ブランチが段落に

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マインドマップで構想を書かせてから取り組んでもらった作文が書き上がってきた。どの作文もこれまでに書いてきた作文よりも数段レベルの高い内容だった。

特に今回取り組んだ「生き物はつながりの中に」の学習まとめ作文で顕著だったのはこのような書き出しで始まる作文の多さだった。

「僕は自分とのつながりについて6つのことを書きます。」
「私は4点について、自分とのつながりを説明します。」

マインドマップで構想を練っているため、自然に段落分けができているのですね。「メインブランチ」から発想の枝を伸ばしたものが段落になっている子がほとんどだった。

マインドマップで書くと、自分がこれから書こうとしている作文の「全体像」がはっきりと分かり、「メインブランチ=段落」となっているため、思いつきではなく見通しをもって文章を書けている。

こういう効果もマインドマップにはあるんだということがはっきりした。
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すごい作文が現れた!

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マインドマップパワー炸裂という感じである。

国語教科書・説明文教材「生き物はつながりの中に」のまとめ授業で生まれた作文。

授業の最後に「自分はどんなふうにつながりがあるかを書いてみよう」という課題を出した。


ちなみに、
「生き物はつながりの中に」
これは生命誌研究所の中村桂子先生が書いた文章です。
中村桂子先生は私も尊敬している素晴らしい方です。


まずは画像のマインドマップをじっくり見てから文章を読むことを薦める。

作文を書く前に、これだけの構想図を書く小学生、いませんよ!!(たぶん…笑)
それがいとも簡単にできてしまう。
マインドマップ、恐るべし!!!

何がすごいって、「作者に感謝する」なんていうことを書いてしまう作文には、教師生活で初めて出会ったわけなのですね!



『つながり』 (6年女子)

まず始めに、学校と私のつながりについてです。私達は毎日学校にきて勉強をしています。そして、その勉強をするのには鉛筆や紙が必要です。それを作ってくれる人がいて勉強できます。

さらに、学校での行動や勉強を一緒にするのが同学年のみんな、クラスのみんなです。そして、学校で私達にいろいろ教えてくれるのが先生達です。その中で近藤先生に私は吹奏楽、音楽を教えてもらっています。



 次に習いごとと私のつながりについてです。テニスをルネッサンスという所で習っていて、友達と共にがんばっています。コーチはときにやさしく、ときにきびしく教えてくれます。

 2つめに、バレーボールを習っていて、かんとく、コーチは、バレーボールのことだけでなく、本当に色々なことを教えてくれます。あと、今行われている「オリンピック最終予選」、私はこれに出てる選手に元気・勇気をもらいました。

 月曜に習っているピアノ。これに出会って、音符も読めるようになりました。そしてピアノを教えてくれてる先生にも出会いました。



 次に家族です。お母さんとお父さんが私を産んでくれて、私を育ててくれています。それに、私達のために仕事をして、学校に行かせてくれたり、好きなことをやらせてくれます。弟と妹は、いつもけんかをしたり、本当に楽しい暮らしをさせてくれています。弟、妹がいなかったら・・・と思うと本当にいてくれてよかったと思います。



 次に、その他のつながりについてです。まずジャニーズ。ジャニーズは、私に勇気や笑顔をくれます。そのジャニーズをテレビとかで見て、何かつながってるなと思い、明日からもがんばろーみたいな感じになります。

 そして、生きるために必要なものとのつながり。はじめに食べ物。これは、生きるために必要不可欠です。それを食べられるのは、作った人のおかげであって、その人がいるから私は生きられていて、なければもちろん死んでしまうかもしれない。それで私はその人達にとても感謝しています。

 それに電気やガス、洋服。これも作ってくれたりする人達がいて、今があります。これらがなければ、今の世界はまっくらで、みんなはだかで生きてることになります。



 最後に、これを書き、さまざまなことに気付きました。私が生きるために支えてくれてる人がこんなにもいること。このことには一生かけて、自分のやれることを感謝したいと思いました。

 私は空を見るといつも思うことがあります。それは、この空でみんなつながっているということです。世の中に空はひとつです。そして無限に広がっています。そんな空の下で、みんな生きています。それが私と私以外の人、物とのつながりです。そして、そのつながりを細かく書いたのが今までの文です。私にこんなことを気づかせてくれた作者の方に感謝をしたいと思います。


 では、最後の最後に、今まで私が生きるためや、いろいろなことに関わっていたり、支えてくれたみなさん、本当にありがとうございました。そしてこれからも末永くよろしくお願いします。

マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術
トニー・ブザン
ダイヤモンド社

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「バレーボール 北京オリンピック 世界最終予選」のマインドマップ

クラスの子が、世界最終予選を見ながらマインドマップをかいた。
宿題には出していないので、自主的にかいてきたのだ。この「自主性」こそがマインドマップを日頃からかいていることで身につく学習習慣だ。誰に言われなくても面白いからかきたくなってしまう。そういう効果がマインドマップにはある。

きっとこの子は、世界最終予選のことをずっと忘れずに記憶に留めていくことだろう。

考えてみてほしい。
普通はただ一方的に放送される内容を視聴するにすぎないが、この子はテレビのスポーツ放送を見ながら、こんなにレベルの高い学習をすることができているのだということを。これをやることにより、読書の仕方も大きく変わってくるはずだ。



トニー・ブザン氏が来日し、日本社会のマインドマップに対する認識は大きく変わろうとしている。

例えば、就職活動の取り組みをしている人に関して。
履歴書は当然のこと提出しなくてはならない。
それに加えて、自分の履歴をマインドマップでかいたものを1枚入れてみたら良いのではないかとインストラクターの方々が言っていた。

確かに、今や大きな本屋のビジネス書や自己啓発のコーナーには「ザ・マインドマップ」が平積みされているくらいなので、マインドマップを知らない企業(人事担当者)は情報収集が遅れていると判断できるかもしれない。何しろコンビニの書籍コーナーにも「ザ・マインドマップ」が置かれているくらいなのだから、知らないではすまない時代に入りつつあるのだろう。

マインドマップの効果を知っている会社であれば、どんな履歴書よりもマインドマップでかかれた履歴書を見れば、その人の実力が分かるし、「この人はマインドマップをかく知識があるのか!」と評価が上がるに違いない。


子ども時代からマインドマップを知り、実際に生活の中で使えるようになってきた子どもたち。いったいどういう人間に育っていくのだろうか?

日本の中でも先駆を切っているこの子たちが、大きく飛翔する可能性は限りなく大きいと感じる。

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ザ・マインドマップ
トニー・ブザン,バリー・ブザン
ダイヤモンド社

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君と会えたから 【マインドマップ】

『君と会えたから・・・・・』
(喜多川 泰 著 ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)

最後に感動の波が押し寄せる本であった。
あまりにも感動したので、一気にマインドマップをかき上げた。


17才、将来がボンヤリとしている主人公の高校生・ヨウスケのところに現れたハルカ。
明るい彼女の働きかけで、ヨウスケの心も前向きに変わっていく。
将来の夢を限りなく広げて、努力をしていく決意を固める。

ヨウスケにとって、かえがえのない存在となったハルカ。
ハルカもヨウスケの成長を喜ぶ。

ハルカからヨウスケに伝えられた7つの成功の法則とは・・・

①自分の本当に欲しいものを知ること
②夢を実現させる方法を知ること
③経済的成功の真実を知ること
④魅力溢れる人になること
⑤手段を目的にしないこと
⑥自分にはできないという先入観は捨てること
⑦人生で決まっていることは死だけ、人生でできないことは何もない。

この7つを夏休みの短い期間にも関わらず、ハルカからヨウスケに伝えられた。


ところがハルカには・・・・・・・・・悲しい結末が待っていた。

ハルカの深い思いに読者が触れた瞬間、涙が止めどなく流れる。
そんな本である。


私の主観であるが、喜多川泰(きたがわやすし)さんの著作は教員の必読書としても良いのではないかと思う。また、小学生から高校生のお子さんを育てている保護者の方々もにも強くお薦めしたい本である。

この本を読んでいるかいないかで、教室での指導が大きく変わるだろう。家での子どもへの接し方が変わるだろう。親として自信を深めることにもつながると思う。何よりも読んだ人自身の生き方に強く影響を与える書である。


「手紙屋」蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~

「手紙屋」~僕の就職活動を変えた十通の手紙~

「賢者の書」

そして
「君と会えたから・・・・・」

この4冊、ぜひ読んでください。

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君と会えたから・・・
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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コンビニにもあった!!!

何気なく入った近所のコンビニでいきなり目に入ってきた「ザ・マインドマップ」の本。

「お~っ!コンビニにまでマインドマップの本が置かれるようになったのか~!」と思わずシャッターを切る。

一緒に置かれている本はビジネス書の中でも売れ筋の本ばかりですから、選りすぐられた書籍コーナーと言って良い。その中に「ザ・マインドマップ」が置かれているということは、これからの数ヶ月間に日本各地に「マインドマップの波」が起こることは間違いないような気がする。

著者のトニー・ブザン氏本人もそう言っていた。


時代は急展開を見せる可能性が出てきた。
その時のために、実力を貯えておこうと思う。

授業のどの場面でどのようにマインドマップを使えば効果的なのかという「引き出し」をできる限り増やしておきたい。

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ポン・ピュン・ラン 【マインドマップ】

「ポン・ピュン・ラン」の指導法をマインドマップ化した。
本を読まないとまったく理解できないマップなのだが、本を読んだ人にはかなり理解できるものになっているのではないかと思う。


木曜日に50m走のタイムを計るべく、体育の授業で指導をした。

まず「ポン・ピュン・ジョギング」を指導。
身体の真ん中にポンと着地しながら、ピュンと後ろ足の膝を抜いていくジョギングをしなさいと指導そして練習。

次に、スタートの6歩をできるだけ速く、そして遠くまで進めるように3分間練習。

次の3分で中間走「ポン・ピュン・ラン」を身に付けるために、ラン10歩のタイムを縮めるトレーニングを5分ほど。

スタートの構え方の指導を入れた後、グループで教え合い学習。
走り方をアドバイスする視点は次の2つ。
①手の振り方が真っ直ぐになっているかどうか
②走るときの後ろ足を跳ね上げていないか

最後に、
「助走からトップスピードに加速したら身体を真っ直ぐに起こし、前足の着地をできるだけ前の方の遠くに着けるようにする。着地の瞬間と後ろ足の膝がピュンと前足を追い越すタイミングが一緒になるように意識しながら走ってみよう。」
とアドバイスして20m走の練習。


1時間目が階段の駆け下りとスタートダッシュの練習。
2時間目が腕の振り方と「ポン」「ピュン」の感覚を身に付ける練習。
そして3時間目がこの記事のような練習。

このように指導をしてきて、3時間目の終わりに初めて50mを走ってもらう。

走る前に当然、心構えを押さえておく。
メタ認知させる言葉かけを心がける。

「最後の10mの練習はまだしていないから、50mで止まろうとしないで70mまでは走り切るくらいの気持ちで走ろう。最後まで本気で全力を尽くすという自分の姿を楽しみながら走ろう。そうすれば、きっとベストタイムが出ると思うよ。これから走るのが楽しみでしょっ!」

明らかに走り方が変わった子ども達。
その変わった姿をお互いに褒める子ども達。
「○○ちゃん、すごい速くなった!!!」
「オ~!○○くん、どんだけぇ~!!!はえ~なぁ~!!!」
こういう空気に校庭が包まれれば間違いなく記録は出るのだろう。
なんとクラスの86%がベスト記録を出した。

1秒も速くなった子が3人もいる。
体育に苦手意識があった子が8秒台を出し、「人生で初めて8秒台を出せた!」と泣きそうになりながら喜んでいた。
トップタイムの男子は走るたびに自己新記録を出し、このまま秋の連合運動会まで練習を続ければ50m6秒台前半のタイムも夢ではないと思える。

大げさな言葉だが、「今ここで奇跡が起こっている!」と私は感じていたし、子ども達も感じていた。

「1回しか測らないよ。」
と言ってから走り出したのに、次々と記録が出るので、子ども達から、
「もう1回走らせて!」
というアンコールの声があがる。
2回目にもさらに記録を更新する子が出る。再びアンコールの声。
希望する子だけ3回目を走らせる。


私の頭の中にこんな言葉が浮かんだ。
『授業はライブだ。プロ歌手のライブと同じだ。素晴らしい授業ができた時は“アンコール”の声がかかるんだ。このアンコールの感動をみんなで味わうために授業研究をするんだ。』


何気なく本屋で手にした『ポン・ピュン・ラン』の本。一応買っておくかと購入したものの、机の上にしばらく“つんどく”状態だった本。運動会シーズンを前に開く気になったこともセレンディピティだったに違いない。

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2時間で足が速くなる!―日本記録を量産する新走法 ポン・ピュン・ランの秘密
川本 和久
ダイヤモンド社

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【マインドマップ実践例】 6年国語「生き物はつながりの中に」

6年生国語の教材に「生き物はつながりの中に」という説明文がある。筆者の中村桂子先生は私も尊敬している方で、文中に優しさがあふれていて嬉しくなる。読んでいて、この教材を教えたいなぁと感じる著作である。


教材文は、本物の犬とロボットの犬では何がちがうのか?という対比をさせながら、本物の生き物は空気といい食物や水といい、外から内へ何かを取り入れてそれを変化させ、自らの血肉としていくことで他の生き物のとつながりがある。ロボットにはそれはできない。

また、生まれ方も本物は親から生まれ、それが何代も続いているつながりのある生命体だが、ロボットは人間に作られる。

ロボットはコピーをいくらでも作ることができるが、本物はアイデンティティーというものがある。コピーを作ることは絶対にできない。たとえコピーを作ったとしても、環境の力で他のものに変化していくのが生き物だから。

筆者は最後にこうまとめている。

「あなたは、かけがえのない存在なのです。」

「自分を大切にすることと他を大切にすることは同じことだいう気持ちになりませんか」

「あなたが生き物であることは、すてきなことだと思えてきませんか。」



すてきな文章を書ける人は、心もすてきだと思いませんか?
私はそう思うので、中村桂子先生のこともぜひ知ってほしい。


BRH(生命誌研究所)「中村桂子のちょっと一言」

Wikipedia検索「中村桂子」

宇宙航空研究開発機構「生命誌から見た宇宙」中村桂子さんへのインタビュー記事

中村桂子先生講演録「21世紀は生命の時代」(財団法人塩事業センター主催)



さて、この教材で学んだこどもたちは、見事にマインドマップをかき上げた。
本当は「マインドマップ」ばかりやっていてもいけないと思っていたので、ちがう教え方をしようと教材研究をしたのだが、教材文を読めば読むほど、「これはマインドマップを使った方が絶対に良い授業になる。間違いない!」と判断した。


画像は、学習のまとめに「自分とのつながり」というテーマでかかせたマインドマップの一例である。
この子はこのマップで「家族とのつながり」というブランチをかいている時に、
「は~・・・泣きそうになってくる・・・」
とつぶやいていた。

そのつぶやきが私の耳から離れない。

尊敬する中村先生の教材文を通して「家族に感謝する心」を耕してくれた。


ほかの子のマップの中にもこんな言葉が見つかる。



「無いと死んでしまうほど困るもの・・・友達」

「家族のことを考えていたら、世界中の人々もみんな家族だと気づいた」

「サッカーをやるにしてもたくさんの人のつながりの中でやれている」

「自分が映画好きなのは、親子三代、おじいちゃんからお父さん、そして僕まで受け継いできたものだと分かった。」

「ペンにしても、だれかが考えてくれたから私たちが使えるんだ。」

「お母さんは私を産んでくれた。私にやさしくしてくれるのはなぜ?と自分に質問したら、私を愛して大切にしてくれているからだと気づいた。」

「食料や水もなかったら死んでしまう。だれかが私のところに届けてくれるから死なないですむんだ。」



たくさんたくさん、気づいているこどもたち。
授業中にかき切れなかったあと3分の2の子たちが来週持ってきたら、もっとすごい学習の広がりを見せていくことになるだろうな。


今週、来日していたトニー・ブサン氏の言葉・・・
『ノー!リミット!』
今回の授業・・・一歩だけ近づけたかなぁ???

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子どもの声「嬉しくて泣きそうになった」・・・ポン・ピュン・ランの成果

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福島大学陸上部・短距離走の走法である「ポン・ピュン・ラン」の指導を通して、念願だった自分のタイムを達成した我がクラスの子が、朝の1分間スピーチで感動的な話をしてくれた。
本人の了解を取れたので、ここで紹介したい。



この前の体育の事について話します。
今回の体育は、50m走を速く走るための、ポンピュンランという事をしました。
まず、ぼくとKさんとIさんとE君が実験だいとして、階段をかけおりる実験をしました。
何も言われずにふつうに走りおりたら、ぼくは最初3.76秒でしたが、2回目に、井上先生に「頭をつまさきより前に出して走る事」を教えてもらって、もう一度走ったら、ぼくは約0.5秒もタイムを縮めることができました。

今回教えてもらった事は、最初の10mは重心を前にして走り、それから40mくらいまでは背中を起こして、歩幅を広げて走り、そして最後まで全力で走る事が大事だそうです。

授業直後、一人で特別に50m走のタイムを測らせてもらったら、なんと9.97秒でした。
人生で初めての10秒より速く50mを走りきれました。
うれしくて泣きそうになりました。
今回教えてもらった事の効果がすごく実感できました。




今日の体育では、いよいよ「ポン・ピュン・ラン」のメインエッセンスを教えた。

「ポン」の足の出し方と、「ピュン」と後ろ足を抜いていく感覚、腕の働きは「遠心力」を増やすことで身体の動きを倍加させるためにあるので、肘の角度に気をつけながら縦に「ブンブン」振ることが大事であるなど。
子ども達からこんな言葉も飛び出す。
「あ~!そうか!バケツに入っている水も回すと遠心力でこぼれないのと同じですね!」
「そうか!それだけの力が遠心力にはあるんだね!」
気づいたらもう元には戻れない。
気づきが続けば学習が強化されて楽しくて楽しくてしかたがない状態になる。

盛り上がる授業に、学校公開で授業参観していたお母さん達も思わず手を振って試していた(笑・・・興味を持っていただいてありがとうございます。)


さて、小学校の体育できちんと「走り方」を教わるということは、かなり珍しいことだと私は把握している。「思い切り走りなさい」とか「最後まで走りきりなさい」という精神論的指導があるか、技術的な指導があっても「足を上げなさい」「腕を振りなさい」程度であることがほとんどではないだろうか。

今回、きちんと科学的な根拠を説明しながら「走り方の指導」をした結果、授業中に30分くらい走り続けるというハードな授業をしたにもかかわらず、授業の後の子どもたちは、すごく楽しそうに笑っていた。全員が「自分のベストタイムが出る!」という確信を持っていた。走りたくて走りたくてたまらないという雰囲気に満ちていた。

学習したことで自分の隠れていた力を発見できた喜びは、何ものにも代え難い「心の宝」として子ども達の中にきっと刻まれたであろう。
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第三支部 決勝大会の結果

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本日行いました、東京第三支部決勝大会の結果は次の通りです。

1位:ひまわりクラブ
2位:ジュニアファイターズ
3位:三大小ジュニア
4位:東雲ドルフィンズ
5位:鹿骨ジュニア
6位:南葛西スリーファイヤーズ
7位:松江小
8位:みなみクラブ
9位:平井ジュニア
10位:辰巳ジャンプ
11位:上小岩ジュニア
12位:三砂ジュニア


6位までが6月に行われる東京都大会に出場します。




辰巳ジャンプは教育大会の14位から4つ順位を上げられたことで、子どもたちに良い評価をしてあげたいと思います。

特に今日は2つのことに気づいた途端、完全にゾーンに入り、21‐3で勝つという、今年のチームの最高記録を出しました。

その気づきとは、「思い切り走る」「声を出す」というなんでもないこと。
ですが、これまで頭では理解していても行動に結びつかなかった。

本気でこの2つにチャレンジし、身体で表現できた時、100%の力を出すことができました。

独学でちょっとだけ学んだNLPの手法を使って指導してみたのですが、すぐに効果が現れましたね~(笑)。


また次の機会に向けてたくさんの「指導法の引き出し」を作って、子どもたちの力を伸ばしていきたいと思います。
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大賞受賞!!! 第1回マインドマップコンテスト ドラマのあるマインドマップ部門

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本日、九段会館で行われたトニー・ブザン「教育カンファレンス」の席上で、第1回マインドマップコンテストの発表式が行われ、辰巳ジャンプのセッターのかいたマインドマップが「ドラマのあるマインドマップ部門」で見事に『大賞』に輝きました!
関係者の皆様、本当にありがとうございました。

本人と監督の私は全日本バレーボール小学生大会の江東区予選に出場中だったので、代理でお父さんが賞を受け取ってきてくれました。

授賞式の際には、辰巳ジャンプの練習風景も映像で紹介されてたようで、光栄に思います。

下の写真が大賞受賞のマインドマップです。
試合に向けて初めてかいたマインドマップ。最高のメンタルトレーニングとなって、思い通りの試合をすることができたことが大賞受賞の理由でしょうか?

これだけ大きな賞をいただいたわけなので、これまで以上に練習に励んでたくさん勝てるチームにならないといけませんね。

私も夜の懇親会に参加し、なんとなんとトニー・ブザン氏本人とお会いすることができました。

学ぶことをすべて学んでから学び方を学ぶのか?
学び方を学んだ後にすべてのことを学んでいくのか?

我々は、後者の道を選んで進んでいこうという呼びかけに、これからの時代を切り開いていくだけの、参加しているインストラクターやフェローのパワーを集約していったような熱気あふれる懇親会となりました。

私自身、コンテスト大賞受賞を指導した教育フェローとして、新時代の教育改革を目指し、日本発全世界へ向けて、新しい教育の姿・可能性を示していきたいと思います。


この内容に関係のある記事


☆「教育大会」
「マインドマップでゲームプラニング」
「マインドマップ親子セミナー」
「バレーボール個別課題のマインドマップ」
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全日本バレーボール小学生大会 江東区予選

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本日、全国大会まで続く大会である「全日本バレーボール小学生大会」の江東区予選を行い、順位が確定した。

都大会シード 大島中央

(江東区)
1位 ジュニアファイターズ
2位 三大小ジュニア
3位 東雲ドルフィンズ
4位 辰巳ジャンプ
5位 三砂ジュニア
6位 数矢小同好会
7位 二砂小VC
8位 五大小ロビンズ

明日の支部決勝大会には1位から5位までが進み、江戸川区の7チームと合わせた全12チームで6位までの出場権を争う。

体育館が使えるようになり、今年の練習を始めてからわずか1ヶ月しかたっていない辰巳ジャンプも、だんだんバレーボールらしくなってきた。それでもまだまだ練習不足の影響は強く、上位チームのようには足を動かせない。

明日は奇跡が起こることを期待している。
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ポン・ピュン・ランでタイム短縮した子の作文

昨日の「ポン・ピュン・ラン」の指導でタイム短縮した子が喜びの作文を書いてきたので、本人の了解を得て掲載する。


「自信がついたポン・ピュン・ラン」

ぼくは今日の体育の授業で、50m走が9秒台になりました。

まず、それまでの事を話します。
ぼくは5年生までずっと10秒台で、6年生になっての1回目でも10秒台でした。それで学校で書いたマインドマップに「9秒台になりたい」と書いておきました。

そして今日の体育では、まずプールの入り口の階段を一段もぬかさないで、どれだけ早くおりられるかというのをやりました。最初はふつうにおりたら、タイムは3秒68でした。そして井上先生から教えてもらったやり方で何回かやって、最後は2秒68。なんと1秒も縮まりました。

次は10m走をやって2.50でした。


そして次はいよいよ50m走をやることになりました。

先生は、
「スタートで背を低くして、じょじょに上げると速くなる。」
と言っていました。ぼくのお父さんも、
「風のていこうを受けておそくなるぞ~、それで最初は低くしてじょじょに上げろ。」
と言っていました。だから、ぼくの番が来て、もう60mぐらい走る勢いで走りました。結果は9.76秒でした。とてもうれしかったです。

自信がついたので、あと0.1秒でもいいから、またちぢめたいです。

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「ポン・ピュン・ラン」で壁を破った子

福島大学陸上部監督の川本和久先生が2月28日に発刊したばかりの本がある。

『2時間で足が速くなる!』
日本記録を量産する新走法
ポン・ピュン・ランの秘密

という本である。


運動会シーズンに入り、担任している子どもたちが少しでも走ることに科学してほしいと思ったので、この最新トレーニング方法を小学生レベルに落として体育の授業で取り組んでみた。

結論から書くと、我がクラスの中でどうしても50メートル走・10秒の壁を切ることができなかった2人が、一気に9秒台に突入した!!!

指導していた自分がビックリした。

本人たちももちろん大喜びであった。



タイムを聞いた瞬間のM君の言葉
「やった~っ!僕の目標マインドマップに“9秒台で走れるようになる”って書いてあったんだ!本当に走れた!やった!やったよ!」

もう一人のY君は、このところ運動面でも自分自身に負けない気持ちを持ち始めていた。やる気は十分。しかし時には12秒を超えてしまう時もあり、きっとプライドが傷ついていたことだろう。それが一気に9秒台突入である。これまたタイムを聞いた時の周りにいた子どもたちの驚きは文字にできないほどである。


1時間の授業では、スタートの方法とメンタルトレーニングしかできず、一番大事な「ポン・ピュン・ラン」は考え方だけ教えて、実際には練習できていない。

・・・にもかかわらずである。

走ることがあまり得意ではなかった2人が、「9秒台になった!!!」と大喜びしている姿を見て、教えてあげて本当に良かったという思いがこみ上げてきた。
また反対に、これまで走り方を科学的に教えてあげられなかった自分の教育技術を反省もした。

それにしても、やはりいろいろ考えているよりも、まずはやってみることが大事だ。

これで確かな手応えを得たので、もう一度「ポン・ピュン・ラン」の指導方法を勉強し直して小学校の授業用にアレンジし、全員のタイムを0.5秒は縮めたい。


紹介した二人だけでなく、今日は他にやったトレーニングで全員がタイムを縮めた。「階段を一段ずつ駆け下りる」トレーニング。これにもタイムを縮める方法があり、今日は100%の成果である。つまり全員がタイムを縮めたのである。

走るたびに縮まるタイムに、子どもたちから「また走らせて!」「もう一回!!」という声があがる。たった20段くらいの階段で、距離にして10メートル。そんな短い距離なのに、2秒もタイムを短縮した子もいた。

ドーパミン出まくりの空気に包まれていくことを私は実感していた。


こんなに簡単に短距離走のタイムを縮められるなんて!
世の中にはすごいことを編み出す方がいるものだ。

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小学生がかいた「脳活性術スペシャル」のマインドマップ

ゴールデンウイークが明けて、子ども達はきっと眠い目をこすりながら学校に来るだろうと予想していた私だった。しかしその予想に反して、なんとなんと、あのNHKプロフェッショナル・仕事の流儀「脳活性術スペシャル」で見た内容をマインドマップにかいてきた子がいました!(写真参照)

素晴らしいではないですか!!! 大拍手です!!!

それでは、マインドマップを見慣れていない方のために通訳をします。

*****************************

茂木健一郎さんの番組を楽しみに見ました。
茂木先生は、どんな仕事をしている人かというと、脳の研究をしている人です。他のみんなよりたくさん研究している人なのだと思います。
番組では東京大学の脳の研究会もありました。

脳についてのプロフェッショナルで、子ども達のやる気を引き出す育ての極意も教えていました。

クオリアというのを考えていて、その意味は、花であれば色や形、においなどの質感を脳がどのように美しいと感じるかということです。

脳は年をとると成長しないと思われていますが、脳をひんぱんに使うことで年をとってからも成長できるのです。
そのためには形から入るのではなく、とにかくむりやり何かを始めることが大事です。

記憶の方法も紹介してくれました。
記憶にはいちじてきに覚えている「短期記憶」と長い間覚えている「長期記憶」があります。茂木先生が紹介してくれた「つるの恩返し法」をやると、脳のいろいろなところが活性化します。
そのやり方は、五感を使います。
思いっ切り声を出して、何回も書き足す。何度も声に出してやると、短い時間でおぼえられる。
これは担任の井上先生もいってた~!
それからなまみの人と会話をしても頭に入りやすいそうです。

*****************************

よく書けていると思いませんか。
小学生ですよ!

きっとこのマインドマップをかきながら、番組の内容をしっかり理解できただろうと思います。

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第28回全日本バレーボール小学生大会 江東予選スタート

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今日から第28回全日本バレーボール小学生大会の予選がスタートした。

江東区予選の第1日目の結果は次の通り。

(Aグループ)
1位 ジュニアファイターズ
2位 東雲ドルフィンズ
3位 三砂ジュニア
4位 数矢小

(Bグループ)
1位 三大小
2位 辰巳ジャンプ
3位 二砂小
4位 五大小ロビンズ

これで辰巳ジャンプは江東区4位以内が決定。第3支部決勝大会に出場できることになった。教育大会では支部14位だったが、支部決勝の競技方法が変わったため、これで今回は12位以上が確定。都大会出場をねらうチャンスを得られたわけなので、次の試合では自分の力でプレーする積極果敢なバレーボールをしてほしい。
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