こんなにモチベーションが高くなるとは!

6年生の担任から相談がありました。

子供たちが公園でバレーボールの自主練習をしているらしいのですが、最近、小さい子達が公園で遊ぶことが増えて、その子達のことを考えると、バレーボール練習することがどうなのか悩んでしまう。だから学校の体育館が空いている時に練習をさせてもらえないかと言ってくるのですと。

そこまでバレーボールにのめり込んでいることに、私が驚くと同時に、そのモチベーションには応えたい。なんとかしたいという気にさせられました。

これまでバレーボール指導を25年間もしてきましたが、その中でも、極めて高い、子供たちの意欲を感じます。
自分が学校の責任者でなく、もっと時間と場所に余裕があれば、どこまででも伸ばしてあげられるのになとも思います。

限られた条件の中での活動なので、子供たちの希望に応えられないことが、悔やまれます。
悩ましい限りです。
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初めての正式な試合練習

週に1度の大切なバレーボール練習を今日もしました。
またまた新しい体験入部の子が来て、子供たちみんなのやる気が高まっている感じがします。
保護者の方々の見学も増えてきた感があり、できましたら子供たちの相手を一緒にしていただけたら助かります。
子供が多くなると、学年別に練習した方が、練習効率が上がります。

今日は、子供たちのサーブ力が上がってきたと判断し、チームを3つに分けて、正式な試合練習をしてみました。レシーブやパスをつなぐ技術がないため、サーブが入れば点も入るという試合になりますが、点数が入ることで、バレーボール本来の楽しさを感じることができますので、試みてみました。
なかなかラリーにはなりませんでしたが、5、6年男子チームと3、4年男子チームの試合が大接戦となりました。高学年チームは1度、サーブキャッチが成功し、セッターがトスをあげ、アタッカーがスパイクを打つというバレーボールの形にすることができました。そこまでは難しいだろうと思っていた私は、驚くと同時に、子供たちの能力の高さに嬉しくなりました。
結果は ○5、6年男子 21-19 3、4年男子● でした。

もう少しラリーができるようになり、コロナ禍がゆるんだら、対外試合に出ていこうと思います。

それから、学校の130周年記念のポロシャツを練習着にしようと思っていますので、来週に配布される申し込み振込用紙で、郵便局に納金してください。
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練習量不足を補う工夫

土曜日のたった2時間だけの圧倒的に少ない練習時間を補う工夫の一つとして、校庭の片隅に簡易バレーボール(バドミントン)ネットを置くようにしています。
さらに、校長室に来れば、ソフトバレーボールを貸してあげるようもしています。

休み時間に、少しでもボールを扱うことで、バレーボール感覚を伸ばすことにつながるはずです。

朝、5分間くらいでセッティングして、昼休みが終わったら片付けるという手間はかかりますが、毎休み時間に、子供たちがバレーボールを楽しんでいる小学校は、あまりないと思います。

このネット、それほど高価なものでもありませんし、キャリーバックに入れてしまえば運ぶのも難しくありませんから、練習場所に困っているチームには、強くおすすめします。どこでもネットです。
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グループ分けで練習

このチームは部員数が急増しているため、今日からいよいよ学年を分けてのグループ別練習に入りました。
5,6年生グループが7名。4年生グループが7名。3年生グループが6名というバランス。
グループ別に同時進行で練習できるのも、PTAバレー部の方々をはじめ、コーチングスタッフが5名も参加してくれるからです。
私は5,6年生を指導しましたが、入ったばかりの6年生の能力がとても高いため、小学生バレーボール定番の練習メニューで2時間の指導をすることができています。
今日のひと工夫としては、2,3年生に初心者用の「スマイルレッスンバレーボール」を使用したことです。
試合球よりもやわらかく、軽いため、レシーブ練習やサーブ練習がしやすいのです。
このボールを使ったことで、3年生全員の気持ちの中に、サーブを打ってネットを超えられるという意識が高まり、とても意欲的に練習していました。
一方、5,6年生には、これまでよりも一歩高いレベルの複合練習を入れましたので、きっと自分自身の高まりを感じながら取り組めたのではないかと思います。

それにしても2時間という練習時間は、あっという間です。できれば5~6時間練習したい。それができれば週に1回の練習でも対外試合のできる状態にもっていけるのですが、2時間というのは名前の通り「バレーボール教室」の域をなかなか出られません。この短い練習時間でも、他チームと勝負ができる子供たちに育てることができるようにするためには、指導方法の革命的な改革をするしかありません。
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25名の部員で、にぎやかに練習

今日の練習は、男子が14名、女子が11名、合計25名の子供たちが参加して、とてもにぎやかに練習しました。
新入部員は4名、体験入部で来た子が6名でした。
新しい子が来た時は、「てんか」ゲームをするのが井上の流儀で、これは20年間以上も続けています。みんなたちまち仲良くなれるゲームです。

バレーボール練習の方は、来たばかりの子が10名もいると、けっこう難しいものですが、コーチングスタッフと経験者の部員たちが頑張ってくれたので、私はお得意分野の低学年指導の方に時間をさくことができました。

短い時間の練習なので、子供たちがやりたい練習を中心に組み立てることが、どうも上達の近道に感じられます。これまでの指導者経験にはない方法、最低限の指導で最大の効果を出す、しかも小学生バレーボール定番の練習をしている余裕はないという中、自分自身の指導スキルアップには確実につながっている気がします。
そのせいなのかは分かりませんが、練習のたびに、子供たちの技術が素晴らしい進化をとげています。上級生は、平日に公園などで自主練習もしているようなので、その練習につながるような、節となる練習を体育館では行うと良さそうです。

今日来た子たちが、また来週も参加してくれることを期待しています。
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44日ぶりの練習なのに子供の技術が上がっている!

4月24日以来、東京都に緊急事態宣言が発出されて体育館使用が禁止になり、それがやっと解除になりましたので、今日は44日ぶりに練習をすることができました。
月曜日の午前中練習となったのは、土曜日に運動会を行い、今日の月曜日が振替休業日になったからです。
男子が14名中9名、女子が8名中5名、計14名の参加でした。

練習メニューは、子供たちの人間関係を深めるための「てんか」というボール当てゲームをたくさん取り入れました。
この「てんか」は、私が徳持小学校の高学年担任だった時(1996年)に、学級の子供たちの中で流行していたボールゲームです。
この頃の私の学級は、休み時間になると、学級のほとんどの子が屋上に上がり、男女関係なく「てんか」を楽しんでいました。
その時の、本当に仲の良い子供関係が、私の教師生活の原点となって、「てんか」で人間関係を深めていく実践を続けてきました。
今日も、子供たちは「てんか」を楽しんでくれました。
これをやらせると、子供たち一人一人の運動特性が分かります。
年齢に関係なく積極的にボールを取りに行く子、広い視野をもって効果的に動く子、思いやりのある子など、バレーボール練習だけでは見えてこない特性が把握できるのです。
そしてこの特性を参考に、アタッカーが向いているのか、セッターがよいのか、レシーバーとして育てるべきなのか考えるというわけです。

今日一番目覚ましい動きをしたのは、女子3年生M.Aさんのスペシャルな動きでした。
高学年に対しても怖がらずに果敢に挑んでいく姿、ボールの動きを見て一番有利な場所に動いていく姿は、エースアタッカーの素質に満ちていると見えてくるわけです。


一方、今日は4年生男子2名に、チーム結成以来初めてという厳しい指摘をしました。
低学年の女子をからかうような言葉かけをしていたため、二度とそういう行動をしてはならない、そういうことを言う人は、今すぐ退部してもらいたいくらいだと伝え、本人たちからは反省の言葉がありました。しかし、その直後にまったく同じようなことを繰り返したので、全員に聞こえる大声で𠮟責しました。
本人たちがマイナスな行動をやめる意識が低いため、全員の問題として、心に刻んでもらうための「大声指導」をしたつもりです。

本当は、こういう指導を学級で徹底してもらえると習慣化するのですが、教員も、私が指導するようにはなかなかできませんから、バレーボール指導の中で厳しくやらせてもらおうと思います。もう半年くらい指導を重ねていけば、相当良くなることをお約束しておきましょう。バレーボール技術的には、本人たちも自覚するほどの向上をしていて、練習するたびに自分自身の成長を感じていることは間違いないですから、行動面の指導は長い目で見て、立派なスポーツマンに育てていきたいと思います。

次回の土曜日練習には、また新しい部員が4名参加する予定です。
ますます仲の良いバレーボールチームにしていけるように、慎重に指導をしていくつもりです。
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