行くぞ!!! 辰巳ジャンプ!!!

ゴールデンウイークに入り、多くのチームは練習試合に励んでいることでしょう。しかし、我が辰巳ジャンプは6年生がいないことと、バレーボール経験年数が少ない5年生が中心のチームなので、基礎基本の練習にじっくりたっぷり取り組んでいます。まずは全員のレベルアップをすることが先です。明日からファミリーマートカップ予選が始まりますが、辰巳ジャンプの長期ビジョンから考えると、予選があろうがなかろうが、今は「鍛錬期(たんれんき)」なのです。「試合期(しあいき)」ではありません。

バレーボールの指導書によると、「移行期(いこうき)」「鍛錬期(たんれんき)」「完成期(かんせいき)」「試合期(試合期)」という4段階をひとつのサイクルにしています。辰巳ジャンプは現中1の子どもたちが卒業した後の「移行期」は終わり、現メンバーでの活動が定着しました。新しい部員も増える傾向にあり、ねらいどおりに移行できたと感じています。そして今は「鍛錬期(たんれんき)」のスタートをしたと思ってください。この期間には一人一人の「基礎・基本技術」を高めていきます。ボールを自分の思うがままに操れる(あやつれる)ようになるまで鍛錬期は続きます。おそらく夏休みの終わり頃までこの「鍛錬期」となります。

基礎・基本の技術が身に付いたと判断した時点で「完成期」に向かいます。チーム戦術を完成させていく期間です。秋の東京新聞杯を戦いながら、チーム作りをしていくことになるでしょう。この頃には毎週のように練習試合を行い、子どもたちの経験値を高めていくつもりです。9月から12月までの4ヶ月間で、150セットの経験を積むことを目標とします。

このように5年生の1年がかりで子どもたちを育て上げ、来年1月から始まる「教育大会」「全国大会」「東京新聞杯」で超激戦の東京第3支部を勝ち抜けるようにしていきます。来年の東京第3支部は支部予選じたいが全国大会レベルになりそうですから、最高に楽しい1年間になります。辰巳ジャンプの優秀な5年生たちが、来年、6年生になった時、レベルの高いバレーボールの試合をできることが楽しくて楽しくてたまらないと思えるように、しっかり鍛錬(たんれん)していきます。

3月からチーム指導に加わってくださったTコーチの指導も本当に適切で、今の辰巳ジャンプの子どもたちは幸せだと思います。

チームの保護者の皆様、夢にきらめきましょう!
辰巳ジャンプの子どもたち、明日にきらめきましょう!
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U10チーム結成に向けて!

今日の練習では、新2年生が7人も参加してくれました。それだけではなく、卒業生も3人参加してくれました。にぎやかに練習できることは、一番素敵なことですね。そうなるためにも、「辰巳ジャンプの練習に参加するとなんだか元気になれる!」「他のことよりも、辰巳ジャンプの練習に行きたい!」と言われるような練習にしていく必要がありますね。頑張ります!!!

これまで2年生は1人しかいなかったので、「7月にあるアンダー10の大会に出るためには、最低でも2年生を6人にしないと出られないよ。だから一生懸命さそってみてね。」と毎回の練習で言っていました。まさかまさか、7人も練習に来てくれるとは予想もしていませんでした。嬉しいですね、このように指導者の予想以上のことをするということは、将来性があるということの証明です。2年生H.Nさんは、セッターになりたいという希望を持っていますが、これだけの友達を一度に連れてこられる能力は、チームをまとめるセッターとしての素質があるのかもしれません。

さて、このように新しい子が体験に来た時の辰巳ジャンプは練習内容が変わります。徹底的に遊びメニューになります。今日は「ドンジャンケン」「手つなぎ鬼ごっこ」「かくれんぼ」「王様ジャンケン」をやりました。次回、新人さんが来てくれた時には「テンカ」をやることになります。

5年生に徹底したことがあります。それは「あこがれの先輩になることがこれからの目標になるよ」ということです。低学年の子供たちにとっては、指導者よりも身近なお姉さんたちの言うことを聞く傾向があります。その証拠に、今日は私が一生懸命にいろんなことを指導しても、ピカピカの2年生(まだまだ1年生のような発達段階)たちは、私のことを「おもしろおじさん」「遊び相手」「どこかの先生」程度にしか思っていません(笑) ところが5年生が声をかければ、たちまちキリッとします。新しい2年生部員を、優秀なバレーボーラーにしていくためには、5年生のお姉さんたちの力がなければできないことなのです。こうして上級生としての役目をしっかり果たしていくことによって、自分らの試合を一生懸命応援してくれる後輩が育っていくのです。

あこがれの先輩たちですから、負ける姿を見せるわけにはいきませんね。最後の最後まであきらめないで、必死に戦う姿を後輩に見せてあげましょうね。

真っ赤な新ユニホームのように、まぶしく赤く燃える心で試合をしていきましょう。
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今の教育に最も必要なものは「気づきの力」

今にも雨が降りだしそうな空模様。一度中止連絡を流した後に雨がやんだので、子どもたちを緊急招集し、今日は辰巳駅前公園でアウトドア練習をした辰巳ジャンプです。取り組んだことはひとつだけ。ランニングパスのアンダーハンドとオーバーハンド。1時間弱練習しただけでしたが、子どもたちには意外にたくさんの気づきが生まれました。

(1)風を計算しながらパスの高さを調整するとつながる。

(2)強い風が吹いている中でのパスだから、100回続けるためには対人の距離を調整する必要がある。

(3)パスの出し手だけでなく、受け手の方もパスの「的」になれるように工夫してあげることで、パスがつながる。

(4)ランニングパスの最中に「指示の声」をみんなが出すことで集中力が高まる。

(5)ボールが後ろに飛んできた時には、真後ろに下がらず、横向きで下がれば難しいボールにも対応できる。

私がアドバイスしたことは基本中の基本ばかりですが、分かりやすい例え話をしながら、あらためて確認してあげることで、子どもたちの脳に「気づき」が生まれ、自分たちのするべきことが腑に落ちて、劇的に技術が上がるという場面を垣間見ることができました。

今日の子どもたちの姿からも感じることですが、今の教育に必要なものは指導の中でいかに「気づき」を生み出してあげられるかにかかっていると思います。「気づき」が生まれた瞬間に脳が活性化され、持てる能力がフル回転で発揮されるようになります。これを繰り返していくと、もう一度「気づき経験」をしてみたい、「成功体験をしてみたい」という欲求が生じ、練習や勉強がやめられなくなる子どもにと、誰かに言われなくても勉強し、練習し、最高の自発力を発揮するような子どもにと育っていきます。辰巳ジャンプの練習訓には「人に言われず進んで行動、全力プレーを心がけること」とあります。この練習訓にある選手に育てるためにも「気づきの力」を意識した指導方法をもっともっと開発していくことが辰巳ジャンプの指導には必要です。


【指導者にも選手にもお薦めする本】

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」
クリエーター情報なし
PHP研究所


のうだま―やる気の秘密
クリエーター情報なし
幻冬舎


進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社


脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
クリエーター情報なし
日本放送出版協会
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教え子からの便り

前任校で最後に担任をした子供たちから贈り物が届きました。お手製のコースターです。作ってくれたのは3人の男子児童。私が思いを込めて育てた3人からの心こもった贈り物に、年度始めの副校長としての激務の中、ホッとする一時をプレゼントしてもらえました。3人とも、自分の夢に向かって進むんだということをメッセージにも書いていました。私は全面的に応援していきたいと思います。卒業生こそ、私の教員人生の宝です。

昨日は、大田区の小学校に勤務してきた頃、2年生の担任をしていた時に教えた子からメールが来まして、このたび大学を卒業し、都内の名門小学校に教師として着任したとの報告がありました。その学校の校長先生は、私が江東区時代にお世話になり、心から尊敬している方です。不思議な縁に驚きました。さっそく返信のメールを出し、「私はあの生意気な井上先生の教え子です。」と自己紹介してみたら、きっと喜んでもらえるよと応援しておきました。(応援になっていないかな・・・笑)

この4月、この他にもいろいろな再会ドラマが私の周囲に起こっています。すべて素晴らしい瑞相(ずいそう)なのだととらえています。もっともっと素晴らしい何かが起こる前ぶれです。それが辰巳ジャンプに起こるように願っています。
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