるために、今日のマインドマップにかいてあった事をがんばる。」

「『がんばる子』をマインドマップにすることで、『がんばる子』についてよくわかった。マインドマップっていいものだなぁと思った。」

「いっぱい考えたから、ひょうげんするのが楽しかった。」

「今日やってみて、10分ぐらいでこんなに意見が出てすごいと思いました。」

「楽しかったです。やっているうちに楽しくなってきて、これからもMMをいっぱいかきたいな!」

「みんなで話し合いをして、どんどん頭がよくなって楽しい。」

「やったら頭が良くなりそう。だからいっぱいやって身につける。」

「楽しかった。マインドマップ!!サイコー」

「これからは苦手なことでもがんばるようにしたいです。」
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伸びゆく辰巳っ子

土日の井上は小学生バレーボールチームの監督としてバレーボール練習。早いもので17年目の指導に入ります。ずいぶん長く指導してきたものです。

この小学生バレーボール指導が私の教師としての技能をみがいてくれました。

教師という仕事は一面甘ったれの仕事だと自分に言い聞かせてきました。授業力、指導力が伴わなくても、いったん「教師」という立場に立ってしまえば、どんな子からも親からも「先生」と言われる。どれだけクラスがうまくいかなくても、子どもたちはそのクラスで我慢するしかない。そう考えると、教師という仕事は油断をすると「与えられた受け身の仕事」におちいり、しかもそのことに気づくことのできないという怖い仕事です。

バレーボールの監督は違います。
自分の指導力、組織運営力・・・要するに、自分の実力でチームを維持していかなくてはならない。子どもたちは気に入らなければいつでもチームをやめられるし、評判が悪ければ子どもたちが入ってこない。指導者としては常に向上していなければならない緊張感があります。しかも一銭のお金にもならないどころか、自分の財産を食いつぶしていく場合の方が多い。つまりバレーボール指導者をしていることじたい、時間と労力と財産の投資をしていることになります。これはビジネスの成功本にたくさん書いている「自己投資」になりますね。

バレーボールに限らず、小学生スポーツを指導している方々はみな、完全なボランティアですから、そうした方々と指導法交流をすることが私の大きな力になりました。

いろんなところで私がいつも言っていることなのですが、教師であっても指導者であっても、指導法を学ばずに子どもを指導している人の罪はとてつもなく大きい。子どもの前に弊害として立ちはだかっている存在である。そういう人は子どもの前から去るべきです。



さて、先週から今週にかけて、辰巳ジャンプの子どもたちはグングン成長してくれました。これは練習中のリズムが良くなってきていることでそう思うのです。サーブは強さを増し、スパイクも向上しつつあります。これまで落としてしまったボールも「おっ!つなげた!」と思える場面が増えました。とはいえ、試合の結果につながるレベルまではまだまだ行っていません。黙々とがんばるしかありません。
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シリーズ・学校教育目標を考える授業① 「考える子」 【マインドマップ活用授業】

昨年来、考えてきた授業実践を始めています。


私の勤務校の教育目標は「考える子」「がんばる子」「じょうぶな子」「思いやりのある子」という4本の柱からできています。これを意識化に深く刻んでいく授業を4週連続授業の形で進めています。

第1回目は「考える子」とは何かを考えた授業です。



ここでブログを読んでくださっている方にお聞きします。
教員の方であれば、
「ご自分の学校の教育目標を言えますか?」
保護者の方であれば、
「これまで所属した学校の教育目標を意識したことがありますか?」
児童・生徒の皆さんであれば、
「自分が通っている学校の教育目標を言えますか?」

学校は、この教育目標を柱に動いているはずなのに、それをそらんじることもできないことが多くないですか?

私はこの実態はいかがなものか、マイナスなのではないかと感じています。
学校教育目標はその学校の大黒柱であり、進むべき指針であり、これを意識しているか否かで、その学校に関わるすべての人たちの成長が決まると言っていいと思っています。


私の勤務校は教育目標が4つもある。正直なところ、なかなか覚えられません。

前任校では校長先生の英断でひとつにまとめたんです。その話し合いにも参加した私は、本当に貴重な経験をさせてもらえました。

「にこにこ元気にやりぬく子」

この短い言葉にすべての思いを込めたのが前任校の教育目標でした。1年間かけて何回も話し合って決めた学校教育目標でしたからその定着度はかなり高かったのです。ある年に、テレビ東京「おはスタ」の取材を受けたのですが、その放送のしめの言葉に「にこにこ元気にやりぬく子」という教育目標が使われました。

動画はこちらです。



昨年、現在の勤務校の教育目標も、「みんなが覚えられるものに変えましょう」と私から提案しましたが、残念ながら実現しませんでした。



今回、新しく学級を担任するにあたって、学校教育目標を考えてもらう授業を4回シリーズで展開することにしました。おそらくこの4回の授業を行うことによって、担任する4年生は学校の中では飛び抜けた優良学級になるはずです。学校の目指す「児童像」を強く意識するわけですから、飛び抜けるのは当然だと思います。

第1回目の話し合いだったので、子どもたちがグループマインドマップに慣れていなく、話題からずれていくこともありました。これは今後、話し合い活動をくり返し体験していくことによって話のが流れにそって意見を言えるように育っていくはずなので、あまり気にしていません。

出てきた意見はこのような内容でした。

(1)いろいろな人から学ぶ。親、先生、社会人、町を歩いている人、その他、どんな人からも学ぶことができる。

(2)考えるということは頭を使うので想像力がつく。

(3)苦手なことをくりかえしやっていくことによって、克服することができる。

(4)いろいろな問題を解くことが考えることにつながる。

(5)質問をすることも考えることになる。賛成意見や反対意見、つけたしの意見をどんどんすると良い。

(6)行動も考えた方が良い。礼儀正しく、あいさつも気持ち良くしているかどうか考える。

(7)調べる活動をすることで考える力がつく。理科で花や生き物を観察したり、社会では調べることで新しいひらめきが生まれるかもしれない。漢字を調べて覚えることで、頭もよくなる。

(8)読むことも大事。本をたくさん読むと歴史上の出来事や人物のことをたくさん知ることができる。音読をくりかえしすることでスラスラ読めるようになる。

(9)勉強することが考えることになるのは当たり前だ。がんばって努力をすれば、必ず頭が良くなる。考える力を強くして頭を良くするためには、予習・復習・自習をしっかりやっていくこと。頭が良くなればほめられて嬉しい。

(10)書くことも大事。文章力も計算力も紙に書いていくことで良くなる。ノートにメモをたくさんして復習することで、勉強が分かるようになる。そうすればテストも100点を取れる。


以上10点が画像のマインドマップから文章化した内容です。

大人から与えた「教育目標」ではなく、子どもたちが考えた「教育目標」にしてあげることで、学校という組織は劇的に良くなるはずです。子どもたちの学校への所属感も深まるでしょうし、自然な形で「愛校心」を育むことにもなるでしょう。



長い文章を読んでいただきありがとうございました。
この「学校教育目標を考える授業」は4回シリーズの報告になりますので、また読んでいただけますようお願い申し上げます。
次回は「がんばる子」の報告になります。
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iMindMap活用術「教務主任の仕事マップ」を青森と東京で共同作成

「ブザン公認マインドマップⓇフェロー」として活動している井上です。

マインドマップを作成するためのソフトとして「iMindMap」が市販されています。このソフトの日本版を担当しているのが伊藤賢さんというとても優秀なインストラクターさんです。昨年、1~3月を中心に全国各地で「教員向けマインドマップ体験会」という講座を開催し、私は実践報告者として毎週土日に全国を回らせていただいた(札幌・仙台・浦和・東京・横浜・千葉・名古屋・金沢・大阪・神戸・福岡)のですが、伊藤さんも何回か同行されたので仲良くなりました。

このソフトを活用して何かできないかと考え、通勤途中の総武線の中で思いついたのが今回の画像です。

「教務主任の仕事」をできるだけ明らかにするマインドマップを、遠隔地でメールで通信し、書き足しては送り返すという方法で共同作業できないかと思ったのです。「iMindMap」ならそれができる。「グルグルマインドマップ」という手法ですね。

さっそく青森県の前多先生にメールを送り、その夜から作業を始めました。

「1週間で作り上げて、世の中に発表しましょう!」という期限を切って取り組みました。そして先週1週間でできあがりました。


完成(本当はまだ追加できる状態)直後、私に余裕がなくなってしまい、発表するのが1週間遅れてしまいました。前多先生にはお待たせしてしまったようで申し訳なく感じています。


パソコンで描いていく「iMindMap」の良い面は、今回のように修正することが容易であることです。将来的には世界各地からいろいろな人が参加して、ひとつのテーマを考え合いながらマインドマップを描くということも可能になるでしょう。

こうした作業が一般的になることよって、思考作業に飛び抜けて優秀な新人類が生まれるかもしれません。

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井上式マインドマップ漢字ドリルを考案

4日ぶりの記事となります。
私の日記を期待してくださっていた方々、申し訳ありませんでした。少々仕事が忙しく、文章にするネタはたくさんあったのですが、文章化する余裕がありませんでした。

忙しいと言いながらも、昨日行われた「学校説明会」と「学級保護者会」のプレゼンはちゃっかり作っているのですから、まだまだすき間の時間はあると自己認識することにしています。あくまでもポジティブに考えましょう!!! 今日も授業が終わって元気いっぱい職員室に戻ってくると、同僚から「どうして井上先生はそんなに元気なの?」と声をかけられました。最高の褒め言葉です!ありがとうございます!

さて、今回の話題は「井上式マインドマップ漢字ドリル」を考えましたので発表させていただきます。

写真を参照してください。

セントラルイメージは「学習する漢字」を書きます。ここに漢字から考えられるイメージを描く方法も考えたのですが、あくまでも漢字ドリルなのでそれはやめました。漢字を覚えることに焦点化したわけです。

次にメインブランチを指定しました。
「読み」「意味」「熟語」「部首」
まずはこの4つで書くように子どもたちには指示をしています。当初、このメインブランチまでこちらで書きこんで印刷するドリルを考えましたが、一歩学習を深めるために、ブランチを印刷するのはやめました。子どもたちが書き慣れてきたところで、さらに発展させるためのブランチを増やすつもりです。「イメージ」とか「使い方」といったブランチが増えていく予定です。

こうして「自由度」が最大の漢字ドリルを子どもたちが使っていくことによって、自ら学ぶ「学び方」を身につけてくれるだろうと期待しているのです。一番良いのは「自分流の学び方」を編み出してくれることが良いのです。


そして、これは漢字ドリルなので、漢字を覚えられなかったら意味がありません。そのため、周りに練習用の枠を6つ用意しました。「学校」「帰宅後」「夜」「朝」「3日後」「1週後」という6回練習すれば十分覚えられるのです。「忘却曲線」という脳科学に基づいた学習方法にしているつもりです。トニー・ブザン氏が提唱している「MMOST=マインドマップ有機的学習法」にも基づいているつもりです。




今回の写真で紹介した「井上式マインドマップ漢字ドリル」は、書いた子が早くも発展型の学習をしてくるというエピソードを生んでくれたので紹介しました。この子はきっと「この漢字ドリルならばたくさん覚えられる!」と腑に落ちたのでしょう。授業で出している4年生の漢字だけでなく、これまでに学習してきた3年生以下の漢字を復習してきたというのです。「自ら学ぶ」という姿勢を育むであろう「井上式マインドマップ漢字ドリル」の導入3日目にして、早くもねらい通りの学ぶ姿勢を見せてくれたわけです。

この漢字ドリルによって、これまでの漢字ドリル指導では、あまり見ることのできなかった「“強い能動的な”学習態度」に美袋っている4年生です。

お隣の組にはこんな子もいるそうです。「井上式」というのに抵抗があるので、もっと良い名前にしてほしい。「井上先生式」というふうに書き変えてほしいと(笑)・・・・・・う~ん、私は神様ではないので、「井上式」と呼び捨てでいいんですよ~(笑)



このドリル、今回が初板です。早くも改善すべき箇所が出てきています。今後1か月かけてより良い状態に作り直しながら、新しい形態の漢字ドリルとして素晴らしいものにしていこうと思います。
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「ホ・オポノポノ」を活用して問題解決へ指導

昨日、担任する中学年の3階で問題が起こりました。その問題が何なのかはネット上なので書くのをひかえますが、誰がやったのか分からない問題でした。放課後、子どもたちがもう下校した後で、管理職を含めた教員チームは「いったい誰がやったんだろう?」「どんな不満があるんだろう?」「困ったものだね。」と、けっこう大騒ぎをしていたのです。

その一切を背負って、今朝、私が3~4年生全員に5分間の指導をしました。

100名を超える子どもたちを一斉指導するには、勤務校の校舎は狭くて場所がない。そこで、3階廊下に男女全員を座らせて、ハンドマイクで語りました。


「昨日、この3,4年生がいる3階で問題が起こりました。それを知った先生たちは悲しくなりました。誰がやったんだろうと怒っている先生もいました。でも井上先生はね、こう思うんです。
 やった子はどんな気持ちでやってしまったんだろう?
 もしかしたら何か先生たちの気がつかないところで悩んでいるのかもしれない。かわいそうなことをしてしまったなって。だから犯人捜しをするようなことはしません。」

「そしてね、みんなを集めたのは、誰が問題を起こしたのか分からないけど、それを責めるようなことをしないでほしいんです。許してあげてほしいんです。」

「この問題が起こって、井上先生は問題を起こした子に『ありがとう』と言いたいです。先生たちの気づいていない、その子の不安や不満があるんだと教えてくれたんだから。だから問題を起こしてくれて『ありがとう』と言わせてもらいたいです。」

「そして、その子の不安に気づくことのできなかった3,4年の先生たち4人から、その子に『ごめんなさい』と言わせてもらいます。そして、気づけなかったことを『許して下さい』と言いたいです。みんなも犯人捜しをしたりしないで、その子のことを許してあげてほしいんだ。それがうちの学校の教育目標の『思いやりのある子』だよね。」

「中学年の先生たち4人はね、新学期が始まってから1週間たって、君たち全員のことが『大好き』になったんです。だから小さな問題に振り回されずに、もっともっと大きな目標にみんなで向かって進んでいきたいんです。みんなには先生たちが、みんなのこと、すごい子たちだな!大好きだな!って思っていることを分かってくださいね。」

「だから問題を起こしてしまった子のことを、許してあげて下さい。お願いします。」


昨晩から一生懸命考え、練りに練って話した内容です。
話している私から見ても、子どもたちは腑に落ちているようでしたし、放課後に職員室で話した3年担任からもこのような話を受けました。

「井上先生の話を聞きながら、まさか井上先生が『ごめんね』って謝るとは思わなかったので私も驚いたし、目の前で子どもたちが次々と落ちていくのが手に取るように分かりました。」


今回の話はハワイの問題解決方法である「ホ・オポノポノ」を井上流に活用しました。

ホ・オポノポノとは、「ありがとう」「ごめんなさい」「ゆるしてください」「愛してます」という4つの言葉を唱えることによって、自分または集団の潜在意識の中にある「悪感情」をクリーニングする方法です。これによって自分に関わるすべてのことを良い方向へと導いていけるのです。

私が今日、話した内容に、この「ありがとう」「ごめんなさい」「ゆるしてください」「愛してます」を意図的に入れました。意図的に入れましたが、本音で話したので説得力があったのだと思います。



小さな失敗は明日への大きな栄養としつつ「最強の中学年軍団」を作ってまいります!
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急成長の辰巳っ子

体育館が使えなかったので、2週間ぶりの土日練習になった辰巳ジャンプでした。

それにしても、2週間あいたブランクをまったく感じさせない子どもたちの伸び方はなんなのでしょうか? 練習もしていないのに技術が向上している。不思議な2日間を送った監督です。

とくに目立ったのがこの点です。

【サーブ】
①Mイ・・・変化球と前後のゆさぶりができていた。
②Hナ・・・低い球筋のサーブを打てるようになった。
③Hカ・・・つま先をコースに向ける意識をさせた瞬間からサーブが強くなった。
④Sカ・・・力加減を調整しながら、安定したサーブを打てるようになった。
⑤Nツ・・・体の回転を利用して打てるようになった。
⑥Aヤ・・・腕の位置を上げて打つことに向かい始めた。
⑦T君・・・フローターのコツをつかんだ。
⑧A君・・・ミスをしないでサーブを打てるようになった。

【アンダー】
①Aヤ・・・これまで見たことないくらいにコントロールされたアンダーパスを送ることができた。
②レギュラー全員が「運ぶアンダーパス」を身に付けた。

【スパイク】
①Mイ・・・急に打点が高くなり、今までにない強いスパイクを打てるようになった。
②Sカ・・・助走もしっかりでき、スパイクを打てるようになった。
③Hナ・・・2週間前には助走ができなかったのに、この2日間でできるようになった。

【意識】
5月の大会だけでなく、1年後の新チームに向けての見通しも持てるようになった。みんなのバレーボールに対する意欲が高まった2日間になった。



スポーツは上がったり下がったりしながら本当の実力がついていくものなので、この土日が良かったからといって安心はできないのですが、実は「指導者としての試み」がバッチリはまった2日間でもあったので、新しい確信を深めている井上なのです。ひとつ見えてきたものがあるのですよ!

辰巳ジャンプ・チーム保護者の皆さんは、これから2ヶ月間の子どもたちの成長を楽しみにしていてくださいね!
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こんな教務主任ですm(_ _)m

4月。学年が変わることに伴って、職員室の席も窓の近くに変わりました。

現任校に赴任してこれまでの3年間、高学年ばかり担任していたので、ずっと同じ席だったのですが、この4月から窓際の気分良い席になりました。朝は朝日が差し込み、気分も上々です。

さらに良い気分になれるようにするために、窓際を花で埋め尽くしてみました。(写真参照)

小学校という職場ははっきり言うと女性の職場です。我が校も教員19名のうち14名は女性です。女性と言えば「美」ですよね(間違っていないですよね。)。

「美」といえば花だと思ったのです。殺風景な職員室からは殺風景な発想しか生まれないのではないでしょうか。美しいものを目にしながら、明日の授業のアイデアを考えることって大事なのではないでしょうか。「潤い」ってものですね。

ということで「窓際花園化作戦」に出たわけです。

井上はこういう教務主任です。
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3Dを禁じる!!!

イノッチ車を運転しながらラジオを聴いていて情報が入ってきました。そんな時、すぐに車を停めて、携帯メールを送って自分のPCに記憶をさせるということをする井上です。

今回、私のアンテナにかかったのが「3Dを禁じる」ということです。3Dとは、「だって」「どうせ」「でも」という3つの枕詞です。ラジオを聴いていて、ウンウン!まったくその通り!!!と車の中でひとり盛り上がってしまいました。

番組の内容は、「めんどくさい女性」の特徴として「3D=だって、どうせ、でも」を話題にしていましたが、これは女性に限らず人間全員に通じると思いました。

この言葉を一番言うのは誰でしょうか?
それはですね! 子どもたちですよ!
よ~く観察してみて下さい。必ず言いますよ。

3つのDのうち、小学校の担任としては絶対に言わせてはならないのが「どうせ」です。この「どうせ」という言葉は、自尊感情が最低に下がっているバロメーターと考えて良いのではないでしょうか。

「どうせやってもできないよ。」
「どうせ怒られるに決まっているよ。」
「どうせ自分はダメなんだ。」
「どうせ自分は嫌われているんだ。」
「どうせこのクラスはまとまらないよ。」

考え出せば、いくらでも出てくるこの子どもからの言葉。担任は敏感に反応し、全力を挙げて励まさなくてはなりません。そして、気をつけなくてはならないのは、この「どうせ」という感情を万が一でも教師という仕事をしている人間が思ってはいけないということです。

「人間だからそういうことを思うのも仕方ないよ。」という先輩もいましたが、これだけは絶対にダメですっ!!! 教師は「どうぜ」という言葉をこの世から消去しましょう!


しかし、いったいいつの時代に「どうせ」なんていう自尊感情を一気に下げる言葉が生まれたんだろう???
日本人全員が協力して、「どうせ」を言語界から消したいなぁ!
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井上効果・・・・・らしい

高学年ばかりやっていた私が中学年となり、新しいクラスを担任して1週間が過ぎました。

前学年の時にちょっと乱れてしまった子どもたちを受け持っているのですが、今回は「3分間で何とかする」という、他人が聞いたら訳の分からない目標を掲げて、再生に向けてスタートしましたが、本当に3分間で学級再生してしまったのを周りの先生や子どもたちが見ていて、けっこう大きな衝撃を受けているみたいなのです(笑)


私の耳に入ってくる、「ニュー井上チーム」の子どもたちに対する評価を紹介します。

「○○ちゃんがあんなに楽しそうな笑顔を見せてくれるなんて、涙が出そうになりました。」

「井上学級の子どもたちがいっぺんに変わってしまったのをうちのクラスの子たちが敏感に感じていて、負けられない!と焦っているみたいなんです。」

「3年生が“井上先生のクラスには負けない!”と頑張っています。」

あれ? うちのクラス、勝負を挑まれているのかな?(笑)

「とにかく“笑顔”が輝いている。毎日楽しそうにしている。仕事も一生懸命やってくれます。」

「あの子たちが別人のようになってしまった。井上先生、いったいどんなマジックを使ったんですか?」

どんなことをしたらクラスが良い方向に激変するかという「方法」を皆さん知りたがるのですが、方法なんて何もありません。私は「統率者」として「存在」しているだけなんです。意識していることはけっこう簡単なことです。

「本気で子どもたちを大好きになる」

これだけです。ここに本気になれるかどうか、自分の潜在意識(=無意識・生命状態・オーラ・気とも言えるかな)を担任発表までに全力で整えておいただけです。そして自分の中で、「今回は3分間あれば何とかなる」と腑に落ちたので、そう言い続けました。


ひとつのクラスが成長を始めると、相乗効果で周りのクラスも伸びることを今回は強く感じさせてもらいました。校舎の3階が中学年なのですが、3階の空気が変わったという手応えをみんなが感じています。今、3階には何とも言えない「やる気」に満ち満ちているのです。


中学年の先生たちには、「最強の中学年担任軍団を作ろう」と呼びかけています。授業研究も行事への取り組みも、新しいことをどんどん提案して、「AHA!体験」を呼び起こし、先生たちを元気にしています。


どうやら井上効果は自分の学級だけにおさまらなくなってきたみたいです。
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マインドマップで3年生の「クラス目標」を考える

この記事の写真は、私のクラスのものではありません。私は今年度、4年生の担任となりました。この写真は3年生のクラスで行われた授業の記録です。

学級始めにクラスのみんなで目標を考える時に、グループマインドマップを活用したそうです。当然ながら、意見は次々と出て、止まらない状態になったそうです。もはやマインドマップを活用して話し合い活動をするということの効果は明らかに大きいです。それは私の勤務校で、12学級中6学級が実践をし、100%その成果を担任が感じております。毎回、私のところに、
「井上先生、子どもたちの発言が止まらなくなりました!授業をしていてこんなに楽しく話し合い活動をできるなんて、すごいですね!」
という報告をいただきます。


さて、この「学級目標マインドマップ」で授業をしている時に、担任はひとつの壁にぶつかったようです。それは、
模造紙に書いていく時に担任として上手にカテゴライズできない。
という悩みです。次々と続く子どもたちの意見を書きとめていくことで精一杯で、上手に整理して書けないというのです。

私からはこのようにアドバイスしました。

①授業中に子どもたちの意見をうまくまとめてカテゴライズするには、マインドマップに熟練して「脳内マインドマップ」を描けるくらいにならないと難しいかもしれない。(「iMindMap」を活用すると授業中に修正しやすいので、私は最近、話し合い活動ではほとんど「iMindMap」を使う。)

②そこで、授業中にたくさん出た意見を、授業後にもう一度整理しなおして、『清書マインドマップ』をかいた方が良い。

③特に今回は「学級目標」というクラスの根幹にかかわる重要なテーマなので、担任として全力投球の『本気マインドマップ』にする。そしてそれを教室の中で、一番見やすい位置に掲示しておく。そうすると子どもたちは意識的にも無意識的にも、マップにかかれた情報を目から潜在意識に取り込んでいくから、描いた通りのクラスになる。


3年生のクラスもどんなに素晴らしいクラスになるか、楽しみになってきました。



昨年度は担当学年を立派に卒業させることに全精力を使っていましたが、今年度は3~4年生全体をグググ~~~っと引き上げていくことに力を注ぎたいと思っています。

『人類最強頭脳のウルトラ中学年』を目指します。
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