【計画委員会】
130周年記念の学校マスコットキャラクターコンクールへ、たくさんの応募がありました。
全部で164の応募がありました。ありがとうございました。
この中から130周年にピッタリのマスコットを、皆さんの投票で選びたいと思います。
地域や矢口小の皆さんに愛されるものを選びましょう。
1月にマスコットキャラクター総選挙を行います。
164点をAリーグとBリーグで分けて、それぞれから5点を選び、10点の中から決選投票を行います。
Aリーグは1月7日(木曜)から8日(金曜)に投票してください。
Bリーグは1月12日(火曜)から13日(木曜)に投票してください。
1月15日(金曜)に決勝リーグへすすむ10点を発表します。
決勝リーグは1月18日(月曜)から19日(火曜)に行います。
理科室前の掲示板に応募作品を貼りだしますので、投票をお願いします。
魂太郎の家族や友達を創り出しましょう。
【校長】
今、計画委員の皆さんが発表してくれたように、130周年キャラクターへ応募作品が164点もあったということです。
これだけ多くの応募があるなんて、先生たちは予想もしていませんでした。
皆さんの、130周年をお祝いしようという気持ちが、とても大きいのだと嬉しくなりました。
さて、そろそろ130周年に関係する様々なお話をしていこうと思っています。
今日はその手始めに、「薫泉」という名前について考えていきましょう。
矢口小学校の学校だよりの名前は「薫泉」となっています。
なぜ「薫泉」というのか知っている子は静かに手をあげましょう。担任の先生は、どのくらい知っている子がいるか見てあげてくださいね。
時代は1800年代、武士が中心の江戸時代、徳川幕府の治める世の中が続いていました。
とても平和な時代でしたが、ここに外国から日本をとってしまおうという船が次々現れるようになりました。
平和な時代から一転、日本をどのようにしていけば外国から守ることができるのか。
そんな幕末と言われる時代に一気に入っていきました。
6年生は今、勉強し終わったところでしょうか、幕末の志士、日本を何とかしないといけないと考える、志をもった武士たちが立ち上がります。
そして徳川幕府を倒し、明治政府という新しい日本を創り出します。これが1868年。
しかし、明治政府かできたからといって、すぐに日本の暮らしが変わるわけではありません。
まだまだ武士の世の中がよいと考える刀を持って、ちょんまげを結った侍がたくさんおりました。
明治政府とそうした侍たちの戦いが続きました。
明治10年、1878年、西南戦争というものが起こり、西郷隆盛率いる軍隊と明治政府軍が戦いまして、明治政府軍が勝利しました。
そんな中の明治11年、1879年6月1日、矢口小学校になる前の学校、薫泉学校というものが矢口に誕生したのであります。
この2週間前、ときの内務卿・大久保利通が紀尾井町で暗殺されるという事件も起きています。
まさに新しい世の中に、どんどん変わっていくさなか、薫泉学校は創られたのです。
なぜ薫泉という名前を付けたのかは、まだ資料が見付かっていませんので分かりませんが、漢字から想像すると、泉が湧き出し、その豊かな薫りが町をうるおすという意味にも取れます。
つまり、たくさん学んだ知識の泉から、知恵が湧き出して、世の中に薫るという学校を創るのだと当時の人々が夢を託したのではないでしょうか。
これが「薫泉」という名前の意味です。
今日は薫泉学校の話までにしておきます。
3学期は矢口小学校の誕生の話となってまいります。お楽しみに。