「のうだま」を読むことをおすすめします

この本は「やる気」を出すためのマンガです。
そう、マンガなのです。

だから大人向けの本では理解しにくい小学生ですら、5~6年生だったら読めるでしょう。

やる気を出すために利用する脳の部位を「淡蒼球(たんそうきゅう)」といいます。この淡蒼球が動き出すとやる気が継続するそうです。では、どのようにしたら動かすことができるのでしょうか。本の中では4つのスイッチを紹介しています。

「運動野」「海馬」「テグメンタ」「前頭葉」の4つです。

くわしくは本を読んでください。30分もあれば読めます。

井上学級では教室文庫にする予定です。

のうだま―やる気の秘密
上大岡 トメ,池谷 裕二
幻冬舎

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私の夢は井上先生を超えること!

作文の学習で、最後の最後までじっくり取り組んでいた子が今日、作品を提出してきました。読んでみて、その内容の素晴らしさに驚きました。
「参りました。」
と頭を下げたい気持ちがしています。

今回も本人が世の中に出して良いということなのでご紹介します。

****************************

「自分とのつながり」

 私には色々な“つながり”があります。家族や友達や学校や・・・。数えきれないほどあります。私はつながりのない人間はいないと思います。つながりがないと、人間として成り立ちません。私達は色々な“つながり”があるからこそ人間として生きていけるのです。


 最初は家族についてです。家族は私にとって大事な宝物です。そんな家族の事について書きました。

 母はおもしろいです。時々ギャグを言ったりします。すると、みんなが笑い、場の空気が明るくなり、テンションがググッと上がります。そんな母をみて、『そんなに人を笑わせられたり、幸せにしたり・・・。なんか不思議な“力”を持っているのかなぁ。』なんて思う時があります。そんな母を私はとてもそんけいしています。あと、母は私を産んでくれた大事な大事な人なのです。私がしゃべれるようになったこと、字が書けるようになったこと、もちろん私を産んでくれたこと、私を育ててくれたこと・・・。母には心底感謝です。本当にありがとう!!

 父はやさしいです。ほしい物を買ってくれたり、分からないことがあったら教えてくれたり・・・。あと、私を温かい目で見守ってくれます。父にも心底感謝です。でも、おこるとこわいです。やさしそうな、おだやかな顔ではなく、しかめっつらになり、顔を見るだけでビクビクしてしまいます。ですが、父をおこらせてしまう原因を作るのは、いつも私なので、きちんと反省して謝っています。
 父にひと言。いつもごめんなさい。

 姉はガリベンのようです。休日、平日関係なく、何時間も勉強しています。そんな姉のことを私はすごいと思います。しかも、何時間もやっていて『集中力』が切れないのかなぁと思う時があります。でも姉はちがいます。ちゃんと集中していて、えんぴつのカリカリする音しかしません。こんなにも努力している姉をみて、私にとって刺激になり、姉に近づこうと努力中です。がんばります!!

 私の一家はこのような家族です。自分なりには一番感謝をしなくてはいけないと思います。本当にありがとう!!

 次は友達についてです。私の友達には、可愛い人、やさしい人、おおしろい人、頭がいい人、スポーツ万能な人などがいます。みんな、私には無い“個性”があり、色々です。私は友達としゃべったり、遊んだり、笑ったり、助け合ったりします。

 友達とは世間話をします。学校の事やら、他の友達のことやら・・・。たくさんコミュニケーションをとっています。あと、友達と遊びます。公園で遊んだり、だれかの家で遊んだりします。公園で遊んでいるときは、ブランコをしたり、おにごっこをして遊び、だれかの家で遊んでいる時は、世間話をしたり、ときにはゲームをして遊んでいます。

 ですが、私の経験上、ケンカもありました。でも、自分達で解決し、仲直りが出来、『成長したなぁ。』と思うことがあります。あと、友達と笑います。私は『やっぱり、いつでも笑顔が一番だ!!』と思っています。なので、いつでもどこでも笑顔!!と心がけています。楽しい時、嬉しい時、おもしろい時・・・、いっしょに笑います。そんな笑顔な人を私は好んでいます。

 あと、友達と助け合います。運動会のとき、学芸会のとき・・・。色々友達と助け合っています。ときには、助け合いから励まし合いにかわったりすることもあります。例えば、組体操の三段タワーの時、
「OK!OK!大丈夫だよ!」
とか、
「せーの!!がんばれ~!!」
など。この一言で人の心が動くと思います。だれだって励まされたら嬉しいと思うからです。

 このように、私は友達とつながっています。友達と過ごす日も、残り少なくなってしまいました。なので私は、今を楽しもうと思います!!


 次は先生についてです。
 私はこの5年間、色んな先生に教わりました。

 1年生は、Y先生でした。とても親切でやさしかったです。

 2年生は、H先生でした。正直おこるとどなったりして、すごいこわかったけど、笑顔がすてきでした。

 3年生は、K先生でした。よく休み時間にいっしょに校庭で遊んだりしました。そのときは楽しかったです。

 4年生はO先生でした。先生は、前まで上海にいたので、よく中国語を教えてもらったりしました。お正月には、年賀状を送ってくれました。はがきのうらには4年2組が集合した写真がはってありました。時々、2年前の自分をふり返ったりするので、とても大切に保管してあります。

 5年生はS先生でした。先生は、音楽が好きで、時々休み時間に、ギターやバイオリンの演奏を聞かせてくれました。あと、よくおもしろい話を言っていました。いつもその話をしたらしらけていたけれど、そのようなところが印象的です。

 そして今、6年1組の担任は、スーパーティーチャーこと、井上先生です。先生の授業は分かりやすく、楽しいです。特にマインドマップの授業が楽しいです。あと、倍数ゲームも楽しいです。私は、井上先生の授業を教わって、こんなに授業が分かりやすいのは初めてだ!!こんなに授業が楽しいのは初めてだ!!と思いました。

 私の将来の夢は、小学校の教師になることです。とはいっても、井上先生を超えるような“スーパーティーチャー”になりたいです!!


 次に学校についてです。

 学校は、行きたい人は行く、行きたくない人は行かないという決まりはなく、行くけんりがあるからこそ学校に行くのです。

 私は最近、学校が楽しいです。理由は、友達と色んな話が出来ることと、前よりも授業が楽しくなってきたことと、毎朝大好きなフルートを吹けるからです。私は6年1組になって、色々なことが楽しくなってきました。例えば、授業など。なので、私はこのクラスになれて、大正解だったと思います。井上先生、こんなに毎日を楽しませてくれてありがとうございます!!


 次は、自然についてです。

 私が“自然”で思いついたことは、『緑』です。緑は人の心をいやします。それと同じ、自然も人の心をいやす、ということです。
自然に関することについて、最初に思いついたのは、“地球”です。今、地球は回っています。このことを発見した人は、ガリレオ・ガリレイです。私はその人にあこがれました。なぜなら、有名科学者だからです。今でも心の中で、『すごいよなぁ。』と思っています。

 あと、“地球”に関することは、『温暖化』です。現在、温暖化が進行中です。もっと進行してしまうと、南極の氷がとけ、町に流れこみ、しずんでしまいます。私は、温暖化の進行を防ぐためには、一人一人の努力が必要だと思います。


 最後は動物です。
 当たり前なのですが、人間には命があります。人間に命があるということは、他の動物、植物、物にも命はあります。しかも命は1つしかありません。なので、大切にしなければなりません。なので、殺人・いじめ・暴力・自殺は、つらくても苦しくても、絶対にしてはいけないことだと思います。理由は、人が傷ついてしまうからです。油断したら、亡くなってしまい、その遺族が悲しむからです。この4つ(殺人・いじめ・暴力・自殺)のことがなければ、この世は平和になり、みんな笑顔でくらせるでしょう。

 これが私の考えです。


 私はこの作文を書いて思ったことは、数え切きれないほどあります。そして、みんなに伝えたいこともあります。
 私達は、果てしなく広がる空の下で、一緒に生きているのです。なので、つながっているのです。

 最後にみんなに一言。私はまだまだ未熟ですが、どうぞよろしくお願いします。

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中村桂子先生の本

国語の教科書で学習した『生き物はつながりの中に』という説明文を書いた中村桂子先生の著作を紹介します。ぜひ読んで下さい。

いのちってなんだろう (子どもだって哲学)
中村 桂子,沼野 尚美,高橋 卓志,鷲田 清一,金森 俊朗
佼成出版社

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「子ども力」を信じて、伸ばす―「生きる力」は“親の頭の切り換え方”で決まる!
中村 桂子
三笠書房

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生命誌の世界 (NHKライブラリー)
中村 桂子
日本放送出版協会

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5000字を超えた小学生の作文

小学生がマインドマップで頭の整理をしながら作文構想を立て、じっくり書いてきた結果、合計で5000字を超える作文が出ました。子どもですから文章の構成や言葉の使い方には改善の余地がたくさんありますが、それにしても書いた分量がすごく、内容もかなりレベルの高いものだと思います。高校生でもこれだけの作文を書くことは難しいし、大人でもここまで書くには相当のエネルギーを要するのではないでしょうか。

書いた本人と相談し、これは世の中に発信しようということになりましたので、構想したマインドマップと全文を紹介します。



「私とのつながり」

私は、『生き物はつながりの中に』という文章を読んで、人とその他のもののつながりがたくさんあることを知りました。なので、私とのつながりがどのくらいあり、また、どのようなことがあるのか書きたいと思います。

まず家族についてです。
お母さんは、おこるとこわいですが、いつもはやさしく色々買ってくれたり、色々なところにつれていってくれます。お父さんはおこっていたり機嫌が悪かったりするとこわいです。でも、色々なことを知っています。私も勉強で分からないときはお父さんに聞いています。それに、お父さんも中学受験をしたので、受験についていろいろと教えてくれます。弟は、生意気な所もあるけど、やさしくて人の事を考えてくれます。それに、他の学校とかの子とすぐ友達になったり、知らない人とも仲良くできます。私はそういうことがあまりできないので、とても感心します。弟とはよくケンカをするけれど、弟がいなかったらケンカだけでなく、いっしょに遊ぶこともできませんでした。それに、現3年生とも仲良くなれなかったし、教会に行くこともなかったと思います。いろいろあるけれど、やっぱり弟がいてよかったです。
私にとって家族とは『宝』です。家族は、うれしい時、悲しい時、どんな時でもいつもいっしょです。なので私は、いつもいっしょにいる『宝』を大切にしたいです。

次に学校についてです。
学校に来るには道が必要です。道がなかったら同じ所をぐるぐる回ったりして、なかなか学校につけないかもしれません。それに、先生がいなければ勉強することもできません。また、先生とは私達の先輩です。なので先生がいなければ、世の中のことをあまり知らなかったかもしれません。また、私は本が好きです。本が好きになれたのは、1,2年の時に担任の先生がY先生だったからだと思います。Y先生は、よく本を読んでくれたからです。先生がいなかったら、本を好きにならず、本を読むことで知る世界も知らなかったと思います。

他にも学校とのつながりはあります。学校では色々なものを使います。特にノートや教科書、えんぴつ等の文房具類です。この文房具類は、作る人がいないと私達は使えません。また、文房具がないと勉強できません。なので、文房具類を作ってくれる人々には感謝です。また、学校では、机やイスも使います。これがないと、床にじかに紙を置いたりします。そうすると文字等を書くのに腰をまげます。なので、とても腰がいたくなります。また、床にじかだと、どこがだれの場所というのが決めづらいです。なので、机やイスは、私達を楽にしてくれるのです。他にもたくさんあります。学校の中には、私達がいつもお世話になっていることがたくさんあります。

次に人についてです。
人がたくさんいるから、私達の住む町ができました。人がたくさんいるから、自然の中に村ができました。町ができ、その中を歩くことで、色々な出会いがあります。それに、人がいるから学校ができ、学校ができたことで友達ができます。また、この出会いや学校の友達の中で『親友』ができます。そして私達は、家族と友達がいるから、つらい事も乗りこえていけます。私は、このことをとても幸せだと思います。
他に人とのつながりがあるとすれば、歴史上の有名な人物です。そういう人物だって、スタート地点は、今の私達と変わらない学生だったのです。その人たちができたことは、私達もできるはずだと思います。そう考えると歴史の有名な人物だって、私とつながっているのです。

次に食べ物についてです。
食べ物は作る人がいないと私達は何も食べられません。
また、私の食料となるブタやニワトリ等がいないと意味がありません。そして、ブタやニワトリを育てるには、エサがないといけません。私達は何も食べられないと死んでしまいます。また、食べ物は、私達が元気にすごせるよう手伝ってくれます。私達が健康を保つためには、栄養がかたよらないよう、肉や魚にふくまれる「タンパク質」、また、野菜等にふくまれる「ビタミン」や「ミネラル」、また、ごはん等にふくまれる「炭水化物」の三つを効率良く食べれば良いのです。また、生き物は出雲飲まないと死んでしまいます。ですが、天然水はきれいなのもありますが、だいたい汚いです。なので、その水をきれいにする人も必要です。また、飲料水の元となるのは雨なので、雨がふる必要もあります。
私達は、食べ物や飲み物を作る人々がいるから生きられるのです。なので、この人々に感謝しないといけないと私は思います。

次に自然についてです。
今地球は「地球温暖化」という環境問題にぶつかっています。これは、人間のせいだといえるでしょう。なぜかというと、二酸化炭素を吸って酸素を出す木を人間はどんどん切って、その木があった森等を土地にしているからです。また、物を大切にしないで、ごみをどんどん燃やしているというのもあります。色々な理由で二酸化炭素が増えていくから温暖化は進むのです。温暖化が進んでいって困ることはたうさんあります。まず、南極・北極等の氷がとけ、海や川の水が増えます。すると、私達の町は大洪水が起こると考えられています。また、白熊やペンギン等も住む場所がなくなってしまいます。また、森がどんどん汚くなり、そのせいで、クマや虫たち等、多くの生き物が住めなくなっています。このように、温暖化によって起こる悪いことがあるのです。そのため、私達は今、地球温暖化を止めるよう、色々努力しています。例えば、エコバックやマイハシを使う、または自分の家の植物を育てる等です。私も自分でできる程度は、地球温暖化を止めるため、がんばりたいと思います。それに、私達が大人になるころには、エコカーも今よりかは安くなると思うので、車はエコカーにしたいです。

自然とのつながりには、水のことがあります。今、私達が飲んでいる水は、だいたいが山に降った雨や雪からできています。そして、その雨や雪がとけた水が川や湖に行き、浄水場へ行き、ここできれいにされ、私達が飲めるようになるのです。また、川にいつも水が流れているのは、森のおかげです。森は、落ち葉や枝が細かくなって、何そうにも重なっているので、雨等が地面に吸い込まれて、水をため、その後、少しずつっゆっくりと川に流れ出るからです。そのため、急に川の量が増えないので、洪水を防ぐのです。このような働きがあるので、森は「緑のダム」と呼ばれています。
他に自然とのつながりがあれば、それは天気です。天気は食物が育つのにとても重要です。ずっと晴れが続くと水をやらなうてはいけません。また、雨がずっと続くと、食物がだめになります。さらに台風だとしたらもっとひどいです。食物は、私達が生きるのに必要なので、天気はとても重要です。また、天気によって、気分が変わったりします。なので、天気ともつながっています。

次に世の中についてです。
私達は、過去の人々がいなければ今ここにはいません。また、過去の人々がいなければ、今の日本はありません。過去の人々が工夫していたことが、今でも役に立っていますし、また、過去の人々が貿易を始めたために、他の国から輸入や輸出ができるようになったのです。輸入する中で一番重要なのは『石油』です。石油がなければ洋服も作れないし、車や船も走りません。それ以外にも石油は使われています。しかし今、石油はだんだんと少なくなっています。そのうち、底をついてしまうでしょう。そうなるのをできるだけ遅くさせるためにも、『エコ』をしなくてはなりません。これは、地球温暖化を止めるだけでなく、石油危機を遅らせもするのです。なので、私もこれから『エコ』を考え、実行したいと思います。

次に神様と悪魔についてです。
私は、悪いと思っていても悪い事をしてしまう時があります。これは悪魔がそうさせるのではないでしょうか。そして、私達の良心は負けてしまうのではないでしょうか。
また、頭で考えていなくても、体が勝手に良い事をするときがあります。これは神様がそうさせるのではないでしょうか。
このように考えると、神様と悪魔だって、私とつながっているのではないでしょうか。

また、他の国とのやりとりをすることで、生活に役立つものが日本に入ってきて、今の日本ができあがり、また、今の日本のくらしが豊かになったのです。さらに、過去の人々が、戦争で子どもから老人まで多くの人々を亡くしたため、戦争がどれだけざんこくなものかを知ったので、戦争をやらなくなり、今は平和で他の国と貿易ができるようになったのです。

未来とは、私達がこれから作っていかなければなりません。なので、私達ががんばって、これからの日本を、これからの世界をより良くしていかなければ、未来は良くならないかもしれません。また、私達が色々な歴史を残すことで、未来の人々は、私達のことを知り、また、それをもとに色々なものを作ったり、生活に役立つものを作ったりできるかもしれません。それに私達が温暖化を無くして、きれいな地球を残さないと、未来に人間だけでなく、生き物じたいが消えてしまうかもしれません。それだけでなく、植物もなく、ごみがまざっている水だけになるかもしれません。なので、今私達ががんばって温暖化を止めないと、地球の未来はとても大変なことになっているかもしれません。それを考えると、環境にやさしくしなければならないなと思います。

今の日本は、政治家達がいるからなりたっています。政治家は、私達日本人のために、(中には悪さをする政治家もいますが)がんばってくれています。私達の中からも、もしかしたら将来政治家になって日本を支えてくれる人も出るかもしれません。政治家にならなくても、私達の時代になることは変わりないので、今の政治家や大人を見て、私達はどういう風な大人になれば日本が良くなるかなどを見ておいた方がいいと思います。私は赤信号なのに平気で道をわたっている大人を見て、「かっこわるい、ああいう大人がいるから子どもも真似して、どんどん悪くなるんだろうな」と思います。なので、私は、きちんとルールを守れる大人になりたいと思います。また、あいさつも大事なので、あいさつもきちんとできる大人になりたいです。そして、そのときの子ども達に良いお手本になるような大人になりたいです。

次に物についてです。
「学校について」の中で書きましたが、私達は毎日色々な物にお世話になっています。服、乗り物、遊び道具等です。服が無かったら今私達はずっと昔の人のように、布を巻いてひもでとめるだけだったかもしれないし、布やひもが無かったら、はだかのままだったかもしれません。また、乗り物が無かったら、どんなに遠くても、歩いて行かなくてはならなかったと思います。それで、足がいたくなったりしてしまいます。なので、乗り物はとても便利です。また、遊び道具が無かったら、私達は遊ぶことがおにごっこぐらいしかなかったと思います。どれも考えた人、そして作っている人に感謝です。



次は地球についてです。
地球があるから私はいます。また、地球があるから土地があり、私達は住めます。地球があるから日本があります。地球があるから山があり、海があります。その山や海から、きのこや魚等がとれます。
このように、地球がないと私達はいません。

次に宇宙についてです。宇宙の中に地球があり、日本があり、私がいます。また、宇宙の中には星があり、太陽があり、月があります。この3つは日本だけではなく、地球を明るくしてくれます。この3つが無かったら、昼間はうす暗く、夜はとても暗くなってしまいます。これでは夜は危なくて外に出られません。なので、星・太陽・月は私にとって危険を少なくするために重要です。



こうして私とのつながりを色々と出してみると、とてもたくさんあり、自分で書いた作文なのに自分がびっくりしました。また、この様に出してみると、世界の人々、もの、過去、未来、地球、宇宙、神様、悪魔等、すべてと私はつながっているのです。これはよくよく考えると当たり前ですが、私はとてもすごい事だと思います。そして、地球が丸いのは、地球全体が一つの輪として、つながっているからなのではないでしょうか。

最後になりましたが、私の生活が楽になる道具等を作ってくれているみなさん、私が生きられるように食料を作ってくれているみなさん、本当にありがとうございます。
そして、いつも私を支えてくれている家族・友達のみなさん、本当にありがとうございます!これからも、めいわくかけるかもしれませんが、よろしくお願いします!

【おすすめの本】
できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

小学館

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練習過程が大事です

井上のお隣のクラスでも国語の授業をマインドマップで行っています。
画像は廊下に掲示されている大書きマインドマップです。

さて、運動会の組体操を初めて担当して、構成から指導まで一切を仕切ってきたT.H先生ですが、今日の練習の様子からは、いよいよ指導が実を結んできた感じがしています。

私からは組体操を指導するにあたって絶対にはずせないこととして、
「組体操の見た目の技が成功するかしないかは些細なことで、それに振り回されないようにしてほしい。肝心なことは、この組体操の練習を通して、子ども達がどのように成長しているのか、子ども達の何が変わったのかという点である。」
と指導をしてあります。この点で、本格的に練習を開始した頃に比べて、5年生も6年生も間違いなく練習態度が良くなってきていますし、子ども達同士で注意し合って、ひとつひとつの演技を成功に持っていこうとしている子が毎回増えています。

「自分たちの力で、組体操を成功させたい。」

この思いが伝わってくる練習態度に、T.H先生、本当に泣きそうになっていました。


若手教師育成の点でも、今回の組体操練習は成功したと感じています。
T.H先生は、練習中に何度も何度も、
「こういう演技になるんだけど、イメージできる?」
「この演技をしている時の自分たちの姿を想像してみて下さい。」
「タワーを立てたあの瞬間に大きな拍手が聞こえて、君たちの最高の笑顔が頭に浮かんだよ。」
というイメージ作りをしてきました。思い浮かべたイメージ通りになろうとする、脳の機能を考慮した適切な言葉かけです。
練習を重ねる度に指導の言葉が良くなっていったT.H先生の成長に伴うように、子ども達も成長しているというわけです。

まさに、「教師は最大の教育環境」だということです。

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なんか書けちゃうぞ?! 【マインドマップ作文指導】

黙々と作文を書いている子どもたちの中から、こんなつぶやきが聞こえてきました。

「あれ?なんか書けちゃうぞ?!」

マインドマップ作文指導を象徴するようなつぶやきでした。

小学生にとっては、作文を書くという作業はかなりの労作業で、嫌がる子がほとんどなのではないでしょうか。

ひとつの答えを求めるのではなく、様々な知性を使って文章にしていく作文は、創造的作業です。文章を書かせればその子の学力は分かると言われるくらい、総合的な学力が文章に表れます。


結局、書いた枚数400字詰め12枚を筆頭に、「こんなに書けちゃった。」と本人が納得する作文になりました。

読みたい方は私の教室の廊下まで来ていただくしかありません。


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サウンドスケープのエクササイズを授業で試しましたら・・・・・

現在、江東区情報教育部の中の一部で研究を進めようとしている「サウンドスケープ」という音のイメージを広げる手法を少しだけやってみました。

A3の上質紙を用意して指示。

「これからちょっと変わった授業をやるので協力してね。このやり方がどんな効果を出すのかを試させてもらいます。ここにあるA3の紙を今から回すので、『音を一切たてないように』クラス一周回してみて下さい。」

体験したこともない授業に「何が起こるのだろう?」と不思議な表情をする子ども達。始めの一人にそ~っと紙を渡し、エクササイズスタート。音を立てないように立てないようにと、そ~~~~~っと手渡していく。クラス全員が集中する。まるでちょっとでも刺激を与えたら爆発してしまうような爆弾を運んでいるかのような緊張感。渡し終わるとホッとしている姿。

とても面白いエクササイズでした。


終了後に、
「どんなことを感じましたか?なんでもいいからどんどん言ってみて。」
と投げかけると、次々に発言がつながる。

「ドキドキしました。」

「なんかビクビクしてやりました。」

「音を立ててはいけないから、心が焦りました。」

「冷や汗をかきました。」

「落ちてしまうのが嫌なので不安になりました。」

「教室の空気がピーンと張りつめました。」

「なんだか怖い感じがしました。」

「プレッシャーを感じました。」

「みんながシーンと静まりかえったので、すごく緊張しました。」

「クラス全体が団結したような感じがしました。」

「ただの紙を運んでいるだけなのに、心がつながっていくような気がしました。」

「息を合わせないといけないと思いました。」

「逆に自分の息を殺すような感じでやらないと音が出そうでした。」

「みんなが自然に真面目になっていました。」

「手がブルブルふるえそうでした。」

想像以上にいろいろなことを感じてくれたようで、言いたくてしかたないような状態になってくれました。

これ、研究を深めれば、音楽的なものと国語的なものを組み合わせて、とても深い言語イメージ指導になると私は感じました。


画像の中の赤いブランチは、私が「授業の可能性」について考えたものです。

サウンドスケープのこうしたエクササイズを効果的に授業の中で行うことを重ねることで、子ども達の感性が育まれ、語彙力が単なる表面的なものではなくなり、脳内の強いイメージとしてつながって形成されるはず。しっかりイメージ化された語彙力を持つと、言語表現力や身体表現力、音楽的表現力など、すべての表現力が伸びていくだろうと思われます。

さらに、今回のエクササイズで生まれたように、言葉を超えた世界の中で心をつなげていくという活動をさせたので、確実に人間関係が良くなるだろうと感じました。エクササイズ後の感想発表の中で、たくさんの「気づき」を交流することで、お互いの良さを認め合う雰囲気にもなるでしょう。また、音に関するエクササイズをくり返していくことにより、聞く力の向上も期待されます。

このように、お互いのことを認め合い、心をつないでいくような経験をする中で、「気づき」がたくさん起こるわけですから、まず間違いなくドーパミンの発生を促せます。これをくり返せば、もっともっと学びたいという「強化学習」のリズムに乗せていくことができます。

自ら学ぶリズムを作り出せるツールとして、またまた私の引き出しが増えました。
学べるってことは、本当にありがたいことですね。

音さがしの本 ≪増補版≫ リトル・サウンド・エデュケーション
R.マリー シェーファー,今田 匡彦
春秋社

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「あなたは天才ですね!」って言われちゃった(笑)

運動会に向けて、校庭での練習が始まった途端に、紫外線で目をやられてしまった井上です。アイシング(冷やす)で上手にケアしていかねば!

さて、先ほど帰りの山手線の中で、ブザン式の速読法でこんな本を読んでいました。
世界の調律 サウンドスケープとはなにか (平凡社ライブラリー)
R.マリー・シェーファー
平凡社

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電車の降り際の出来事です。
隣に座っていた男性からこんなふうに話しかけられました。

「すみません。今やっていた方法で本当に読めているんですか???」
「はぁい、ちゃんと読めていますよ。」
「信じられない・・・・・あなたは天才ですね!!!」
「いいえ、けっこういろんな人もやっている読書術ですよ。それでは失礼します。」

驚くのも当然だと思います。何しろ1分間に10ページくらい読んでいるのですから。そしてお隣の方がその速度にどうして気づいたのかというと、ブザン式の速読術にある奥の手、「ガイド」を使って猛スピードで読んでいたからです。

「ガイド」に使っていたのはボールペン。これを文字上で高速度で動かしながら、目から情報を通して脳で処理していく。そのボールペンの動くスピードが、お隣の方には異様に見えたのですね(笑)

しかも、この時に井上は秋葉原で山手線に乗る時には、完璧に「フロー状態」を作りあげ、速読モードに入っていたので、周囲に与える影響は並ではなかったかもしれません。

ホメオスタシスの同調っていうやつでしょうかね。お隣の方は完全にイノッチワールドに取り込まれていたのかもしれませんね(笑)


何にしてもですね、見ず知らずの方から「あなたは天才ですか?」なんて言われるのは悪い気がしませんね。電車内でマインドマップを描いていてもチラ見されますが、今度はブザン式速読術で車内世界を作ってみましょうね! ハイッ!

学年の子ども達にも、やり方を教えてあげようかな・・・・・難しいかな???

マインドマップ読書術
トニー・ブザン
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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考える力がつくフォトリーディング
山口 佐貴子 照井 留美子
PHP研究所

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組体操のマインドマップ

4月に始まった「マインドマップ学年」の6年生です。私だけでなく、2組担任の若手先生も頑張ってますっ!!!

週末に予定されている運動会に向けて「組体操」の指導をH.T先生に担当してもらっています。私がメイン指導者をすれば簡単ですが、ここは若手教員育成もしなくてはならない教育現場です。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の視点からも、今回の指導は若手にお任せしています。

H.T先生、組体操の構成表をマインドマップで描いてきました。(画像参照)

ご本人の子ども達に向けての指導に、こんな話がありました。

「今回の組体操は6年生は卒業に向けての登竜門であり、また小学校運動会の卒業式でもあると思います。5年生は初めての組体操で、高学年としての門を自分の力で開けるというイメージです。」

マインドマップのセントラルイメージにそれが表れていますね。


私は彼に、重々伝えていることがあります。

組体操が成功するしないという表面的なことに気を取られてはいけない。何のために組体操の練習をするのかを指導者がしっかり持っていないといけない。この練習を通して、子ども達がどのように成長してほしいのか。そういう視点を持って指導をしないと、ただ教師にやらされているだけの、本当の軍隊体操になってしまう。

教師は常に子どもの成長という視点を持っていなくてはならない。

自主性は伸びているのか?
自ら課題を持って取り組もうとしているのか?
達成感は味わえているのか?
自分たちの力で成功させたいと心から思えているのか?
成功した時の会場のイメージを持てているのか?
演技を見た家族はどんなことを言ってくれるだろうか?
何年かたった時に、子ども達の心に残っている組体操になっているか?
リーダーは育っているのか?

こうした「指導のアンテナ」を張り巡らして練習をしていけば、たとえ組み技が崩れても失敗ではないのです。


とかく運動会当日に美しい演技を見せられることに注目されがちですが、私は運動会当日に子ども達の「美しい心」を見せたい。そのためには練習過程で「自ら挑戦している」という気持ちを持ち続けている必要があります。

さあ、残り日数もあとわずか。指導しているH.T先生も緊張していることでしょう。

どこかで子どもらに、井上の「精神注入」をした方がいいかな???(笑)


【お薦めの本】
言葉をイメージに落としていくのがマインドマップのひとつの要素ですが、この本は音をイメージ化するための100のワークを紹介しています。私はこの中から、いくつかをマインドマップとコラボレーションさせると面白いと見ました。
近日中にこの本をマインドマップ化してみます。
音さがしの本 ≪増補版≫ リトル・サウンド・エデュケーション
R.マリー シェーファー,今田 匡彦
春秋社

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マインドマップ(R)フェローのための本棚


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教育とは関係ないでしょ・・・という声が聞こえてきそうですが、いえいえそうではありません。ビジネスも教育も、成果を出そうと思ったら“深く深く”自己を掘り下げ、「原点」から再スタートをすることが必要だというところに共通性があります。

マインドマップの運動を理解するためにも読んでみることをおすすめします。


ちなみに私は辰巳ジャンプの部員増加のためにこのビジネス書の中身を活用し、2人しかいなかった部員が10人までは増えました。

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
神田 昌典
フォレスト出版

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非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
神田 昌典
フォレスト出版

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成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
神田 昌典
講談社

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口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム
神田 昌典
フォレスト出版

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今日は横浜で「小学校教員向けマインドマップ体験会」があり、実践報告者として45分間の話をしてきました。4月から担任する新6年生の中で、すでにマインドマップ効果を発揮している状態なので、また新しい実践報告をすることができました。

これにてしばらくの間、実践報告の旅からは離れてしまいます。しかし、自分自身のアファメーション(職場の自己申告書)には、
「2009年12月までに1000人の教員に井上の実践を伝えている。」
と書きました。現時点で約730人です。あと270人。まあ、できるでしょう。

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やっとできた・・・「算数」でのマインドマップ実践

算数でいかにしてマインドマップを活用するか。それは昨年度に達成できなかった私の課題でした。

今回、算数の授業で学んだ内容を、何も見ないでマインドマップで描くというテストを行いました。「マインドマップテスト」です。学習内容を復習し、知識として定着を図るために行ったのです。

市販のワークテストは点数化するのにはとても便利ですが、主に評価できることは学んだことを覚えているか(知識理解)、学んだことで計算や作図などができるか(処理技能)が大半かなと思います。マインドマップで学習内容を書かせると、概念形成をどのようにしているかが分かるのではないかと思いました。また、脳の中でどのくらい定着しているかが分かるのではないかとも思いました。



今回はテスト形式でやりましたが、算数の学習の最後にマインドマップでまとめながら復習することで、脳内に有機的に知識が定着していくことが期待されます。
トニー・ブザン氏は『頭がよくなる本』の中で、「有機的学習法」という考え方を立て、その中で復習についてこのように書いています。

『テキストを読み進むにしたがってマインドマップを作っていくというやり方の利点は、マインドマップを作らないと「どこかへ飛んでいってしまう」ような知識を、客観化し統合していくことができるということだ。また、マインドマップがあれば、すでに読んだページをめくってみるまでもなく、それまでの知識をすばやくふりかえることができる。』

知識をしっかりつかまえておくために、マインドマップで復習をさせることが確かな学力につながるはずなのです。じっくり読まなくてはならないテキスト文書よりも、マインドマップで学習を振り返れば、20倍は加速するのではないかとも思えます。
トニー・ブザン 頭がよくなる本
トニー ブザン
東京図書

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今回の指導は、算数の復習をマインドマップでやれば効果が上がるにちがいないという私の仮説から始まっている取り組みで、まだまだ指導法が整理されたものではありません。今後の授業でしっかりしたものに開発していきます。


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各地で素晴らしい教育実践が始まった!!!

連日、各地の先生から「マインドマップを使ったらすごいことが起きた!」というご報告を受けている井上です。もしかしたらブザン教育協会なみに、私の所に成功報告が入っているかもしれませんね(笑)


まず始めは、なんとなんと!「生徒総会での話し合い」にグループマインドマップを活用された学校の情報です。


横浜国際女学院翆陵中学・高等学校



「マインドマップで考え方を広げる生徒総会」


翆陵高校の先生からはこのようなご報告をいただいています。

『授業でMMを知った生徒から、なんと生徒総会でやる話し合いにMMを使おう!という案が出ました。(本校の生徒総会では、課題となっている問題について全校をグループ生徒同士の話し合いをする伝統があります)
私が授業で使ったMMは、話をまとめるやり方のMMだったのですが、発想を広げるのにMMを使おう!と生徒自ら提案したのには本当にびっくりし、そして感動しました。』

素晴らしいセンスの生徒さん達ではないですか!
このような生徒総会は是非ともこの目で見てみたかったと思います。



さらに同じ横浜の小学校の先生からもご報告をいただきました。現在、ブザン公認教育フェローの研修中である特別支援学級担任の「ひわ先生」です。

担任されているお子さんを深く理解するためにマインドマップを活用されたのです。実は、ひわ先生にお会いした際に、私から提案したことをすぐにやっていただいたのです。その提案とはこのようなものでした。

「マインドマップは特別支援教育こそ想像を超えた成果が顕れるはずだと思います。これまでの個別支援計画は直線思考で書かれていて、目で見えていることを中心に理解している割合が大きかったのではないかと思います。しかし、特別支援教育は言葉を超えた生命の深い部分を理解しないとならないはずです。そこで、マインドマップで一人の子のことを冷静に分析しながら描き上げていったら、今まで分からなかった世界を“見える化”することができるのではないかと思っています。その際、五感すべてからのアプローチをすれば、もっと新しい気づきが生まれるはずです。」

この話を聞いた時、ひわ先生の目は見る見るうちに輝きだし、
「はい、ぜひやってみます!!!」
と強く答えてくれました。そして純粋に実践して下さいました。

実践のことを書かれた記事のリンクはこちらです。特別支援教育の児童理解のためですから、当然詳しい内容は書けませんが、新しい気づきが生まれた感動がびんびん伝わってきます。

「すごい!つながった!!!」

ひわ先生からは、このようなご報告をいただきました。

『一つ一つの彼の行動を細かくマップに記していくことで、不可解だった行動の一つ一つが一気につながり、突然霧が晴れたかのような感覚になりました!!!
正直、とても驚いています。自分の中で、ものすごい成果、収穫、確信となりました。
今後もさらにこの上に分析を重ね、実践していきたいと思いました。』



マインドマップを上手に活用すると、これまでの教育とは本当に違う『気づきのパワー』が生まれます。日本の各地に『気づきパワー』が次々と生まれていけば、今日本全体が抱えている閉塞感も打ち破れるのではないかとも思えてなりません。


【お薦めの本】
井上が現在取り組んでいる「すべての学級を立ち直らせる方法」の養分となってくれた本です。小学校校長を始め、学校の教員にはぜひとも読んでもらいたい本です。キーワードは「スコトーマ(盲点)」と「アファメーション(肯定的自己宣言)」です。
著者のルー・タイス氏は、現在全世界を回って「PX2」という夢実現プログラムを普及する活動をされています。

望めば、叶う―自分を高め人を導く成功法則
ルー タイス
日経BP社

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団結できるか? 6年生


私がこの画像のマインドマップを描くに至らせた、子ども達のマインドマップの仲から代表3枚を紹介します。

まずは1枚目。

セントラルイメージがかなり強いイメージを持っています。たくさんのハートがカラフルに重なり合って、いかにも「団結」らしい感じがします。
さらに団結のブランチからは心を一つにしてお互いのことを大切にしていけば、みんなの目的を達成できることが書かれています。
団結のために必要なもの(思いやり、信じる心、優しさ、広い心、努力、団結を考えること)と足りない物(努力、優しさ、広い心、個性を認める)という分析もしっかりできており、これらがあったらどうなるかという未来像まで書かれている優れたマップです。


2枚目。みんなが手をつないでいるセントラルイメージです。

このマップには「決意」が込められています。
「6年生は小学校の最後だから、絶対に団結する!」
「団結したい」ではなくて、「団結する」と断言しているところが素晴らしい。確かにこの子、6年生になってからの行動は、とても積極的に授業を受け、学校の仕事もどんどん引き受けているスーパーポジティブ状態です。
「○○する」というように断言すると本当にそうなりますよ。


3枚目はマインドマップにまとめる技術が高いものです。

絵を描く技術が高いです。6人の女の子は誰かをイメージしながら描いているのでしょうね。楽しそうな姿は仲良く学校生活を送っていきたいという願いが感じられます。
ブランチの描き方もうまく、自然に放射思考となっているようです。さらにイメージをふんだんに使っているところも良い。たった1ヶ月でよくここまで描けるようになるものだと私は驚いています。



この3枚以外にもいろいろな考えが出てきていて、学級集団の力を感じたからこそ最初に掲載したマインドマップに描きまとめてみたわけです。課題をひとつあげると、「男女の協力」という考えが出てきませんでした。ここに大きな改善点があります。



【ブザン公認フェロー必読の書】
『U理論』について語られている本です。
今起きている諸問題を解決するには、それまでの方法を変えていくだけの「方法論」では絶対に解決できません。精神(生命)のもっともっと深いところを変えなくてはならないのです。
かなり難しい内容の本ですが、これを理解し、実践できることがマインドマップの公認フェローには必要だと私は思います。
といっても私、この本の内容を知らない方で、ちゃ~んと実践している方を何万人も知っていますけれどね。そういう実例情報が毎日入ってきます。その方々が「U理論」を知ったら、世の中は革命的に進歩するでしょう。
出現する未来 (講談社BIZ)
P. センゲ,O. シャーマー,J. ジャウォースキー,野中 郁次郎,高遠 裕子
講談社

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マインドマップ読書術

保護者の方がマインドマップにはまってくれて、今日は添削をさせていただきました。通信講座もできそうだなぁなんて勝手に思っている井上です。

マインドマップ読書術
トニー・ブザン
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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トニー・ブザン氏の読書術入門書です。

土日に行われたマインドマップコーチ教員養成講座にお手伝いで参加したのですが、その時にこのブザン氏の「読書術」を使って一気に読みました。速読でなくても30分もあれば読破できる内容となっています。

翻訳しているのは私も日頃お世話になり、心から信頼している近田美希子さんです。ビジネスのスペシャリストです。私のようなごく普通の教員が、こうした方と共に仕事をさせていただけることもマインドマップが取り持つ縁と言えるでしょう。知の連鎖というか、不思議と人脈が広がるのがマインドマップの特徴とも言えると私は感じています。

皆さん、ぜひお買い求め下さいませ。


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辰巳ジャンプ レベルステージ2へ

一生懸命に練習し、「先生!アンダーを○○回やるから見ててね!」という視線を送ってくる子どもたちに癒されている井上です。


まだまだ初心者の域を出てはいない子どもたちですが、その上達ぶりには感心しています。サーブが入るようになったり、パスをつなげるようになったり、少しずつバレーボールに近づいてきました。

そこで今日は、井上流の「チャンネル切り替え式練習」に入ってみました。
3分間、猛スピードで練習し、すぐに次の練習に切り替えていく。これで多彩な動きを身につけること、スピードやリズム感を養うこと、数多くボールに触れること、集中力をつけること等々をねらっています。


これでラリーが続くようになると、面白くてもっともっと練習したくなります。そうなれば対外試合を組んで、広い世界に出してあげられます。他のチームとの交流で経験することは、バレーボールだけでなく、相手に対する礼儀であったり、自分の身の回りのことは自分でするという自立であったりするわけです。
さらに自分のチーム以外にも友達ができたり、ライバル心も生まれたりします。刺激をしあえる仲間との出会いはすごく大事です。


小学生スポーツで子どもたちが生きる力をつけるためには、対外試合は必需品だと感じています。試合に出なければ、伸びようとする子ども達の芽をつぶしてしまうことにもなりかねません。1日も早く対外試合に行けるように指導をしているつもりです。

辰巳ジャンプの子ども達のことを私は「たつみっこ」と呼んでいます。たつみっこがいろいろな学校の体育館で、はじけるようなワクワクする試合を見せてくれることを保護者の皆さんは楽しみにお待ち下さい。


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