これはよくある話です。
バレーボールや体育の授業の中で、子ども達は自分ができないことに出会うと、その不安を解消するために必ずいう言葉があります。
「先生!やって見せてよ!」
真面目な先生(年配の校長クラスも含めて)は、そういうケースに何とか応えなくてはいけないと考えて、日頃からトレーニングしてお手本を見せようとします。しかし、私は教員生活を通しての無理がたたり、体が自由に動かないためにお手本を見せるなどできません。そこで一言。
「先生、やってみせてよ!」
「できるわけないじゃん!!!」
素直にできないことを認めます。私はすでに20年前にプレーヤーは引退。指導者の道に進んだわけなので、無理してお手本を見せようとは思いません。その辺の現状をわきまえないと怪我してしまいますから。
それからお手本を見せなくても指導の工夫はいくらでもできますし。
指導者は「プレーヤーとしてのプライド」は捨てるべし。これが私流です。
ちょっとツブヤキでした。