超加速仕事術第3回 「進化する自分を褒める!」

これは今の職についてから18日目に書いた日記です。非公開状態にしてあったのですが、同じ立場の新人さんには参考になる面があると思いましたので、再掲載することにしました。


今の職に着任して18日が過ぎました。時がたちまち過ぎていった感じもするし、反対にたくさんの新しい仕事を覚えるために、長い長い18日間だったという気もします。要するに、仕事に追われてパニック状態だった自分がいるわけですね。

なにしろやることなすこと全部が新しい。仕事に対する知識や学校についての知識が足りないので、自分の行動に見通しが持てない。そのためにストレスは確かにかかっています。私を知る方々がこの文を読んだら、きっと「あの井上でも副校長職に就くとパニックになるのか」と思うことでしょう。

でもですね!
仕事に追われているような受け止め方をするよりも、仕事を攻めていく心構えをしておいた方が良いと思うのです。そのための手法のひとつが「タイムプレシャー」を自分にかけることです。何時何分までにこれを終わらせる。今日中にここまではやる。基本的には今、パソコンを使う事務仕事がほとんどなので、まるで機関銃を撃っているかのようにバシバシキーボードをたたき、自分自身を加速化しています。

もうひとつの手法はもちろん「アファメーション」をかけることです。
まずは机の上の「アファメーション」がこちらです。

自分の目に一番入る場所に貼りましたので、その効果はかなり大きく、本当に加速度的に情報処理できている自分がいます。さらにこの宣言を見た教員が「私も早く帰る努力をしてみよう」と言ってくれました。それが管理職として良い影響なのかどうかは自信はありませんが、「アファメーション」としての効果は確かにあったと言えるでしょう。(ちなみに、今はこの表示を掲げていません。半年間の経験から、この時間以降に解決すべき問題が多発することを体感したので、あえて残るようにしているからです。)

棚のところにも貼ってみました。

すかさず反応してくれたのが教務主任です。
「それ、大事ですよね。書類が分類整理されていることで仕事がやりやすくなりますからね。」
と、つぶやいてくれました。

このような手法を用いて、1日の達成目標を設定しながらセルフマネジメントをしています。

最後に一番大事なことを書きます。
題名にある通り、1日の最後に「今日も進化することができたぜっ!」と自分を褒めることを忘れてはいけません。

「昨日の自分より今日の自分が成長している」

「日々新たにしてまた日に新たなり」

「前進!」

私が信条にしてきた言葉です。素晴らしい言葉は自分自身の心をしっかり支えてくれますね。
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超加速仕事術第2回 「心の持ち方」

第2回目の仕事加速化講座は、過去に本を読んでまとめてみた記事を掘り起こし、さらに今感じていることを加筆してみました。仕事の早い人の習慣を5項目あげてみます。


(1)疑問を持ち、自分で考える習慣が身についている。
 なんでも鵜呑みにしないで、「本当にそうなのか?」「それはどういう目的の仕事なのか?」と考える習慣がある。そうすることによって能動的な姿勢が養われ、仕事に対して主体的になる。また脳は意味のあることには前向きになれるが、無意味なことには機能を低下させる傾向がある。人間は「意味に生きる動物」である。

(2)完璧を目指さない。自分の強みをよく分かっている。
 自分の得意分野で勝負している。100%やりきることを考えていない。80%できていれば合格である。だれにでも苦手なことがあるのだから、完璧を目指して自分を追い込んではいけない。完璧を目指すと挫折感を感じる可能性が高くなる。脳は達成感を感じることによって加速化する。

(3)上手に自分をその気にさせている。
 上手にモチベーションをあげる方法を実践できる。モチベーションがあがらない時はすっきりと休む。そこでやる気が出ない時はダラダラと仕事をしないですぐに帰ること。仕事が残っても、それは自分の脳が「創造的先延ばし」をしていると捉えてしっかり休んでコンディションを整える。エネルギーを蓄えた上でスピードアップする。

(4)周りの人の状態や行動に気を配っている。
 周囲の人の状況を理解しようとしているからこそ、タイミング良く相談でき、仕事を頼んだりすることができる。一人で抱え込むと辛くなる。自分がどういう状況なのかを理解してもらえるようにする必要があるし、反対に周囲の人がどのような状況なのかを分かってあげる努力をする必要がある。無関心は仕事加速化の敵。ミラーニューロンという言葉がある。脳は周囲の人たちの影響を受けて、その状況を真似する傾向がある。仕事が早い人が増えると、その職場は自然にみんなの仕事ぶりが早くなる。

(5)緊急でない重要なことに、必ず時間を使っている。
 どんなに忙しくても、自分にとって重要な何かに、あえて時間を使っている。「必要なムダ」を持っている。そのことをするために早く仕事を終わらせたくなる。楽しみが先に待っているからどんどん仕事をする。仕事の先に何もない状況だと「仕事が趣味」となる。趣味になってしまうと楽しいからなかなか終わらないし、自分の脳が終わらせたくなくなるリズムを作り出す。
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教え子との15年ぶりの再会

今日は本当に嬉しい再会がありました。偶然ではないと確信します。非常に深い意味のある再会でした。

私の勤務する学校で、東京都教職員研修センターが行なっている事業の一つである「東京教師養成塾」の研究授業が行われました。25名の教師を目指す大学生が集い、5名の教授陣に指導を受けながら「未来の教師」を目指して学ぶ機会です。私の学校には道徳の授業に関しては都内トップレベルの教員がいるため、「お手本授業」として大学生たちに提供したのです。

今日参加した大学生25名の中に、なんとなんと!私の教え子がいました!
15年前に大田区の教員として、私が小学校2年生の担任をしていた時に学級にいた少女が、教師志望者として参加していたのです。

その子には、私の個人情報を記入した「裏名刺」を渡したので、きっとこの記事も目にすることでしょうから、あえていろいろなことを書き残しておきます。

15年前、小学校2年生だったこの子は、いつも私の周りにいて、興味深くいろいろなことを質問してくれました。私の記憶の中に鮮明に残っている児童の一人でなのです。ですから、「私は○○小学校時代に先生に担任してもらった○○です。」と言われた瞬間に、「え~!あの○○ちゃんなの!?しっかり覚えているよ!」と答えている私がいました。そうです。本当に私の心の奥底に刻まれている一人だったのです。
(ちなみに担任したことのある子どもについては全員しっかり覚えていますし、他学級の子どものこともたくさん覚えています。)

研修が終わって帰る前に、わざわざ私の所に来てくれて、「先生、○○小にいた○○です。」と自己紹介してくれました。16年も前のことで、小学校2年生だった彼女のことしか分からない私ですから、大人になった姿からは想像もできませんでしたが、話せば話すほどに記憶が蘇りました。

私が担任していた当時、この子はいつも私のそばにいて、毎日毎日私とおしゃべりをしたり、ゲームをして遊んだり、自分からどんどん関わってくれた子どもでした。

学級の中でもリーダー的な存在で、気持ちがとっても強い面を見せていたのですが、本当は繊細で、人の気持ちをすごく理解できる小学校2年生だったんです。今日、はじめに名字を名乗られて、私がすぐに下の名で「○○ちゃんなの?」と聞くことができたのも、それだけしっかり私の記憶に残っている存在感のある子だったからです。こういう子が教師になるならば、30年後には間違いなく優秀な校長先生になるに違いありません。


この出会いを見てくださった校長先生からは、「こういう再会は教師冥利につきるね。」と言ってくださり、まったくその通りだと感じました。

彼女には、私が関わった「マインドマップ作文すらすらワーク」もプレゼントし、「これからも連絡を入れてね。応援するからね。」と支援を伝えました。


できることならば、将来、自分のいる学校で一緒に仕事をできたら最高の幸せだと思います。
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今日の個人成績 Aチーム&Bチーム

まずはAチーム

【サービスエース数】チーム24本・・・少なすぎ
1位 1番 10本
2位 4番  8本
3位 3、7番 2本
5位 2、6番 1本

【サービスエース率】チーム24%・・・6%不足
1位 1番 32%
2位 4番 31%
3位 7番 22%
4位 6番 17%
5位 3番 15%
6位 2番  8%
7位 5番  0%

【サーブ成功率】チーム75%・・・15%不足
1位 4番 96%
2位 6番 83%
3位 1番 81%
4位 2、3番 62%
6位 5番 50%
7位 7番 33%

【スパイク決定数】チーム45本
1位 1番 20本
2位 4番 15本
3位 2番  6本
4位 7番  3本
5位 5番  1本

【スパイク成功率】チーム74%・・・6%不足
1位 2、5番 100%
2位 7番 75%
3位 1番 71%
4位 4番 68%



続いてBチーム

【サービスエース数】チーム8本
1位 11番 6本
2位 12、8番 1本

【サーブ成功率】チーム71%・・・9%不足
1位 10番 100%
2位  9番  86%
3位 11番  75%
4位 14番  67%
5位 12番  56%
6位  8番  50%
7位 13番   0%

【スパイク決定数】チーム5本
1位 11,12番 2本
2位 10番 1本


2年後に向けて、4年生チームのチャレンジがスタートしました。

今日は順位決定戦でしたから、6年生チームには1,3セットを確実に取ってもらうことを前提に、2セット目は4年生チームで挑みました。

この4年生チーム、6年生チームとはまったくちがうタイプのチームになりそうです。そのキーワードは「最後まであきらめないチーム!」「世界一うるさいチーム」「全力少女!」です。その一生懸命さは見ている人たちを魅了する可能性があります。仲間とぶつかりあってもボールを落とさない空気が4年生チームにはあります。いつもいつも純粋で一生懸命な姿には大人が癒されます。半年後にはこのチームがAチームとして辰巳ジャンプの金看板を背負って活動をするわけです。たぶん5年生の1年間は負け続けるでしょう。しかし6年生になった時が勝負です。ねばりにねばって相手が根負けするようなチームになれるだろうと期待しています。これまでの辰巳ジャンプにはなかったカラーのチームになることは間違いありません。
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最強軍団集合!!!

今日の練習には辰巳ジャンプ最強軍団4人が集まってくれました。
大学1年生世代の卒業生たちです。

頼りになる卒業生たちです。
私が最も力を注いだ卒業生たちです。
担任としても受け持ったメンバー。
この卒業生たちが来てくれた時には、すべてを任せて大丈夫。
そこで6年生の指導は全部任せて、私は下級生の指導に徹することができました。
(学年が低いほど指導力が必要なのが小学生バレーボールの特徴です)

6年生は、先輩たちが高校3年生だった昨年度(1年前)にインターハイ予選を応援に行った、いわば「あこがれの先輩」たちに相手をしてもらってどうだったでしょうか?

先輩たちにゲーム練習の相手もしてもらえましたが、接戦をしながらも6年生チームが勝利しました。1年前にはとうてい考えられなかったことです。6年生の成長した姿は、今日の練習で確認できましたね。こんなに強いのに、都大会に出られないなんて・・・・・・・・でも、小学生時代だけではなく、あくまでも辰巳ジャンプの子どもたちの夢は「世界一になること」ですから、これまでの卒業生も含めて全員が何らかの「世界一」を実現していくことになります。


さて、今日は1年生の体験入部員も参加してくれました。
都大会出場権を取れなかった瞬間から、次世代の育成も視野に入れてチーム運営を始めている辰巳ジャンプです。さっそく1年生が来てくれたことが不思議と言えば不思議です。しかもとても熱心に練習参加してくれました。次世代のエースとして大切に育てていきます。



卒業生の中から、コーチになってくれる子が出てくると助かるのですが・・・・・強制はできません。
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ふと気づいた! 教育界の「WIN 10乗の法則」

ビジネス書を読むと、「WIN-WIN-WINの関係」という言葉がよく出てきます。これを学校に当てはめると、「子ども‐保護者‐学校」の三者がすべて「WIN」になるようにマネジメントすることを「WIN-WIN-WINの関係」と言えます。私はこの法則を副校長登用試験の時にずっと訴え続けてきました。三者のトライアングルでみんな勝利者になれば学校は良くなるという主張です。

今、実際に副校長という立場になって、どうも学校という社会は、「子ども‐保護者‐教師」という三者では成り立たないのだということが、つくづく理解できます。そこでふと気づいたのが「WIN10乗の法則」です。

10の根拠は何か?

(1)子ども
(2)保護者
(3)教師
(4)地域
(5)協力者
(6)教育委員会
(7)ボランティア
(8)大学
(9)公共団体
(10)日本

このようにあげた10の要素がみんな勝利することこそ、私がやるべき仕事なのだと気づきました。

さらに、こう考えていくと「WIN 10乗」では足りないのではないかとも思えてきました。

学校という拠点を中心に、そこに少しでもかかわる人たちがすべて勝利者となれるようにマネジメントしていくことこそ、副校長の仕事の醍醐味なのかもしれません。

自分の力がアップしていったら、今想定できる「WIN10乗」が「20乗」にも「30乗」にもなるかもしれません。地球上で聞いたこともない学校を作ることができるように、今は目の前のことを着実に推進して、実力をつけていくことが必要なのだなと気づきました。

妄想段階ではありますが、大きな夢からの一筋の光が差し込んだ「気づき」でした。
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