成功するための習慣を指導

昨日、今日と、辰巳ジャンプがここ7年ほど指導を続けてきた「成功法則」を指導しました。期待される指導の効果を先に書くと、この法則が身につけば、子どもたちはバレーボールだけでなく、すべてのことに格段の成長を見せるようになりますし、脳内に本人にとってプラスになる情報に気付くことができる、キャッチすることができる「心のアンテナ」が作られることになります。

(1)最初から100%で取り組む人と、50%で取り組む人のちがい
 声の出し方にしても、バレーのプレーにしても、学校生活でいえば50m走の走り方や係活動の取り組み方、授業への参加の仕方、家庭でのお手伝いなど、すべてにわたって関係してくることです。最初から100%の力で取り組んでいる子は、先生や保護者、他の子どもたちからも、注意を受けることはまずありません。どちらかというと、「よく頑張っているね!」「それでいいんだよ!」「いつも頑張ってくれて助かるわ」と、まちがいなくプラス評価をされます。スタートから150%、200%に力を出す習慣が身についている子は、「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ。」「あなたの姿を見ていると、こっちが勇気をもらうよ。」などというプラス評価の言葉を投げかけられることが多くなります。人間の脳はけっこう単純で、このようなプラス評価の言葉が耳から情報として入ってくると、本人が意識する意識しないにかかわらず、自分のしている行動が心地よくなり、「もう一度、その良いことをしてみよう!!!」という指示をするようになります。ですから、スタートから100%の力を出していく習慣がある子は、無制限に伸びていく可能性をもっています。

 反対に、スタートでは自分の力を出し惜しみ、50%や30%しか出さない子がいます。例えば、声を出すという、いとも簡単なことでさえも、最初は50%しか使えない習慣(くせ)のある子がいます。すると、指導者はもちろん、周囲の大人や、チームのメンバーでさえも、「声を出して!」「聞こえないよ!」「しっかりして!」「やる気あるの?!」というマイナス言葉をその子に投げかけることになります。スタート時点で100%を出す子とは、大きな差があるので、50%から必死に頑張っても、100%の子に追いつけることは絶対にありません。自分の力をせいぜい80%まで高めたらエネルギーがなくなります。スタート50%の子は、「自分の持っている力を出さないことで、自分を守る」というクセが身についているので、耐えなくてはならない苦しい場面(いわゆる瀬戸際)がくると、他人に頼ってしまうことが多くなります。

 100%の力をいつも出す子どもになるためには、バレーボールだけではなく、勉強や授業態度、家での行動、すき間の時間での取り組み(例えば、すきあれば練習する姿勢、すきあれば本を読む姿勢、すきあれば自分の課題に取り組んでいる姿勢)というものが、人の目を気にすることなく、挑戦的になります。じつは小学生の子どもは無限の可能性をもっているので、一気に成長させることは難しいことではなく、3週間以上かけて習慣を変えてあげればたちまち別人のように成長していきます。このことは、週末だけの指導ではなかなか難しいので、辰巳ジャンプでは半年くらいかけないと、「本気の一人」は出てこないかもしれません。

 子どもたちには宿題を出しました。
 「1週間後に、100%のスタートをするクセをつけるための努力を、どのようにしたか? 全員に聞くからね。」
1人でも毎日努力した子がいれば合格。「たいがいだれ一人できないよ」と伝えておきました。



(2)練習方法が身につくと、態度がどう変わるか、身についていない人とどう差がつくか
 この土日、「スパイクの助走から打つところまでの素振り」を、すき間の時間にできるだけたくさんすることという課題を与えました。試合中に誰がどのくらい自主練習しているか数えてみると、あるセットではこのような結果が出ました。

背番号 5番(11回)  6番(7回)  1番(2回)  3番(3回)

 11回と2回では5.5倍もちがいます。この原因は何かというと、「成功法則を習慣(クセ)にしているかどうか」ということです。
5番さんは、私が何も言わなくても、余裕があれば自然にスパイクの素振りをしています。しかし回数の少ない子は、「素振りしなくちゃ」と本人が意識したり、私から「素振りしなさい」と指示をしないとやりません。目立たないことなのですが、この差が本当に大きく結果に現れるのです。当たり前ですね、だれも知らないうちに5倍も努力しているのですから、時間がたてばたつほど差が広がります。
 このことを通して、子どもたちには次のように教えました。

・11回も素振りをしているということは、意識して練習していない。そうすることが自然にできている。だから努力を努力と感じていない。努力がふつうになっている。
・反対に、「素振りをすることが課題だよ」と言っているのに、あまり素振りをしないのは、「やろう」と意識しないとできないからだ。
・この「意識」の差が、ものすごく大きい。全員が「意識しなくてもすき間時間に努力できるチーム」にしたい。


(3)3%理論
 (1)のスタートから100%ということや、(2)の意識しないでも練習する習慣(クセ)にしても、ふつうにできる人は、100人中3人(3%)しかいない。この3%に入るかどうかで成功する人と、成功しない人に分かれる。もし小学生時代から3%に入ることを習慣(クセ)にしていけば、大人になってどんなことにでも成功する。このことは「7つの習慣」という本をはじめ、いろいろな本に書かれているので、将来ぜひ読んでほしい

まんがでわかる 7つの習慣
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宝島社


7つの習慣―成功には原則があった! (CD付)
クリエーター情報なし
キングベアー


アファメーション
クリエーター情報なし
フォレスト出版


(4)私の反省 「子どもたちはプラス評価を待っている!!!」
 チームで試合練習をしている中、今の辰巳ジャンプの4年生は、まっすぐな心の子ばかりなので、試合が終わると、自分たちから「先生、アドバイスお願いします!」と聞きに来てくれます。そこで、「もっと攻めていくために、無理してでもスパイクを打ったほうがいい」とか「サーブをミスしすぎているから、集中してサーブからの点を増やすようにしよう」「プレー中、指示する声をもっと出していくこと」といった、マイナスをプラスにするアドバイスをしていました。そんな中で子どもたちから、
「先生、私たちの良いところはありませんでしたか?」
と質問されてしまいました。この一言が、私の心にグイっと刺さりました。
ああそうだった。子どもたちは、反省だけでなく、自分らの頑張りをプラス評価してほしいんだ。「あの場面のねらって打ったスパイクコースが良かった」とか、「スパイクを決められることなく、何度も何度も返すことがでいていた」とか、「あんな強いサーブは初めて打てたね!」という、“ほめてもらえること”を期待しているんだった。
 これを気付かせてくれた4年生の心根が、とてもありがたいことです。あらためて来週の練習から、私自身もプラス評価を増やせるように「習慣化(クセ)」していこうと思いました。
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【本の紹介】校長、お電話です!

校長、お電話です!
クリエーター情報なし
双葉社


久々に本の紹介を記事にします。

夏休み中に発刊された本です。中学校の校長先生が主人公という設定は、これまでありそうでなかったものではないでしょうか。最初の数ページを読むと、著者が教育現場のことをよく取材して書いた小説だと思わせられます。現職管理職の私からすると、「ああ、確かにこういうことはある!ある!」と、つぶやきたくなる場面が多いです。
また、学校管理職モデルのひとつとして、自分のイメージのひきだしに入れておいてもよさそうです。

ドラマ性がある小説ですから、映画かテレビドラマ化しても面白いかもしれません。西島秀俊さんあたりを主人公役にして実現すると楽しいと思います。新任若手校長の物語。この本では着任4ヶ月間だけのドラマが描かれていますが、さらに続編が発刊されることを望みます。
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温かな4年生の励まし

夏休み練習最終日。子どもたちのモチベーションの高さに、ワクワクする場面がたくさんありました。とても良い夏休み練習のしめくくりとなりました。

まずはじめに、対人アンダーパスの練習で、1番さんと4番さんが途中から明らかにゾーンに入り、安定感バツグンに1000回を超え、1174回まで続けました。

次に、この夏から取り組み始めた4年生のフローターサーブが、かなり威力と安定性を増してきました。試合場面になるとミスが出ますが、東京新聞杯まで約1ヶ月間の余裕ができましたので、このまま成長してくれれば、サーブで面白い活躍をしてくれそうです。

練習の合間にも、今日は、ほのぼのしたエピソードがありました。4年生が2年生を自然に励ます場面がすごく魅力的。
「先生、○○ちゃん、すごいんですよ。オーバーパスがすごく取りやすいんです。サーブも入るし。私なんかサーブ入るようになったのは2年生の終わりころでしたよ。」
この言葉を聞いて、2年生の○○ちゃん、とても嬉しそうな笑顔を見せて、
「え?本当にそうなの?」
とつぶやく。どうやら自分の方が早くいろいろなことをできるようになっているんだと、自信につながった様子。さり気なくも温かい4年生のひと言が、後輩を育て、チームを支えてくれた出来事でした。

練習の総しめくくりは、3対3のゲーム練習。これがなかなかの好試合になりました。チーム分けは、(1番・2番・5番)VS(3番・4番・6番)というメンバー。3人制の試合は、これまでですとサーブだけでほとんど終わってしまったのですが、今日は夏休みの練習の成果がどんどん出て、なかなかボールを落とさない。拾うつなぐの連続ラリーが続く試合。1セット目は大逆転の22-20で(3・4・6番)チームが取ると、子どもたちの中から自然に、
「私、このセットを取れて、すごく感動した!」
という言葉が出る。
2、3セットは6年生のいる(1・2・5番)チームが攻めつづけて勝ちましたが、フルセットのナイスゲームができました。
逆転負けをしてしまった(3・4・6番)の4年生チームは、試合終了後にすぐに私のところに来て、
「アドバイスお願いします。」
と、これまたやる気満々の練習態度。私からの、
「1セット目はかなりスパイクを打ち込んでいたのに、2、3セットはほとんど安全に返すだけになってしまった。最後は攻めている方が勝つのがバレーボール。無理をしてでもスパイクを打つようにしないといけないね。」
というアドバイスに、3人とも強くうなずいていました。



帰りのミーティングで、夏休みに練習を休まずに頑張った子に贈る「井上賞」を発表しました。
1位 4番
2位 3番、6番、7番
この4人に贈ります。プレゼントの贈呈は来週の練習で行います。
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今日は暑かった

しばらく曇りの日に練習をしていたので、今日の暑さはけっこうきつかった。その中で5時間練習。それでも辰巳ジャンプの子どもたちは、とても熱心に練習することができました。全員参加での練習。何よりもそれが一番大事です。

江東区の小学校は8月25日に学校が始まるので、この土日が夏休みの最終週になります。家でのんびり過ごす子もいるでしょうが、バレーボールの練習に励むことで、有意義に夏休みのまとめをする方が、はるかによろしいことだろうと私は思っています。

この夏休み、たくさん練習をしました。その甲斐あって、4年生のサーブ力が上がりました。6年生の攻撃力も高まりました。2年生の基本技術はめざましい成長をしました。東京新聞杯予選まで、あと1ヶ月あります。一生懸命練習して、支部順位10位以内を目指しましょう。
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辰巳ジャンプ練習? 同窓会? どちらも楽し!

今日も休まず辰巳ジャンプの1日練習を行いました。小学生の部員は家庭のご都合が重なって、参加者は午前4名、午後3名と少なかったのですが、その分、部活動が終わった中学3年生たちが、9人中8人もかけつけてくれました。その中には、小学生の途中で千葉県に転居した2人も遠いところ来てくれました。2人ともそれぞれの中学校バレーボール部でキャプテンを務めてチームのリーダーとして頑張り、今年は地区予選を勝ち抜けて、千葉県大会に出場した努力家の卒業生です。もちろん辰巳ジャンプの地元中学でコツコツと努力し、東京都大会で活躍したメンバーもそろいました。つまり中3生たちの同窓会になったというわけです。

せっかく集まってくれたので、こういう時には楽しい思い出を作ってほしいと思います。練習が終わった後、全員で月島に移動し、「もんじゃ食べ放題」の女子会を開いてみました。中3メンバーのほとんどは、月島での“初もんじゃ”だったらしく、なかには「もんじゃっていったいどんな食べ物なんだろう???」と不安気な表情の子もいたりして。経験者のメンバーや私からは、「う~んとね、お好み焼きを固めないで、グチャグチャにして食べる感じだよ。」と説明をしてみましたが、その説明がまた妙なイメージを作ったようで、不安度が増したよう。どうなるでしょう??

地方からの修学旅行対応もしている月島のもんじゃストリートですが、にぎやかな女子中学生8人を引き連れて、おやじ1人が練り歩いたものですから、さすがにけっこう人目をひいたらしく、私は人の視線をけっこう感じる状況。子どもたちはたぶん全然気づいていないでしょう。初もんじゃの子もいたので、せっかくだから有名店に入ってみようと、「おしお」さんにお邪魔します。着席後、
「一人一品注文していいよ。」
ということにして、悩みながらメニューを見る8人。で、さすが体育会系女子の集団らしく、チャレンジメニューが次々と。「ジャーマンもんじゃ」「マリオもんじゃ」「ピザもんじゃ」といった、あまり聞いたことのないものを注文していました。そして、もんじゃなんて作ったこともないという危険な状況にもかかわらず、私も(この子たちに作らせてみたい!)という半分イタズラ心が動くもので、最初しばらくは「もんじゃ奉行」として手ほどき。
「具から炒めて、切り刻んで、細かくしたら土手のように囲いをつくる。で、残しておいた生地を真ん中の空間に流し込んで、しばらくしたら具と混ぜるんだよ。」
作っている様子を見ていると本当に楽しそうで、私的にはこれを見ているだけでご満足でした。


最後にデザートもゴチしましたが、ここでも体育会系女子集団が炸裂。気がつくと、かき氷の中に唐辛子を入れたり、ポン酢を入れたりしてはそれを試食して、苦しんでいる。シャーベットの入れ物が桃の皮だったのですが、これも食べきろうとみんなで突っついている。そんな姿を見ていると、私自身の高校時代を思い出します。部活帰りに喫茶店で休んでいる時に、よくミルクの中にレモン汁を入れて苦くしてみたり、砂糖の代わりに塩を入れてみたりと、今日の子どもたちとほとんど同じようなことをしていました。
「どうして体育会系の集団はこういうチャレンジをしてしまうのかなぁ???(苦笑)」
と思わずつぶやいてしまいました。

ブログをご覧の中3保護者の皆さん、状況報告はこのくらいでよろしいでしょうか(笑)


さて、真面目な練習の話になります。

2年生の進化が止まりません。今日も4年生4番さんとの対人パス練習で、155回を達成しました。これまで20~30回できればOKだったレベルから、いきなりの100回超えです。もっともっと自信をもっていいでしょう。

4年生のアタッカー陣も、今日は中学の都大会・県大会で活躍している先輩セッターのトスを打たせてもらえました。するといつもよりもどんどん入る。ミスも少ない。ミスしてもお姉さんたちから温かく励ましてもらえるので、気分良くスパイクを打っていました。練習後に話を聞いてみると、「先輩のトスがいつも同じ場所に打ちやすくあがってくるので、余裕をもってかまえていられました。」と言っていました。なるほどあらためてバレーボールはセッターが大事だなと感じさせられました。

さあ、夏休みも残りわずかとなってきました。来週からは試合用の練習に入ります。9月に入ればさっそく東京新聞杯予選のスタートです。夏休み中にできるようになったことをたくさん使って、面白いバレーボールをしていきましょう。
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バレー思考を高めるための語彙力をつける

できあがったチーム帽、さっそく子どもたちにプレゼントしました。予想通り、かわいいです!


さて、小学生とはいえ、辰巳ジャンプが目指す選手像に近づけるためには、思考力を高める指導が必要になります。今日は練習参加人数が少なかったので、話し合う時間がたっぷり取れました。そこで子どもたちの発言を聞いていると、少々、国語の時間の鍛え方が弱いのだろうなと感じさせることがありました。

私「対人パスがつながらない原因は何か考えてみよう。考えがある人?」

子「はい・・・声を出して数えていない・・・」

私「ん? 日本語になっていないよね。いいですか、自分の考えを5階層は掘り下げないと答えにはたどりつかないよ。」

子「?????」

私「こんな感じだよ。(1階層)パスがつながらないのは、声を出して数えていないことが原因です。 (2階層)なぜなら、集中力がなくなるからです。 (3階層)そのため、途中であきらめてしまっています。 (4階層)だから、声を出してパスの回数を数えます。 (5階層)そうすれば、目標の回数をできると思います。」

4年生の子どもたちが、このような5階層まで掘り下げていく思考をすぐにできるようになることはありません。だからこそ、毎日の学校での授業で、深い思考力を鍛えることが大事なのです。また、バレーボールの指導の中でも辰巳ジャンプは思考力を鍛えていきますが、このブログに書いてあるようなことを各家庭でも気がついたらやってほしいのです。一番良いのは、子どもたちが自ら「自分の思考力を高めて、バレーボールも勉強も伸ばしていきたい」と行動をはじめてくれることです。

辰巳ジャンプの子どもたちに身につけてほしい言葉を記述しておきます。言葉と言葉をつないでいく接続詞(せつぞくし)をたくさん使いましょう。


【 順 接 】
「こうして」「このため」「このようなわけで」「したがって」「すると」「そうして」「そうすると」「そうだとすれば」「そこで」「そのため」「そのために」「その結果」「それで」「それなら」「それならば」「だから」「ですから」「なので」「ならば」

【 逆 接 】
「けれど」「けれども」「しかし」「そうはいっても」「そのかわりに」「その反面」「それが」「それでも」「それなのに」「それにしても」「だが」「だからといって」「だけど」「だというのに」「ですが」「ですけれど」「でも」「ところが」「なのに」「にもかかわらず」

【 並列・追加 】
「これとともに」「それと同時に」「おまけに」「さらに」「しかも」「そして」「その上」「それから」「それに」「そればかりか」「なお」「ならびに」「まして」「また」

【 対比・選択 】
「あるいは」「それとも」「または」「もしくは」

【 説明・補足 】
「言いかえれば」「仮に」「けっきょく」「その理由は」「その原因は」「たとえば」「ちなみに」「なぜかというと」「なぜかといえば」「ただ」「ただし」「つまり」「というのは」「というのも」「なぜなら」「なぜならば」「むしろ」「もっとも」「ようするに」「要約すると」

【 転 換 】
「さて」「それでは」「それはそうと」「では」「ところで」「また」



こうした国語的学習課題は別として、バレーボールの方は今日1日で、一気に伸びました。とくにサーブがすごく良くなりました。子どもたちは、うまくいかない原因を一生懸命考えて、その問題を解決する方法を自分でも考え、私にもアドバイスを受け、「このように打ったらナイスサーブが行くだろう」と試してみたら・・・・・
「すごいサーブを打てました!!!」
「このサーブなら、試合で点が取れますよね!!!」
このような子どもたちの嬉しそうな言葉を聞けました。教え甲斐のある子どもたちだと感じます。

午後には、中1の先輩であるアカネとルミカが練習に来てくれました。
練習後のミーティングで二人から、
「みんなもっと牛乳を飲んだり、煮干を食べたりして、背が高くなる努力をしないとダメだよ。私たちは4年の時、もっと大きかったよ。」
とアドバイスがありまして、私は心の中で(あれ???そんなに大きかったっけ???どうなんだ???)と思いましたので、帰宅後に調べちゃいました(笑)

中1の子たちが、ちょうど4年生の「U10大会」のころ、一番大きかったのがネネの140センチ。アカネ138センチ。ルミカ130センチ。そんなもんです(笑)
4年生、大丈夫、これから大きくなるから。
でも、急成長中の2年生。現時点でこのくらいの身長がある。そうすると、6年生の頃には170センチ台も夢じゃないかもな。これは大エースですね。
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チーム帽子 完成

発注していた辰巳ジャンプの帽子が予定通り届きました。注文から1週間でできました。値段も手ごろですし、とても優良な業者さんを見つけました。

帽子は、かなりよい感じです。ロイヤルブルーの地の色に、ホワイトでチームキャラクターのたもちゃんを入れてみました。プロ野球チームの中日ドラゴンズや西武ライオンズ、横浜ベイスターズの帽子に似ているかな。
子どもたちがかぶったら、すごく似合いそうです。

青に白のデザインは空に浮かぶ雲のようで、辰巳ジャンプは下を向かずに、いつも青空を見ながら、上を向いて進んでいこうという意味も込めました。

明日の練習から子どもたちにプレゼントします。お楽しみに。
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今日もまた2年生が急成長

昨日の5時間練習に続いて、今日は6時間練習。私のぎっくり腰を気づかって、Kコーチが中1のサエ、ルミカの二人を連れて練習に来てくれました。昨日、やっとスパイクを打たせるための球出しができるようになったばかりなので、大変助かりました。

さて、今日も2年生がサーブ開眼しました。これまでは、サーブを打つ瞬間のステップで右足を前に出してしまい、体重移動ができずにネットまでサーブが届かなかったのですが、今日は「右足はそのままで、左足を前に出すんだよ。」という私のアドバイスを自分なりに考え、どうやら納得したらしく、正しい体重移動ができるようになったとたんに、次々とナイスサーブが入るようになりました。午前中の最後に3セットやって練習試合では、4年生を相手に何本もサービスエースを取ることができました。練習に来たら毎回何か新しいことができるようになって帰っていく夏休みになっています。どうぞ気分良く、お友達をさそって、2年生チームとして6人そろうようにできるといいですね。

4年生はこの夏休み、全員、フローターサーブができるようになるように練習中です。昨日はできていたのに、今日はできなくなるといった試行錯誤のくりかえしをしています。この練習には、スパイクを打つときのミートの強さをきたえる意味もあります。まだまだ甘い考えで練習している姿が見られますが、夏の終わり頃には東京新聞杯の秘密兵器として使えるようにしていきたいですね。

江東区の夏休みは、早くも残り2週間となりました。私の勤務する区は8月31日まで夏休みなので、明日で夏休み前半が終わりという感覚なのですが、辰巳ジャンプ的にはすでに夏休み終盤戦という感覚です。休みが1週間ちがうだけで、ものすごくちがうものなんだなぁと、なぜか今年は身にしみて感じます。ぎっくり腰で1週間も寝込んでいたせいでしょうか?(笑)
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募集ポスター増加中

火曜日から体育館の周りに、練習中のみ部員募集ポスターを貼り出しましたが、1枚ではとてもさみしい感じがしましたので、今日から6枚に増やしました。でも、人が通らない。夏休み中なので、なおさら人通りがありません。それなら次なる手。明日は、駅前通りの必ず人が通る校門に2枚動かしてみようと思います。

練習は、私個人としては久々に5時間のロングタイム。ぎっくり腰再発におびえながら、はたして5時間も身体がもつのかと不安でしたが、休み休みやれば大丈夫。一昨日できなかった球出しも、スパイクのトスだけはできましたし、どうやら少しは動いた方がリハビリになりそうです。

子どもたちの技術で今日伸びたのは「スパイク」です。とにかく1cmでも高い打点で打てるように指導中です。たっぷり5時間もある練習時間をいかして、子どもたちの技術に細かく修正を加えています。それから基本中の基本である「ランニングパス」について、今日は2年生が入っていても必ず100回を達成するというノルマを与え、チャレンジさせました。なかなかできなくて、子どもたちも私も少しイライラしたこともありましたが、1時間30分かけて、とうとう100回をやり通しました。だれかがミスをくりかえしても、みんなでグッと我慢しながら頑張った結果を出せました。途中でやめなくてよかった。小さな目標でも達成できたら喜びです。

さあ、明日も6時間の練習です。
私の腰も日に日に回復しているのが実感できます。そろそろ軽くレシーブの球出しをしてみようかと思います。そのために自宅でのケアはしっかりやっています。
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久々に元気に1日勤務できました

7月25日(土)に重度のぎっくり腰になって以来、回復に力を注いできましたが、今日は2週間ぶりに1日勤務をすることができました。

4日前の月曜日にも1日勤務にチャレンジしましたが、午後に入ると腰の痛みが増して、学校にただいるだけで、何もできませんでした。職員から「つらそうですよ。」と言われるくらい。そんな状態なら勤務するよりも治療に時間を費やした方が良いだろうと、2日前の水曜日は午前のみの勤務にして午後は自宅療養しました。

昨日は午前中に病院の定期検査(この待ち時間が腰にはけっこうきつかった)を受け、その後、サイゼリアにランチで入って、隣の席に座ってきた女子高生たちの会話に聞き耳を立てる。(ああ~、こんな都心にいる女子高生も、けっこうお金に苦労しながら勉強しているんだなぁ。)と世の中把握。午後は辰巳ジャンプの練習。そして帰宅後に腰のケア。寝ているだけではダメなんです。変な寝返りをしてしまうと「ビリッ」と腰に電気ショックが走るもので。ですから、30分から1時間おきに起きて、ていねいな寝返りをしているのは今も変わらず。昔から「うさぎの睡眠」を自負していたので、こんな睡眠状態でも寝不足にならないのが助かります。

そして今日。
午前は東京大学のとても優秀な女子学生とミーティングをする約束をしていたので、すごく楽しみに勤務。予想通り、とても楽しい建設的なミーティングをすることができて、今後の学校経営に大いに力になってくれそうです。
午後も建築家の方々を接待する予定がありましたが、ぎっくり腰であまり動けないことをお伝えして職員室待機をさせてもらい、その間に3学期にする予定だった事務仕事を半分終わらせてしまう。この「先行的ノルマ攻略」をすると、非常に大きな達成感を得られます。「やった!終わっちゃったぜ!」という感じです。自分の脳が大きな達成感を味わうと、脳が勝手に「次はどんな奇跡を起こして気分良くなろうか」とセルフコントロールが働き出しますので、体調にも好影響を与えます。やりすぎると危ないですけれども、適度なプラス刺激は最高の脳活性方法だと私個人は感じています。

こうして今日は約2週間ぶりの1日勤務をすることができたわけです。この調子で日々体調回復を目指します。
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熱いぜ! 辰巳ジャンプ

体育館は暑いけれども、練習する辰已ジャンプの子どもたちの心も熱いぜ!
4年生だらけのチームですから、今日もパス練習中心に2時間頑張りました。

ところで前回の練習から、体育館前の柵に部員募集のポスターをかかげてみました(画像参照)。今日で2回目ですが、1枚だけではどうも印象が薄いようなので、次回の練習時には6枚に増やしてみようと思っています。しかもすべてちがうレイアウトのポスターにするつもりです。体育館まわりの人通りはそれほど多くない場所なので、注目されるかどうか分かりませんが、チームの歴史の中では、体育館まわりを通った子に声をかけて練習に参加させ、その結果として男子チームができあがったこともありますので、可能性にかけてポスターでの部員募集をかけ続けることにします。


さて、私の体調問題ですが、ぎっくり腰の方は本当に一歩一歩と回復しています。いっぺんに治ると良いのですが、ある資料によると、治りが悪いと半年もかかる場合もあるらしいので、それにくらべれば普通の回復ぶりだと思います。故障してそろそろ2週間になりますが、焦らずに1ヶ月間くらいかけて完治しようと思います。今日はそれとは別に夏休み中なので、午前中に病院で血液検査をしてきました。数値向上したのが、尿酸値、中性脂肪など。痛風になる恐れはかなり軽くなってきたようです。問題は肝臓関係の数値。これを改善すべく、体調マネジメントしていこうと思います。
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夏季平日練習スタート

今日から夏季平日練習が始まった辰已ジャンプです。

それにしても暑いですね。こんな暑い日には、辰巳小学校の体育館はまあまあ涼しい環境を作り出してくれます。普通の体育館だと壁になっている場所がすべて窓なので、風通しは抜群です。イメージ的には西武ドーム球場のような感じ。昼寝するにはちょうどよい体育館です。(画像参照)

練習は黙々と基本のくり返し。その中で、今日も2年生が進化しました。前回のランニングパスでは5人チームでチャレンジしましたが、今回は4人チームに数を減らしました。少し厳しいかなという私の予想を嬉しいことに裏切って、数多くパスをつなぎました。しっかり動いているし、声も出てきた。さらには、ラリー練習の中でも、これまではボールから逃げてばかりでしたが、今日は「ハイッ!」と声を出してセカンドボールをつなぐことができました。また、声出し練習では、「集中するよ!」と4年生に声をかける姿もあり、この夏、ますます成長が楽しみになってきました。4年生の子どもたちからは「今日は○○ちゃん、また進化したね!」と、私からは「○○は進化系ポケモンになったね!」とほめられて、照れくさそうにニヤニヤしていました。

チームとしては、この夏休み中に「エースアタッカー」を育てることをひとつの目標にしました。いくらねばり強くレシーブをひろいあげても、スパイクの決定力がなかったら点が入りません。この8月中に、見ていて気持ちの良いスパイクを打てるよう指導していきます。


※チーム保護者の皆さんに、ひとつお願いがあります。例年以上の猛暑のため、子どもたちの水分摂取量がすごく多いです。いつも何人かが水筒を空にしてしまいます。毎回最低でも1リットルは持たせてください。
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ぎっくり腰も爆笑のネタに(笑)

画像は辰巳ジャンプの子どもたちにプレゼントする予定のキャップデザインです。
暑い夏が続きますので、これをかぶって練習に勇んで参加してほしいと期待しています。

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今日は週明け月曜日。ぎっくり腰の治療のための先週1週間の有給休暇を経て、やっと出勤できるまでに回復しました。とはいえ完璧にはほど遠い状態で、腰を伸ばすことはできない中、とぼとぼと歩きながらの出勤・勤務となりました。学校という職場は本当に心温かく、皆さんから気遣いをいただきながら1日働きました。副校長がいないと学校って大変なんですよね。何しろ学校やPTA、そして地域の全ぼうを把握しているのは副校長という役職にある者なのです。この記事を読んだバレーボール関係者の方は、くれぐれも副校長を味方につける工夫をしてくださいね。



さて、転んでもただでは起きない私です。今日の職員との語らいの中でも、そのことを大いにアピールし、職員の皆さんを笑いのツボにはめてみました。
こんな感じでした。

職員A「副校長先生、やっと復活しましたね。」

私  「ご心配をかけました。ありがとうございました。」

職員A「全然動けなかったんでしょうね。」

私  「はい、土曜日にぎっくり腰をやって、水曜日までは歩けませんでした。」

職員A「それは大変でしたね。食事も難しかったでしょう。」

私  「動けないんでエネルギー消費しないから、2~3日はスポーツドリンクだけでも大丈夫。この際、一気に体重を落とそうと思っていましたよ。」

職員A「なるほど、少しやせましたよね。」

私  「身体を動かせないだけで、頭は鮮明、暇でしょうがないので、自己流の呼吸法をあみだしたんですよ。」

(職員室の皆さん爆笑、いろんな方が呼吸法について語りだす)

私  「美木良介のロングブレスダイエットがなぜダイエットにつながるのか、寝ながらいろいろ試して、そのしくみを理解しましたよ!」

職員A「えー!?それなら、私にも教えてくださいよ。」

私  「毎日20回続けられたら間違いなくダイエットできますよ。呼吸は吸うことよりも、吐くことを大切にすればいいんですよ。」

音楽教員「そうそう、その通りです。私も授業で子供たちにそう教えています。」

職員A「そうなんですか!じゃあ、やってみようかな。」

私  「ところがですね、10回くらいやると飽きてしまうんですよ。続けるのがなかなか大変です。」

(職員室内、爆笑)

こんな感じの職員室です。



次に、自宅に帰った後、腰の刺すような痛みはどうやらなくなってきたので、思い切ってマッサージチェアの背筋伸ばしモードでコリコリやってみました。効果とても大きい!やはり血行を良くするのは効果的な治療法のようですね。ちなみにマッサージチェアをした直後に血圧を測るとすごいですよ。いっきに血圧が下がっています。血液がさらさらと流れている証拠です。

加えて長めの半身浴で、どんどん良くなる手応え。きっと完治も間近でしょう。
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中学生の先輩たちがていねいに指導してくれました

今日も暑い体育館でした。
私のぎっくり腰は少しずつ良くなってきていますが、バレーボールの練習指導をするまでにはまだかかりそうです。明日からの出勤に備えて、電車で移動してみましたが、やはり腰に痛みがきました。仕事、大丈夫かな

練習はまずは超基本を1時間。特に目立ってうまくなったなぁと思わせたのが2年生。これまでは練習をやらされている感が強く見受けられました。ところが、先月の江東区バレーボール教室以来、見ちがえて自分から練習に取り組むようになりまして、今日の一人アンダーも自己新記録。さらにこの子が入ったランニングパスは、これまで20回が限界でしたが、今日は70回までいけました。とても大きな成長です。


さて、今日は中3のヒカリ、アミ、ヒビキの3人が練習に来てくれました。私が球出しをできない状態なので、せっかくですから3人に練習を任せました。パス練習、ディグ練習、レセプション練習、スパイク練習、ゲーム形式のつなぎの練習、サーブ練習と、2時間を効果的に進めてくれて、非常に助かりました。8月中には再度、中3生が集合することになりそうなので、チームにとっては何よりの楽しみです。
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夏休み 3つの確認

夏休みの練習について、3つの確認をしてから練習をスタートしました。

(1)1本にこだわる練習(U10大会の反省より)
 先週のU10大会は、すべての試合で1-1のセットオールになり、得失点の1点差か2点差で負けてしまった。その1週間前に、「この1本を大事にしないために都大会に出られなかった代がある」と教え、1本にこだわる心がまえをしていました。しかし、不運にも私がぎっくり腰で寝たきり状態になってしまったために、U10大会に行くことができず、試合で直接アドバイスをすることができなかったために、「1本にこだわる」ということが忘れられていたように、今日の子どもたちの報告からは受け止められました。非常に惜しい試合だったことをあらためて感じました。
 そこでもう一度、「1本1本を大事ししていくプレー」をしていかないと、これから悔しい思いをすることになる。だから練習中から「1本を落とさないこと」にこだわっていかないといけないチームなんだということを確認しました。

(2)夏休み井上賞は今年もやります
 毎年やっていることですが、夏休みの練習はお盆も何も関係なく、普段よりも多く練習します。休まずに練習参加した子には、努力賞として賞品をあげています。今年も「井上賞」を出すことを子どもたちに伝えました。

(3)チームキャップを全員にプレゼントします
 U10大会に監督として行けなかったことを、私自身とても悔やんでいます。最高に暑い中、私がいなくても頑張った子どもたち全員に、たもちゃん入りチームキャップをプレゼントします。これから始まる秋の大会に、辰巳ジャンプは全員「チームキャップ」をかぶって試合会場に参上します。けっこうかわいいいと思うんですよね。保護者の皆さん、楽しみにしていてください。


今日は私のぎっくり腰の具合を心配して、K田コーチが練習参加してくれました。
私自身は、球出しはできなくても、リハビリをかねて練習に参加しました。1週間も寝たきり状態だったので、体育館に行くだけでも、けっこう厳しい腰の状態でしたが、リハビリはやはり動くことに効果があるようで、練習前よりも練習後の方が調子が良いようです。明日の練習ではもう少し動いてみまして、月曜日には仕事復帰するつもりです。この1週間、食事の準備にも動けないので、食事をほとんど取らなかったことをプラスに考え、7~8kgのダイエットをもくろみましたが、残念ながら3kg減に終わりそうです。発熱と戦うわけでもなく、動くわけでもなかったことなので、断食ダイエットの効果もなかったことが残念でなりません(笑 冗談です)
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