努力すれば必ず成長できますねぇ!

今週の月曜、火曜の練習について書きます。

まずはじめに火曜の練習では、これまでエンドラインからのサーブが入らなかった2年生が、とうとう相手コートまで届くようになりました。
14人の練習参加だったので、5年生チームと2,4,6年生チームに編成して、交互に一人がサーブを打ち、6人同士でラリーをしていく練習をしていたのですが、これまではエンドラインより前に出てサーブを打っていた2年生にも、「今日は前に出ないでサーブ練習をするよ。」と伝えて打たせたところ、初めてネットを越えることができました。その瞬間、自然にチームの全員で大きな拍手をして称えました。この2年生が、悩みながら一生懸命練習していたことを、みんな分かっていたのです。まるで自分のことのように、子供も大人も喜んでいました。このような感動的な場を経験できるのも、小学生バレーボールならではのことなのです。

月曜日には、スパイク力を上げるための特訓をしました。矢口の新チームは、この秋の身体測定の結果を見ると、最高身長が新しいメンバーの152㎝。次にエースアタッカーの145㎝。あとはみんな140㎝以下と、相変わらずミニチームでのチャレンジをしていかなくてはなりません。これで160㎝を超える男子アタッカーのいる混合チームに勝つためには、どうしたらよいでしょうか。指導する者としては、これからいろんなことを考えていかなくてはならないのですが、スパイク練習するメンバーを選んでやらせた月曜日の練習を見て、けっこう打てる様子だったことをから考えると、1月からのミカサ杯教育大会に勝負をかけていくことで、都大会への道も夢ではないと思えます。

お遊びバレーボールチームから、勝負するバレーボールチームへの成長をしないとなりません。
そのためには、練習を休んだら、成長はありません。
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対人ネットアンダーパスのチーム新記録達成

今日の練習は、学芸会の振替休業日ということで、平日火曜日の午後に3時間も練習できました。
しかも、欠席者が多かったために、参加者6名という練習になりました。少ないと思うでしょうが、実はこの6~8名の練習が最も効果的な内容になるのです。

【練習内容】
・通常トレーニング
・ネットをはさんだ対人ワンバウンドアンダー 30回できたら次の練習へ
・ネットをはさんだ対人アンダーパス
・二人組を変えての、ネットをはさんだ対人アンダーパス
・時間をかけての、個人に合わせたスパイク練習

練習したことはこれだけでしたが、参加した6人のバレーボール技術(特にスパイク)は一気に伸びました。

スパイクだけではなく、アンダーハンドパスの技術もあがりました。
写真の2人組(5年生のI.HとN.A)が意識高く練習していたので、ひと声かけました。
「ネット対人アンダーパスは、平気で300回できて都大会レベル、1000回できて全国大会レベルだからね。」
するとこの2人は集中力を高め、ネット対人アンダーパス648回というチーム新記録を達成しました。
人数が少なく、ていねいに教えたので、6人全員がアンダーハンドパスでは「絶対にひざを伸ばさないで、ひざを少しでもいいから曲げて、いつでも一歩目を踏み出せるようにして待つ」ということも深く理解できたようです。

その後、6人全員を一人一人ていねいにスパイク練習をしましたが、たっぷり時間があったため、6人ともどんどん上達していきました。
休んだ子は、おしかったですね。今日は大チャンスの練習日でしたのに。


これまでの30年間の小学生バレーボール指導者経験をふりかえって、今日のような日に、家族がどう言おうと、家族のどのような予定があろうと、子供自身の意思で、「私はバレーボールの練習に行く!!!」と振りきってくるような子供たちは、間違いなく都大会に出場していきます。たとえば江東区で年間完全制覇した年の子供たちは、移動教室から帰ってきたその日に、家に帰らずに大きな荷物を持って体育館に来て、「先生、練習しましょう!」と私を待ちかまえていたような子供たちでした。
そんな基準だけはいちおう書き残しておきます。「そんな時代ではない」という批判もあるでしょうが、そうした意思の強い子供を育てようとしているのが私だと宣言しておきます。
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