1本足打法

台風一過で猛烈に暑いと思ったら、風が通る体育館は非常に涼しかった。なんだか秋を感じてしまう今日の練習でした。

さて、サーブの1本足打法です! 夏休みいっぱいかけて5年生の1人にこれを練習させました。その子にとっては絶大な効果が顕れました。

巨人の王選手、マリナーズのイチロー選手、どちらも軸足の左足に全体重を乗せ、右足でタイミングを取りながら、ミートポイントに一気に集中し、爆発的な打球を生み出します。この原理をオーバーサーブとサイドハンドサーブに応用してみました。
サーブが今一の子の原因は、「トスを後ろに投げる」「体重移動がうまくない」「ボールの芯をとらえられない」「手打ちになってしまう」などが考えられますが、そのうちの体重移動と手打ちは、この「1本足打法」によって改善しました。

何をやらせたのかと言えば、
☆軸足だけで立たせ、踏み出す足は1㎝ほど空中に浮かす。
☆踏み出すときにその移動の慣性でトスしたボールも前に行くので、トスは真上に軽くあげるだけ。
☆あとはボールの芯をたたけるかどうかが課題。
初心者の子には効果的な練習方法のような気がします。(確信はありません)

しばらくの間、いろんなスポーツをバレー練習に使えないかどうかという視点で見てみようと思います。
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よぉ~し!一気に伸びたぞぉ~!!!

全国大会を明日にひかえて、辰巳ジャンプの夏休み前半最後の1日練習日。レギュラー6人のうち5人は欠席という状況の中、今夏の重要指導ポイントにしている新レフトアタッカー、来年のライトアタッカー、来年のセッター、来年のレギュラーの一角に入る3年生が参加。熱い練習を行えました。

まずは3年生が今日1日でかなり成長した。予想もしないくらいに伸びた。サーブが入り出す。レシーブのカバーにしっかり入れるようになる。どんどんうまくなるので、いよいよ「来年のAチームに少なくとも1人は入れるつもりだ」ということを伝えました。
今日のサーブ指導のポイントは、左足のつま先斜め前に直径50センチほどのフラフープを置かせ、そこにサーブトスを入れる練習。10回入ったらサーブを打てるという条件。
ねらいは「トスを後ろに投げさせないこと」「後ろから前という体重移動をさせること」
これで今日の指導の「星」である2人の3年生はサーブがどんどん入るようになりました。

ライトアタッカーの指導。
どうしてもかぶってスパイクする癖がある。これを矯正するために、オーバープッシュのフェイント練習を徹底的にやらせる。これでかぶった位置にジャンプするとオーバープッシュはできなくなる。自然にかぶらない位置でジャンプするようになる。するとミートポイントが前になってくるのでスパイクにも力がこもってくるという手順です。少々改善されたかな。

全国大会の期間中は練習はお休み。せっかくうまくなったので本当は休みたくないのですが、その分全国のチームの良い練習をたくさん盗んで、夏休み後半の練習に役立てましょう。
明日からの4日間は「バレーものまね四天王」の修行期間となります。
全国大会の様子や感想をがんばって書き込みます。
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練習前に「熱中症予防講習会」を開く

今日の練習に来る電車の中で「朝日新聞」を読んでいると、荒木大輔氏の熱中症対談が掲載されており、興味深く勉強しました。
野球という炎天下でのスポーツ。高校野球などは、実は選手よりも「応援団」の方が厳しい環境に置かれている。選手は1イニングごとにベンチに帰り、水分補給もできるが応援団はずっと団旗を持っていたり、「選手が戦っているんだから水など飲めない」という意識が働くという警告でした。

そこで、今日の練習は「熱中症を予防するための講習会」を辰巳っ子に開きました。きっとくわしくは知らないだろうと思っていましたが、案の定でした。
「熱中症という言葉はテレビでよく聞くけど、どんなものなのかは知らない。」
という子がほとんど。1人だけ知っていると言いました。

講習のポイントは
*「熱中症」とは何か
*どんな場合にどういう症状が出るのか
*「おかしい」と思ったときには手遅れであること
*人間の体の内部のしくみ
*神経系との関連
*水分補給のタイミング
*塩分補給の必要性
*万が一症状があらわれた場合の手当の仕方

これを“あつ~い”体育館の中(笑・・・ごとではないぜ!)で20分ほど講義しました。1人で指導しているので極端なほどの配慮で練習を進めないとアウトになります。
皆さんも賢明な指導をしていきましょう。
来週の全国大会も同様ですね。

さて、保護者の話によると、7月の江東区バレーボール教室での「イノッチせんせの低学年指導」が好評だったようで、なにやら他校の子ですが辰巳ジャンプに通わせたいというお母さんが現れたらしい。実現すれば嬉しいことです。
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