東京新聞杯について(キャプテンの練習日記より)

まず、ジュニファイ戦の第1セット。自分たちのセットポイントという大事な時に、私がサーブミスしてしまった。それはずっと悔いとして残ってしまう。この時にサービスエースだったら、都大会出場だった。これは本当に大反省。

そして馬込戦の第1セット。追い込まれた状態のサーブだったが、今までで一番強い気持ちで、一番の思い切りさで打ったら、練習でも打ったことのないサーブが何本か打てた。大四戦でもエースの2番からサービスエースをとることができた。これは本当に6年生最後の都大会チャンスで出せて良かったと思う。

そして今まで、大人の方々が、この試合の勝利を目標にする私たちの相手をしてくださった大四戦。大人の方々との練習の成果が出た。2-0の勝利だった。ジュニファイ戦で敗戦してしまって、後がなくなった矢口は、1セットも落とせないという本当に追い込まれた。それをみんなが自分にきびしくし、強気で試合の相手を攻めていったため、勝つことができた。

が、得失点差で大四にあと8点足りず、都大会をのがしてしまった。
泣いている人がいた。私は「君たちは都大会に出たみたいな試合をした。」という先生の話に、涙が出てきた。もちろん都大会に出られなかったことは悔しい。本当に今まで協力してくださった大人の方々、そして今まで指導してくださった先生に、感謝の気持ちでいっぱい。

私たちは都大会に出られなかった。でも、今日の試合でチームは今までで一番強い気持ちで戦うことができた。これは良い経験だった。追い込まれて、強い気持ちだったら勝てるということが分かった。この悔しい経験と、追い込みに勝った経験を、今後も記憶に残しておく。(6年キャプテン N.S)
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今の心境はこの当時に近い・・・何年ぶりの都大会出場という感覚

この記事は2012年10月14日のコピーです。
今の私の感覚は、この頃に近いと思い、コピーしました。


東京新聞杯第3支部予選最終日の今日、都大会出場チームの順位が決まりました。

1位 ジュニアファイターズ
2位 三砂ジュニア
3位 辰巳ジャンプVC
4位 ブルーライトニング
5位 渚ジュニア
6位 二砂小VC
7位 鹿骨ジュニア

辰巳ジャンプは1~4位リーグ。この最上位リーグに戻ってくるのに、なんと7年間もかかってしまいました。それでも、もう二度と支部1位決定リーグには行けないだろうと感じていた5年前のチーム解散の危機から立ち直り、ここまで来るのに時間はかかりましたが堂々の支部3位を勝ち取るチームになったことが本当に嬉しいです。この上位リーグはすでに都大会出場が決まっている4チームの試合ですから、妙なプレッシャーもなく、本当の意味でガチンコの実力勝負となりました。どのチームの子どもたちも持てる力をフルに発揮して試合をしますから、ベンチで指導していても、審判台で審判をしていても本当に楽しい6試合でした。「やられた!」と思ったスパイクをレシーバーがファインプレーで拾い上げて攻め返す試合の連続。会場がどよめくようなサーブやスパイク。子どもたちの全力プレーに、応援する大人が酔いしれる1日をすごさせてもらいました。


今日の試合で一番感じたのは、2位になった三砂さんと3位になった辰巳が、ファミマ杯で予選負けした悔しさを忘れずに、この夏、猛練習をしてチーム力アップしたこと。ファミマ杯支部10位の三砂、支部13位の辰巳が、支部2位、3位まで順位をあげたのですから、子どもたちのものすごい努力があったんだと心から讃えたい。


さて、今回の都大会は、初日に全チームが荒川総合スポーツセンターに集まり、開会式の入場行進をすることになっています。これがいいんですよね~! 子どもたちの晴れの姿を保護者の皆さん、目に焼き付けてくださいね!!! 参考までに私が大田区のチームを指導している時に初めて都大会に出た時の感動の日記を紹介します。(なんか今の辰巳ジャンプの状況と似ているかもしれません)



【ここから】

「こんなに嬉しいことがあったんだなぁ!」

平成11年6月。東京体育館。
小学生バレーボールを指導しはじめて6年目。
それまでの4年間連続で、東京都大会の出場切符を「あと1勝」というところで逃してきた。今その原因を振り返れば、ただただ私の指導能力がなかったことである。そのために嫌な思いをさせてしまった子ども達がたくさんいる。

平成11年6月。東京体育館。
私が辰巳小に異動して1年目のことだった。

その年は月・水・土曜日に、私は辰巳小の勤務が終るとすぐに大田区の池上にとんぼ返りして、「徳持JVC」という小学生バレーボールチームを指導していた。

そこには純粋に強くなりたいと練習している子ども達と、それを全力で支えてくれる保護者の方々が待っていてくれた。どんなことがあっても、練習の最後の10分間だけでも指導をしたいという思いだけで江東区から大田区までかけつけた。

実は転勤したばかりで受け持った5年生は41人学級。
初めての1学年1学級という状況に、四苦八苦していた中の挑戦であった。

今では理由をつけて異動を待ってもらうということができるようになったが、その時は「このバレーの子たちだけは徳持で指導しなくてはならないんです。」と何回校長に頼んでもダメだった。

腹を決めた。何が何でも都大会出場だ。



都大会出場を決めた試合が感動的だった。

第19回ライオンカップ。

予選である支部決勝大会に私は行くことができなかった。辰巳小の運動会と決勝大会がバッティングしたからだ。保護者に監督をお願いして、私は運動会の仕事をした。運動会どころではなかったのは言うまでもない。頭の中にあったのは、徳持JVCの子ども達が都大会の出場権を勝ち取ってほしいという気持ちだけだった。運動会の間、心の中でず~~~~っと祈っていた。

夕方、保護者代表さんから電話が入った。

「先生!(声が笑っている) 結果、どうだったと思います?(笑)・・・・・・・・」
なかなか教えてくれない。
「じらさないで教えてくださいよ。」
と私。
「知りたいですかぁ~?」
「どうだったんですかっ?!」
「先生っ!都大会、出られますよっ!」

本当に嬉しかった。
やっぱり苦労しなければ結果は出ないと思った。
私がいない中で、子ども達は本当に頑張ってくれたんだなと感謝した。


そして東京都大会。盛大な開会式。
私は東京体育館の2階の席から徳持っ子の堂々たる入場行進を目にした。一人一人が輝いていて、一生忘れられない一場面であった。
「俺はこの姿を見るために、苦労してきたんだなぁ・・・・・」
言葉にならない数々の思いがこみ上げてきて、涙を抑えられなかった。
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【返球率爆アゲ】サーブカットの基本はこの動画で習得!!

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【バレー教室】小学生のフローターサーブが激変!!

【バレー教室】小学生のフローターサーブが激変!!


この体育館、じつは第二辰巳小学校の体育館で、辰巳ジャンプの練習会場でした。
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卒業生のうれしい報告

今日の練習には、中学校の中間試験の前なのに、矢口卒業生で中2のH.Kさんが来て、Y中学校女子バレーボール部が新人戦のブロック大会に勝ち進んだことを報告してくれた。お母さまも一緒に来て、「Y中バレー部には応援横断幕もないので、新しく作ってあげようと思います。矢口タートルズの横断幕のサイズを知りたいので、見せてくれませんか。」ということでした。まずはブロック大会出場おめでとうと言っておきましょう。冬に練習試合をしてくれたY中学校新チームなので、できれば6年生といっしょにブロック大会に応援に行きたいと思うのですが、予定が合うでしょうかね?

Y中学校女子バレーボール部には、矢口タートルズだけでなく、近隣チームからメンバーが集まっています。そして最近の中学校の新しい取組として、顧問の先生だけでなく、部活動指導員という立場の職員が、バレーボール部を指導してくれています。そうした取組に成果が出てきたと言えるのでしょう。

実は私は校長の仕事の一つとして、区に作られた「中学校部活動・地域連携地域移行検討委員会」という会の小学校校長会代表として委員を委嘱されており、明日の夜も区役所での検討委員会に出席します。時代の変化に応じて、中学校の部活動も変わりつつあります。全国大会の実施の是非も問われています。おそらくこの流れは、そのうち小学生スポーツにも影響してくると私は見ています。
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完全復活と言えそうだ

9月1日に夏季大会の優勝を勝ち取った代償が大きく、正セッターの試合中の怪我や、ライトアタッカーの肩の故障もあり、東京新聞杯一次予選は、私から見たら50%の力も出せていない感じでした。矢口タートルズにとってラッキーだったのは、二次予選の10月6日まで3週間の余裕ができたことです。これで体調をもう一度、最高潮に戻すことができます。大会中なので、ふつうは他のチームと練習試合を組むのが常識といえますが、我々のチームは対外試合を組むよりも、チーム内で練習試合をした方が、より多くの子供たちが試合経験を積めるので、コツコツと部内練習を重ねていこうと思っています。何しろ、大人に入ってもらえば、同じレベルの2チームで接戦をすることができる。それで十分です。

今日は5年生のブロッカーが1枚ブロックで6年生エースのスパイクを止めるプレーが出て、大喜びしていましたね。ライバルの6年生ブロッカーも、チャンスボールを確実にブロック得点できています。昨年は残念ながらこういうプレーがなかったため勝てませんでした。今は違います。

さて、矢口では1年間の通算個人成績を取っていて、現在の総得点ランキングは次のようになっています。

1位 I.H 857点
2位 N.A 387点
3位 F.Y 381点
4位 T.H 308点
5位 N.S 215点
6位 T.A 141点
7位 I.A 105点
8位 O.R 99点
9位 O.M 75点

だいたいここまでがレギュラークラスと言ってよい点数を取っているのですが、一次予選では2位の子が負傷中で試合に出たり出なかったり。5位の子も怪我を押して試合出場だったため、サーブが絶不調。この2人が安心してプレーすることができれば、じつは夏季大会で優勝したチームよりも格段に得点力が上がる。二次予選が遅めの予定になったことも我がチームにとってすごく意味のあることなのです。神様が応援してくれていると思ってよいくらいの幸運です。
あと2回の土曜日練習で、攻守両面の細かいポイントをスキルアップさせ、何があっても最後は2点差で勝てるチームにしていきます。


次に、低学年の保護者の皆さんに感謝申し上げます。アンダー8大会への子供たちの出場を決意してくださり、ありがとうございました。右も左も分からないようなアンダー8チームですが、今の力で優勝を目指せると私は思っています。なぜならサーブが入るからです。そんなこと以上に、とても大事なことは、試合に出るということが子供たちの大きな、そして具体的な目標となり、技術も心も大きく成長できることです。低学年ですからチームワークのなんたるかも分かりませんし、うまくいかなくてケンカになることもあるでしょう。一生懸命ならその方がよい。目標に向けて頑張る中で生じてくる一つ一つの問題を解決していくことで、心を大きく育てることができるのです。親としては、子供の目の前の失敗に振り回されないようにね。大きな心で見守りましょう。

「心」という言葉が私の中から出てきたことに合わせて、かつて私は「心のバレー」を指導テーマにして取り組んでいた時期があったことを思い出しました。21年前、辰巳ジャンプが2月の教育大会、6月の全国大会都予選で、支部決勝で負けてしまった。その後、夏季大会優勝に続いて、東京新聞杯で都大会出場を勝ち取った時の、支部決勝直前練習後の日記の一文です。

【2003年10月7日の日記より】
練習の最後に一言の徹底事項。
「今日は次の言葉だけを頭に入れて帰りなさい。『戦いは、勝つと決めた方が必ず勝つ』この言葉を忘れずに、次の練習も頑張ってやろう。」
決戦を前にして、最大の武器は「心の強さ」である。これは私のモットーです。
「心のバレー」を目標にして挑戦してきた辰巳ジャンプでしたが、今こそ「心のバレー」を実現していくのだと私自身が決意し、辰巳っ子の最高のパフォーマンスを引き出していきたいと思います。


過去24年間の指導記録をこのブログに残してきた。
過去の自分に今の自分が支えられることがたくさんあります。
皆さんも自分自身の日記を残しておくと、まちがいなく未来の宝になりますよ。
超おすすめします。
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イノッチ車両では車酔いしない根拠データ

私の車には運転技能に点数をつけてくれる機能があります。写真のような表示です。5.0が最高点です。前後左右に車が揺れると減点され、スタート、ストップの時に乗り心地よい状態で走ることができると加点されるシステムです。左側が今回の運転成績、右側が過去10回の平均成績になります。10回中1回でも5.0より下になると、平均成績の最高点は出ません。しばらくぶりに右側の数字が5.0になったので、記念に写真を撮っておきました。これがイノッチ車両は人を車酔いさせない根拠になります。
さらに乗っている人の気晴らしになる仕組みを搭載しているため、よほどのことがないと重い車酔いにはなりません。
過去25年間くらいになるでしょうか。これまて車内でもどした人は、一人もいません。


さて、今日の練習は、体験入部の子がいましたので、子供たちの話し合いで、はじめに体育館かくれんぼをしました。なんと3年生2人が最後まで見つからず、鬼は大変でしたね。

次に思いついたのが、動く内容にトレーニングメニューを入れるドンジャンケンです。我ながらよく思いついたなと思える楽しいトレーニングになりました。
①ダッシュ ②サイドステップ ③バックステップ ④アザラシ ⑤両足ジャンプ ⑥ケンケンパ ⑦片足ジャンプ これを並んだ順にやりながらドンジャンケンをするルール。アザラシの順になった子はすこく大変なので、早く負けて次の両足ジャンプの子と交代したいのに、ジャンケンに勝ってしまって進まなくてはならず、結局35メートルくらいアザラシをしなくてはならないという過酷なゲームになっていました。見ているみんなは「負けたいのにまた勝っちゃったね!」と笑って見ている感じ。

次に昨日気づいて、どうすれば効果があるか考えた練習方法でゲーム練習をしました。

ネット系のスポーツ競技は、バレーボールの他に卓球、バドミントン、テニスなどがあります。これらのスポーツの中で、バレーボールだけ違うことがあります。それは主審の吹笛がないとサーブを打てないこと。他のネット競技は、競技者の判断でサーブを打ちます。例えば卓球の場合は、転がったボールを拾いに行く時から次のプレーの作戦を考えています。そしてサーブ前にボールを床についたり、台上で転がしたりしながら、相手の様子を観察し、どのコースに、どんな回転の、どんな長さで、どんな速さでサーブを打つか判断します。さらにはトスを投げた瞬間や、サーブを打つ瞬間に相手の動きを読めた場合、とっさにサーブを変えてエースを取りに行きます。このようなものすごく速くて正確な判断のくり返しが卓球です。バドミントンもそれに近いと思います。

ではバレーボールはどうか?
主審が吹笛しないとサーブの打てないので、卓球やバドミントンでやっているようなかけひきは弱い。また、ラインジャッジがインアウトの判定をしてくれるため、人によっては最後まで責任をもってボールを見ていないこともありえるのではないか。このようなことを考えて出した答えは、部内練習試合では、審判なしで試合をすることです。これによってサーブ時には、コート内の状況をよく見る習慣が伸びそうだ。ライン近くのボールをプレーヤー自らインアウト判定をしなくてはならないから、ボールが落ちるまでしっかり見る力が高まりそうだ。そうすれば相手のサーブやスパイクがアウトだった場合、確実にアウトと判断することができるようになるだろう。

こうして子どもたちに試合をやらせたところ、確かにライン際のボールへの集中力が高まった手応えがありました。都大会に勝ち抜くためには、こんな細かいことも必要なのです。最後の1本を取ることににこだわって、きめ細かい指導を積み上げましょう。
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兀兀地 非思量(こつこつち ひしりょう)

今日も矢口タートルズの子供たちは、自分たちでいろいろなことを試し、楽しそうに練習をしていました。
練習の最後に、6年生チーム対5年生中心の新チームの試合をやらせてみました。このところ5年生の成長が著しく、そのため夏季大会も優勝できましたし、東京新聞杯の選手層はとても厚くなりました。

さて、そんな練習中に、突然と私の脳裏にうかんだ言葉が題名の難しい言葉です。
私は高校生時代に卓球部で活動していました。活動場所は剣道場で、剣道部と1日交代で練習していました。東京市立一中という伝統校の流れを組む高校だったこともあり、剣道場には大切な掛け軸を飾る場所が道場の前壁中央にありました。そこに飾られていたのが、この「兀兀地 非思量」という禅の言葉です。

なぜこの言葉が、天から降ったように思い出されたのか? あらためて意味を確認しました。

兀兀地とは、何にも動じない大きな山の上の方にある、草木も茂らないような土地のことで、どんな風が吹いても、草木がないからザワつかず、フラつかず、大山の土地だからビクとも動かない不動の境地を示す。努めて休まず、学び続ける姿となります。

非思量とは思量するに非ず。つまりあれこれ考えず、静かな心を保つこと。

二つをつなげれば、私たち矢口タートルズは、何があっても動じることなく、堂々と、これまでやりきってきたことをそのまま発揮すればよいのだ。このように言えそうです。


実は今日の授業で6年生は、狂言師、野村家の方々の演じる「柿山伏」をわけも分からずといった雰囲気で鑑賞していたのてすが、そんな日本の超伝統的な刺激も感じて、突然、「兀兀地 非思量」の言葉が出てきたのかもしれません。

矢口タートルズの子供たちは、そこまで練習を重ねたと自信を高めましょう。
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昨日休んで一気にチーム上昇状態に

普通のチームなら、この予選前には土曜も日曜も練習試合をしているところですが、先週土曜日に行った練習試合の様子を見ていて、子供たちは相当疲れているなと感じましたので、あえて日曜日を休ませました。

そして今日の練習です。
期待通り、子供たちのエネルギーが完全に回復して、予選に向けての様々なフォーメーション練習を楽しそうに行っていました。
また、今日はサーブのトスの高さと、フォロースルーのやり方を、私自身が昨日、海外のコーチが子供に指導している動画をみて勉強しました。なるほどサーブがこんなに変わるものなのかと理解した上で、初めて指導する内容で、確かにサーブが良くなった子が複数人いました。このように指導する者が新しい指導技術を手に入れることで、自分史上最高の指導レベル状態になるわけです。その結果、子供たちが成長していく。つまり「指導者のひきだしを増やす→選手が伸びる→さらに指導方法を学ぶ→ますます選手が伸びる」というプラスらせん状態を続けられれば、何年たっても無限に上がっていける。これが私のやり方です。


ギリシャのプラトンという哲学の巨人が、師匠であるソクラテスに問いかけました。
「ソクラテス先生は、なぜそのように人を感化するお力があるのですか?」
ソクラテスいわく、
「シビレエイという生き物がいる。周りの生き物をしびれさせることができる。それはなぜかというと、シビレエイは自分自身がしびれているからなのだ。私の哲学や会話が人に伝わるのは、私自身が学ぶことや考えることにしびれているからなのだ。それを感じ取った人はまた、人から言われなくとも、自分自身から学びの道に入っていくのだ。」
この逸話は、私が大学生の時から座右の銘にして、長い教員生活の精神的な柱にしてきたものです。今、教員生活終盤戦になっても、この柱はまったく変わることなく、私のことを支えてくれます。教育哲学という最強の武器です。

哲学といえば、江戸時代のある藩のおばあさんの話があります。
そのおばあさんは、毎年かなり苦労して農作業をして、年貢を確実に納めていました。ある人がおばあさんに言いました。
「おばあさん、そんなに頑張らなくてもいいんじゃないの。」
するとおばあさんは、
「これはお殿様に召し上がっていただくものだから、一生懸命作るのは当たり前ですよ。」
理屈や打算を超えて、こうすることが当たり前、こうすることが私の生き方、これが哲学である。この逸話もまた、私の教育哲学でもあります。
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体調を整えましょう

どうも夏季大会優勝をゲットするために、チームの調子のピークをもっていってしまったようで、その後の調子が良くありません。怪我人も多く、なんとか東京新聞杯の二次予選には間に合わせてくれることを祈るしかありません。体調の復活が、東京新聞杯のテーマとなってしまいました。

休めるときには、しっかり休みましょう。

監督の私自身も、ここ2週間休んでいないことによる、かなりの疲労感がありますので、明日はリフレッシュの日にさせていただきます。どうやってリフレッシュするかの計画も、実は立てています。

パリオリンピックに出場した選手たちも同じような状況を見せているように私には思えます。オリンピックにピークをもっていったことで、その後の試合成績に影響が出ているように見えます。バドミントン銅メダルのシダマツペアは、8月末の試合では負けました。体調不良が原因でした。卓球団体で銀メダルを取った未成年の張本美和選手は、早くもカザフスタンへの海外遠征をしています。昨日の試合を動画中継で見ましたが、日本選手に負けました。明らかに足が動いていない。オリンピックで活躍した攻める試合にはなっていませんでした。精神的に休む必要があると私は思いました。しかし、次のマカオの試合にも出るようです。金メダルを取った中国選手も休んでいるのにね。


さて、今日は全日本の都大会に出場している地元チームに来ていただいての練習試合でした。
Bチームを新チームのスタート活動にするために、Aチームのレシーブの要となっていた5年生をはずし、6年生だけで試合をさせました。厳しい試合の経験だけは積めたかなという内容で、相手の練習にはあまりならなかったように感じます。

Aチームは相手のパワーあるサーブやスパイクに手こずっていました。
Bチーム(新チーム)の試合で出した2,3年生の活躍は、夏休みの練習の成果がたくさん出ていました。


個人成績上位3人です。
【サーブ得点率】
1位 T.H(5年) 70%
2位 K.Y(3年) 54.5%
3位 F.Y(6年)N.A(6年)I.A(6年) 42.9%

【サーブ成功率】
1位 I.H(6年) 100%
2位 K.Y(3年) 90.9%
3位 T.H(5年) 90%

【サービスエース率】
1位 T.H(5年) 56.7%
2位 K.Y(3年) 36.4%
3位 S.Y(2年) 33,3%

【スパイク成功率】
1位 I.H(6年) 63.6%
2位 T.A(5年) 62.5%
3位 T.H(5年) 54.5%

【総得点】
1位 T.H(5年) 27点
2位 I.H(6年) 12点
3位 T.A(5年) 9点
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第44回 全日本バレーボール小学生大会 全国大会決勝

第44回 全日本バレーボール小学生大会 全国大会決勝


今年の全国大会決勝戦の動画です。
自分と同じポジションの子だけを見ると、動きの参考になります。
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今日は1回クールダウン

昨日の熱戦を勝ち抜いた優勝、そして暑い体育館に1日いた疲労を考え、今日の練習はクールダウンをしました。

軽めのボール慣れ練習と、子供たちにチームメンバーを考えさせての部内練習試合を4セット。さらには、ポジションをセットごとに変えることとして、ほぼ子供任せの練習にしました。ゲーム練習は子供たちにとって一番面白いでしょうから、気分転換のためには一番かと思います。

それでも勝敗がかかると、いろいろと工夫して点を取る作戦を考えるものです。女子エースが試合中に言った言葉が私にとってはとても印象的でした。
「みんな楽しんでバレーをするんだよ!」
と大きな声で伝えていました。
これはきっと岡山県・大元スポーツ少年団さんが、8月9日に矢口小学校に来てくれて、楽しそうにバレーボールや交流ゲームをする姿を見て、よい経験になったのだと思います。大元さんと試合をしていた時の彼女の表情も、レベルの高い相手に自分の力を試していくことを楽しんでいる様子でした。そして昨日の夏季大会でも、矢口タートルズの試合は、みんな楽しそうに勝負していたと私は感じています。

事情があり、しばらく休んでいた「秘密兵器」くんも、今日から練習参加しました。練習中に彼が思わず言葉にした内容が、この夏休みに休まず練習参加した子たちの成長を証明していました。
「えー!どうしてそんなサーブが打てるようになったの?」
「みんな前とぜんぜんちがうバレーをしている!!!」
大丈夫。君も同じように成長してもらって、東京新聞杯で活躍してもらうから。これでセッターもアタッカーもできる子がまた一人増えました。どこまで厚い選手層のチームなのでしょう。そんな子供たちのいるチームで、大人も子供も最高に楽しんで、東京新聞杯にチャレンジしていきたいですね。
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夏休み練習 圧巻の打ち上げ

8月31日。夏休みの練習が終わりました。これまでの30年以上の指導者生活でやったことのない練習日数をやりとげました。6週間の夏休みのうち、4週間(28日間)をバレーボール指導にかけてきました。

今日は練習を休んだ回数が3日以内の子に、毎年やっている「夏休み監督賞」をプレゼントしました。監督賞をもらった子が7人もいることにまずは驚きです。各家庭のご理解、ご協力ありがとうございました。キャプテン一人は欠席数0日。たぶん中学校や高校でもこれほど練習する部活動はめったにないでしょうから、たぶん人生で一番練習した夏休みということになるでしょう。

今日は私だけが知らなかったサプライズもありました。保護者代表の方から、「皆勤賞はキャプテンだけでなく、もう一人います。」と言われたときに、正直、(それは間違いでしょ。欠席0日は1人しかいないはず。)と思いましたが、そのあと、「もう一人の皆勤賞は先生です。」という発表。ああ、なるほど、確かに私自身がすべての練習に出ていたんだなぁと、なんだか不思議な感じがしました。ということで、私にも皆勤賞をいただくことができて、ますますやる気になりました(笑)。

夏休みに、こんなに体育館にいる校長は、日本のどこにもいないと自信をもって言えます。が、他の校長や一般の教員たちはどう思っているのでしょうね。教育界の誰が見ても、やりすぎだろうと思うでしょうが、う~ん、これが生きがいだからしょうがないとしか言いようがありません。いつも思っているのですが、この活動に対して、どんな立場(上下内外関係なく)の方であっても、その誰かが私に文句を言った瞬間に、私は現職を辞職をしてでも、この活動を続けるという覚悟をして行動しています。体育館にいる私は常に「背水の陣」で勝負している戦国武将だと思ってください。

また、私は学年経営や授業については、ありえないほどの自信をもっています。いつでも担任を引き受ければ、信じられないような高いレベルの学級集団に子供たちを育て上げる自信があります。それを捨てて、教育管理職になった理由は、この無私で行っているバレーボール活動には、財政的な後ろだてが必要であり、管理職手当(東京都の場合、月に副校長職約8万円、校長職約10万円)をそれに当てようと思ったからです。つまりそれほど、この小学生バレーボール指導を通して、子供たちが信じられない成長をとげていく姿が、たまらなく大好きだからです。

夏休みの3分の2を練習に明け暮れた矢口タートルズは、間違いなく過去最高レベルのチームになりました。明日の夏季大会ではとうぜん優勝をねらいますが、それは通過点でしかない。目指しているのは11月の「関東大会」です。それをねらえるだけの片りんを、今日の練習の最後に試してみました。もう少し時間をかけて練習すれば、セッターも含めた「6人攻撃」ができるチームに仕上げることができるでしょう。そんなチームは全国大会でもなかなかありません。

どこまでやれるか、自分たちの可能性にチャレンジすることを最高の楽しみにして、練習を重ねていきましょう。

私がイメージしている秋の試合は、このアンジュルムのような「ドンデンガエシ」です。
もりあがっていきましょう!

アンジュルム ドンデンガエシ / COUNTDOWN JAPAN 23/24


ついでに試合をしていて、このくらいにぎやかにできればいいなぁと思う。
矢口タートルズの子供たちは「大器晩成」です。
どんな試合もひっくり返せ!!!

「大器晩成」/アンジュルム(2024.6.19 横浜アリーナ) 佐々木莉佳子 FINAL「愛情の世界へ、君もおいでよ」
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選手層の厚さなら負けない!

今日も東京都夏季大会に向けての調整練習をしました。

今の矢口タートルズの強みは、ほぼ同じレベルのチームを2つ作れることです。これによって、他チームとの練習試合に出ることなくても、チーム練習で真剣勝負できることで、私の考えるチーム作りができる点にあります。
今、公式戦である程度通用するアタッカー(他チームならレギュラーアタッカーになれる子)は、6人に増えました。つまり大会で試合に出られないアタッカーがいるくらいのチーム状態です。競技方法が許すなら、2チーム出場させてもおかしくない状況です。

小学生バレーボールの現状としては、公式大会に出場できるのは、各団体1チームとなっています。ここにひとつの提案をしたいと思います。選手とスタッフがそろうなら、2チーム以上を出場させても良いのではないかということです。うちでしたら、「矢口タートルズA」「矢口タートルズB」として、大会出場できないでしょうか。(チーム裏事情では指導者資格をもつ大人がいないため、2チーム出場は無理です。)

私自身が小学生時代には、野球チームで東京都の上位にいたことがあります。
6年生の東京都大会では優勝することができ、関東大会に出場したことを鮮明に覚えています。
このチームは選手層が本当に厚く、ある小さな大会ではABの2チーム出場して、私がBチームのエースピッチャーとして投げ、なんとAもBも勝ち進み、A対Bで決勝戦を戦ったことがあります。

今回の東京新聞杯は、嬉しいことに混合の部に出場するチーム数が46チームと過去最高になりました。
それでも、男女大会、混合大会において、Bチームが出られる団体を公式チームとして認めることができれば、もっとチーム数が増えることになります。出場できる子供たちやスタッフの経験値も確実に上がります。
どこかのチームが、AチームもBチームも決勝戦に勝ち進み、あろうことかBチームが優勝するということがあっても良いのではないでしょうか。

いろいろな競技方法を柔軟に生み出していくことによって、小学生バレーボールをする子供たちがもっともっと増えることを願っています。


さて、今日の矢口タートルズの練習を振り返ってみると、「夢は限りなく広がる!」といった練習内容でした。
夏休み全6週間のうち、4週間も練習してきた力は、子供たちの中に確実に備わりました。
練習最後のミーティングでも次のように伝えました。

「おととい、東京新聞杯の監督会議に行ってきました。他のチームの監督が集まる会議だから、夏休みのことや、チーム状況のことを自然と話すんですよ。その話を受けると、矢口タートルズの君たちは、間違いなく夏休みに一番練習している。はっきりいって、ありえないほど練習している。東京で一番練習しているのだから、当然、日本一練習していることになるはずです。そのことに自信をもって、これからの大会にチャレンジしていこう。目標は都大会出場ではなく、関東大会出場に変えよう。」

あとは子供たちの力をすべて発揮させられるよう、私が命がけで挑むだけです。
心がしびれる9月を迎えます。

保護者の皆様の、全力応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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2024年 今年の夏休み こんな思い

ZONE「secret base ~君がくれたもの~」MUSIC VIDEO


この歌って、20年前に辰巳ジャンプの子供たちが井上車の中でいつも歌っていた曲です。
20年たって、今年の夏休み。矢口タートルズ。
私の人生でこれほどの日数、バレーボールの練習をしたことはありません。
大きな希望をもって、これからの大会に臨んでいけたら最高です。
子供たちに最高の思い出を作れたらと思います。
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