夢に歩み出した卒業生

今日は土曜日ですが、勤務校は学校公開の土曜参観日で授業がありました。
私の授業では、今日の中で準備に一番力を入れていなかった3時間目の「社会」で最も参観者が多かったので、少々困惑気味でした。反省しています。

さて、今日の話題は授業でがありません。卒業生が自らの夢に向かって一歩を踏み出したことを報告しにきてくれました。そのことを記事にします。

昨年、担任していた6年生井上学級のメンバーで、「マインドマップムーブメント」を起こし続けた子ども達の一人が、今日の学校公開で、わざわざ教室にあいさつに来てくれました。写真のマグカップを届けに来てくれたのです。

話を聞いてみると、アメリカにホームスティに行ったお土産だということでした。

これはですね、担任していた私としては、ものすごく感激したんですよ。
なぜなら、彼は卒業文集にこのように書いているのです。

「ぼくの将来の夢は映画俳優になる事です。
 俳優になったら、見ている人をドキドキさせるようなアクション映画に出たいです。そして、外国(アメリカ)の映画に出て、「ハリソンフォード」のような俳優になりたいです。なので中学校では、マインドマップをいっぱい使い、国語、数学など、しっかり勉強していきたいです。それに外国に行くので、特に英語に力を入れていきたいです。」

この「アファメーション卒業文集」の通り、着実に自分の夢に向かって進んでいる姿に接し、私はこれぞ「教師冥利に尽きる!!!」といった感激を味わえたわけです。


この「教師」という仕事は、未来に生きる少年少女達に、いかにして夢を与え、人生を豊かに生きていってもらえるか、それが最大の目標です。そして夢実現に向かって少しでも前進している姿を知れば、それは何ものにも変えがたい幸福感を感じられる。お金では買えない大事なものを教え子からもらえた時、すべての苦労は一瞬にして消えます。


井上学級卒業生の皆さん、中には30代の人もいますが、私も夢を追い続けますから、皆さんも一生涯、夢を追い求めていきましょう!!!
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

スーパーティーチャーになるために

今日、勤務校が授業を短縮したのは、お隣の浅間竪川小学校で理科教育の研究全国大会があったためでした。教員全員が、午後の講評と講演を聴きに行ったわけです。先生としてのお勉強ですね。

まず始めに、どんな発表会だったのかを少々。

研究テーマ「感じて学んで響き合う子ども」~言葉と体験を大切にした理科・生活科の授業~

授業参観は午前中だったので残念ながら見ることができませんでした。私たち教員が学べた箇所は、文部科学省初等中等教育局視学官である日置光久先生の講演です。
その内容を再現することもできるのですが、今回の題名とは外れてしまうので、気が向いたら別記事を立てて再現します。

************************

本題です。

「スーパーティーチャーになるために」
マインドマップ(R)フェローの皆さんは、ぜひともチャレンジしてほしいのです。こうした研究発表会を始め、講演を聴くときには『最前列ど真ん中でマインドマップを描きながら』ということに。

理由を書きます。

(1)ポジティブモードに自分を入れる
 最前列に座る人間は普通の人間ではありません。誰かに言われて無理に座らせられている「桜」の場合がほとんどです。だからこそ最前列中央に座るのです。そこは「自分の指定席」にしてしまうのです。これだけで一歩抜きん出たポジティブティーチャーになれます。

(2)余計な情報を遮断できる
 最前列でマインドマップをかくのですから、視界に入るのは講師の先生だけになります。少しでも後ろに座ると、他の聴衆が目に入ってきます。これが脳科学的には「余計な視覚情報」だと私は思っています。後ろにいると、時には隣の人が寝てしまい、それが気になってしまうこともありませんか。ささやき声も後方座席の方が多いはずです。後ろにいると、来賓の姿もけっこう気になるものです。
それらはすべて「余計な情報」です。遮断しましょう。

(3)“3%”に入ることに通じる
 世の中の成功者は“3%に入る”ということを意識している時代に入ってきました。ビジネス界でも政界でも、真に勝利する人間は3%しかいません。これはアメリカの大学で30年間追跡調査した信頼できる研究調査でも明らかになっていることです。最前列中央は3%どころか、その人1人しか座れない、最高に成功法則に則った場所であります。(笑)

(4)コミュニケーション能力が高まる
 最前列中央という場所は、壇上で話している講師しか目に入りません。すると不思議なことに講師とのコミュニケーションが生まれるのです。しかも一生懸命に絵(マインドマップ)を描いている。嫌でも講師の目に入ります。きっとお話をしながら様々なことを考えてくれることでしょう。もしかしたらお帰りにマインドマップの本を手にしてくれるかもしれませんね(笑)
 それだけでなく、目の前に講師がいるのですから、私たちフェローとしても、自分がセミナーを開くときの参考になることがたくさんあるのですよ。

(5)自己満足感~自己達成感~自己肯定感を上げる
 最前列に座ることじたい、変な人です(笑)。でもね、いいじゃないですか、変だから「スーパーティーチャー」になれるんです。変じゃなかったら「ナチュラルティーチャー(普通の先生)」じゃないですか。
 要するに、わざわざ貴重な時間を使って参加しているのですから、ご睡眠の時間にしてしまったらもったいない、もったいない。この貴重な2時間を「自分の時間にする!!!」という心構えが大事なのです。

*********************

私と一緒に講演会に行ってしまうと、「ほら、行くよ!最前列!」となってしまうので、かわいそうに同僚の二人も最前列に並びました。最前列は私の学校の3人だけ!!!
日置先生の講演は私たち3人のためにあったようなものかな?????

終了後に気づいたのですが、前の方に座っていたのは各校の「校長先生」ばかりだったようで・・・・・ヒェ~!

でもでも、黙々とマインドマップをかき続ける3人の姿に、他校の校長先生から「君たち、素晴らしいね!感心したよ!」というお褒めの言葉も頂きました。

「理科」で何を教えるか―これからの理科教育論 (シリーズ日本型理科教育)
日置 光久
東洋館出版社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

前向きな生き方をするための良い習慣を考える 【マインドマップ・ポジティブ思考ワーク】

先週の『“できない”と言ってしまうのはなぜ?????』という授業に続いて、今日は
『良い習慣にはどのようなものがあるか?』
というワークを行いました。


5分間で「良い習慣」と思えることを、個人作業で思いつく限り書き出し、残りの時間は意見を出し続けることになります。この展開でまとめていくと、“意見が止まらない状態”になります。

先週同様、授業者の私はマインドマップで書記に徹するだけ。ご指名もする必要がありません。子ども達がクッシュボールのリレーで次々と発表者を決めてくれるので、とにかくそのスピードに書記の私が追いつけない。毎回、そんな授業になっています。


意見を広げていくだけで時間が足りなくなってしまいましたので、このまとめの文章はブログに出すことにしました。

********************

井上学級が考えた『前向きな生き方をするための良い習慣』とは!

(1)あいさつについて
  ◎いつも元気な声であいさつ
  ◎友だち、親、先生など、誰に対してもさわやかなあいさつ
  ◎はっきり聞こえる声であいさつ
  ◎相手の目を見てあいさつ
  ◎ご近所の方にもしっかりあいさつ
  ◎落ち込んだ気持ちも切り換えてあいさつ
  ◎心が伝わるようにあいさつ

(2)食の習慣
  ◎三食しっかり食べる習慣
  ◎嫌いな物でも食べようとする習慣
  ◎しっかりかむ習慣
  ◎「いただきます」「ごちそうさま」を必ず言う習慣

(3)心構えとして
  ◎自分は必ずできると信じる心
  ◎できた自分をイメージトレーニング
  ◎どんなことでもあきらめない気持ち
  ◎何でも一生懸命やる習慣
  ◎チャレンジ精神
  ◎いつも目標を意識すること
  ◎人の悪口は言わない心構え
  ◎良い言葉を使おうとする意識
  ◎ダラダラ行動せず、テキパキ、サッサと行動
  ◎常にプラス思考で
  ◎マイナスなことを引きずらない、クヨクヨしないこと
  ◎小さなことでも、できた自分をほめること
  ◎最高学年だという意識を持つこと

(4)自立に向けて
  ◎家でも学ぶ、一人でも学ぶ
  ◎やるべき時に私語を話したりしない

(5)健康について
  ◎運動を心がけて体を鍛える
  ◎排便もリズム正しく整える

(6)協力する心
  ◎進んで人を手伝う
  ◎責任を感じて手伝う
  ◎人に役立つこと
  ◎みんなのことを考える
  ◎人を助けることを考える
  ◎約束を守る姿勢は自分も助ける

(7)計画性
  ◎早寝早起きを心がける
  ◎起きる時間に自分で時計をセットする
  ◎時は金なり、時間を大切にする
  ◎本当に必要なものだけを買い、いらないものに手を出さない

*******************

これを実行できたらすごい人間になれますね。

ポジティブ思考ワーク、次回は『目標を達成したらどんな人間になれるのか?』をテーマにして考え合います。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

受験勉強にもマインドマップ

少々多忙だったため、2日間のブログ空白期間がありました。今日から復活します。

現在、井上学級では4冊のノートを交換日記形式で回覧しています。ねらいは「アナログの文字の良さを感じながら、お互いのことを深く知り合う」ということです。始めた時には「嫌がって書かないかなぁ・・・」と心配していましたが、私の予想に反して、子ども達はけっこう楽しみにしているみたいです。

その中で、勉強にマインドマップをうまく使った日記がありましたので紹介します。

****************

【ハンドルネーム「きさらぎ」さんの文章です】

今日は、学校から帰ってきて塾に行くまでに少し時間があったので、日能研が出版している「メモリーチェック」という問題集を解きました。私は社会の歴史があまり得意ではないので、歴史を中心にやりました。室町時代と鎌倉時代の事をマインドマップにまとめました。マインドマップを書き終わり、問題を解くとスラスラ解けたので、やっぱりマインドマップはすごいんだなぁと感心しました。
またマインドマップで色々な事をまとめてみたくなりました。

****************

東京大学受験をテーマにしたマンガ『ドラゴン桜』には「メモリアルマップ」という名称でマインドマップのことが紹介されているくらい、受験勉強には役に立つのがマインドマップです。
何しろ課題が整理しやすいですし、記憶にも残りやすいのですから、マインドマップで勉強すれば、他の受験生より抜け出ていくことができるはずです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

東京都ベスト16に江東区の4チームが進出!

現在、東京新聞杯という小学生バレーボールの東京都大会が行われています。

江東区からは6チームが都大会に出場しています。
そのうち4チームが初日を勝ち上がりベスト16に入りました。

→東京新聞杯東京都大会の結果はこちら(PDFファイル)

10月31日にベスト8決定、11月3日に決勝戦までが行われます。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

神田昌典「全脳思考モデル」を授業に応用する 【メンタルリテラシー授業研究】

夜も遅いので、画像だけアップします。
皆さんのヒントになれば幸いです。

全脳思考については神田昌典さんの本を読んで下さい。

神田昌典が解説「全脳思考モデル」クイックバージョンその1


全脳思考
神田 昌典
ダイヤモンド社

このアイテムの詳細を見る
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

伝説のスピーチ 環境サミット@リオ

伝説のスピーチ 環境サミット@リオ


今日の読み聞かせで、保護者のAさんが読んで下さった、セヴァン・スズキさんの動画を再掲載します。
ぜひぜひご覧下さい。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

これからの国語教育と書くこと 【吉永幸司先生講演録マインドマップ】

落合第五小学校の研究発表会で講演をしてくださったのが、京都女子大学教授の吉永幸司先生でした。

「吉永幸司の国語教室 絆-365日」

私にとって、大変気づきの多い講演の中身でした。不勉強な私は、吉永先生のことを存じ上げていませんでした。しかし、今日の研究発表会に参加した最大の収穫は、吉永先生の講演を聴けたことでした。

いつものことですが、最前列中央に陣取り、マインドマップを書き続ける私。後ろの先生方はきっと「何もの???」と思っていたことでしょう。私、「マインドマップ(R)フェロー」でございます(笑)

こうして講演記録を最前列中央でマインドマップで取り始めて以来、1度も眠くなったことはありません。自分にとって貴重な1時間。無駄にしたくない。何か掴んで帰りたいという思いが常にあります。このモチベーションの高さ、まったくをもってマインドマップ効果以外の何ものでもありません。


さて、吉永先生のお話はすべてが大事なものだったわけですが、全部再現すると膨大な記事になってしまうので、箇条書きで記録しておきたいと思います。

*国語の授業に力を入れると子どもが良く変わる。子どもが変わると学級が変わる。学級が変わると学校が変わる。

*国語の授業は学習指導要領にある通り、「適切に表現する」「適切な言葉遣いで話す」「相手や目的に応じて,適切に書く」「その場の状況や目的に応じた適切な音量や速さで話す」ということが本当にできていれば何も問題はない。

*「話す」ということを目的としている国語の授業なのに、教師ばかりが話していて、子ども達は5時間の授業で通算3分しか話さなかったというようなことが国語の授業にはある。これを体育に置き換えると何が問題なのかが分かりやすい。バスケットボールの授業を5時間やったとして、教師の説明が1時間、ルールや作戦を学ぶのが1時間、チームを決めて作戦を立てるのに1時間、準備に1時間、そして本番の試合が3分間なんていう授業をしたら、「先生、体育やっていないじゃん」と言われる。国語の場合はなんとなく授業が成り立っている錯覚におちいる。「話す」授業なのに、「先生、全然話させてもらえないじゃん」と子ども達が無言で言っていると思った方が良い。(書くこと、読むことも同様かと私は感じました。)

*国語の授業では、必ず「書く」「読む」という活動を入れた方が良い。「話し合う」ということは日常生活で鍛える。国語授業のあいまいさを廃し、計画的に子ども達の力を鍛えていくことが必要である。

「国語授業の三原則」
①勉強嫌いを作らない。
②声は大きくはっきりと。
③ノートはきれいに書く習慣を身につけさせる。

「現任校で徹底していること」
①あいさつはさわやかにていねいに
②名前は「さん」づけで呼ばせる。これを徹底するだけで学校は穏やかになる。
③学校では丁寧語で話すように指導する。
④学校作りは1年生から。1年生に全力指導を入れて「うちの学校はこういう学校なんだ」と認識させること。1年生に力を入れてから4年間もたてば、そういう影響が全校レベルで顕れてくる。


*作文には、書いた子の全霊からの訴えがこめられている。子ども達は真剣に作文を書いてくる。教師はその思いを軽く見てはいけない。真剣に応えなくてはならない。

*国語の教育実践を深めていくと学校が豊かになる。怪我をする児童が減ったというデータもある。



画像のマインドマップは、私が吉永先生の話を聞きながら、その場で描いていたものです。見て頂ければ、いかに貴重な話と受け止めたかイメージが伝わると思いますが、いかがでしょうか???


担任する6年生の子ども達には、午後の2時間も自習をしてもらう中での研究発表会参加でした。ご協力ありがとうございました。6年生の皆さんにお返しができるだけの学びを得てきました。今後の井上の授業がちょっと変わると思います。

それにしても楽しいですよ、学ぶってことは!!!
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

これからの国語教育と書くこと (落合第五小・研究発表会に参加して)

今日は担任する子ども達には、午後の2時間、自習で頑張ってもらい、私は昼食も取らずに「新宿区立落合第五小学校」の研究発表会に参加させていただきました。

この学校は新宿区教育委員会の研究指定を受けて、国語の「書く」という指導に関して平成20年、21年と2年間研究を進めてきたそうです。研究テーマは「書きたい!書けたぞ! ~意欲が増し、どの子も書ける指導の工夫~」です。

なぜ私が他区の研究発表に出向いたのかというと、理由はこちらの記事に書いてあります。

研究主任になった教育実習生


昔、全力育成した後輩の教員が、研究の中心になって活躍している。それを応援したい。それが研究発表会に参加した私の本音です。

その後輩の授業を見せて頂きました。

落合第五小学校で、子ども達が書くことを楽しむために取られた工夫が以下の10項目です。

①指導の焦点化
②語句・語彙を増やす時間の確保
③書くことの活用
④文章表現過程に即したねらいの明確化
⑤書きたくなるような題材設定
⑥相手意識・目的意識の明確化
⑦文例提示の工夫
⑧付箋の活用
⑨用紙の形式の工夫
⑩修正の仕方の工夫


この10点の中で、私自身の指導にも取り入れていることがあります。

①指導の焦点化
 1時間の授業で「どんな力を身につけるのか」を明確に示すように努力している。「ゴール意識」というものです。

③書くことの活用
 私の場合はブログに書かせることで、「学校の学習財産になる」という活用の仕方をしています。第五小学校では他の教科に役立つ意義付けをしているようです。

⑥相手意識・目的意識の明確化
 第五小学校では友だちに伝えるとか、下級生に伝えるという形で「相手意識」を持たせています。私はこの相手意識のことを「外部意識」という言葉に置き換えています。人類65億人すべてが相手だというグローバルな意識を育てようと思っています。

⑧付箋の活用
 元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏は、ご自分のオフィスで「付箋」と「マインドマップ」を活用されています。「付箋」は思考と文章校正には必需品だと私は思っています。
 ちなみに私が本を読むと、その本は付箋だらけになります。一昨日、付箋だらけの私の本を6年生の子ども達が目にして、非常に興味深く見ていました。「井上式読書法」を子ども達に教えちゃいましょうかねぇ(笑)

***********************

さて、6年担任、私の後輩のK先生は、「わが街の自慢を紹介しよう ~アドマチック中井・落合~」という単元を独自教材として立ち上げ、以下の視点で指導を重ねてきたそうです。

授業を見せて頂き、ここでは良かった点と反省点を書いておきましょうか。

【良かった点】
①今日の授業は「街の自慢を紹介する」という授業でしたが、全員が自分なりの自慢を紹介することができた。
②クラスの友だちに紹介するという相手意識が育っていた。
③書いている文章は、文例を十分参考にしており、紹介する理由を「4つあります」という前置きをしてから話していたので聞きやすかった。
④「アドマチック中井・落合」という題名の通り、書きたくなるような題材設定はできていた。
⑤付箋を使って感想や意見を書こうという意欲が見られた。

【反省点】
①研究発表会の本番であったことで、担任の「緊張しているね」という言葉かけが10回以上もあり、実はその言葉かけが緊張を増強していた。
②授業の中身を欲張り、本来ならば2時間はかかるであろう内容を1時間で行ったところに無理があった。
③授業を急ぐあまり、主活動である「付箋を使った交流」をしていく時間がなくなってしまった。そして付箋をゆっくり書く時間がなくなっていた。
④文章の書き方の良さを見つけることが課題なのか、発表者の話し方の良さを見つけることがねらいなのか、子ども達は把握できなかった。
⑤本時の活動のメインとも言える「自己評価活動」をする時間がなくなってしまった。


授業を見ていない方には、ほとんど理解できない文章になってしまい、申し訳ありません。完全に私個人の日記、授業観察記録になってしまっています。




文章が長くなってしまいました。
しかし、今日の発表会で講演をしてくださった京都女子大学教授の吉永幸司先生のお話が大変素晴らしい内容だったので、記事を新しく起こします。

ぜひご一読くださいませ。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

苦しんでいます・・・

11月末に学芸会があります。

担任二人としては、この大きな行事を通して、子ども達にさらに大きく成長してほしいと心の底から願っています。

どんな劇を演じさせたら良いのだろうか?
少しでも良い思い出を作ってもらいたい。
そのために6月の「日生劇場演劇鑑賞教室」に申し込み、日生劇場さんや劇団四季さんの御好意で、『エルコスの祈り』という劇を鑑賞してもらったりしました。


担任二人はギリギリまで悩みに悩んで、子ども達に「この台本でいきたい」と提案しました。ところが子ども達の反応が今ひとつ。やりたくないというのではありません。どうも子ども達の心にフィットしないようなのです。

これは困りました。


現時点でも、どうしたら子ども達が生き生きと活動する演劇を提案できるか迷っています。

大上段に「この劇をやるんだ。」と押し切れば良いのかもしれませんが、私たちはそういうことはしたくないわけです。子ども達も担任も納得の上で取り組みたい。





このブログは毎日、前向きなことしか書かないようにしているのですが、今日は我ながら珍しく、お悩み記事になりました。

でもですね、それだけ6年生の子ども達が成長してくれたことは確かなんですね。

それに応えてあげたいわけなのです。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

職場の先生有志で考えた「スーパー小学生イメージ」 【グループマインドマップ】

画像のように、すごいマインドマップができあがりました!!!

10月9日に学校の教員有志で「グループマインドマップ」の勉強緒をしたときに作っていったものが画像のマインドマップです。

(参照記事)
モジャ先生のブログ記事「スーパー小学生」

これに関しては解説はあえてしないことにします。画像を見てもらって、このマインドマップの素晴らしさを感じていただければ幸いです。


完成したものを職員室に持っていくと、「学校の一番目立つところに貼ろう!」という話になり、一番人通りの多い場所に、作成者みんなで貼ってしまいました。



模造紙4枚文の巨大なマインドマップですから目立つこと目立つこと。

見るたびにワクワクします。

学校の子ども達!
みんなここに描かれているような「スーパー小学生」に育つことでしょう!
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

やりもしないのに「できない」というのはなぜか??? 【授業のマインドマップ】

今、我がクラスの道徳では『ポジティブ思考ワーク』と称して、私が指導プログラムを試行錯誤しながら、子ども達を鍛えています。

今日の授業で行ったテーマです。

「多くの人は、行動をしてもいない、やってもいないのに最初から『できない』とか、『無理~』とか言ってしまうのはなぜなのか?」

少々時間が無かったので、たった5分間の「速射マップ」で子ども達は自分の考えをまとめ、その後次々に意見を出してもらいながら、15分間でグループマインドマップに仕上げていきました。(画像参照)


ここに出てきた子ども達の意見が素晴らしい!!!!!
私はな~んにも言わずに、書記に徹していたのですが、次に書くような意見が飛び出し続けました。



『“できない”と言ってしまうのはなぜ?????』

・勉強が難しいという先入観がある。
・単なる印象だけで「できない」と決めてつけている。
・最初からあきらめている。
・最初から「できない」と決めつけている。
・無意識に「できない」と感じている。
・これまでの経験から「できない」と感じている。
・自分にはそんな「可能性」はないと思いこんでいる。
・「自分は負け組だ」と思いこんでいる。
・「できないこと」を想像してやめてしまう。
・自分で勝手に限界を作っている。
・自分に自信がない。これまでの経験がカベとなってそう思わせている。
・自分の力を信じることから目をつぶっている。
・自分の力に自分でストップをかけている。
・失敗を拒否して、ネガティブな心が起こってしまう。
・最初から「つまらない」「めんどくさい」と思いこんでいる。
・最初から失敗を恐れて何もしない。
・いろいろな理由をつけて挑戦しない。
・「できない」という人の言葉は、周りの人たちにも悪い影響を与える。
・人と比べて自分はできないと思いこんでいる。
・「できない」とか「無理」という言葉が口癖になっている。習慣化されている。
・周りの人を気にして挑戦しなくなる。
・周りの人の言葉や行動にに流される。「ミラーニューロンだ!」
・周りの人に合わせないと不安なるため、自分も「できない」と言ってしまう。


【まとめ】
☆「できない」と言う人は、本当はできるのに行動を起こさないから“できない”のだ!



この授業をやっていて、私が心底驚いたのは、『自分力』という言葉が子ども達の中から出てきたことです。

実は、マインドマップ(R)フェロー第1期の「あらっち先生」と「鹿江先生」と私の3人で、『自分力』という概念を作り出して、人生を大きく開いていける人間を育てようと話し合っていた最中だったのです。


6年生の子ども達、恐るべし!!! です。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

原爆に反対するマインドマップ 【児童のマインドマップ】

今、私の学級では、11月5日に予定している校内の研究授業に向けて、戦争と平和のことを学んでいます。光村の教科書でいうと『平和のとりでを築く』という教材です。

教師が授業をするときに参考にしているマニュアル本“指導書”によると、この単元は教科書にある『平和のとりでを築く』という文章を読解するところから学習が始まります。その後の発展指導で私は私独自の教材を使って指導します。

その教材とは、ひとつ目がこちらです。

『第五福竜丸展示館 三尾館長さん 勤務最後のお話』

もうひとつは、広島平和文化センターが作成したビデオ『ヒロシマ 母たちの祈り』です。

この2つの資料に触れることで、戦争、なかんずく反核に関する意識を育て、平和への意識を強く心に刻んでおきたいと願って授業をしています。

第五福竜丸の資料は大変貴重なものなので、ぜひともご一読下さい。


この授業を受けて、我がクラスのK君(ハンドルネーム「ともだち」)は、私が指示もしていないのにマインドマップで原爆のことを描いてきました。それを見て私との会話がスタート!!!

「このマインドマップ、すごいね!」
「うん、なんかこれまでで一番かけたって感じがする。」
「じゃあね、先生の色鉛筆を貸してあげるから、このセントラルイメージに色をぬってみるといいよ。」
「じゃあ、やってみる!」

そうしてできたのが今回の画像にあるマインドマップです。

「ブログに載せる?」
と聞くと、
「ぜひ自分の名前入りで載せてほしい!」
と熱望してくれました。
さすがに本名は載せられないので、ハンドルネームにしてあります。

「ともだち」君は「せんそうは絶対にいけない!」「原爆は絶対にダメだとうったえるべきだ!」「平和はみんなのねがいだ!」と書いています。本当に良く描けています。

11月に向けて、『香取小こども情報局』に記事を書いていくことになりますが、「ともだち」君の書く記事をぜひ注目していてください。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

今日の『プロフェッショナル~仕事の流儀』をみましょう!!!

今晩10時からNHK総合テレビで放送される『プロフェッショナル~仕事の流儀』はみた方が良いようですよ。

「脳の老化をふっ飛ばせ!」というテーマで茂木健一郎先生の脳活性法スペシャルが放送されます。キーワードは「脳のアンチエイジング」です。そうです!そうです!脳の成長には終わりがないのです。年を重ねれば重ねるほど、“鍛え続ければ若返る”のが脳の特徴です。

私に入った情報によると、質問の1000本ノックの中で、茂木先生から、
「これまでの学校教育でやってこなかったことは、『学び方』を教えてこなかったこと。これからは『学び方のオーダーメイド』を考えていかなくちゃいけない。」
という言葉があったそうです。

興味深い発言ではないですか!!!
私たちマインドマップ(R)フェローが進めているメンタルリテラシー教育のことですね。

ぜったいに見なくちゃ!!!
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

すごい! 花やしきを貸し切り?!

今朝、学級のM君が明るい笑顔でマインドマップと作文を持ってきました。「先生、どんなもんだ!」と言わんばかりの雰囲気がありました。マップを見せてもらった瞬間、
「あっ!このセントラルイメージ、素晴らしいね!なになに???・・・オ~ッ!花やしきを貸し切りにしたんだっ!!!その楽しさが伝わってくるね! ブログで紹介してもいい?」
と話していた私。本人もそのつもりだったようですから、作文と一緒に紹介します。

***********************

ぼくは休みの日の夕方に、お父さんの会社で貸し切りになった花やしきに行きました。
最初にスリラーカーという乗り物に乗りました。音がうるさかったです。
次はビックリハウスに乗りました。ビックリハウスはその名のとおり、ハウスに乗ったらビックリするというハウスです。
最後に乗った乗り物はジェットコースターです。ジェットコースターに乗ったらドキドキしました。
たくさんの乗り物にただで乗れて、いろんなものを食べてよかったです。
最後に○×クイズで5000円券が当たって、たくさんおみやげを買いました。楽しかったです。

***********************

このM君、4月に担任した頃に比べたら、まるで別人のように「セルフエスティーム(自尊感情)」を高めています。私が言わなくても、何かあるとマインドマップで勉強をしてきます。「自ら学ぶ」姿勢が出てくれば人間は必ず向上します。

反対に、たとえ塾に通って勉強をしていても、誰かに「やらされてる」人は行き詰まってしまいます。特に受験勉強はそれが言えるわけです。

「自ら目標を立て、自ら挑戦する」

これが成長・成功へのキーポイントだと思います。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ