先生向けの「マインドマップ授業実践講座」を開催

【今日処理した仕事】
(1)教務主任通信第31号配布「鬼ごっこからJリーグ昇進したガイナーレ鳥取」
(2)学校便りの再編集・印刷・発行
(3)6年生授業支援
(4)学生ボランティアの授業参加体制案作成
(5)台風進路確認
(6)4年社会科見学・バス配席確認
(7)全校授業巡回
(8)教務主任通信第32号作成「子どもは球体という考え方」
(9)5年生授業支援
(10)FC東京バレーボール教室必要備品確認
(11)春江小学校の先生に「マインドマップ授業講座」2時間ほど




昨日訪問して、6年生120名の児童に教えた「マインドマップ」を授業で使えるようにするために、今日は春江小の先生が2人、私の勤務校までいらして、授業活用講座を行いました。講座といっても2枚のマインドマップをかいていただくという「ワーク」をしていただいたのです。

「ワーク」で大切なことは、どのようなテーマでかいていただくかです。難しすぎるとかくことにブレーキがかかりますし、反対に簡単すぎて受講される方のニーズに合わないのもよくありません。釈迦が「聞き手の機に応じて法を説いた」ように、実践講座も受講される方の機に応じて組み立てないと意味がありません。

今日、取り組んでいただいたのは2種類。

1つ目は「今年の夏休みマインドマップ」をかいてから、スピーチをしてみるというワーク。
来週行う研究授業では、子どもたちの「話す」面での表現力を高めたいというねらいを持っていると聞いていましたので、ならば実際に先生方にもスピーチを行ってもらって、児童がどんなふうに話せば良いのかを味わってもらいました。このように、教師が児童になったつもりで課題に取り組んでみることを「学習者研究」と言います。

2つ目は、実際に研究授業で取り組ませたい「ボランティア学習をまとめる」という作業のマインドマップ。
これを30分かけてかいていただきました。
さすが亀戸まで出向いてこられたモチベーションの高い先生方だけあって、1つ目の課題でかいたマインドマップと比較して、格段の上達ぶりを見せてくれました。

いろいろと質問にも答えて、あとは学校で学年の皆さんで指導方針を固めてから授業実践をしていただくだけ。どんな授業になるか楽しみです。


マインドマップの実践は、単なる目新しいノート術なのではなく、「メンタルリテラシー」という脳の使い方教育なのです。
PISA型学力に大いに対応できる、発想力を鍛える教育なのです。


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他校で「小学生向けマインドマップ短時間講座」を開催

今日は午前中に出張をさせていただき、江戸川区立春江小学校に出向きました。6年生全員(約120名)を相手に「マインドマップ」の考え方、かき方について教えるためです。私は教育現場にマインドマップを教える「公認マインドマップフェロー」という資格を持っているので、講師としてワークショップを開催したわけです。

120人という大人数。しかし時間は90分間。会場は体育館。そして床の上で作業をするという環境。マインドマップをかけるようにするにはちょっと時間が足りないし、床の上でかくので集中力も落ちてしまいがち。そこであまり欲張らずに「メンタルリテラシー」の体験を重視して授業を行いました。

99%の子どもたちが「マインドマップという言葉を初めて聞いた」という実態がありましたので、取りかかりとしては「こういうノート術があったのか」と心に残ってくれればよい。

というわけで、内容をかなり削除しましたので、ここにはもっとていねいに説明をしたかった「7つのルール」について簡単にまとめておきます。

(1)用紙
・A4以上
・無地

(2)セントラルイメージ
・3色以上のカラーでかく
・イメージ豊かにかく
・時間をかけてしっかりかく

(3)筆記用具はカラー
・水性カラーペンがよい
・色鉛筆を使うのもよい

(4)ブランチ
・枝のようにウネウネとかく
・ひとつブランチをかいたら枝分かれさせる
・曲線でかく

(5)言葉
・1つのブランチに1つの言葉を乗せる=ブランチの上にかく
・単語でかく
・文章をかかない
・ていねいな字でかく

(6)記憶のフック+階層化
・いろんなところに絵やマークをかき入れてイメージ化し、記憶に残るようにする
・遊び心をもってイメージ化する
・階層化を意識する
・階層化の拡げ方・・・「くだもの」例えば「リンゴ」「ミカン」「バナナ」「メロン」
           「リンゴ」は「赤い」「甘酸っぱい」「ミツ」「シャキッ♪」「青森」
・階層化のまとめ方・・「細長い」「黄色」「皮」「甘い」「栄養大」つまり「バナナ」
           「バナナ」「リンゴ」「ミカン」「メロン」つまり「くだもの」

(7)楽しくポジティブにかく
・ユニークに、自分なりに工夫を楽しみながらかく
・かいていて熱中できるようにかく
・けっして悪いことを考えようとしないこと



今日の講座のまとめとして、「紙に夢や希望、願いや望みを書いて、毎日読むと叶いやすくなる。」ということを教えました。120人もの子どもたちを相手に話しましたので、全員の心に響いたとは言えませんが、けっこう多くの子どもたちは「自分もやってみようかな」という表情をしていましたので、その中でも「本気の3%」の子どもたちが学校内でムーブメントを起こしてくれると面白いですね。


終了後は部屋を変えて、担任の先生方と若干の相談タイム。
ボランティア学習をしてきたことをマインドマップにまとめ、どんなことを発表していきたいかを友だちに話すという授業を計画しているとのこと。それを校内の研究授業で行いたいという目的がある。そうすると、簡単なテーマで何回かマインドマップをかく練習をする必要があります。そのテーマ例をあげておきましょう。

「私の好きなもの」「私の家族」「私の学校」「もしも私が○○になったら」「NHK教育オンラインのビデオクリップを視ながら」「今日までの4日間にあったこと」



さて、こうして他校に出向いて「出張授業」を行ったわけですが、この記事を読んで、私に講師を依頼したいという先生は、下記の手順でお申し出ください。子ども向け講座や教員研修講座は行うことができます。ただし、「マインドマップフェロー」という資格上、保護者や地域の方向けのビジネス講座をすることはできません。

(1)まずは井上に直接連絡を入れ、相互の状況を調整する。
(2)勤務校の校長から、井上の勤務校の校長に「講師依頼」をしてもらう。(校長が認めない限り出張はできません)
(3)当日に向けて、細かい所を相談する。

井上と面識のない方は、まずは辰巳ジャンプVCのサイトから、私宛にメールを出してください。


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バレーボール語彙力(ごいりょく)育成のために

さあ、今日4つめの記事になります。なぜ1日に4つも記事を書けているのかということにも大きな理由があります。今日は自分自身の脳に「思考のフック」をかけて、「ゴール設定」もしていたため、「思考のアンテナ」の感度が鋭く、普段より多くの情報処理ができたからです。


「バレーボール語彙力(ごいりょく)」という聞きなれない題名をつけてみました。辰巳ジャンプの子どもたちにも、この「語彙力」という、ほとんどの小学生が知らない言葉の意味も教えました。そして練習試合の合間をぬって、子どもたちに「バレーボール言葉」を書き上げてもらいました。それを分類整理して書き残しておきます。

辰巳ジャンプの子どもたちは、これを自分の練習ノートに書き写して、たくさんの言葉を使えるように勉強してください。

【守備関係】
「手を出せ!」
「ひざ曲げろ」
「ひざつくな!」
「カバー!カバー!」
「レシーブしっかり!」
「ナイスカバー!」
「ナイスブロック」
「1,2,3,4,5!」
「前、前、前!」
「はい、はい、はいっ!」
「返せ!返せ!」
「ナイスジャッジ!」
「足動かして!」
「足出せ!」
「上にあげろ!」
「くるぞ!くるぞ!」
「ボール追って!」
「走れ!走れ!」
「かまえて!」
「一本カット!」


【攻撃関係】
「サーブしっかり!」
「サーブ入れろ!」
「ナイスサー!」
「ナイスキー!」
「もう1本!」
「スパイク決めろ!」
「いくぞ!」「いけー!」
「持って来い!」
「チャンス!チャンス!」
「打てっ!」


【精神面】
「声を出せ!」
「ドンマイ!」
「ミスなくすよ!」
「逆転するよ!」
「○点さだよ!」
「ジャッジしっかり!」
「おしい!おしい!」
「ゴメン!」
「次!次!」
「だいじょうぶ!」
「ラッキー!ラッキー!」
「喜んで!」
「笑って!」
「落ち着いて!」



まだまだありますね。
そんでもって、もっともっと「ポジティブな言葉」を考えないといけませんね。

はい、「ポジティブなバレーボール言葉を考えてくる」・・・これも辰巳ジャンプの宿題です。


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声かけ内容分担作戦(練習編)

「声を出せ!」
「声が聞こえないよ!」
「ほら声を出さないからボールが落ちるんだ!」
「喜びなさいっ!」

小学生バレーボールの試合会場でよく聞かれる大人からの声です(笑)
やっぱり私も言っています(苦笑)
言っても子どもたちを追い込むだけなのに、言わなきゃいいのに・・・・・どうしても言っちゃうんですよね~
辰巳ジャンプの保護者の皆さんはいかがですか?


そこで
考えてみました

そうだ声かけ内容を分担してみよう

まずは練習中の分担から試してみる。

「リ○、ちょっと来て。あのね、コートの中にいる人たちの“足音”がキュッキュッって言っていなかったら、『足音聞こえないよ』って声をかけてみて。」

「あM、あM。最後までボールを追いかけていなかったら、『あきらめるな』『手を出せ』って、それだけに集中して声をかけてみて。」

「コ○ル、だれか一人でもヒザを曲げていなかったら、『ほらヒザ曲げろ』って声かけてみて。」

声かけ意識の「焦点化」をしてみたわけです。
こうして分担していけば、けっこう効果的な声がコート内に響くのではないだろうかと思い、試してみたのです。案の定、練習はすごく盛り上がりましたね。私が相手をしなくても、ガンガン声を出して練習していました。(井上先生、ニンマリ)

慣れてくれば「声かけ分担」をしなくても、次から次へと声を出せるようになるでしょうが、まずは段階を踏んで、ていねいに指導していきましょう。声のかけ方が分からない子には、私から「こんなふうに声をかけて」と指示します。慣れている子は自分の判断で、いくつかの言葉を決めさせて「言葉のフック」をかけ、声を出さなくてはならない場面が起こったら、即座に反応できるようにします。その次は、すべて自分の判断で声を出す段階。ここまできたら合格。


さて、こうした取り組みを成功させるために、『バレーボール語彙力(ごいりょく)』を高める取り組みも考えました。次の記事で紹介します。


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全員プレイングマネージャー作戦・・・メタ認知とバレーボール

プレイングマネージャーとは何かというと、選手兼監督のことです。選手としてプレーしながら監督もしている人のことをプレイングマネージャーと言います。

この作戦は、辰巳ジャンプの子どもたちは皆、監督としての眼を育てようという作戦です。
私が目指しているのは「やらされているバレーボールチーム」ではなく、自分の力で「考え、判断し、表現するバレーボールチーム」です。そのために、6月にはマインドマップの勉強会を通して「思考力」を鍛え、夏休みの練習を通して「意志力」を鍛えてきたわけです。次に鍛えるのは、様々な試合経験を通しての「判断力」であり、その試合中に必要になる「表現力」です。

こうして頭の良いチームに育てたいなと思うのです。そのための意識改革が「全員プレイングマネージャー作戦」です。
子どもたちは、選手としてだけでなく、「もしも自分が監督だったらどうするか?」を考えてみる。監督はチームを強くすることを第1に考えているわけですから、「子ども監督」としても、チームの向上、選手の成長を考えていきます。

これを考えることによって、自分が入っている辰巳ジャンプというチームのことを、そしてそのチームの選手である自分自身のことを「客観的な視点」で見るようになるはずです。これを「メタ認知(メタコグニション)」といいます。

メタ認知ができることによって、子どもたちに何が起こるかをあげておきます。



(1)自分がしようとしているプレーで勝つために、何が最も効果的なのかが判断できるようになる。

(2)どのようなやり方が有効か、十分考えてから課題に取り組むことができるようになる。

(3)試合中、重要な部分に意識的に注意を向けられるようになる。

(4)自分がどの程度よく理解できているか、どの程度プレーできるかについて、うまく判断できるようになる。

(5)良いプレーができたとき、自分がどういう方法を用いたか分かるようになる。

(6)課題に取り組んでいるときに、うまくいっているかどうか、定期的に自分でチェックできるようになる。

(7)練習(勉強)するときは、その目的に合わせて効果的なやり方に変えることができるようになる。

(8)練習(勉強)したり課題を行うときには、自分なりの計画を立てられるようになる。

(9)考えが混乱したときには、そのまま進まずに立ち止まり、もとに戻って(原点に戻って)考えられるようになる。(だから記録が必要=練習ノート)



どうですか?
この記事に書いたような小学生が登場したら、すごいと思いませんか?
私の持っている知識なら育てられます!

ここに書いたような「メタ認知」を小学生に促すことができる可能性が、下記宣伝内容にある「マインドマップ」にあります。マインドマップの使い手である辰巳ジャンプの子どもたちに、私が適切な「思考課題」を与えれば、きっと(1)~(9)までの課題を紙の上には表現できると思われます。しかし、肝心なのは考えたことを実行できるかどうかなので、猛練習が必要になってくることに変わりはありません。

楽に勝てるスポーツなど、世の中には絶対にありません。





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できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ
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トニー・ブザン頭の自己変革―未来を築く7つのツール
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ストロングポイント(つまり長所のこと)

バレーボール指導の疲れを癒してくれるのは、自宅近くの私の散歩道に最近いつもいるようになったカモさんたち。(写真参照)
写真に写っているのは1羽だけですが、本当は今日、10羽以上のカモと、1羽のクロサギがお出迎えをしてくれました(笑)



東日本大震災以来、それまでホームとして使わせていただいている体育館が修理のため使えず、相変わらず体育館を転々としている地震被災チーム・辰巳ジャンプです。今日はご近所のチームにお邪魔して練習試合をさせていただきました。

夏の間、これでもかと猛練習をしてきたので、作ろうとしている「辰巳ジャンプのバレーボール」については、子どもたちも何となく分かってきたのではないかと思っています。要するに6年前の江東区NO1チームを復活させようとしているのです。ただ6年前よりも少しレベルアップさせつつあります。


細かい話は後回しにして、まずはタイトルの「ストロングポイント」について書いておきましょう。

新しい言葉ではありません。日本語の「長所」を英語の「Strong Point(ストロングポイント)」に直しただけのことです。しかし、長所と表現するよりも「ストロングポイント」と表現した方が、より強いイメージがすると思うのです。イメージというものはとても大事なことで、普通の人を天才に導くパワーを持っています。いろんなことをイメージ化できる人が天才なのだとも言えるでしょう。

脳科学をちょっとだけかじっただけで、「イメージ」を活用することによって右脳の働きを活性化することにつながることが分かります。日本の教育内容は極端に「左脳的内容」に偏っています。新学習指導要領になった背景に「学力問題」がありますが、情報が足りない方がおちいりやすい誤解=筆記試験の点数が学力=という考え方がどうやらまかり通りそうです。それは、若手教師激増の今のタイミングに、新学習指導要領が大きく改訂されたことによって、現場の教員が「基礎基本の学力」を身につけさせることばかりに目が行ってしまう危険性があるからです。これによって、東京都の教育は、左脳偏重状況が強められるだろうと想像できます。

しかし、世界に通用する教育を開発しようとしている私の教師仲間が取り組んでいるのは、左右脳をフル活性させる「全脳思考教育」です。この全脳思考教育に「イメージの力」が大きく影響します。


私たち辰巳ジャンプは、「ストロングポイント」という言葉をどんどん使って良いイメージをつかみ、長所を伸ばしていくバレーボールをしていきます。

それでは、辰巳ジャンプの子どもたちに宿題です。
「あなたのストロングポイントは何ですか?」
「辰巳ジャンプのストロングポイントは何ですか?」


聞かれたらすぐに答えられるように、練習ノートに書いておきましょう。


【今日の練習試合から見た辰巳ジャンプのストロングポイント】

(1)自分たちの判断で出す言葉(声)が増えてきた。

(2)子どもたちだけでも練習できるようになった。

(3)考える力が伸びてきた。

(4)試合中にセッターが仲間にどんどん話しかけている。

(5)自分たちのやろうとしていることを、あっちこっちで話し合っている。



さらにチーム強化するために、新しい考え方を取り入れていこうと思います。

(1)全員プレイングマネージャー作戦
(2)声かけ内容分担作戦
(3)バレーボール語彙(ごい)力・増加作戦


文章が長くなるので、この3つは記事を新しく立てて書きます。


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「身毒丸」を鑑賞

まずは仕事記録から。

本日の自己目標「学習支援員がいなくなった1年生の給食補助をする」「先生方に喜ばれることをする」

【処理した仕事】
①職員朝会での提案3つ…「授業改善プランの案を提出してもらうこと」「東北支援の折り鶴について」「職員室内の動植物引きあげについて」
②教員の「年休時間集計エクセルファイル」の調整、これを紹介するための「教務主任通信第29号」を発行
③全学級の授業観察
④プール濾過機調整への助言
⑤学校司書と「キャリア教育」について相談
⑥職員室内環境整備
⑦1年生の給食準備補助
⑧江戸川区H小学校からの講師依頼対応
⑨出張「区情報教育専門委員会」出席

今日飛び込んだ大きな仕事は、江戸川区の小学校との交渉でした。6年生児童120人超を相手に2時間、授業をしてほしいというご依頼。授業をすること大好きな私は即座に対応。管理職の了解を得て、来週、講師として出向くことになりました。すごく楽しみです。思いっ切り「学ぶ楽しさ」を感じさせちゃいましょう!!!



午後は教育委員会に出張でした。
電子黒板のリースが5年目を迎えて切り替えの時期に入ったので、区としてどんな電子黒板を入れたらいいのかを意見交換。専門委員全員で熱い討論をしました。話し合いは時間切れ。大事な内容なので、もう一度話し合って最善のものを作り出したいということになり、9月下旬に再度委員会を開くことに決定。

情報教育専門委員会が終わると同時にタクシーを飛ばして、辰巳ジャンプの練習に顔を出す。
夏休みの「監督賞」を対象の6人に贈呈し、全員のバレーボールノートにコメントを書き、練習内容の指示を当番キャプテンに出して、18時に体育館を出発。18時45分に、マイ劇場である天王洲銀河劇場に入りました。
辰巳ジャンプの子どもたちには申し訳ないけれども、今日は自分の演劇鑑賞デーだったのです。(練習ぬけてゴメンね)



今日、鑑賞したのは「身毒丸(しんとくまる)」です。今日が舞台初日です。
私が座ったのは舞台前の最前列でした。


身毒丸(しんとくまる)PV


舞台芸術のすごさを見せつけられました。
苦悩にあえぐ主人公・身毒丸と撫子(なでしこ)。
その地獄の苦しみを舞台の上で思い切り表現できている。「ああ、地獄というのはこんなところなのかなぁ・・・」と思わされる表現。さすが演出を担当しているのが蜷川幸雄さんだなと感心させられる内容でした。まずは演じている役者さんたちの個性が強く、人間離れした妖怪のような雰囲気を完璧に表現。さらに大道具であったり、効果音、舞台演出など、総合芸術として素晴らしい演出に脱帽しました。と同時に、見ている人たちをこんなに引き付ける舞台を自分も指導してみたいなとも思いました。

主演・身毒丸を演じたのが、ドラマ「GOLD」で弟役を演じた19歳の矢野聖人(やのまさと)さん。お相手をするのが撫子(なでしこ)役の大竹しのぶさん。お二人とも観客の心を打つ全力投球の演技をしてくれました。

最後の出演者挨拶では、矢野さんが涙を流していました。
この「身毒丸」は、これまでに武田真二さんや藤原竜也さんが演じて、海外にも大評価を得ているものだけに、矢野さんのプレッシャーは本当に大きかったことだろうと思います。達成感に包まれた矢野さんの涙だと感じました。

出演者挨拶は観客の拍手が止まなかったため、3回繰り返されましたが、銀河劇場の中はスタンディングオベーションとなりました。ということは、鑑賞者ほとんどの心に響いた演劇をしてくれたのだと思います。


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1日の目標を立てて仕事を進める能率性

今日も仕事モード全開。
朝立てた目標は「最低でも10人の子どもと対話すること」でした。

【処分した仕事】
①チャイム調整
②始業の会の裏方運営
③始業の会の校長訓話を原稿起こしして、すぐに校内掲示
④全学級巡回、児童との対話
⑤平成24年度年間計画詳細の詰め
⑥学校施設開放調整の追加
⑦人権尊重教育についての校長会アンケート回答作成
⑧休み時間の校庭遊び看護
⑨東日本大震災支援の折り鶴準備2000枚
⑩研究授業の指導案検討
⑪評価規準と評価基準のちがいを理解するための教務主任通信を発行
⑫電子黒板の業者さんとICT活用について懇談
⑬翌日の予定表記
⑭帰宅時に「ポケモンセンター」に寄って教材開発

こうして列挙してみると、自分もけっこういろいろな仕事をこなしているみたいです。


仕事に振り回されることだけは避けたいので、朝の通勤電車内で目標を立てています。それが「最低でも10人の子どもと対話すること」なのでした。こちらは④の全学級巡回時に目標達成。もっと高い目標でも良かったかもしれないと反省しました。ただ、何も目標を立てずにいれば、漫然と時間が過ぎていくだけで、何の成果も得られないでしょう。今日1日の目標設定をすることによって、自己評価もできますし、目標以外の仕事も能率アップするはずです。



話は変わって、読書の話題です。
最近数年間、医療関係の小説を読むことが増えている私なのですが、今読んでいるのが、もうすぐ映画の封切になる「神様のカルテ」です。地方医療の中で一生懸命働いている主人公を取り巻く、なんとなく温かい雰囲気が読んでいる人を物語に取り込んでいく。そんな感じのする小説です。

神様のカルテ
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もう一冊は「天使の眠り」です。ミステリー小説です。
「致死性家族性不眠症」という遺伝性の病気をめぐって、悲しい母親の願い、無償の愛が、考えられない悲劇を生んでいきます。

天使の眠り (徳間文庫)
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ついでに書いておくと、テレビドラマの「アリアドネの弾丸」と「それでも、生きていく」のふたつにも、はまっています。


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イメージトレーニングのための準備はOK!

今日も仕事モード全開の1日でした。

【処分した仕事】
①来年度の年間予定を立てる
②来年度の授業時間数資料を作成する
③近隣中学と連携する「キャリア教育(職場体験)」のプログラムを作る
④学校施設開放の一覧表を作る
⑤新採教諭の自己評価シートをチェックする
⑥研究授業の指導案をチェックする
⑦エコスペースや学級園の状況確認
⑧学校内施設の安全確認
⑨FC東京バレーボールチームによる出張授業の調整

けっこう多くのことをやっているので、イヤホンで音楽を聴きながら、他の情報を遮断して集中力を高めてみました。

仕事の話はここまで。


ここからバレーボールの話。

最近、辰巳ジャンプが東京第3支部予選を勝ち抜くためのアイテムを増やしました。

遠征用のイノッチ車内に、新しいワンセグ付DVDプレーヤーを設置。
さらに以下のDVDを常設しました。
これで「イメージトレーニング」をしながら移動をするのです。
先輩たちも同じように、このようなビデオをみながら、自分のバレーボールを深めていきました。

今の辰巳ジャンプの子どもたちも、試合に行く直前から一流選手のプレーを見たり、スポ根ドラマでハートを鍛えながら、自分のプレーをイメージさせ、最高のパフォーマンスができるようにしていこうと思います。

どんな効果があるか見てのお楽しみです。

アタックNo.1 DVD-BOX
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今、再び、「夢にときめけ 明日にきらめけ」

私の宝物の中でも、一番にあげられるものが写真の置時計です。これは2年前に担任していた6年生の保護者の皆様から、卒業の記念にいただいたものです。刻まれた文字には「夢にきらめけ 明日にときめけ」と入っている時計です。ということはつまり、当時の学年は保護者も子どもたちも担任も、三者そろってこの言葉を実現していったということなのです。私はこの実践を「三位一体の改革」と名付けて意識してもらいました。

この学年の夢とは、「史上最高の卒業式」を行うことでした。

学年崩壊をしていたこの6年生を、まるでドラマのように立て直すことが私の目標でした。前年度、校長との面談で、自らこの課題の大きかった学年の担任を希望し、必ず立て直して見せると腹を決めて挑みました。なんとこうした「担任の思い」というものは、時間ではなく即座に伝わるもので、担任して10日しかたっていないにもかかわらず、4月17日にはこんな言葉が子どもから聞かれたわけです。

『ぼくは6年生を良い方向に変えようとがんばっています。今のぼくらの目標は「すべてをこえて、宇宙の中のどの生物もが良い意味で知っている香取小6年生」です。先生もこれから何とぞ応援よろしくお願いします。二人の先生も良い先生です。今、6年生は二人のえいきょうを受けて、ぼくを始め、みんなも変わり始めています。』

こんな言葉を聞けば、教師という人種は何でもできてしまいます。わき目もふらずに『夢にときめけ 明日にきらめけ』という実践に全力投球したのです。


教師にとって、子どもたちの成長は自分の「夢」です。日本全国のすべての教師は、自分が担任した子どもたちが「夢」をもって、前向きに進んでくれることを夢見ています。そんなふうに私は信じて疑いません。たとえ何か問題を起こしてしまった教師がいても、本当はその人もまた私と同じように、子どもたちが夢に向かって前進していくことを引き出したかったでしょうし、夢に向かって困難を乗り越えていく道を一緒に進みながら、感動の涙を流したかったに違いないと信じています。それが教職を目指した人、全員の原点だったはずです。


この年のトピック的記事をリンクしておきます。

安心して学べることの喜び

一粒で二度おいしい運動会

すごい歴史を作ってくれた子ども達!!!

急成長! 6年生!・・・・・それが教育の目的です!

大人でも考えられないことを小学生が考えた!【マインドマップ研究授業】

卒業した君たちへ その1・・・まさに「史上最高の卒業式」でした




話を辰巳ジャンプにします。

チームの中心になっている5年生は、大きな夢を抱いています。
「都大会に出場する」
「都大会で優勝する」
「全国大会に出て、日本各地の小学生と交流したい」
このような内容をバレーボールノートに毎回書いてきます。

では、辰巳ジャンプのみんなの夢はなんでしょうか。

指導している私自身が反省しなくてはなりません。チームの夢について話し合う時間をあまり取ることがありませんでした。それでは力を発揮することはできませんね。9月の練習では、落ちていたこの点について強化します。

「夢にときめけ! 明日にきらめけ!」という言葉は、辰巳ジャンプの合い言葉にしようと思います。


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特別支援学習会で仕事もスタートダッシュ

8月25日の授業開始を前にして、今日は学校のほとんどの教員が参加して、「特別支援学習会」を行い、子どもたちへの働きかけ方を共通理解しました。

講師として来ていただいたのは、橋場 隆 先生(臨床発達心理士)で、その話の内容から、私はすぐにこう思いました。
(ああ、この先生は本物のプロだ。臨床事例をとんでもないほどたくさん積んでいらっしゃる方だ。)
その理由は、発達の課題がある子どもたちやそのご家族に対して、どんな支援をすることができて、それがどのくらいの時間かかるのかなど、少し話を聞いただけで、私たちのするべきことが容易に想像できたからです。

私たち教員にとっては、子どもたちの指導で悩んでいたことの原因をはっきりと理解することができ、全員で共通理解をすることができた貴重なものとなりました。

特別支援の学習会ですから詳しいことを書くわけにはいきませんが、研修後の先生たちの会話の中には、前向きな言葉や子どもの指導に希望の光を見つけたような発言ばかりが聞こえてきて、夏休み明けに向けて良い状態でスタートを切れそうな感じになりました。



私の個人的な意見をここで述べますが、参加した全員がこうしたポジティブな気持ちになれる「本物の研修」を、お金を出してでも区は実施するべきだと思います。7月に行った「区から与えられたある研修」では、残念ながら参加した全員が疲れ切ってしまい、大変にネガティブな気持になりました。学校の満足度を向上させるというねらいの研修だったのですが、受講した私たち教員が不満足になるような研修では、その効果はどうなのかと疑問を感じてしまいます。今日の研修でしたら、橋場先生に何度でもお願いしたいと思えるものでした。やはり現場のニーズにピッタリ合った研修を、学校自らが行うことこそ予算的支援を行う最大の効果があるのではないでしょうか。一律に研修を与えるのではなくて、学校ごとに「教員育成のための研修予算」を捻出してくれるようなシステムを導入していく勇気ある自治体が現れてほしいと思います。



そんな感じで、この夏休み、バレーボール指導一色だった私も、今日から仕事モードに入りました。
現在の私の役目は「教員育成」なので、率先垂範で教育のことを学んで、たくさんの情報を与え続けようと思います。


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夏休み強化練習打ち上げ、本当に頑張って練習しました!

7月16日よりスタートした辰巳ジャンプの「夏休み強化月間」を今日の練習でしめくくりました。
約1か月間で合計23回の練習を行いました。しかもほとんどの練習日が、まるまる1日の練習でした。暑い体育館の中で汗びっしょりになって、同じ練習をくり返してきました。子どもたちは本当によく頑張りました。「バレーボールづけ」という言葉がぴったりくるほど練習しました。

なんといっても練習を休まないということが一番です。毎年、夏休み練習の出席数のトップ3に「監督賞」をプレゼントしていて、今年も同様に贈ることにしていました。ところがすごく嬉しい期待外れで、このトップ3の枠をはみ出して4人が全出席、2人が遅刻早退はあるものの全出席という出席率の高さ。とくにレギュラークラスがほとんど休んでいないという状況ですから、確実にチーム力を上げることができました。

5月の全日本大会予選ではレギュラーも固定できていなかった日和見チームでしたが、信じられないくらいに一人一人の力が向上して、秋の大会が楽しみでならない状態になってきました。

今後の課題としては、

(1)サーブをミスしないこと
(2)トスとスパイクを合わせること
(3)ブロック力を上げること
(4)バックからセッターに入れるレシーブを安定させること
(5)判断力を早くし、先手先手で攻められるようにすること

たくさんあるうちの5つだけあげておきました。


練習の最後には「三本じめ」でお互いの頑張りをたたえあいました。聞いてみると、ほとんどの子は「三本じめ」は初めての体験だったようです。無邪気な3年生は、「このチャチャチャっていうの、面白い!!!」と言って盛り上がっていました。


ところで今、有明コロシアムではワールドグランプリが行われています。地元・辰巳ジャンプはたくさんの子どもたちが全日本の応援に行きました。世界レベルのバレーボールを目の前で見て、自分のバレーボールに生かしてほしいと思います。なんとロシアにストレート勝ちした試合を見たのですから、良いイメージ作りができたのではないかと思います。辰巳ジャンプも今日の全日本のように、練習した成果を試合で出すことができれば、「強い辰巳復活」も遠い話ではありません。


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東京都小学生ソフトバレーボール大会・・・とりあえず準優勝

辰巳ジャンプの今日は、なんと4年ぶりに東京都小学生ソフトバレーボール大会に出場しました。使える体育館がなかったことと、夏の猛特訓の合間に、ちょうどよい息抜きになることもねらって、1日ソフトバレーボールを楽しむ日にしたのです。

じつはこの大会、出れば必ず表彰状をいただいてくるのが辰巳ジャンプ1期生からの伝統でした。

「ミラクルで準優勝」2007年7月7日

今回も高学年の部でAチームが準優勝の表彰状を手にすることができました。今のチームにとっては初めての表彰状になるため、子どもたちも引率の保護者の方々も夏休みの嬉しい記念になりましたね。今日の一歩はとても小さな一歩ですが、「0から1歩を踏み出す」ことによって、次々と良い成果が顕れてくるのです。

昔話をしてみますと、この大会では毎年優勝していた頃もあったのです。とくに2004年には、180㎝の高さのネットに対して、辰巳ジャンプ女子の4年生は155㎝くらいの長身で、サーブがほとんどスパイクを打っているのと同じという「それは反則だろう」といいたいくらいなチーム。その記事はこちらです。

東京都ソフトバレー立川大会優勝・準優勝 2003年8月17日


また、辰巳男女チームで決勝を争ったこともありました。

東京都ソフトバレーボール立川大会、女子優勝、男子準優勝 2004年8月15日


この試合で決勝を争った男女チームが、1年後の2005年11月に江東区秋季大会の決勝戦も同じように戦いました。

今年最大の目標達成!!! 2005年11月23日


私は思うのです。小さな一歩一歩を積み上げていって、やっとのことで大きな成果が得られると。そのことが、これまで11年間にわたって書き残してきた「バレーボール活動日記」をひもとけば分かるわけです。今日、Aチームが手にした表彰状は、辰巳ジャンプ復活への「希望の1枚」なのです。




ところで、ぶっちゃけると、今の5年生チームは「不器用なチーム」だと私は思っています。何かを問いかけると、心がすぐに固まってしまう弱点を持っています。問いかけに対して、まだまだ切り返せないのです。パッパッと返答していく脳機能には育っていません。

私は正解などは求めていません。バレーボールの試合中に冷静に正解を考えている暇などありません。私からの投げかけに対して、間違っていても即座に反応できるかどうかが大事だと思っています。そして間違っていれば何度でも訂正して食いついてくる「執着心」を求めています。これが自然にできるのが3年生チームのキャプテンですね。いつもいつも「先生は何を言おうとしているのかな?」「私たちはどうしたらいいのかな?」と、人差し指をこめかみに当てながら、チームでたった一人、いつも何かを考えています。けっしてボーっとはしていません。これができるのは、ある意味「天才」だからです。



「不器用なチーム」には「アファメーション」を利用することが効果的です。「アファメーション」とはわかりやすく言えば「暗示」のことです。その暗示を効果的にかけていくのが「アファメーション」です。

それでは、アファメーションの例を書きましょうか。


2011年12月25日、辰巳ジャンプは5年生が自分で考えた練習で成果を上げ、マスコミでも話題になって新聞やテレビで紹介されるチームとして有名になっている。


2012年2月、辰巳ジャンプは半分がバレーボール経験たった1年というメンバーでミカサ杯教育大会で都大会に出場し、試合を見ている人たち全員を味方にして感動的な試合をしている。


2012年3月、辰巳ジャンプは全国大会出場を目指し、たくさんのコーチに支えられながら、楽しくてやめられない練習を続けている。


誤解されないように書いておきますが、5年生の純粋な練習態度は、辰巳ジャンプの11年間の活動の中でも特筆すべきレベルです。
バレーボールに対しての真面目さ、素直さは、チーム史上NO1と言ってもいいと思っています。だからこそ良い成績を残させてあげたいと、強く思えるのです。


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全員ディフェンス・全員オフェンス

辰巳ジャンプ5年生の伸びは著しく、夏休み終盤に入って(江東区は25日から学校が始まるので、18日なのに終盤と言わなくてはならないのが何となく残念)、新しいステージに入ることができています。

バレーボールをする人は誰もがアタッカーをやりたいと思うはずです。自分が高い打点から、相手コートにバシッと突き刺すようなスパイクを決める姿をイメージしてあこがれているに違いありません。小学生バレーボールはフリーポジション制なので、役割分担がしっかりしていて、特にレシーバーは専門職のリベロのようなプレーばかりをしているチームもあるかと思います。しかし、全国大会に勝ち抜くようなチームは、全員がスパイクを打てるように練習し、全員がレシーブ力をつけ、どこからでもトスが上がり、サーブでも全員が得点できるようになるまで練習しているわけです。

我がチームも決定力こそ低いのですが、なんとかコートにいる全員が“スパイクもどき”を打てるようなシステム練習に入ってきました。5年生の能力が良いとはいえ、身長が高いわけでもなく、ごくごく普通の小学生バレーボーラー集団なので、できるだけ早いテンポのバレーを目指そうと思っています。




ところで今日は、受験を考えている子に、ちょっとだけ厳しい指導をしました。というのも、受験を考えているにしては、練習ノートに書いてくる文章が「書かされている」内容の文章だからです。書かされているとは、ノートを書いてこないと私に練習させてもらえなくなるから書いているということです。他の子どもたちが、かなり「強い意志」を書き込んでいるのに比べて、ちょっと差があり過ぎるので、本人たちの意思を確かめさせてもらいました。

練習ノートに自分自身の「強い意志」を書き込んでいくような書き方ができなければ、どんなことをやっても負けるのです。受験というものは、たんなる勝負です。バレーボールやサッカーと同じように、練習を重ねて問題に慣れ、自分の頭の中に作ったたくさんの引き出しの中から適切な解答を出すだけのことです。ようするにバレーボールでも反応力の高い子、忍耐力のある子、意志の強い子は受験でも勝てるわけです。

長い教員生活の中で、半分近い10回も卒業学年の担任をしてきた「6年生専科」の私は、自分の学級の受験合格率の高さには自信を持っています。特にここ最近の何年間かは「受験に勝つための学級経営」を開拓してきました。それは甘ちゃんな指導ではありません。受験の心得をことあるたびに厳しく厳しく問いかけていくことをするのです。当然、その子どもたちは小学校生活の模範生となっていき、責任感や忍耐力、思いやりの心を伸ばしながら合格していきました。

小学校の教師は受験指導をしない、塾任せと言われますが、私はそうは思いません。塾へ行く時間よりも学校で勉強している時間の方がはるかに多いのです。6年生の授業時間は年間1000時間を超えます。週に3回、3時間の塾通いをしたとしても、週9時間×52週=468時間。学校の半分にもなりません。この1000時間を無駄にする子は落ちます。「1000時間、自分の力を伸ばすために授業を使うんだ」ということが腑に落ちている子は、確実に合格します。

さらに、学校や塾だけでなく、「家庭生活」の中で、いかに「思考力」「判断力」「表現力」を伸ばすかで合否が決まります。よく中学受験は「親の受験」だと言われるのは、こうした母親の知的な語りかけがあったればこそ道が開かれるのです。それが難しいご家庭は、運良く「思考力を鍛えてくれる担任」に恵まれれば、子どもの力が伸びるでしょう。


辰巳ジャンプの練習では、自分で「考える」「判断する」「表現する」という三本柱をしつこくしつこく指導しています。そのため、辰巳ジャンプを卒業していった子たちの多くは、中学や高校で「キャプテン」になります。監督の思いを理解し、チームのみんなのことを考えていく「リーダー教育」をしているつもりです。

身体に汗するだけでなく、「思考力」を使って大脳も汗して、いろいろなことを即座に「判断」することで脳幹にも汗して、たくさんの言葉や身体表現を使うことで「五感」も汗して、頭の良いバレーボーラーを育てたいと思います。


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休まずによく頑張っている子どもたち

監督が熱中症寸前の猛練習。その疲れをマイアゲアゲソングであるZARDの最新DVDを視聴して癒しながら、記事を書いている井上です。このDVDに収録している武道館ライブでは、アリーナ席の前から2番目に陣取ったので、どこかにチラッと映っていないかなと期待しながら、大音量で楽しんでいます。


ZARD "What a beautiful memory ~forever you~" TV-SPOT


ZARD What a beautiful memory~forever you~ [DVD]
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世間はお盆休み最終日の今日、辰巳ジャンプもきっと練習に来る子は減るだろうと予想して体育館に足を運びました。ところが、練習参加してきた子どもの人数が増えている。毎回の練習で用意している「名言集ワークシート」も12枚しか印刷していなかったので足りなくなりました。

ほぼ休み無しの夏季練習にしたのにこの参加率。大した子どもたちです。おばあちゃんやおじいちゃんのところにも行っていませんよね。ぜひ孫の試合の時に呼んであげてください。かわいい孫娘が力強く成長した姿を見せることは何よりのプレゼントだと思います。ついでに孫娘の「追っかけ」になってくださるまでに、応援して下さる方々の心を打つバレーボールをさせたいと、いつも願って指導しています。


さて、今日から夏休み終盤の練習。レギュラークラスのコンビネーションを高める練習に入りました。現段階で行っている練習はまだまだレベルの高いものではありませんが、その分、ミスが許されない練習です。これを完璧にできるようになるまでは、それはそれはしつこくしつこく同じ練習を続けることもあります。そうやって練習をしていると、じつは指導している私の方が我慢できなくなってしまい、マイナスワードを投げかけてしまうことがあるな。それが今日の大きな反省です。明日からは自分を見失わずに「ポジティブ思考」で練習していこうと心を入れ替える努力をしています。


今日、子どもたちに配った名言集です。

【フリードリッヒ・ニーチェ ドイツの哲学者】
「冬来たりなば、春遠からず。人生は創るものだ。ひるまずに、自分の立っている所を深く堀さげよ。その下に泉がある。」

【大松博文 東京オリンピック金メダル 全日本女子チーム 監督】
「わたしは奇跡というようなことばは口にしたくありません。天から降ってくるようなことに、人は期待すべきではないと思うからです。水のない地下から、泉がわき出ることはないのです。」

「いちばんいけないことは、なんでも、やってみないで、自分にはできないと思うことです。できなければ、できるまでやる。その意志をつらぬく。それが、人間のいちばんだいじなことです。」

【小島孝治 元全日本女子バレー監督】
「コンビバレーの原点はパスの正確さにある。その原点の基礎・基本がおろそかになっていて失う1点の重みは、強烈なスパイクで取られた失点の3~4点にも相当する。「チャンス!」が次の瞬間にパスの失敗でポロリ、その精神的落差が、つまり敗戦への道につながっているのだ。
 ミスの中にも、やっても影響の少ないミスと、一度やってしまったら取り返しのつかないミスとがある。後者のミスは基礎・基本の訓練不足からくることが圧倒的に多いことを肝に命ずるべきだ。」

【ナポレオン・ボナパルト フランスの皇帝】
「私は、最も重大な状況において、どんな大きな事件もほんのちょっとしたことで常に決まるのを見てきた。」


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